SearchSearch

STAGE 不器用な人間たちが繰り広げる日常にいい意味でイライラ

2012.10.22Vol.567STAGE
 真面目に生きれば生きるほど周りから見ると滑稽に映る、感情が行きすぎた場合の怖さとおかしさ、平凡と思われていた人が時折見せる異常な行動……一皮むけると人間とはなんと面白いものなのか。ここの登場人物たちを見ているとこんな感想が浮かんでくる。そして、そんな不器用な人間たちが繰り広げる日常を、ちょっとばかりの刺激と不愉快なエピソードを織り交ぜて描き出す——劇26.25団はそんな劇団。  今回の舞台は関東の外れにある小さな町。弁当屋を営む女とその娘の暮らす家に、ある日、娘と異母兄弟の男がやってくる。3年ぶりの再会。実は女と男はある秘密を共有しており、男はある決意をここに持ってやってきたのだった…。  重苦しいエピソードや人間の不気味な習性で“重さ”を描くことが多いのだが、今回はその重さをよりリアルな出来事で表現。よりイライラさせられそうな——そんなところにも思わず期待してしまう。

SPECIALINTERVIEW 監督 井筒和幸×妻夫木聡

2012.10.22Vol.569未分類
240億円の金塊に挑むのは、心に闇を抱えた6人の男たち! 高村薫の傑作ミステリーを鬼才・井筒和幸が映画化。主人公を演じる妻夫木聡と井筒監督がジャパンノワールの黎明を語る!

小池田3連覇!鈴木雪辱ならず 大自然に挑んだWERIDE三宅島エンデューロレース

2012.10.22Vol.569今日の東京イベント
2000年の噴火災害からの復興を目指し、2007年からスタートしたバイクイベント「WERIDE三宅島」。今年も3回目となるオフロードレース「エンデューロレース」が、13日に開催された。同レース以外にも、島内観光やオンロードツアーなどのプログラムも用意され出場者も応援者も三宅島を堪能できるイベントとなった。

東京タワー 今度の土日はゆるキャラ&そば! 「瀬戸内フェア2012」・「常陸秋そば」

2012.10.22Vol.569今日の東京イベント
 東京タワーでは、今週末も楽しいイベントが目白押し! 27日の土曜日には、「瀬戸内フェア 2012〜つながる瀬戸内つなげる想い〜」が開催。呉市、倉敷市、福山市、松山市、阿南市、広島市、岡山市、下関市の8市のゆるキャラたちが首都圏に初めて大集合、瀬戸内の魅力を存分にアピールする。東京タワーのゆるキャラ“ノッポン兄弟”と感動の対面なるか!?  会場には瀬戸内の旬な情報が満載な「せとうち8都市PRコーナー」も設置。簡単な「せとうちクイズ」に答えて、素敵な「瀬戸内グッズ」をゲットしよう!   またフットタウン3階「タワーギャラリー」では、11時30分、13時30分、15時30分の3回、「せとうちじゃんけん大会」を開催。じゃんけんに勝って、瀬戸内のおいしさをぎゅっと詰め込んだ豪華な「瀬戸内パック」をもらっちゃおう! そして、マザー牧場カフェでは、瀬戸内のフルーツを使用した“せとうちスイーツ”を販売。マザー牧場と瀬戸内の夢のコラボで誕生した特製スイーツは、27、28の2日間のみ販売。限定50食なので、瀬戸内の極みを食したい人は、マザー牧場カフェへ急げ!  そして28日は、「常陸秋そば in 東京タワー」が東京タワー1階正面玄関前で開催される。茨城県常陸太田市は、昼夜の気温差が大きい気候と傾斜地に開いた畑の土壌を生かした良質なそばの産地として江戸時代から続く田園都市。香り高く、滋味あふれる「常陸太田産そば」は、そば職人からも高い評価を得るほどの人気の品種。そんな常陸の秋そばを、古くから各家庭やそば店で愛されてきた「けんちん蕎麦」にして、1杯500円で提供する。肌寒いこの季節に、体だけではなく、心も温めてくれる素朴で優しい常陸太田ふるさとの味「常陸秋そば けんちん蕎麦」を、秋空をバックにそびえ立つ東京タワーを見上げながら、ぜひ味わって!

