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「大泉洋は嫌いでも…」元AKB48川栄李奈「それはダメです!」

2024.06.14 Vol.web original

 

 映画『ディア・ファミリー』の初日舞台挨拶が14日、都内にて行われ、俳優の大泉洋、菅野美穂らキャスト陣と月川翔監督が登壇。バルーンカテーテル開発秘話を描く物語にちなみ、実際に救われた人からの手紙を菅野が読み上げ、会場も感動に包まれた。

 小さな町工場の社長が心臓病疾患持つ娘の命を救うため人工心臓の開発を始め、その後、IABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを誕生させた実話をもとにした感動作。

 初日を迎えた喜びと、作品が“独り立ち”していくさみしさを口にしていた大泉だったが「家族について思うこと」を聞かれると「私の両親に、映画というのは初日から3日間が大事だから見に行けと言うんですけど、もう87歳と高齢で。年寄に3日間の間に行けと言われてもね…と言うので、いいから行け!と…」と毎度のぼやき。ところが娘たちを演じた福本莉子、川栄李奈、新井美羽が一様に家族の大切さと感謝を口にするのを聞いて「やっぱり親に、今週末じゃなくてもいいと電話します」を急に殊勝な顔をし、会場も大笑い。

 この日は、4歳の息子の命がバルーンカテーテルで救われたという女性が本作を見た思いをつづった感謝の手紙を、菅野が代読。「医療従事者の方には感謝を伝えてきたけれど医療機器に対して思ったことがなかった」と、バルーンカテーテル開発秘話描いた本作に感謝を綴る言葉に、菅野も読み上げながら涙声。大泉も感動の面持ちで聞いていたが「夫に映画を見に行きたいと言ったら、まさかの行きたくないとの返事。大泉さんに泣かされたくない、と…。本当は見たいのが分かっていたので見に行き、夫も号泣していました」との言葉に苦笑。

 最後に大泉は「この映画は、娘を亡くしてしまった家族の話ではないんだ。こんなにも誰かのために何かを始めたいという気持ちにさせてくれる映画はないと思う。“ドン”と強く背中を押してくれる映画」と熱く語りつつ「大泉洋に泣かされるのは悔しいと思う方もいるかも分かりませんが…大泉洋は嫌いでも『ディア・ファミリー』は嫌わないでください!」と、AKB48時代の前田敦子の“名言”をパクり、元AKB48の川栄から「大泉さん、それはダメです! 大泉さんのではないです」と釘を刺され、会場は笑いに包まれていた。

 この日の登壇者は大泉洋、菅野美穂、福本莉子、川栄李奈、新井美羽、松村北斗、月川翔監督。

松村北斗、大泉洋の無茶ぶり「SixTONES、オレのために1人辞めさせて」に「バカを言うんじゃない」

2024.06.14 Vol.web original

 

 映画『ディア・ファミリー』の初日舞台挨拶が14日、都内にて行われ、俳優の大泉洋、菅野美穂らキャスト陣と月川翔監督が登壇。大泉の「マニア」だと言う松村北斗が自身のグループSixTONESで大泉が脚本を書いた舞台を映画化するという夢を明かした。

 小さな町工場の社長が心臓病疾患持つ娘の命を救うため人工心臓の開発を始め、その後、IABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを誕生させた実話をもとにした感動作。

 娘を救うため、何も知識のないところからバルーンカテーテルを開発するという大きな夢を実現させた主人公にちなみ「叶えたい大きな夢は」という質問。

 松村北斗が「僕は大泉さんのかねてからのマニアで…」と主演・大泉洋の熱狂的なファンぶりを語り「いつか大泉さんの舞台をどれかリメイク的な…」と言うと、大泉は「ええっ、それは素晴らしい。やって!SixTONESで“下荒井兄弟(『下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。』)”やって」。

 松村は“原作者”の快諾ぶりにたじろぎ「大泉さんが脚本を書かれた5人兄弟の話なんですけど…。僕、仲間があと5人いまして…1人多いんですよね(笑)」。

 すると大泉は「誰か辞めさせてよ。オレの作品のために誰か1人辞めさせてよ」と無茶ぶりをし、松村は困惑しつつも「バカを言うんじゃないですよ(笑)。1人欠けたら意味ないんです、ウチは。そんなことになったら一生恨みますよ」と断固拒否。

