SearchSearch

前田敦子「小学生の息子と一緒にお風呂に入った後に」イケメン行動に「いつまでやってくれるのかな」

2025.10.07 Vol.web oribginal

 

 映画『恋に至る病』(10月24日公開)の完成披露舞台挨拶が7日、都内にて行われ、俳優の長尾謙杜、山田杏奈、前田敦子、主題歌の石原慎也(Saucy Dog)、廣木隆一監督が登壇。前田が小学生の息子との“ラブラブ”エピソードを明かした。

 斜線堂有紀による同名小説を映画化。

 廣木監督とは『さよなら歌舞伎町』(2014年製作)以来11年ぶりとなる前田。廣木監督が「早いね」と言えば前田も「あっという間ですね(笑)」と苦笑。

 刑事という役どころの前田に、廣木監督が「今まで見たことのないあっちゃんが見られます」と太鼓判を押すと、長尾も「完成作を見て“オレ、あっちゃんに取り調べされてる!”と。小さいころからテレビで見てきたので…」と感激を振り返り、前田は「かわいい感想です(笑)」。

 この日は、映画にちなみ「自分のためにこんなことをしてくれるなんて…と感激したエピソード」を一同が披露。

 前田は「小学生の息子と一緒にお風呂に入って、上がったときに先に私のバスタオルをこうやって差し出してくれて(笑)」と、タオルを差し出す息子のイケメン行動を再現し「すごく喜んだら毎日やってくれるようになって…。いつまでやってくれるんですかね」としみじみ。

 さらに「愛してやまないこと」という質問に前田は「息子はもちろんですけど…。息子と今ハマっているのが寝る前のお香。“今日もいい匂いだね”と言いながら幸せな時間を過ごしてます」と笑顔を見せ「もともとは私が好きだったんですけど、“この匂いいい匂いだね”と好みを言ってくれるようになって。“すごくいい匂いだね、もうちょっと近くにおいでよ”とか言ってくれる(笑)」と、デレデレだった。

なにわ男子・長尾謙杜「オレは日本人だから」と思いながら自販機で買うものとは

2025.10.07 Vol.web original

 

 映画『恋に至る病』(10月24日公開)の完成披露舞台挨拶が7日、都内にて行われ、俳優の長尾謙杜、山田杏奈、前田敦子、主題歌の石原慎也(Saucy Dog)、廣木隆一監督が登壇。長尾が「愛してやまないこと」を明かした。

 斜線堂有紀による同名小説を映画化。

『HOMESTAY』(2022)以来3年ぶりの共演でW主演を務める長尾と山田。3年前と今との印象を聞かれると、長尾は「前はどちらかというと“姉さん”という感じ。まだ僕が10代で…」と振り返ったが、山田は長尾に「あまり大きく変わってないかな」。「変わってないか…」と肩を落とした長尾に山田があわてて「良い意味で! 3年前はまだなにわ男子でデビューする前だったもんね。長尾くん、いつも頑張ってるなとテレビを見て思ってました」とフォロー。

 3年前の初対面で「タメ語でいいよ」と言ってくれた山田の頼もしさに“姉さん”感を感じたという長尾。一方の山田はすっかり打ち解けた長尾に「今回“おじさんが中に住んでるよね”と言われたんですけど…そのフランクさがうれしいなと思いました(笑)」。

 この日は、映画にちなみ「愛してやまないこと」を一同が披露。長尾は「緑茶」と回答。「この1年くらい緑茶にハマってて。自動販売機でも、いろいろな飲み物がある中、心の中で“オレは日本人だから緑茶だ!”と思いながら買うんですけど」と明かし、ツアーで各地を巡る中、静岡で飲んだお茶が「すごく美味しくて。いつもペットボトルで買ってたんですけど、同じお茶のパックを買って、ボトルに入れて飲んでます」。

