羽生結弦が憧れるスケーター、ジョニー・ウィアーが来日イベントで涙「ファンと共に歩んできた」

2019.06.12 Vol.Web original
 フィギュアスケーターの光と影を描いた映画『氷上の王、ジョン・カリー』の舞台挨拶イベントが11日、新宿ピカデリーで行われ、来日中の元オリンピックスケーター、ジョニー・ウィアーが登壇。自身のスケート人生を振り返り、ファンに感謝の涙を流した。  現在、公開中の『氷上の王、ジョン・カリー』は、フィギュア界伝説のイギリス人五輪金メダリスト、ジョン・カリーを追ったドキュメンタリー。類まれなる才能で五輪金メダリストとなった彼だが、同性愛であることを理由に、世界中の論争の的に。芸術やスポーツ、セクシュアリティをめぐる問題、社会への反骨を、切なくも美しく描いた氷上の物語だ。  舞台挨拶イベントには、本作にも出演し、スケーター、衣装デザイナー、またLGBTQ当事者としての発言・活動など幅広く活躍するアメリカのスケーター、ジョニー・ウィアーが登壇。現在、アイスショーの真っ最中だというウィアー。全国公演の合間をぬって駆けつけ、自身のスケート人生やジョン・カリーから受けた影響を語った。

フィギュアの紀平と宮原、コーセーとアンバサダー契約締結

2019.03.19 Vol.Web Original
 フィギュアスケートの紀平梨花と宮原知子がコーセーとアンバサダーの契約を締結した。19日、コーセーが発表した。     コーセーは、2006年から日本スケート連盟とオフィシャルパートナー契約を締結しており、フィギュアスケートのさまざまな大会の支援や、エキシビションにて選手へのメイクアップを実施するなどサポートをしている。 「KOSE SPORTS BEAUTY BLOG」では、紀平、宮原両選手の動画やインタビュー記事を公開している。  2人は明日20日からスタートする「 ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 2019」(埼玉・さいたま市)に出場する。

紀平梨花が圧巻の初優勝【グランプリファイナル レビュー 】

2018.12.13 Vol.Web Original
圧巻の初優勝だ。紀平梨花が、ショートプログラムとフリースケーティングともに1位となり、初出場のグランプリファイナルで頂点に立った。 紀平はショートでは今シーズンの世界最高得点を記録、アリーナ・ザギトワの自己ベストを2点近く塗り替えた。冒頭の3回転半ジャンプに始まり、プログラムの最後まで美しい演技の流れが途切れなかった。1位で折り返し、迎えたフリー。1本目の3回転半はダウングレードで降り手をついた。それでも挑戦を諦めず、2本目の3回転半はコンビネーションにして綺麗にリカバリー。これまでの戦い方からすれば、ここのジャンプは2回転半に変えて着実に得点を取りに行くことも考えられたが、ファイナルというシリーズ最後の大舞台であることが紀平を突き動かした。 技術点のみならず、演技構成点の側面でも成長が顕著だ。演技構成点トップのザギトワには、ショートであと0.68点、フリーであと0.3点のところまで肉薄。特にフリーでは5項目中4つに9点台を並べた。「ジャンプだけではない」紀平の強さが、世界の舞台でも認められてきた証拠だ。

栄冠は誰の頭上に輝く? 仏大会レビュー&ファイナルのポイント【フィギュアGP 2018】

2018.11.30 Vol.Web Original

フランス大会:冷静な紀平、逆転優勝のネイサン・チェン

 グランプリシリーズ最終戦の今大会。男子ではアメリカのネイサン・チェン、女子では紀平梨花が2戦連続の優勝。両選手ともグランプリファイナル進出を決めた。    紀平は冷静だった。ショートプログラムでは冒頭に予定した3回転半ジャンプが抜け1回転半とされて、その要素は無得点に。それでも、コンビネーションジャンプや後半に入れた3回転フリップは綺麗に降り、ミスを最小限にとどめた。翌日のフリースケーティングでも冒頭の3回転半はやや傾いた着氷になる。その次も3回転半からのコンビネーションを予定したが、ここは切り替えて2回転半にすることを選択した。最初に高難度の要素を組み込めば、そこだけに気持ちが集中してしまうことも少なくない。3回転半に縛られずに最後までまとまった演技ができる、紀平の強みが生かされた大会となった。  三原舞依はショート1位で折り返すも、フリーで一歩及ばず2位。フリーで最後に跳ぶ3回転サルコウが2回転になるなど、細かいミスが足を引っ張ってしまった。ファイナルに進むには優勝が必須であっただけに、この順位は悔しい結果。けれども、今シーズンは初戦からコンスタントに総合200点台を記録、実力をつけてきた。次は年末の全日本選手権で、四大陸や世界選手権をかけた戦いに挑んでいく。  3位はアメリカのブレイディ・テネル。昨シーズンの全米女王が、今シーズン2大強国である日露に割って入った。長い手足を生かしたダイナミックでスピード感のある演技が持ち味で、昨シーズンに全米を制して以降トップ選手への階段を駆け上がっている。  平昌五輪銀メダル、ロシアのエフゲニア・メドベージェワは4位に。今シーズンからカナダに拠点を移し、ブライアン・オーサーコーチの指導を受ける。ロシアとカナダではスケートにおける流派が異なり、環境にすぐ順応するのは難しい。これまで表彰台の頂点に君臨してきたメドベージェワの成績が伸びにくいのも、その変化の真っ最中であるからにほかならない。ファイナルを逃したショックは大きいが、これまでエッジエラー判定に悩まされた3回転ルッツをフリーで正確に降りるなど、成長点は確実にある。  本田真凜は6位。こちらも今シーズンは新天地・アメリカで練習を重ねる。前戦のアメリカ大会で足を痛めたことが心配されたが、今大会ではショートとフリーともにシーズンベストを更新する出来で復調をアピール。もとからの魅力である滑らかなスケーティングもパワーアップしている。今後の伸びにも期待だ。