テディベアの癒しの森が六本木ヒルズに登場

2012.10.22Vol.569今日の東京イベント
 ドイツ・シュタイフ社のテディベア生誕110周年を記念する『TEDDY BEAR —天空の森—展』の記者発表会が18日、六本木ヒルズの東京シティービューで行われ、テディベアアンバサダーを務めるタレントの高見恭子や、オークションベアのデザインを担当したモデルの森星、俳優の若尾文子らが出席した。  同展はテディベアの魅力を五感で楽しめる、体験型の展覧会。世界最高額というルイ・ヴィトンデザインの貴重なテディベアをはじめ、著名人デザインのテディベアチャリティーオークションや制作実演、日本未発売の記念品販売など、さまざまな企画が用意されており、子供から愛好家まで幅広く楽しめる展覧会となっている。  セレモニーでは森や若尾が自分で衣装デザインしたテディベアを披露。森は「テディベアというと好きな人にプレゼントしたり、友好のシンボルというイメージがあって、キューピッドのデザインにしました」と、出来栄えに満足な様子だった。  11月18日まで六本木ヒルズ 森タワー52階 東京シティビューにて開催中。

おつまみの世界が広がる缶つまセミナー

映画監督・若松孝二さんが交通事故で死去

オオカミバンドが経済産業省を表敬訪問

2012.10.22Vol.569未分類
 オオカミロックバンド、MAN WITH A MISSIONが、17日、経済産業省を訪問した。経済産業省が主導する『コ・フェスタ2012 グランドセレモニー』の出演要請を受けての訪問で、商務情報政策局・永塚誠一局長から、出演を正式要請されるとともに、コ・フェスタ実行委員会の松谷孝征副委員長から「すき焼きをごちそうします」と提案されてすぐさま快諾、その場で出演確認書に双方が調印した。メンバー中で唯一、人間の言葉を話せる Jean-Ken Johnny (ジャンケン・ジョニー)は「国ノ中枢カラノ要請トイウ事デ、緊張シテヤッテ来マシタ。海外トノ文化交流ノ架ケ橋ニナリタイ!」と意気込みを語った。セレモニーは24日にZepp Diver City Tokyoで開催される。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

紅白司会に堀北&嵐! 松潤「梅ちゃん先生で」

2012.10.22Vol.569未分類
 嵐と堀北真希が大みそか放送の「第63回NHK紅白歌合戦」の司会に決定し、16日、渋谷のNHKホール前野外広場で会見した。3年連続白組司会の嵐に対し、紅組司会は同局『梅ちゃん先生』に主演した堀北が初挑戦。朝ドラヒロインの登板は松下奈緒、井上真央に続き3年連続だ。堀北は「普段は女優としてセリフで思いを伝えますが、紅白では自分の言葉で表現できるように特訓します」と初々しく決意表明した。嵐の櫻井翔は「今年はロンドン五輪で日本がひとつになったが、年末は歌でひとつになれるようなお手伝いをしたい」と約束。松本潤が「梅ちゃん先生の格好で司会をしてほしい」とリクエストすると、堀北は「大丈夫です」と笑顔でこたえた。総合司会は同局の有働由美子アナウンサーが務める。

生田斗真が高知で実感!?「宇宙人になりたい」 

2012.10.22Vol.569未分類
 23日にスタートする新ドラマ『遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル〜』(フジテレビ系、火曜午後9時)の完成披露試写会が、17日、お台場シネマメディアージュで開かれ、主演の生田斗真ら主要キャストが登壇した。  ドラマは、高知・四万十川を舞台に、それぞれ事情の異なる男女7人のリアルを描く、青春群像劇。四万十市で2週間撮影してきたという生田は「川がきれいで景色に説得力がある。素晴らしいところ」とアピール。さらに、「カツオやうなぎ、お酒もおいしくて、飲み屋のおじさんとも仲良くなりました」と振り返り、劇中で真木よう子らが使う四万十地区の方言「幡多弁」についても、「味があってかわいらしくて、キュンときた。方言は男子がキュンとなる要素だと思う」と、すっかり四万十に魅せられたようだった。  ドラマでは、突然派遣切りにあい、偶然求人募集を目にしたことから、縁もゆかりもなかった四万十に行くことを決めた主人公を演じる。タイトルにからめて「人生をリニューアルするなら、何になる?」と問われると、生田は「宇宙人になりたい。ロケ中に星がきれいで、宇宙を感じたので」と“壮大”な夢を語った。  この日は、真木よう子、桐谷健太、香椎由宇、柄本佑、木村文乃、国仲涼子も出席した。トークショーでは、持ってくるべきものを忘れたという柄本を何かにつけ引き合いに出すなど、現場の和気あいあいとした雰囲気があふれ出ていた。  初回は15分拡大で放送する。

西岡がドネアに9R TKO負け

2012.10.22Vol.569未分類
 世界ボクシング評議会(WBC)同級名誉チャンピオンの西岡利晃(帝拳)と世界ボクシング機構(WBO)同級王者のノニト・ドネア(フィリピン)による世界スーパーバンタム級王座統一戦(12回戦)が13日、米カリフォルニア州カーソンで行われた。  試合は4階級制覇の実績を持つドネアが終始優勢に進め、6Rに左アッパーでダウンを奪う。西岡は9R、ジャブの連打で前に出るも、その直後に右ストレートを食らって2度目のダウン。陣営がレフェリーにストップを要求し、9回1分54秒、TKOでドネアが勝利を収めた。