 さらに長尾は「冷たいお茶のほうが好きですね。まだ年齢的にも…」と言い、一同からの視線にタジタジとなりつつ「ご年齢を重ねると温かいほうが好きという方が多い気がして。僕はまだキンキンに冷えているほうが好きですね」と若さ全開で笑いをさそっていた。

「20代から肌のケアをしておけばよかった」前田敦子が「首ってどうしたら?」と医師にガチ質問

2025.06.10 Vol.Web Original

 今年でデビュー20周年となる俳優の前田敦子が6月10日、都内で行われた「MYTREX『MiRAY ONE』新CM発表会」に特別ゲストとして出演した。

 同社の製品のヘビーユーザーという前田は一緒にトークセッションを行った医師の友利新さんにエイジングケアについてガチ質問する場面も。

 前田はこの20年について「こんなにあっという間なんだ、っていうのが今思っていること。ちょっと振り返れないぐらい私の中では一瞬で過ぎ去っていったというか。“あっという間なんだよ”ということを戻って20年前の自分に言いたいですね。“もうちょっと噛み締めてもいいんじゃない ”って」と振り返った。

 そしてこの間の美容について「戻れるんだったら“もうちょっと20代の早いうちからケアしていいんじゃない”って言ってあげたい。荒れづらい肌だったからこそ何もしてこなかったんですよ。なので、小じわとかが30代に入って気になりだした時に出産して、もっと“どうしよう”みたいな焦りが積み重なっていったのが30代だったので、もうちょっと早くからケアをしていたら、もうちょっと違ったのかなとは思ってます」と語った。

 続けて「若い頃にあんまり意識してなかったのが首だなと思っていて、首ってどうしたら少しでも良くなるんですか?」「首もシワが一番気になるんですけど、顔と共通して何を気をつけたらいいですか?」などと友利先生にガチ質問。

前田敦子が思わず赤面。息子が綺麗なお姉さんのところに行って「前田敦子って知ってる? 俺のママなんだよね」

2025.06.10 Vol.Web Original

 今年でデビュー20周年となる俳優の前田敦子が6月10日、都内で行われた「MYTREX『MiRAY ONE』新CM発表会」に特別ゲストとして出演した。

 トークセッションで前田は自身の6歳の息子の微笑ましくもたくましいエピソードを明かした。

 恥ずかしい忘れたいエピソードを問われた前田は「たくさんありますが、最近すごい赤面してしまったお話だと、子供が小学生になりまして、テレビにママが出てるっていう認識を持ってくれているのはありがたいんですけど、お店とか一緒に行くと、知らないお姉さま方のほうに行って“前田敦子って知ってる?”って“俺のママなんだよね”みたいな下りをよくやるようになりまして。私は毎回“もう本当にすいません”ってとても恥ずかしい思いをしていますね。綺麗なお姉さんのところに行くんですよ。いろいろ恥ずかしい(笑)」と息子の微笑ましいエピソードを明かした。

 また顔面蒼白になったエピソードの際には駅で子どもが迷子になってしまった時のことを明かした。もっとも「駅員室に行って“これぐらいのこういう格好をしている子供はいませんか?”って言ったら、奥から出てきてくれて。自分から駅員さんに話し掛けに行ってくれていたので無事にすぐ見つかりました」とのことで、息子のたくましい一面を感じさせた。

マーベル好きセレブが『キャプテン・アメリカ』最新作プレミアに大集合!藤田ニコルはお腹チラ見せファッション

2025.02.13 Vol.web original

 映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2月14日公開)のプレミアイベントが13日、都内にて行われ、溝端淳平ら日本語吹き替え版声優が登壇。俳優の前田敦子や柔道家ウルフ・アロンらマーベルファンのセレブたちも駆け付けた。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)に次ぐ「キャプテン・アメリカ」シリーズの最新作。

