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中村寛が王者・直樹との5Rの激闘の末、判定勝ちで悲願の王座獲得。「認めています」と遺恨清算【RISE167】

2023.04.22 Vol.Web Original

「RISE167」(4月21日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「RISEライト級(-63kg)タイトルマッチ」で王者・直樹(BRING IT ONパラエストラAKK)が中村寛(BK GYM/同級3位)を相手に初防衛戦に臨むも、5R判定で中村が勝利を収め、王座が移動した。

 直樹は2021年1月の「RISE145」で行われた王座決定戦で秀樹を破り、王座を獲得。その後、ノンタイトル戦で白鳥大珠、ジャルンチャイ・ライオンジムに勝利を収めるも昨年4月にはスーパーライト級王者の山田洸誓との王者対決でKO負け。8月にはGLORYに乗り込んでデニス・ウォシクと対戦するも判定負け、10月には「RISE WORLD SERIES 2022」でチャド・コリンズにKO負けと現在3連敗中。

 対する中村はRISE参戦当初こそ黒星が先行したが、昨年4月の北井智大戦から4戦3勝(2KO)1敗と覚醒。今回のタイトル挑戦を実現させた。

ライト級戦線に新たなる強豪出現。初参戦のキム・ギョンピョが一本勝ち。宇佐美は連勝ストップ【RIZIN.41】

2023.04.01 Vol.Web Original

 RIZINの2023年初戦となる「RIZIN.41」(4月1日、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)で宇佐美正パトリック(Battle-Box)とキム・ギョンピョ(韓国/Redhorse MMA)が対戦し、ギョンピョがスリーパーホールドで一本勝ちを収めた。

 ギョンピョは第3代HEATライト級王者でROAD FC、修斗、AFCなどさまざまな団体でキャリアを積み、今回がRIZIN初参戦。2人は昨年6月に行われた「ROAD TO UFCトーナメント」にエントリーされ、勝ち進めば準決勝で対戦する可能性があったのだが、宇佐美は減量失敗により欠場、ギョンピョは1回戦で中国のアシカルバイ・ジンエンスビエクにTKO勝ちを収めるも10月の準決勝ではインドのアンシュル・ジュブリ相手に判定負けを喫した。

 1R、センターを取るのは宇佐美。遠めの距離で左ジャブを出し合う。宇佐美が右ローを放つとギョンピョはそこにタックルを合わせてあっさりテイクダウンに成功。ギョンピョは上を取ってハーフガード。ガードに戻そうとする宇佐美。離れて大きなパウンドを放つギョンピョだったが、宇佐美は三角にとらえかける。外したギョンピョがパウンド。宇佐美は蹴り上げで距離を取ろうとするがギョンピョは足をさばくと再びグラウンドで上を取る。パウンドを嫌がり、立ち上がろうとした宇佐美のバックを取ったギョンピョが後ろからパンチ。そして引き倒し、グラウンドに持ち込むと右腕を首に差し込み、電光石火のスリーパーホールド。宇佐美がタップし、ギョンピョが一本勝ちを収めた。

大沢文也が予告通りの判定防衛に「倒すなんて一言も言ってないし」【Krush.145】

2023.01.22 Vol.Web Original

「Krush.145」(1月21日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「Krushライト級タイトルマッチ」で王者・大沢文也(ザウルスプロモーション)が里見柚己(team NOVA)を3-0の判定で破り初防衛に成功した。

 大沢は昨年4月、瓦田脩二を破り悲願の王座獲得。8月にはK-1福岡大会でデンサヤーム・アユタヤファイトジムに判定勝ちを収めている。

 里見は2021年9月に「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」の決勝で瓦田に敗れ王座にあと一歩届かずも、昨年は龍華、西京佑馬という強豪相手に2連勝し今回のタイトル挑戦にこぎつけた。

 2人は2019年6月に対戦し、大沢が判定勝ちを収めている。

王者・朝久泰央の上から発言に挑戦者・与座優貴は「弱い選手に何を言われてもあまり気にならない」【K-1】

2023.01.13 Vol.Web Original

 K-1ジャパングループ年間最大のビッグマッチ「K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~」(3月12日、東京・国立代々木競技場第一体育館)の第1弾対戦カード発表会見が1月13日、都内で開催された。

 ライト級王者・朝久泰央(朝久道場)に与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が挑戦するタイトルマッチを含む4つのタイトル戦とワンマッチ2試合が発表された。

 2人は昨年2月のK-1東京体育館大会で対戦し与座が延長の末、3-0の判定勝ちを収め、タイトルをかけての再戦の機運が高まったのだが、その後、朝久がケガのため欠場。今回は約1年越しで、ついにタイトル戦が実現した。この間、与座は元Krushスーパー・ライト級王者の篠原悠人にKO勝ち、元ムエタイ王者のエークピカート・モー.クルンテープトンブリーにはダウンを奪っての判定勝ちと強豪相手に連勝。満を持してのタイトル戦となった。

