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山﨑賢人の本質は「不死身の杉元と似ている」『ゴールデンカムイ』原作者の言葉「僕は味方」を胸に

2023.12.20 Vol.web original

 

 映画『ゴールデンカムイ』(2024年1月19日公開)完成報告会が20日、都内にて行われ、俳優の山﨑賢人、山田杏奈ら豪華キャストと久保茂昭監督、松橋真三プロデューサーが登壇。

 野田サトルによる大人気同名漫画を実写化。明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐり一癖も二癖もある魅力的なキャラクターたちが躍動するサバイバル・バトルアクション。

 冒頭「ものすごく謙遜して言わせて頂きますと、観に行って損することはないと思います」という原作・野田氏からのメッセージを紹介。

 熱狂的なファンを持つシリーズの主人公で「不死身の杉元」と呼ばれる元陸軍兵・杉元佐一を演じた山﨑は「撮影現場でも野田先生とお会いしたんですが“いろんなことを言われると思いますけど僕は味方ですから”と言っていただいて安心したというか、背中を押していただいた」と野田氏からの言葉を明かしつつ、完成作に「本当にみんなすごいです…役に…すごい…ぴったり」と言葉に詰まり「語彙力が…すみません(笑)」。

 すると松橋プロデューサーが「実は野田先生が“山﨑くんは本質的に杉本に似ていると思うんですよね”とおっしゃっていました。カッコよくて強くてというところだけでなく、人間の本質がとても優しくて器が大きくて、多くは語らず行動で示すというところを初見でご覧になったんじゃないかな」と明かすと、山﨑は「不死身の部分かと思った(笑)」と照れ笑い。

 極寒の中を馬ぞりに引きずられる「普通は俳優本人は演じない」過酷なシーンも自ら演じ「楽しかった」とケロリ。頑健なキャラクターを表現するため「体重も10キロ増やしました」と明かした山﨑。迫真の役作りやアクションを共演者にほめられ、コメントを求められると「多くは語らない男なので(笑)」。

 さらに、天才脱獄犯・白石役の矢本悠馬が「撮影1~2日目は緊張でガチガチになってしまっていた」と言うと「大丈夫、調子良かったよ」と声をかけ「器の大きい男なので(笑)」と、冒頭のほめ言葉を引き合いに自画自賛で会場の笑いをさそっていた。

 この日の登壇者は山﨑賢人、山田杏奈、矢本悠馬、工藤阿須加、栁俊太郎、大谷亮平、玉木宏、久保茂昭監督、松橋真三プロデューサー。

※アシㇼパの「ㇼ」は小文字が正式表記

久保監督(左)と松橋プロデューサー

 

目黒蓮「芝居経験かさねSnow Manでの表現にも幅」最優秀新進男優賞受賞に感激

2023.11.25 Vol.web original

 

 第15回TAMA映画賞授賞式(第33回映画祭 TAMA CINEMA FORUM)が25日、多摩市・パルテノン多摩にて開催され、最優秀新進男優賞に輝いた目黒蓮が俳優活動によってアイドルとしての「パフォーマンスの幅が増えた」と語った。

 多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が映画ファンの立場から表彰する映画賞。

 本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰する最優秀新進男優賞は『わたしの幸せな結婚』『月の満ち欠け』の目黒蓮と、『君は放課後インソムニア』『ヴィレッジ』などの奥平大兼が受賞。

「こうして賞をいただくと作品が生き続けいてくれるんだと思います」と受賞を喜んだ目黒。「芝居の経験がまだ少ない時期に塚原あゆ子監督と出会うことができ、その後の作品でも監督に教えていただいたことが生きていたと思う」と塚原監督に感謝。

 Snow Manでのパフォーマンスがアクションにも生かされたかと聞かれると「普段やっているダンスや振り付けを覚えることとアクションは結びついてはいけないものだと思っています。塚原監督に教えていただいたことでもあるんですけど、アクションが振り付けっぽくならないように、崩していく感覚でアクションをさせていただきました」と答え「お芝居をたくさん経験させていただくうちに、普段のSnow Manとしての表現の幅が逆に増えたのかなと思います」。

「Snow Manでいるときはなるべく目黒蓮を出していく、役を演じるときはどれだけ自分を引いていくかという足し算、引き算という感覚。それぞれ楽しくさせていただいています」とグループ活動と俳優の両立を楽しんでいる様子。

