東京女子プロレスが9月11日、東京・渋谷のAbemaTowersでビッグマッチ「WRESTLE PRINCESS Ⅵ」(9月20日、東京・大田区総合体育館)に向け、3大タイトルマッチの調印式を行った。瑞希の持つプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑む渡辺未詩がベルト獲りを誓った。
瑞希はイッテンヨン(1月4日)、後楽園ホールで、渡辺未詩を破り、プリンセス・オブ・プリンセス王座に返り咲き。渡辺は夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」を初制覇して、瑞希に挑戦表明して王座戦が決定。イッテンヨン以来、約9カ月ぶりのリターンマッチとなる。
王座奪還を目指す渡辺は「今年のイッテンヨンで瑞希さんに敗れて、そこから8カ月ほど経って、また挑戦者としてここに立つことができています。この間、やっぱり東京女子のチャンピオンとして、また東京女子を引っ張りたいっていう思いはあって。やっとトーナメントでしっかり結果を出して、ここに来ることができました。私はプリンセスなんですけど…(笑)。私がプリンセス、プリンセスってよく言ってて…。プリンセスに憧れている理由、プリンセスとしてありたい理由をあまり話したことがなかったんですけど。プリンセスって、すごく美しくて、かわいくて、キラキラしてて、物語の中心にいてという特別な存在であることはもちろん、プリンセスはとにかく優しくて強い存在だと思っています。そんなふうになりたいなという思い、もっともっとプリンセスとして輝きたいなという思いが小さい時からあります。この東京女子のベルトはプリンセス・オブ・プリンセスという名前になってます。瑞希さんは本当にプリンセスの中のプリンセスだなと心の底から思っています。こんなに優しくて、こんなに強くて、こんなに美しくて。こんなプリンセスは世界中どこを探してもいないと思っています。それぐらいプリンセスとして尊敬しているし、プロ中のプロ・プリンセスだなと思っています。プロ・プリです。でも私はプリンセスとしても、人間としてもまだまだ人生一週目みたいな。まだ人間としてもプリンセスとしても、足りないところが多すぎるなと思っています。それは去年も思っていたことで、だからこそ、もっとプリンセスとして自分を磨いて、もっと輝いて、このベルトを持って頂点に立ちたいなと思っています。プリンセスっていうのは真実の愛をずっと探している生き物なんですけど、この私、ミウデレラにとって真実の愛とは、このベルトだと思っています。このベルトをつかむことで真実の愛をしっかり自分のものにして、東京女子プロレスを世界一の夢の国にしたいなと思っているので、ベルトを獲れるように頑張ります」とベルト獲り宣言。
受けて立つ王者・瑞希は「イッテンヨンで未詩からこのベルトを獲って、未詩と(タイトル戦で)戦うのは2回目です。リマッチだからこそ分かるんですけど、めちゃめちゃ恐怖です、正直。未詩の強さを一度感じているからこそ、すごく怖いなと思うんですけど。この夏、トーナメントで未詩が戦っている姿を見て、すごくワクワクしたので。未詩と戦えることがすごく楽しみでもあるなって。今年、大田区3回目なんですけど、こうやって大きなところで試合ができるのは日々の積み重ねだと思うし、応援してくださっている皆さんのおかげだと思うし…。またチャンピオンとして大田区に立てるのは、毎回最高のバトンをつないできてくれる仲間だったり、対戦相手の(辰巳)リカさんや山下(実優)、荒井(優希)ちゃんだったりしたおかげで、私はこうやって今チャンピオンとして立っていられるので。本当に一人で成し遂げられることって何一つとしてないと私は思っています。こうやって仲間がいるからこそ幸せだなって思うし、皆さんがいるからこそ頑張りたいと思うし、これからもみんなで夢と希望を届けていきたいなって思うんですけど。このベルトと私のストーリーはまだまだみんなに見ててもらいたいので、ミウデレラのストーリーは気になるけど、プロ・プリ?のストーリーもまだ見せていきたいので。負けません!」とキッパリ。
渡辺のトーナメント優勝を目の当たりにした瑞希は「実力的には未詩が来るだろうなというのはヒシヒシと感じていたし、納得なんですけど。トーナメントってそれプラス、応援してくださっている方の声とか、ここで優勝したいというみんなの気持ちとかが乗ってくるので、ここで優勝した未詩は本当に心まで強いんだなというのを感じて、恐ろしく思いました」とコメント。
「トーナメントを優勝して、今の自分に勢いを感じているか?」と問われた渡辺は「私が去年ベルトを持っていた時、(トーナメント優勝して)挑戦してくださった水波(綾)さん、プリンセス・アニキが来た時にものすごい勢いを感じて。やっぱりベルトを持っている側、挑戦を受ける側として、すごい怖い思いをしたなっていうのがあって。私も決勝戦の前まで、もし挑戦するとしたら、それぐらい勢いをつけていけるかなと不安な点はちょっとだけあったんですけど。またリマッチだったりもするし、不安はあったんですけど、そんな不安はこのトロフィーを手にした瞬間、一切なくなるくらい私はプリンセスだなって思いました」と自信を見せた。