瓦田脩二が師匠・梶原龍児代表が初代王者のライト級王座を獲得【Krush.129】

2021.09.25 Vol.Web Original

決勝で里見柚己に判定勝ち

「Krush.129」(9月24日、東京・後楽園ホール)で行われた「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」の決勝で瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)が里見柚己(team NOVA)を判定で破り、第6代王者となった。このベルトの初代王者は師匠の梶原龍児。師匠との二人三脚でベルトを勝ち取った。

 今回のトーナメントは第5代王者のゴンナパー・ウィラサクレックがK-1のライト級王座を獲得し、Krush王座を返上したことに伴って行われた。8選手が参加し、7月大会で1回戦を開催。瓦田はBigbang王者の昇也と対戦したのだが、昇也が規定体重をクリアできず、勝敗に関わらず瓦田が準決勝に進出するという波乱のスタート。

 しかし瓦田は昇也に科せられた減点2を差し引いても勝ちとなるポイント差をつけ、ちっきりと判定勝ちを収めた。

ライト級トーナメントは弘輝、里見柚己、瓦田脩二、南雲大輝が準決勝に進出【Krush.127】

2021.07.25 Vol.Web Original

堀井がドクターストップ、昇也は計量オーバー

「Krush.127」(7月24日、東京・後楽園ホール)で「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」がスタートした。

 この日は1回戦4試合が行われる予定だったが、堀井翼(K-1ジム五反田チームキングス)が前日計量をパスした後に体調不良となりドクターストップ。対戦相手の南雲大輝(八光流柔術総本部)は計量をパスしていたことから南雲の不戦勝となった。また瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)と対戦する昇也(士魂村上塾)は計量をクリアできなかったため、勝敗に関わらず瓦田が準決勝に進出。試合はライト級のワンマッチとして行われ、瓦田が判定勝ちを収めた。

 波乱のスタートとなったトーナメントで気を吐いたのが里見柚己(team NOVA)。里見は川崎真一朗(月心会ラスカルジム)と対戦し、2Rに3度のダウンを奪ってKO勝ちを収めた。

 現在3連敗中で、自らも会見で「ここで負けたらもう呼ばれないと思う」と背水の陣で臨む川崎は1Rから右ストレートで里見をスリップダウンさせるなど上々の滑り出し。里見も左ミドル、左ローを蹴り分け、左ローのフェイントから左フックをヒットさせるなどこちらも軽快な動きを見せる。

弘輝が「プロとしての仕事ができてない奴ばかり」と全選手を一刀両断【Krush.127】

2021.07.23 Vol.Web Original

「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」1回戦が開催

「Krush.127」(7月24日、東京・後楽園ホール)の前日計量が7月23日、東京都内で開催された。

 今大会ではゴンナパー・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム)の王座返上に伴う「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」の1回戦4試合が行われる。

 計量後に前日会見が行われたのだが、昇也(士魂村上塾)が1回目の計量を1.7kgオーバーで再計量のため、また堀井翼(K-1ジム五反田チームキングス)は計量はパスしたものの、その後、体調を崩し前日会見を欠席した。

 会見には南雲大輝(八光流柔術総本部)、瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)、里見柚己(team NOVA)、川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)、東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)、弘輝(team ALL-WIN)の6選手が出席した。

 カード発表会見では3度目の絡みとなる堀井と南雲のやり取り以外は全体的に実直で真面目な受け答えが多かったこのメンバー。その中でも一人、気を吐いていた弘輝はこの日も“絶口調”。

朝久泰央がゴンナパーとの延長にもつれ込む激戦制し悲願のK-1王座獲得【K-1】

2021.07.17 Vol.Web Original

1R開始から朝久がアグレッシブな試合を展開

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K-1ライト級タイトルマッチ~」(7月17日、福岡・福岡国際センター)のメインイベントで行われた「K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ」で王者・ゴンナパー・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム)に朝久泰央(朝久道場)が挑戦し、延長にもつれ込む激戦の末、朝久が2-1の判定で勝利を収め、悲願のK-1王座を獲得した

 試合は1R開始直後の朝久の右ローでスタート。朝久はなおも右ミドル、前蹴り、左ロー、左ストレートと矢継ぎ早に攻撃を繰り出していく。ステップワークも軽く、出入りの速い朝久の動きにゴンナパーはなかなか得意のミドルを蹴ることができない。しかし重い右ローを当てるなど、反撃。

 前蹴りを多用する朝久だが、途中、ゴンナパーの顔面や体を蹴ったときに「チクチクした。タイオイルを塗っているのではないかと思った」(試合後の会見)とレフェリーに抗議する場面も。