 一方「どんな物語にも溶け込む」と評価された奥平は「まだ自分が感じたことがないことや役にチャレンジしていきたい」と抱負を語りつつ「若い世代の役者の1人として、学生など若い人の気持ちを代弁する役がずっとできるわけではないんだなと思うようになりまして。まだ大丈夫だと思うんですけど(笑)、こ今後も何かを伝えられる役者になれれば」と抱負を語っていた。

 最優秀新進女優賞に輝いたのは同じく最優秀新進女優賞には『山女』の山田杏奈と、『ベイビーわるきゅーれ 2 ベイビー』などの髙石あかり。

 時代劇ほぼ初挑戦だったという山田だが、同作で最優秀新進監督賞を受賞した福永壮志監督は「山田さんご自身が持っている魅力に引かれてキャスティングしました」と称賛。互いの受賞と喜びつつ山田は「わらじを編むところとかは家にわらを持って帰って掃除が大変になりながら練習しました」と照れ笑い。

『ベイビーわるきゅーれ 2』のほか『Single8』『セフレの品格 決意』など7作品が評価対象となった髙石は「多くの作品、人と関わらせていただき、楽しい1年でした」と振り返っていた。

 他、最優秀作品賞に『怪物』 (是枝裕和監督及びスタッフ・キャスト一同)と『雑魚どもよ、大志を抱け!』 (足立紳監督及びスタッフ・キャスト一同)。特別賞に宮﨑駿監督及びスタッフ・キャスト一同(『君たちはどう生きるか』)と上田誠氏、山口淳太監督はじめヨーロッパ企画及びスタッフ・キャスト一同(『リバー、流れないでよ』)。最優秀男優賞に佐藤浩市と鈴木亮平。最優秀女優賞に菊地凛子と黒木華。最優秀新進監督賞に福永壮志監督と金子由里奈監督。

⼭⽥杏奈は「何にも屈しない存在を地に足をつけて演じてくれる」『山女』福永監督が絶賛

2023.07.01 Vol.web original

 

 公開中の映画『山女』の舞台挨拶が1日、都内にて行われ、主演・⼭⽥杏奈、共演・⼆ノ宮隆太郎と福永壮志監督が登壇。難役を演じきった山田を監督と共演者がたたえた。

 柳⽥國男の名著「遠野物語」に着想を得て、18世紀末の東北の寒村を舞台に、⼈々に蔑まれながらもたくましく⽣きる17歳の凛の⽣き様を描いたオリジナルストーリー。

 閉鎖的な村社会で差別されながらも生き抜こうとする主人公・凛を演じきった山田は「人生に翻弄されながらもたくましく生きていて、強い人だなと感じました。私だったらあそこまでの環境に置かれたらあきらめてしまうかも。私もこうありたいなと思いました」。

 そんな山田に、福永監督は「演技力はもちろんなんですけど、ご自身が持ってらっしゃる、何事にも屈しない感じ。マイペースでひょうひょうとされていて。もともとの明るさや目の輝きが、どんなことがあっても変わらない気がして。そういう希望を感じられる方でないと、見ていて辛くなるのでは、と。山田さんなら何にも屈しない存在を地に足をつけて演じてくれるのではと思いました」と熱い称賛。

 撮影エピソードを振り返った一同。山田は、共演の⼆ノ宮の「馬のさばき方がお上手だなと思った」とほめていたが、福永監督から「僕の記憶ではそんなに上手くはなかった」と苦笑され、「私の記憶違いだったかも(笑)」と頭をかいて前言撤回し、会場の笑いをさそう一幕も。

 ⼆ノ宮は「凛になると本当にかっこいい。でもカットがかかるとこんな感じで(笑)。本当にこの方はどうなっているんだろうと思いました」と憑依的な山田の演技を絶賛した。
 
 最後に、自信と同じ世代にこの映画をどうアピールするかと聞かれた山田は「私たちの世代は、いろいろなものを達観して見ているというか、冷めた目で引いて見てしまう人が多い世代でもあると思うんですが、凛もそういうところはあるけど、そんな彼女が自分の幸せのために進んでいくストーリーは、現代の若い人にも届くと思います」と語っていた。