 駆け付けたマーベルファンの大歓声を浴びて登場した声優陣とゲストセレブたち。11年の時を経て「キャプテン・アメリカ」役を継承した溝端淳平、レッドハルク/サディアス・ロス大統領役の 村井國夫、サミュエル・スターンズ役の森川智之に加え、お祝いゲストとして、「アントマン」シリーズでルイスの声を演じた小杉竜一(ブラックマヨネーズ)と「ブラックパンサー」シリーズでシュリの声を演じた百田夏菜子(ももいろクローバーZ)も登場。

 さらにこの日は、フォトコールゲストとして、さまざまな分野で活躍するマーベル好きセレブが大集合。

 お笑いトリオのリンダカラー∞(Den・たいこー・りなぴっぴ)、髙松瞳(=LOVE)、藤岡ファミリー(藤岡弘、 天翔愛、藤岡真威人、天翔天音、藤岡舞衣)、俳優の前田敦子、 なだぎ武、柔道家のウルフ・アロン、景井ひな、ダンスボーカルグループMAZZELのKAIRYU・SEITO)、俳優の西垣匠、でんぱ組.incの相沢梨沙、モデルの藤田ニコル、GENERATIONSの中務裕太、Da-iCEの花村想太、アーティストのZeebraといった華やかな顔ぶれがプレミアイベントを盛り上げた。

前田敦子、ハリー・ポッターの魔法の杖に “どうもすいません”「年齢的には恥ずかしい」

2023.11.07 Vol.Web Original

 女優の前田敦子が11月7日、横浜市のMARK IS みなとみらいにてクリスマスツリー「SNOW FILM TREE」点灯式に登場した。

前田敦子 相手役に「ジャニーズのダメンズが続いてる」藤ヶ谷太輔タジタジ「偶然だよね!」

2023.01.24 Vol.web original

 公開中の映画『そして僕は途方に暮れる』公開御礼舞台挨拶が24日、都内にて行われ、藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)、前田敦子、中尾明慶と三浦大輔監督が登壇した。

 2018年に上演され絶賛された同名舞台を手がけた三浦大輔監督と主演・藤ヶ谷太輔が再タッグを組み映画化。嫌なことから逃げ続ける主人公・菅原裕一と彼を取り巻く人々を描く。

 冒頭、一同が登壇したが、その中に主演・藤ヶ谷の姿がなく、主人公のように「逃げちゃったんですか?」と前田、中尾は困惑。その後、藤ヶ谷が「迷いましたけど逃げずに来ました」と登場し観客も安どの拍手で迎えた。

 公開後の反響に喜んでいるという一同。藤ヶ谷は「メンバーに初めて自分の作品のチケットを渡しました。良かったら見てください、と…」と明かすと、中尾が「そんな敬語な感じなの?」とツッコミ。

 藤ヶ谷は「恥ずかしさもあるし、自分でも認めてもらいたいという気持ちもあるし…。(チケットを渡したので)きっと見てくれると思う」とはにかみつつメンバーに期待。

 藤ヶ谷が演じるダメダメな主人公の恋人役を演じた前田。司会から「“ダメンズ”と恋愛する役が続いているが」と聞かれると、『もっと超越した所へ』(2022年公開)でSexy Zoneの菊池風磨が演じるヒモ男との恋愛を演じた前田は「そうですね、続いてますね…ジャニーズのダメンズが…」と苦笑。すかさず藤ヶ谷がやや焦りながら「偶然、続いているってことだよね」とフォローし会場の笑いをさそった。

 三浦演出の厳しさを語りつつ、俳優人生の転機となった作品と振り返ったキャストたち。最後に藤ヶ谷は「アイドルもやってますけど、アイドルも一生懸命、芝居に向き合ってますので、俳優としての一面というところで勝負することをこれからも大切にしていきたい」と誓っていた。

キスマイ藤ヶ谷「こういう仕事していると逃げたいと思っても逃げられない」今後は「携帯の電源切っちゃおうかな」

2023.01.07 Vol.web original

 

 映画『そして僕は途方に暮れる』の公開直前イベントが7日、都内にて行われ、主演・藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)と共演の前田敦子、中尾明慶が登壇。一同が“イヤなことから逃げ続ける主人公”への共感をもらした。