 その後もゴンナパーの左ミドルにパンチを合わせるなど朝久の動きが目立つ展開に。しかしゴンナパーもラウンド終盤、左ロー、左ミドルが徐々に当たりだす。

ホベルト・サトシ・ソウザがムサエフに三角絞めで一本勝ち「お父さん、できたよ」【RIZIN.28】

2021.06.13 Vol.Web Original

「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)で行われた「ライト級タイトルマッチ」でトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)とホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)が初代王者の座をかけて対戦した。サトシが1Rに三角絞めで勝利を収め、初代王者に輝いた。

 ムサエフは2019年に行われた「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント」で優勝して以来、約1年半ぶりの参戦となる。対するサトシはRIZIN初参戦から北岡悟、廣田瑞人というライト級の実力者を撃破。ムサエフが優勝したトーナメントに出場し、1回戦でジョニー・ケースに敗れたが、その後、矢地祐介、徳留一樹を破り復活。今回のタイトルマッチにこぎつけた。

 サトシは開始からしつこくタックルを仕掛ける。切るムサエフだったが、サトシはなおも仕掛け、背中に乗りかけるが、ムサエフは許さない。ならばとサトシはすかさずグラウンドに引き込むとガードに入れ、すぐに三角絞めの体勢に。ムサエフは一度は伸びかけた左腕を戻したものの、サトシがなおも絞め上げると、ムサエフはたまらずタップした。

ライト級王座戦のムサエフ「日本に勝つためにきました」、サトシは完全決着を予告【RIZIN.28】

2021.06.12 Vol.Web Original

ムサエフは2週間の自主隔離期間を経ての参戦

「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)に出場する選手のオンライン個別インタビューが6月11日開催された。

 今大会には2019年に行われた「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント」で優勝したトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)が約1年半ぶりの参戦を果たし、ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)と初代ライト級王座をかけて対戦する。

 ムサエフは新型コロナウイルスによる渡航制限で2週間の自主隔離期間を経ての参戦となるのだが「気分いいです。最高。コンディションもいいし、計画通りに進んでいます」と話した。

 対戦相手のサトシの印象については「たとえどんな対戦相手であろうと受けて立つ用意はいつもできている。RIZINが今回の対戦相手を選んでくれて、それに対して、自分の実力をすべて出し切るのみです」と語るにとどめた。

 試合については「どの試合でも見応えのある試合をできるように努力しています。日本のファンのみなさんに見応えだけではなく、興味を持てる面白い試合をしたいと思います」と意気込んだ。

 ムサエフは母国アゼルバイジャンの内戦で前線に立ったこともあって、試合はもちろん、長く練習もできない時期があったのだが「まず最初に、自分はスポーツ選手として非常に大きな業績、キャリアを持っていて、戦争に参加することは自分の義務だと考えました。長いこと戦争に参加したのでかなり長い期間、練習ができませんでしたけれども、去年の11月には自分の練習に戻ってきました。今のコンディションはとてもいいので、見応えのあるいい試合をしたいと思います」とコンディションには問題はないよう。

ダークホースの堀井翼が「ベルトがかかっているから悪ふざけなし」と王座奪取へ本気モード【Krush.127】

2021.06.03 Vol.Web Original

「第6代rushライト級王座決定トーナメント」開催

「Krush.127」(7月24日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カード発表会見が6月3日、東京都内で開催された。

 K-1ライト級王者となったゴンナパー・ウィラサクレックが返上したライト級王座を争う「第6代rushライト級王座決定トーナメント」の1回戦4試合が行われることが発表された。今大会で1回戦を行い、勝ち上がった4選手によるワンデイトーナメントが9月大会で行われる。

 1回戦の組み合わせは(1)堀井翼(K-1ジム五反田チームキングス)vs 南雲大輝(八光流柔術総本部)、(2)瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)vs 昇也(士魂村上塾)、(3)里見柚己(team NOVA)vs 川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)、(4)東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs 弘輝(team ALL-WIN)。1と2、3と4の勝者が準決勝を戦う。

 この8人の中では瓦田は2018年に判定で敗れた東本に今年3月の「K’FESTA.4 Day.1」でカットによるドクターストップでTKO勝ち、昨年7月には里見に判定勝ち、2019年3月には川﨑に判定負けという戦績。東本は川﨑とは1勝1敗、南雲にはKO勝ちを収めている。里見は昨年、南雲にKO勝ち、今年、堀井に判定勝ち。そして堀井は南雲に昨年6月、反則勝ちを収めている。

 堀井と南雲の反則決着については南雲のキックが3度金的に入ってしまい、堀井が戦闘不能になってしまってのもの。すぐに再戦が組まれたのだが、今度は堀井のケガで実現せずで、2人にとっては1年越しの決着戦となる。

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