日本のアートファンがこよなく愛する芸術家たち「ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」

2019.10.19 Vol.723
 日本・オーストリア友好150周年を記念して開催される、ハプスブルク家ゆかりのコレクション展。13世紀末にオーストリアへ進出後、同地を拠点に勢力を拡大し、広大な帝国を築き上げたハプスブルク家。15世紀以降、神聖ローマ皇帝の位を世襲し、ナポレオン戦争を引き金に同帝国が解体したのちは、後継のオーストリア帝国(1867年にオーストリア=ハンガリー二重帝国に改組)を統治。数世紀にわたって広い領土と多様な民族を支配し、ヨーロッパの中心に君臨し続けた。また同家は、質量ともに世界屈指のコレクションを築いたことでも知られている。同家本流による蒐集品の主要部分は、今日のウィーン美術史美術館における収蔵品の核となっており、本展では同館の協力のもと、絵画、版画、工芸品、タペストリー、武具など100点を展示。5章7セクションの構成で、ハプスブルク家のコレクションの礎を築いた神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世(1459-1519)から、美術史美術館の建設者でもあるオーストリア=ハンガリー二重帝国「最後の皇帝」ことフランツ・ヨーゼフ1世(1830-1916)まで、同家の人々の紹介も合わせ、そのコレクションの歴史に迫る。大公レオポルト・ヴィルヘルムが所蔵していたマンフレーディの《キリスト捕縛》など、国立西洋美術館のコレクションとハプスブルグ家ゆかりの品もお見逃しなく。

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