 2018年に上演され絶賛された同名舞台を手がけた三浦大輔監督と主演・藤ヶ谷太輔が再タッグを組み映画化。嫌なことから逃げ続ける主人公・菅原裕一と彼を取り巻く人々を描く。

 舞台から同じ役を続投する3人。嫌なことや人から逃げ続ける主人公・菅原裕一を演じた藤ヶ谷は難しさと手ごたえを語りつつ「僕もこういう仕事をさせていただいていて、逃げたいと思っても逃げられないことが多い。2周、3周回って、逃げる裕一はかっこいいのかなと思ってきちゃって。僕もこれから嫌だなと思ったら携帯の電源を切っちゃおうかな(笑)」と冗談めかした。

 裕一と5年間同棲している彼女・里美を演じた前田敦子は“クズ男”な裕一に理解を示しつつ、自身の場合だったらと聞かれ「言葉にしてくれない人はちょっと難しいなと思いますよね。黙っちゃう人は苦手かも」。面倒見の良い親友・今井を演じた中尾も「(親友になるのは)無理じゃないですか(笑)。僕自身は面倒見のいいほうじゃない。どっちかというと僕の方がダメ男(笑)」。

 さらに「裕一のように恋人に、今後のことを話し合おうと言われたら逃げるか?」という話題になると、藤ヶ谷は「それって逃げられないことじゃないですか」、中尾も「家帰って、今後のことを話し合おうと言われたら、あ終わったオレ、って思いますよね(笑)。逃げたいけどそこは覚悟して話を聞く」と神妙な面持ち。

 一方「裕一のように姉に説教されたら?」と質問されると、弟2人と日ごろから食事や旅行に行くほど仲がいいという藤ヶ谷は「そんな弟たちから急に“あそこの芝居、もうちょっとこうできたんじゃない?”なんて言われる、ってことですよね…。それは聞けないよね(笑)」と本音。

 前田も「私は姉がいますけど、子供の時は確かに、何か言われると1回歯向かっちゃってましたね」、中尾は「兄貴がいるんですけど、僕は本当に(兄と)しゃべらないんですよ。兄貴に仕事のことを言われたら速攻(携帯の)電源切ると思う(笑)」と一同、裕一に共感せざるを得ない様子。

 新年早々のイベントということで、和服で登場し、正月の過ごし方など年始らしい話題で盛り上がった3人。卯年で、今年は年男という藤ヶ谷は「共感と反感の120分」と映画をアピールしつつ「宣伝担当者から“ウサ耳をつけてくれ”と言われているので、本作のPR期間中に1回つけないとな、と。あと1回だけです」とウサ耳姿になることを約束していた。

 映画『そして僕は途方に暮れる』は1月13日より公開。

池袋で「東京キャラバン the 2nd」開催。演出の野田秀樹氏「死なないようにすることだけが人間の生き方ではない」

2022.12.16 Vol.Web Original

17日まで池袋西口公園野外劇場グローバルリング シアター

 劇作家・演出家の野田秀樹氏が演出を務める文化プロジェクト「東京キャラバン the 2nd」の公開プレビューが12月15日、東京・池袋の池袋西口公園野外劇場グローバルリング シアターで行われた。16日13時からも公開プレビューを行い、本番のパフォーマンスは16日16時30分、17日13時と16時30分の3回行われる。

「東京キャラバン」は野田氏の「これまで出会うことのなかった表現者たちが言語や国境、表現ジャンルを飛び越えて、混じり合うところに、文化が生まれる」というコンセプトのもと2015年からスタート。2019年まで東京・駒沢オリンピック公園を皮切りにブラジルのリオデジャネイロ、東北、京都、熊本、愛知、高知、秋田、いわき、埼玉、富山、岡山、北海道と国内外を回り、その土地土地の伝統芸能や文化を取り入れ、ここでしか見られない新しい表現を生み出してきた。