岡田准一が新しいアツアツの朝にハッ! 朝マック新CM

2023.05.23 Vol.Web Original

 岡田准一と山田杏奈が共演するマクドナルドの新CM、アツアツの朝「アップルパイ」篇が放映中だ。

 新CMは、朝10時30分までのモーニングメニュー「朝マック」をアピールするもので、人気メニューのひとつである「ホットアップルパイ」を新しい選択肢として提案する。オフィスや店舗でホットアップルパイを幸せそうに頬張る山田に、岡田は大きく目を見開いて、「その手があったか」と衝撃を受けるというもの。「ラジオ体操の歌」の替え歌もインパクトがある。

悔しいほど完璧に映像化された“文学”映画『ひらいて』【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2021.11.10 Vol.web original

 作・演出をやらせていただく舞台『ラフ・レターズ』の稽古が始まりました。2週間という短い稽古期間なんですが、充実した時間が過ごせそうな予感がビンビンしています。ご期待ください。

 先日、“元天才子役”ということで「ABEMA Prime」で喋ってきました。“元”が天才にかかってるのか子役にかかってるのかは今後の仕事ではっきりさせていきたいと思っている今日この頃です。これからもこういう機会をいただけたら、まあいろいろ喋ってみようと思っています。

 さて今週も始めましょう

神尾楓珠、舞台挨拶で監督を戸惑わせる「僕は神尾くんを誤解してた」

2021.11.02 Vol.Web original

 

 映画『彼女が好きなものは』完成披露試写会が2日、都内にて行われ、神尾楓珠と山田杏奈、草野翔吾監督が登壇した。

 2019年に『腐女子、うっかりゲイに告る。』のタイトルでドラマ化された浅原ナオトの原作小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」の映画化。ゲイであることを隠している高校生・純と、BL(ボーイズラブ)好きを隠しているクラスメイト紗枝。付き合うことになった2人の葛藤と、その先の希望を描く。

 主人公・純を演じた神尾は「最初は戸惑いもありましたが、悩みを隠して生きるというのは誰でも持っている感情だと思い、そこからゲイという役に向き合っていきました」と振り返り、純がゲイと知らず告白してしまう女子高生・紗枝を演じる山田も「紗枝はBL好きだったけど純がゲイということをどう受け止めるのか。まっすぐな紗枝を表現できることがうれしかった」と振り返った。

 実は本作が3度目の共演という神尾と山田。神尾が「最初に共演したとき、僕は始めたばかりで何も分からない状態で。(山田は)メチャクチャ芝居が上手くて、こんな中学生いるんだとびっくりした。僕は足を引っ張ってばかりで…この場を借りてお詫びします(笑)」と頭を下げると、山田は「最初の作品のオーディションで一緒にやったんですよね。そのとき私、楓珠くんに決まるなと思ったんです。そこからご縁があるなと」と振り返り神尾について「“すん”として見えるけどけっこう面白い部分がある人」と暴露。

ジャニーズJr.作間龍斗、山田杏奈へのキツいセリフに「僕自身、泣きそうになった」

2021.10.23 Vol.Web original

 

 映画『ひらいて』公開記念舞台挨拶が23日、都内にて行われ、山田杏奈、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.) 、芋生悠と首藤凜監督が登壇。難役を乗り越えた山田を、本作で映画初出演を果たした作間が「かっこよかったです!」と労った。

 芥川賞作家・綿矢りさによる同名小説の映画化。

 一途に思いをよせる“たとえ”に思いが届かず、彼の秘密の恋人・美雪に接近する主人公・愛を演じた山田は「私自身、理解できない部分があった」と苦笑しつつ「人間くさくてすてきなキャラクター」と、役と作品への思い入れを語った。

 たとえ役の作間は「役作りとか演技といったことに関わってこなかったのでそこからだった」と映画初挑戦を振り返り「第一印象は、たとえくんのようにクールで寡黙なんだけど話してみるとぶっとんでるね、と言われることが多いので、中身の作間を封印し、たたずまいだけで挑みました」と役作りを振り返った。