ザックジャパンがフランスに初勝利 ブラジルには完敗

2012.10.22Vol.569未分類
 サッカー日本代表は欧州遠征でフランス(12日=フランス・サンドニ)、ブラジル(16日=ポーランド・ウロツワフ)と国際親善試合を行い、フランスに1−0で勝利し、ブラジルに0−4で敗れた。  フランス戦では前半は敵地特有の雰囲気と足場の悪さもあり、ボール保持率は40%にとどまり猛攻を許した。しかし後半、乾の投入で流れを引き寄せると43分、セットプレーのこぼれ球を拾った今野が速攻を仕掛け、パスを受けた長友の右クロスをゴール正面に詰めた香川が右足で流し込み先制。6度目の挑戦で初めてフランスを破った。W杯優勝国をホーム以外で初めて破る記念すべき勝利だった。  しかし続くブラジル戦では圧倒的なスピードとテクニックの差を見せつけられた。  フランスほど身体能力を押し出した戦いをしてこないブラジルに対し、ザッケローニ監督はスピードで対抗しようと、1トップにはハーフナーではなく、右ふくらはぎ打撲から復帰した本田を配置。2列目の清武、中村、香川との4人で敵陣を脅かし、主導権を握ろうと試みた。しかし前半12分、ぽっかりと空いたスペースからパウリーニョがつま先で豪快にねじ込み、26分にも今野がPKを与えて、早々と2点のリードを許した。後半開始直後にもネイマールに個人技から追加点。後半31分には所属先で出場機会を失っているカカが4点目を決めた。  随所で細かいパス回しからチャンスを作り、惜しいシュートも放つ場面も見られたが、後半はカウンターを警戒するあまり有効な攻撃が影を潜めた。
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

ザックジャパンがフランスに初勝利 ブラジルには完敗

2012.10.22Vol.569未分類
 サッカー日本代表は欧州遠征でフランス(12日=フランス・サンドニ)、ブラジル(16日=ポーランド・ウロツワフ)と国際親善試合を行い、フランスに1−0で勝利し、ブラジルに0−4で敗れた。  フランス戦では前半は敵地特有の雰囲気と足場の悪さもあり、ボール保持率は40%にとどまり猛攻を許した。しかし後半、乾の投入で流れを引き寄せると43分、セットプレーのこぼれ球を拾った今野が速攻を仕掛け、パスを受けた長友の右クロスをゴール正面に詰めた香川が右足で流し込み先制。6度目の挑戦で初めてフランスを破った。W杯優勝国をホーム以外で初めて破る記念すべき勝利だった。  しかし続くブラジル戦では圧倒的なスピードとテクニックの差を見せつけられた。  フランスほど身体能力を押し出した戦いをしてこないブラジルに対し、ザッケローニ監督はスピードで対抗しようと、1トップにはハーフナーではなく、右ふくらはぎ打撲から復帰した本田を配置。2列目の清武、中村、香川との4人で敵陣を脅かし、主導権を握ろうと試みた。しかし前半12分、ぽっかりと空いたスペースからパウリーニョがつま先で豪快にねじ込み、26分にも今野がPKを与えて、早々と2点のリードを許した。後半開始直後にもネイマールに個人技から追加点。後半31分には所属先で出場機会を失っているカカが4点目を決めた。  随所で細かいパス回しからチャンスを作り、惜しいシュートも放つ場面も見られたが、後半はカウンターを警戒するあまり有効な攻撃が影を潜めた。

新生K−1が両国大会 ミルコが久々の日本で辛勝

2012.10.22Vol.569未分類
 K−1が新体制になってから初めての日本大会である「K−1 WORLD GRAND GP FINAL 16」が14日、両国国技館で開催された。メーンでは約4年ぶりの日本での試合となるミルコ・クロコップがランディ・ブレイクを2−0の判定で破り、12月26日に米ニューヨークで開催予定の決勝トーナメントに駒を進めた。ブレイクはここまで米国のキック界で24戦24勝の新鋭。24勝のうち16のKO勝ちを誇る強打のファイターだ。しかし百戦錬磨のミルコは1Rからペースを握り、ブレイクの強打を封じ込める。そして時折放つ左ハイキックに会場のムードをミルコ色に染めた。2Rにはカウンターの前蹴りがみぞおちをとらえダウンを奪う。ブレイクは金的を主張するが、レフェリーはダウンを認めた。ミルコのKO勝ちを期待する会場だったが3Rに“事件”が起こる。クリンチからのブレイクの離れ際にヒザをついたブレイクを攻撃してしまったミルコが謝罪の意思を示し近寄ったところに、ブレイクが不意打ちの右ストレート一閃。ミルコがダウンを喫する。幸いにも完全KOを奪うほどのパンチではなかったためそのまま試合は続行。結局判定に持ち込まれ、ミルコが勝利を収めた。  試合後ミルコは「誤ろうとしたところで顔を殴られたのがショックだった」としながらも「試合なので起こったことは仕方がない」と冷静な態度に終始した。