北村匠海 13歳からの盟友・三浦透子の初主演作舞台挨拶にサプライズで駆け付け“6分”で去る

2022.11.16 Vol.web original

 

 映画『そばかす』の完成披露舞台挨拶が16日、都内にて行われ、三浦透子、前田敦子、伊藤万理華、坂井真紀、玉田真也監督が登壇。本作に友情出演をした北村匠海がサプライズで三浦に花束を贈った。

 恋愛至上主義の世の中で、他人に恋愛感情を抱かない主人公・佳純が「自分は何者で、自分の幸せは何なのか」を発見していく姿を描く。

 2021年公開の『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)のヒロイン役でも注目を集めた主演・三浦透子。映画単独初主演となった本作に「自分の人生のなかで大事にしたいなと思っていたことが、最初の自分の主演作という形で届けられるのはうれしい」と笑顔。

 佳純の同級生・真帆を演じる前田敦子とも「(主演が)透子ちゃんと聞いて、ぜひとも(出演)したいと思いました。あっという間に大好きになりました」「こちらこそです」とすっかり意気投合した様子。

 歌手としても活動する三浦は、本作の主題歌も担当。三浦は、音楽活動で大事にしていることが本作のテーマとも重なったと言い「これは歌わないといけないな、と。映画の音楽としても自分の曲としても自然に受け入れられる曲が作れるのではと製作に臨みました」と語った。

 この日は、本作に友情出演を果たしている北村匠海がサプライズで登壇。三浦に巨大な花束を手渡した北村が「こういうのイヤだろうなと思いながら渡させていただきました(笑)」と言うと三浦は「メチャメチャうれしいです(笑)」。

 ドラマ『鈴木先生』(2011年)で共演して以来の12年の仲という2人。当時三浦が14歳、北村は13歳。北村は「学園ドラマだったんですが、震災もはさんだ撮影だったこともあり、クラスメイト全員がすごく距離が近い現場でした」と振り返り、盟友・三浦の単独初主演ということもあり友情出演を快諾したと明かした。

 北村がどんな役を演じるかは見てのお楽しみとのことで、三浦は「次に共演できるときってどんな役だろうなとお互い思っていたところで、こういう役なんだというのが面白くもあり、しっくりするところでもあり」。

 わずか1日の撮影だったという北村に玉田監督は「そうやってほしいんですよというのを細かく言ってないのにバシッとやってくれる。本当にいい俳優さん」とべたぼめ。

 この日、北村は過密スケジュールの中、駆け付けたようで、約6分間の登壇で退場。北村は「撮影期間も短く、登壇時間も短くて(笑)」と苦笑しつつ「本当にこの作品と関われてよかった。最近の彼女の活躍を見ていて“私は細々とやるよ”と毎日言っていたのを思い出してうれしくなりました」と明かし、三浦を苦笑させていた。

 『そばかす』は12月16日より新宿武蔵野館にて公開。

水川あさみと前田敦子、子育てカップルを演じて感じた「さまざまな愛」への共感

2022.11.05 Vol.web original

家族愛や女性同士の愛をありのままに描く物語に共感

 ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたコラムを元に、さまざまな愛にまつわる物語を描き大きな反響を呼んだAmazon Original『モダンラブ』が東京を舞台に、新たな物語を紡ぐ!
『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』では、映画界の第一線で活躍する監督たちと豪華俳優陣が集結。オムニバス形式の7つの物語で、忘れかけていた大人の恋心、息子や母親への愛、国境を越えて芽生える愛など、多彩な“愛”のカタチが描かれる。その第1話「息子の授乳、そしていくつかの不満」(監督・脚本:平栁敦子)で子育て中のカップルを演じた水川あさみと前田敦子が、本作の魅力、そして“東京愛”を語る。