 一方で「でも、あとの5人が大泉洋にどれだけ熱を持っているか。すごい俳優さんだくらい。マニアは僕くらい」と言う松村に、大泉は「君ほど熱無いの? ジェシーとか無いの?」と詰め寄ったが、松村は「ああ大泉さんね~、ハッハッハ」とジェシーのマネをし、大泉はぶぜんとしつつも「SixTONESにやってもらえるよう6人バージョンで書き直します」。

「台本料はだいぶ入るだろう」と算段をする大泉に、松村が「小さい劇場でやってやろ(笑)」と独りごち、会場も大笑い。

 さらに、心臓疾患を抱える次女・佳美を演じた福本莉子が「今回、大泉さんとは親子役でさみしいシーンも多かったので、今度は元気な姿でバディ役をやってみたい。デコボココンビとか」と提案すると大泉は「バディ!いいね」とノリノリ。ところがそこに松村が「(別の取材で)僕とも“バディいいじゃないですか”って…。“何バディ”やるつもりですか」とやきもち?

 大泉は「ここにいる全員とバディを組みたい」とお茶を濁し、自身の夢はと聞かれると「日本の映画で海外の素晴らしい賞を取れたら…。バディ募集中!」と大きな夢を語っていた。

 この日の登壇者は大泉洋、菅野美穂、福本莉子、川栄李奈、新井美羽、松村北斗、月川翔監督。

 

【明日何を観る?】『ディア・ファミリー』

2024.06.13 Vol.758

 世界で17万人の命を救ってきた“命のカテーテル”誕生秘話に込められた感動の実話を映画化。

 娘の命を救うため、カテーテル開発に挑む町工場の経営者・坪井宣政役に大泉洋。実際に愛する一人娘を持つ大泉が、娘が亡くなってしまうという辛い難役を全身全霊で演じきる。妻・陽子役に菅野美穂。心臓疾患を抱える次女・佳美役に『今夜、世界からこの恋が消えても』の福本莉子。三女・寿美役に新井美羽、長女役に川栄李奈。“死を待つだけの10年”か、“不可能に挑む10年”か。医療の世界とは全く無縁だった平凡な町工場の男が、後に医療界を揺るがすことになるあまりにも大きな奇跡を生み出した理由とは…。

川栄李奈「この業界に入って初めて言った」“もう1回撮らせてください”が「10回撮り直しに」

2024.04.24 Vol.web original

 

 映画『ディア・ファミリー』(6月14日公開)の会見が24日、都内にて行われ、俳優の大泉洋、菅野美穂、福本莉子、川栄李奈、新井美羽と月川翔監督が登壇。長女役を演じた川栄が女優魂あふれる撮影エピソードを明かした。

 小さな町工場の社長が心臓病疾患持つ娘の命を救うため人工心臓の開発を始め、その後、IABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを誕生させた実話をもとにした感動作。

 まさに家族の団らんそのもののトークを繰り広げた父役の大泉、母役の菅野と三姉妹を演じた福本、川栄、新井たち。

 月川監督から「ベテランの俳優さんの安心感と子供のような瑞々しさを併せ持つ方」と絶賛された川栄は「私も月川監督を信頼していて。普段、私は監督がOKと言ったらそれがOKだと思っていて、自分があまり納得していなくても“もう1回”と言ったことはなかったんですが、今回どうしても納得いかなかったシーンがあったので、この業界に入って初めて“もう1回やらせてください”と言ったんですけど、もう1回と言ったからには、1回でやらないといけないんだと思ったら、焦る川栄李奈が出てきてしまって…10回以上…(撮り直しに)」と明かし「福本莉子ちゃんも新幹線の時間があったのに1時間以上押してしまって」と恐縮しきり。

 それを聞いた大泉も「諸刃の剣だね、1回と言ったからにはさっきよりいいものを1回でやらなきゃって」とうなずき、月川監督も「自分がOK出したものを超えるまでやらなきゃいけなかったから。でも最後に一番いいのが撮れた」と太鼓判。