長島昭久のリアリズム

2012.10.22Vol.569COLUMN
 去る10月2日、外交安全保障担当の内閣総理大臣補佐官を退任し、約2年ぶりに防衛省へ戻り、副大臣として森本敏防衛大臣を支えつつ陸海空自衛隊を統括する任にあたることとなりました。森本大臣とは2004年に共著(もう一人の共著者は石破茂自民党幹事長!)もあり、米国留学時代にお世話になって以来15年来の師弟コンビなので不安はまったくありません。  ところで、約1年間務めた総理補佐官としては、試行錯誤の繰り返しでしたが、総理を援け官邸を中心とした外交安保政策の推進に力を注ぎ、いくつかの成果も挙げてきたと自負しています。たとえば、昨年末の官房長官談話による武器輸出三原則の緩和措置は、1976年以来約40年ぶりの政策転換です。また、一時期動揺を来した日米同盟を立て直し、4月末のワシントンでの日米首脳会談では、日米安保協力の射程を日本およびその周辺から、アジア太平洋・インド洋地域へ、宇宙から、海洋、サイバー空間へと拡大するとともに、日米の任務、役割、能力分担をさらに深化させる合意を実現しました。さらに、TPPへの参加表明や海洋秩序づくりの提案など、これまで、ともすれば受け身になりがちだった戦後日本の外交姿勢を抜本的に転換しました。9月には日中関係に深刻な緊張が走りましたが、懸案だった尖閣諸島の「所有権移転(国有化)」も実現しました。今後は、事態をこれ以上エスカレートさせることなく、多少時間がかかることを覚悟の上で、両国の戦略的利益(短期的な利害得失に目を奪われることなく、中長期的な視野でアジアの両雄関係を発展させていく利益の共有)に基づいた「新たな日中関係」を構築して行くべく努力してまいります。  さて、防衛副大臣としての最大の使命は、国民の生命財産を守り、主権と国土、領海を護り、国家の生存と繁栄を保障することです。そのためにも、自民党政権以来11年連続で減少してきた国防予算を増額に反転させることが、まず何よりも喫緊の課題です。2年前、党の外交安全保障調査会事務局長として策定に関わった防衛計画の大綱に盛り込まれた南西方面の防衛態勢強化を中核とする「動的防衛力」の整備を行うためにも、必要な予算を確保せねばなりません。また、日米同盟の健全な発展のためには、オスプレイの配備が開始された普天間基地の移設を加速させ、併せて米海兵隊のグアム移転に伴う嘉手納基地以南の土地の返還を推進し、沖縄の皆さんの負担を目に見える形で軽減していくことも、私の重要な使命です。いずれにせよ、一日一日に全身全霊全力を傾けて国防の任務に邁進してまいります。 (防衛副大臣 衆議院議員 長島昭久)

キーワードで読むニュース -TOKYO HEADLINE-

iPS移植の森口氏が帰国「結局は嘘」「治療は1例だけ」

2012.10.22Vol.569未分類
 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から心筋細胞を作り、患者の心臓に移植する世界初の臨床応用を行ったとしていた日本人研究者、森口尚史氏(48)は13日、米ニューヨークで記者会見し、これまで米国で6人の患者に移植を行ったとする説明を変更し、「治療はやったが1例だけだった。結局は嘘になってしまった」と述べた。この1例についても手術時期を「今年2月」から「昨年6月前半」に訂正した。  さらに、米マサチューセッツ総合病院で治療したとしていたが、「連携の別の病院で実施した」とこれまでの証言を変えた。しかし、同病院は12日、治療が病院で実施された形跡は見つからず、研究の承認申請が倫理委員会に提出されたこともないとする声明を発表し、森口氏の説明を全面的に否定している。  また同病院は、過去に森口氏とiPS細胞に関する論文の共著があるレイモンド・チャン医師からの聞き取り調査で、同医師が「森口氏が発表したiPS細胞の治験の経緯について何も知らない」と説明したことも明らかにした。  森口氏は15日には米国から帰国。その後、所属先の東大病院から事情聴取を受け、「1件はやった。証明できる人は出てきてくれない。証拠が出せない以上、やったと言えないことが残念」と述べた。病院側はこの1件について「素直にそうだなとは思っていない」と疑問があるとの見方を示した。

Copyrighted Image