 2019年にアメリカで製作され話題を呼んだ『モダンラブ』。コラムに掲載されたリアルな愛の形を描いた物語は大きな話題を呼んだ。

水川あさみ(以下:水川)「私も『モダンラブ』のことは以前から知っていて、NYタイムズに寄せられた投書を映像化するというユニークでチャレンジングな作品だなと思っていました。さまざまな愛のかたちが描かれながらも、愛という全世界共通の、誰にでも存在するものをテーマとしていて、とても普遍的な作品でもあると思います」

前田敦子「私も、もともとすごく好きな作品だったので、お話を聞いたときは日本でもやるんだ、と感激しました。もしお話を頂かず、このキャスティングを見たら“うらやましい!”と言っていたと思います(笑)。その中で、第一話、しかも水川さんの主演作に出演させていただけたのもうれしかったです」

 第一話「息子の授乳、そしていくつかの不満」では、水川が演じるキャリアウーマン高田真莉が、そのパートナーである河野彩とともに2人の子どもを育てている中で、理想の子育てと仕事の両立に翻弄され、ときおり実母(梶芽衣子)と衝突しながらも、子育てを通して変化していく姿が描かれる。

水川「最初に脚本を読んだとき、何か大きな事件が起こる話ではないというところが素敵だな、と思いました。真莉のパートナーが同性ということに関しても、とりわけ何かを説明することもなく、当たり前に物語に組み込まれているというナチュラルな展開の仕方も魅力的だと思いました」

前田「私も、家族愛が素敵だなと思いました。女性同士の恋愛も受け入れている母親がいて、皆が家族として協力し合っていて。その中で、ちょっと感情のやり取りやぶつかり合いもあるんですけど、それも愛だなと思えましたね」

 第2子出産後、職場に復帰した真莉。母乳で育てると決めていた真莉は、懸命に母乳をストックし、パートナーの彩と手伝いに来てくれた母に子どもを託して出張に向かう。ところが出張先で母乳の管理に振り回され、真莉の思いも空回りしてばかりで…。

水川「真莉は、大事なことに気づけていないというか、ちょうど見失っているタイミングなんです。とにかく子育てと仕事が第一優先という状況で、一番近くで支えてくれるパートナーやお母さんの身近な愛に気づけていない。一生懸命仕事をしている女性に限らず、何かに没頭していて周りが見えなくなってしまうことは、誰にでも当てはまることかもしれないと思いながら演じていました」

 そんな真莉を大きな愛で見守るのが、前田が演じる彩。

前田「彩は、どちらかと言うと客観的に家族を見守る役どころで、セリフも多くなくて、その場にいる雰囲気や空気感を意識しながら、演じていました。こういう女性っていいな、とあこがれのような気持ちを持って演じていましたね。誰に対しても平等な感じがあって」

水川「分かる(笑)。彩って誰に対しても裏表がない」

前田「ああいうパートナー、あこがれますよね。家にいてくれると安心する(笑)」

 仕事と家庭の両立に難しさを感じた人や理想と現実の差に歯がゆい思いをした人なら思わず頷いてしまうリアルな感情の描写やセリフがつまった、共感度満点の作品。

水川「私も、真莉が母親に対して言葉をかける場面で、すごく気持ちが分かると思いました。今まで我慢してきた気持ちや、とらわれていたものがワーッとあふれ出てしまうような、ちょっとしたことで、コルクがポンと抜けて感情があふれ出すようなことってあるよね、と思いました。本当にちょっとしたことなんですけど、真莉にとっては大きな変化が起きた瞬間で、愛にあふれた生活だからこそ、あり得ることだったんだなと思います」

前田「私も、その最後のシーンは、安心できる場所があるって素敵だな、いいなと思いました。お義母さん役の梶芽衣子さんと水川さんの母娘のやり取りのシーンをそばで見させていただきながら“女性同士の親子って、こういうことあるよね”と思っていました。母親に対してだと甘えたい気持ちもあるから、どうしても“分かって!”という気持ちが出ちゃうんですよね。それが出過ぎてすごく感情的になってしまう。真莉の気持ち、私も痛いくらい分かります」

 

Copyrighted Image