 劇中では、そんな川栄のセーラー服姿に、大泉が「これが最後のセーラー服ですと言っていて。そのときすでにお子さん2人いたんだよね」と感嘆。さらに「最近は小学生をやられていて…」と舞台『千と千尋の神隠し』で千尋役を演じている川栄に脱帽。

 川栄も「大泉さん、菅野さんという大先輩と家族として近くで芝居できたのがうれしかった。菅野さんの明るさは見習いたいし、大泉さんは、ある日突然、オレは紅白で歌うのが夢なんだと語られてて、その後、本当に出場されていたので言霊って大事なんだなと思いました」と目を輝かせていた。

 この日の登壇者は大泉 洋、菅野美穂、福本莉子、川栄李奈、新井美羽、月川翔監督。

大泉洋、菅野美穂の印象聞かれ「僕の中で柳沢慎吾さん以来…」会見で“夫婦コント”も

2024.04.24 Vol.web original
 
 映画『ディア・ファミリー』(6月14日公開)の会見が24日、都内にて行われ、俳優の大泉洋、菅野美穂らキャストと月川翔監督が登壇。本格初共演で夫婦役を演じた大泉と菅野が互いの印象について爆笑トークを繰り広げた。
 
 小さな町工場の社長が心臓病疾患持つ娘の命を救うため人工心臓の開発を始め、その後、IABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを誕生させた実話をもとにした感動作。
 
 本格初共演はこれが初という大泉と菅野。互いの印象を聞かれると、菅野は「大泉さんはいろんな顔をお持ちで。番組も持ってらっしゃるし、舞台もされますし、歌い手として紅白にも出場されて。それぞれの道で、そこまで行けたら…というところまで行っている方。一方で親しみやすいパブリックイメージだけど神経質なところがあるのではと思ったんですけど、お会いしたらそのままでした(笑)」と言い、家族の雰囲気を作り上げることができたのも「大泉さんのおかげ」と感謝。
 
 一方の大泉は「明るい方とは思っていたんですが私の想像を突き抜けて明るい方だった」と驚きを振り返り「菅野さんが現場に入ると控室から聞こえる笑い声で分かるんです。“山賊たちの晩さん”みたいな…親方、今日も上手くいきましたね、ハッハッハ~みたいな。僕の中で、現場入りすると分かる人は柳沢慎吾さん以来」と独特の例えで説明し「元気をもらえる。歩くパワースポット」と評し一同爆笑。
 
 物語にちなみ「無理だと思われても乗り越えたこと」を聞かれると、すぐに思いつかない様子の大泉は共演陣に話を振り、菅野にも「どうだい、母さん?」。すると菅野も「あなた、私、この間タケノコ堀りに行ったのよ。山を乗り越えたわ」と夫婦コントを始め、娘たちも大笑い。一方の大泉も、昨年の紅白出場で緊張したエピソードを語り「娘たちはちゃんと話したのに、お父さんとお母さんは映画と関係ない話をしてしまって」と苦笑。
 
 娘たちを演じた福本莉子、川栄李奈、新井美羽たちの劇中での制服姿を、目を細めて振り返っていた2人。大泉が「川栄さんがしみじみと“これが最後のセーラー服です”とおっしゃっていて」と言えば菅野が「ぜひ劇場でご覧ください!」と息ピッタリ。
 
 本作を経て、大泉が「改めて、日常を大切に生きなきゃと思った」と言うと、菅野も「私も私生活では子育て中で、毎日必死。劇中で家族そろって食事をするシーンがあって、これ以上の幸せは無いんだと思いました。その幸せをかみしめる暇がないくらい忙しいけど、それは当たり前のことじゃない。子どもたちと過ごせる時間は永遠ではないんだなと思いました」と、父と母の表情。
 
 最後に大泉は“家族”に向け「これから我々は宣伝ファミリーとなって頑張っていこうじゃないか! 休みの日は全部宣伝だ!」と演説し“坪井家”のチームワークをアピールしていた。
 
 この日の登壇者は大泉 洋、菅野美穂、福本莉子、川栄李奈、新井美羽、月川 翔監督。

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