羽生出場のロシア大会は今週末!日本大会レビューと第5戦の見どころ【フィギュアGP 2018】

2018.11.15 Vol.Web Original

日本大会(NHK杯): 紀平梨花がグランプリ初出場・初優勝の快挙

 堂々のグランプリ初出場・初優勝は、日本女子で初の快挙だ。紀平梨花は、ショートプログラムで3回転半ジャンプを転倒し5位とやや出遅れたが、フリースケーティングでは見事に3回転半を2本美しく着氷し(うち1本はコンビネーション)、大混戦となった今大会の女子シングルで頂点に立った。今シーズンからシニアに本格参戦する16歳。3回転半に代表される、短い助走から跳ぶ質の高いジャンプが最大の武器になっている。しかし紀平の魅力は、ジャンプにとどまらずスピン・ステップなど他の要素も高い出来栄え点を得られるそのバランス感にある。幼少期より取り組んだ体操やバレエで培った身体のしなやかさには目を見張るものがあり、スケーティングもこの若さにしてハイレベルなものを備える。今大会で2位となった宮原知子は同門の先輩で、一足先にグランプリファイナル出場を確実なものにした。次にこのふたりの戦いを見るのがファイナルの舞台となるかどうかは、紀平の次戦であるフランス大会にかかっている。

今週末は羽生が出場!アメリカ・カナダ大会レビューと第3戦の見どころ【フィギュアGP 2018】

2018.10.31 Vol.Web Original
アメリカ大会:宮原が優勝、坂本が2位というワンツーフィニッシュ  今シーズンのグランプリシリーズ初戦であるアメリカ大会には、日本女子から宮原知子、坂本花織、本田真凜が出場。新しい採点基準の下で各ジャッジによる厳しい判定も見られるなか、宮原が優勝、坂本が2位というワンツーフィニッシュで日本女子の強さを発揮した。  宮原は、課題のジャンプで回転不足判定を取られることなく今大会を終えた。踏み切りから着氷まで勢いと流れが持続し、迷いのなさが感じとれた。グランプリ初戦の緊張感もあった一方で、大きなミスなしにショートプログラム、フリースケーティングを揃えられたことは収穫だ。スケーティングにおいては1歩1歩の推進力が上がり、ジャンプやスピンなど要素間のつなぎも工夫が凝らされている。得意のスピンでは今シーズンから新しいポジションを取り入れ、宮原の魅力がより多彩に表れるようになった。次戦の日本大会でも好演技ができれば、グランプリファイナル出場がぐっと近づいてくる。  坂本は、今シーズンここまでの試合で納得のいく演技がなかなかできずにいたが、アメリカ大会へ見事にコンディションを合わせてきた。昨シーズンも五輪まで誰よりも過密に試合数をこなした坂本だが、今シーズンもその戦い方が功を奏しているようだ。雄大なジャンプは健在で、今大会の厳しいジャッジを通してもなお高評価。坂本のジャンプが世界にきちんと認められていることを実感させた。宮原との総合得点の差は約6点。スケーティングや演技全体の仕上がりにまだ伸びしろがある。ファイナル初出場に向け、次戦はさらに成長した演技を期待したい。  好調ぶりを見せた先の2人に対し、伸び悩んだのが本田だ。転倒もなく演技全体をよくまとめたショートでも、複数のジャンプで回転不足と判定され得点を抑えられた。演技直後には満足げな笑顔が見られただけに、本人の感覚とジャッジの見方にややズレが出てしまった。それでも滑らかなスケーティングには光るものがあり、今シーズンからタッグを組むアルトゥニアンコーチとの関係も良好に見えた。まずは大会中に痛めたという右足首を治してから、次を見据える必要がありそうだ。

4年後の北京五輪を見据えたよりハイレベルな戦い【グランプリシリーズ 20日開幕】

2018.10.19 Vol.Web Original
 フィギュアスケートのグランプリシリーズは、2018年10月20日 (日本時間)から開幕する。昨シーズンには平昌五輪を熱狂のうちに終え、2022年の北京五輪に向けてまた新しい4年間が幕を開けようとしている。今回のグランプリシリーズには、日本から総勢16名(男女シングル)の選手が出場予定だ。その主な顔ぶれと、今シーズンから適用される新ルールのポイントに触れながら、シリーズ全体の展望を概観する。

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