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サッカーW杯アジア最終予選とリオ五輪の組み合わせ決定

2016.04.22 Vol.665

 

 サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選の組み合わせ抽選が12日、クアラルンプールで行われ、日本は豪州、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、イラク、タイとのB組に入った。

 最終予選は12チームが2組に分かれ、ホーム&アウェー方式で戦い、各組2位までが本大会出場権を獲得。各組の3位同士が戦い勝ったチームが北中米カリブ海4位との大陸間プレーオフに回る。

 組み合わせ抽選の結果を目にしたハリルホジッチ監督は「簡単な試合は一つもない」と語った。
 日本は9月1日にホームでUAEと初戦を迎え、2017年9月5日のサウジアラビア戦まで10試合を戦う。
 UAEとは昨年のアジア杯の準々決勝で、圧倒的に攻めながら1点しか奪えず、PK戦で敗れている。2次予選初戦のシンガポール戦のようなことがないように祈るばかりだ。

 また14日はリオデジャネイロ五輪サッカーの男女1次リーグ組み合わせ抽選がリオデジャネイロのマラカナン競技場で行われ、日本男子はナイジェリア、コロンビア、スウェーデンとのB組に入った。各組2位までが準々決勝に進む。

 体格が大きいスウェーデン、身体能力が高いナイジェリア、技術に優れたコロンビアと難敵ぞろいのグループとなったが、手倉森監督は15日、「強豪ぞろいで、一番過酷な世界大会。成長しながら進まないとメダルにこぎつけることができない」と話し「本大会出場を危ぶまれたチーム。期待値ゼロから興奮のるつぼにしていきたい」と意欲を見せた。

リオ五輪男女マラソン代表 今回は平和に決着

2016.03.25 Vol.663

 日本陸連は17日、東京都内で理事会を開き、リオデジャネイロ五輪マラソン代表として女子は日本陸連が定めた2時間22分30秒の設定記録をただ一人突破し、大阪国際を制した福士加代子、名古屋ウィメンズで2位に入った28歳の田中智美を順当に選出。男子も福岡国際3位で30歳の佐々木悟、びわ湖毎日2位で31歳の北島寿典、同4位の石川末広が波乱なく選ばれた。昨夏の世界選手権女子7位で、既に決まっていた伊藤舞を合わせ、計6人の代表が出そろった。
 男女を問わず、選考にあたっては禍根を残すことの多いマラソンの代表選考。今回も最後の名古屋ウィメンズの前まではすったもんだを予想させたが、決まってみれば、妥当な顔ぶれとなった。

 唯一、比較が必要だったのは男子の3番手。東京で日本人トップとなった高宮ゆうきと石川は「気温、湿度が高かったレースで北島と遜色なかった」(酒井勝充強化副委員長)と後者に軍配が上がった。

 6人中5人が30代。2020年東京五輪を考えれば若手の台頭を期待したかったが、「現状のベストメンバー」と理事会でも満場一致だったという。日本陸連によると、五輪出場枠と同じ各国から3人出場という条件で世界ランキングを作り直すと、日本の6選手は全員が20位以内に相当。目標とする「メダルを含めた複数入賞」は十分可能と期待している。

 1月の大阪国際で圧勝しながらも「確実に選ばれるとは限らない」として一時は名古屋ウィメンズにもエントリーするなど、うよ曲折があった福士は「金メダルが欲しいので何があろうとあきらめずに、覚悟を持って走ってきます」とコメント。

 昨夏の世界選手権でよもやの代表落ちを経験している田中は「やっと決まって、ほっとしているところです」と本音を漏らした。そして「出場するだけではなく、本気でメダルを狙っていきたい。一番きれいな金色のメダルがいいですね」と大きな目標を口にした。

7人制ラグビー日本女子がリオ五輪出場権獲得

2015.12.11 Vol.656

 ラグビー7人制女子のリオデジャネイロ五輪アジア予選日本大会最終日が11月29日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、日本代表が決勝でカザフスタンを14−7で破り優勝。アジア予選は11月7、8日の香港大会と日本大会の総合成績で争われ、日本は両大会で1位となり、男子日本代表に続き五輪出場を決めた。

 日本は日本大会の1次リーグ第4戦でスリランカを49−0で下して決勝進出を決めた。勝つか引き分けで五輪出場が決まる同最終戦ではカザフスタンに5−7で敗れたが、決勝は後半に7−7から小出のトライで勝ち越して逃げ切った。

 決勝は敗れても21点差以内であれば五輪出場権獲得という状況ではあったが、主将の中村が「五輪出場の条件なんて関係なかった」と試合後に話した通り、貪欲に勝ちにこだわった。

 この五輪出場は想像を絶する猛練習の賜物。今年の練習日は200日以上にのぼり、1日4、5部練習は当たり前。エースの山口は「翌日がオフで(うれしくて)泣き、合宿最終日に泣く選手もいた。合宿が終わっても、すぐに次の合宿が待っていたんですけどね」と振り返る。勝ち越しトライを決めた小出は「終盤にチャンスが来るのは分かっていた」と、厳しい練習で培った運動量に胸を張った。

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