 そんな作間のたたずまいを首藤監督も「今はこんなスーツを着ていますが…所在なさげに長い手足を持て余す感じで現場に立っている様子が、たとえそのものだった」と振り返ると、作間は「最初に監督とお会いしたとき、立ち姿も地味な男子高校生に寄せたい、ちょっと猫背にしてみてと言われて、そこから猫背で私生活を過ごしてみようと思ったんです。いま完璧に猫背になりました(笑)」と明かし会場の笑いをさそった。

映画初出演のジャニーズ Jr.作間龍斗、19歳を迎え「4年くらい前から20歳を楽しみにしている」

2021.10.04 Vol.Web original

 

 映画『ひらいて』完成披露舞台挨拶が4日、都内にて行われ、山田杏奈、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズ Jr.)、芋生悠と首藤凜監督、原作の綿矢りさが登壇した。

 約10年前に原作と出会い念願かなっての映画化だったと語る首藤監督に、原作者・綿矢も「こんな思いで映画にしてくださる読者がいるなんて幸福。傑作ができたのでは」と太鼓判。

 主人公・愛を演じた山田は「かなり突拍子もない行動をする子で、最初、愛のことが分からないかもしれないと思ったこともありましたが、誰しもが持つ根本を大事に演じました」と振り返った。

 本作が映画初出演で、舞台挨拶に立つのも今日が初めてという作間。山田、芋生とも初共演と言い「共演するとなったときにWEBでいろいろ、2人のことを調べました。活躍されている方々なので、撮影中はずっと圧倒されていました」と2人との共演を振り返ったが、芋生は「そうは見えなかった」、山田も「すごく堂々としていました」。

恐怖の舞台挨拶!?『樹海村』キャストが次々と…「お香のにおいが」「家にいる」

2021.02.05 Vol.Web original

 映画『樹海村』初日舞台挨拶が5日、都内にて行われ、山田杏奈、山口まゆ、神尾楓珠らキャスト8名と清水崇監督が撮影の周囲で起きた“超常現象”を明かし、会場を騒然とさせた。

 都市伝説をモチーフにした大ヒット作『犬鳴村』に続く“恐怖の村”シリーズ第2弾。富士の樹海に封印された呪いの箱に翻弄される姉妹の姿を描く。

 山田杏奈と山口まゆは、先行上映会での高評価に笑顔。山田は「『犬鳴村』を見て『樹海村』を楽しみにしてたという人も多くて、清水監督がまた面白いものを作ってきたぞ、という声もあり、そんな作品に参加できてうれしかった」と語った。

 実はそんな好評とともに「劇中に“本物”が映っているのでは」というウワサが広まっている本作。塚地武雅が「何か映っているらしいんですけど、それが(神尾)楓珠くんのところだと」と明かすと神尾は「撮影中も現場で何か感じることはまったくなかったので、映っていると聞いてびっくりしましたね。僕のシーンを見ていれば、一緒に見れるかも」と会場を怖がらせた。

大ヒット作『犬鳴村』に続く〈恐怖の村〉第2弾『樹海村』山田杏奈×山口まゆ インタビュー

2021.02.01 Vol.737

 巷に実際に伝わる都市伝説をモチーフに、この世界のどこかに実在するかもしれない“村”の謎に迫る“恐怖の村”シリーズ第2弾。『犬鳴村』に続く舞台は、富士の樹海! 樹海に封印された呪いの箱に翻弄される姉妹を演じるのは若手女優の中でも人気急上昇中のこの2人!

岩田剛典、主演作と同日公開の“ライバル作品”も一緒にアピール「3本セットで見て」

2021.01.30 Vol.Web original

 映画『名も無き世界のエンドロール』公開記念舞台挨拶が30日、都内にて行われ、岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈、中村アンと佐藤祐市監督が登壇。岩田はバディー役を演じた新田から、しかけられた“ドッキリ”エピソードを振り返った。

 岩田が演じる主人公キダと、新田真剣佑が演じるマコトという幼なじみの2人が、それぞれ表と裏の世界でのし上がり、10年をかけて壮大な計画を進めていく姿を描くサスペンスエンターテインメント。

 岩田は「脚本を読んだときから面白いと思いましたが映像で見たらまた面白かった。人生を見つめ直すきっかけになるような作品だと思います」と胸を張った。

 本作を続けて2回見たという新田は「普段そんなことしないんですが。それほど面白いのでぜひ2回、映画館に足を運んでください」とアピール。

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