五輪招致委員会新会長に猪瀬都知事「絶対成功させたい」

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 2020年に東京にオリンピックとパラリンピックを招致することを目的とした招致委員会は21日、都庁で、第7回理事会を開催し、同委員会会長に猪瀬直樹東京都知事を選出した。

 猪瀬知事は、 「今、政府が行っている物価上昇率の設定ターゲットの議論も非常に重要だが、気持ちにのなかでインフレーションがないと。みんな気持ちがデフレ。2020年という目標があることは、東京、被災地にとって大きい」と、東京にオリンピック・パラリンピックを招致することの重要性を改めて語り、「今回の招致、絶対に成功させたい」と、意気込んだ。

 同委員会はこの日、招致運動に協力する「招致アンバサダー」に、オリンピアンの太田雄貴選手(フェンシング)と澤穂希選手(サッカー)、吉田沙保里選手(レスリング)、パラリンピアンの鈴木孝幸(水泳)、土田和歌子選手(陸上)の5名を任命したことも発表。「招致アンバサダー」は今後、増員していく予定で、公式行事などでプレゼンターを務めたり、記者会見に出席するなど、招致活動に積極的にかかわっていく。

 澤選手と鈴木選手は、来月7日、招致委員会らとともにスイス・ローザンヌにある国際オリンピック委員会(IOC)に立候補ファイルを提出する予定。同10日にロンドンで行われる予定の記者会見にも出席する。また、来月1日の全日本サッカー選手権大会決勝で、澤選手と吉田選手がPR活動を行う。