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オーバーイーツがプリンセスタッグ王座戦に不退転の覚悟。上福「こいつと頑張ってベルト獲る」 上原「歯は失ったけど、代わりにベルトを獲る」【TJPW】
東京女子プロレスが9月11日、東京・渋谷のAbemaTowersでビッグマッチ「WRESTLE PRINCESS Ⅵ」(9月20日、東京・大田区総合体育館)に向け、3大タイトルマッチの調印式を行った。享楽共鳴(中島翔子&ハイパーミサヲ)の持つプリンセスタッグ王座に挑む、Ober Eats(オーバーイーツ=上福ゆき&上原わかな)がベルト獲りに不退転の覚悟を示した。
オーバーイーツは4月18日、米ラスベガス大会で享楽共鳴に挑戦して敗れており、これが再度のチャレンジとなる。
上原は「私は過去に2回ベルトには挑戦しているんですけど、2回ともベルトを獲れなくて、まだベルトを持ったことがありません。でも、今の私と上福さんなら絶対に獲れると思っています。(9・7北沢の試合で)歯は失ったかもしれないですけど、大田区では代わりにベルトを獲るので!」と気合。
上福は「自分も東京女子のタッグのベルトは今まで巻いたことがなくて、何人か違うパートナーと挑戦したんだけど、幾度となく敗れてきました。このタッグのベルト自体が、私がデビューしてちょいくらいに設立されたベルトで。当時、新人だった私はこのベルトに対して、すごく東京女子の今をときめく、トレンドの象徴みたいなふうに思っていて。歴代獲ってきた人たちも見て、すごい素敵だと思っていました。自分は最近はアジアの他団体のベルトをシングルで巻く機会がちょいちょいあったんですけど、デビューしてから気持ちは“東京女子の上福ゆき”としてやってきたので。キャリアも違うし、雰囲気も違う上原ですけど、こいつと頑張って組んでベルトを獲って、東京女子の選手の一員で、こいつなんだかんだ頑張ってんなって思われたいし。なにより連れてる上原に一番なめられたくないので、しょぼい先輩と思われたくないし、たくましい後輩と思われたいので、苦手だけど頑張ります」とベルト獲りを誓った。
かたや、王者組の中島は「オーバーイーツとはラスベガス以来の再戦ですね。あの頃とはまた違う、特にわかなに感じるんですけど。また一つ成長を遂げて、私たちの前に立ってくれるのかなと思ってます。上福ちゃんとは今週、またテキサスに行って、私のMLWのベルトをかけてシングルマッチでタイトルマッチがあります。このタイミングで上福ちゃんと2週連続でタイトルマッチをするというのは、何か運命みたいなものを感じるんですけど…。テキサスでのタイトルマッチが前哨戦みたいな意味合いも持ってるんじゃないかなと思ってます。私と上福ちゃんは東京女子で一番体格差がある選手同士だと思ってます。新しい発見がすごくあります。なぜなら全然身長が違うから。なので常に新しい発見をもたらしてくれる上福ゆきのプロレスは好きだし、2回も試合できるんだから、私に何かプラスになる発見を今度も得ようと思ってます。そして享楽共鳴としては、タッグベルトを持って世界征服がしたいです。そのために大田区で防衛したら、上福ゆきには1年間、私の専属英語のティーチャーとして働いてもらうし、上原わかなにはたくさん食べる方法を教えてもらいます。絶対に勝ちたいと思ってます」と必勝を期した。
パートナーのミサヲは「私もここでベルトを落とすわけにはいかないと、中島さんのように思っていて。なぜなら私は享楽共鳴でベルトを最多防衛したいと思っていて。今までの防衛回数で一番多いのは、マジラビ(坂崎ユカ&瑞希)の6回だと思うんですけど。目標は100回以上なんですけども、まずはV10。10回防衛を目指したいと思っていますので、ここで落とすわけにはいかないと思っています。なぜそんなに防衛したいかと言いますと、まず今新しいタッグがいっぱい東京女子にボコボコと…。この間はまなせゆうな&凍雅も、この試合の勝ったほうに挑戦したいと言ってもらいましたけど。そういうふうに新しいタッグの楽しみ、ワクワクを全部、享楽共鳴の力に変えて吸収していきたいと思っています。だから、ここでは負けるわけにはいかないです。オーバーイーツ、今すごく勢いがあって、(上原は)この間の戦いで歯を失ってしまったけど、(代わりに)ベルトを奪い返しますって言ってましたけど、そのオーバーイーツの勢いがすごくいいなって思ってて。私的にはガツガツ来てくれるタッグが出てきてほしいから、オーバーイーツが2回も挑戦してくれるっていうのは願ったりなことなんですね。それで防衛するっていうのは、享楽共鳴的には実力と絆の証のベルトの道のりの上では、とてもなくてはならない要素になるんじゃないかなって思ってるので。さっきの一言を返すのであれば、歯を奪われてベルトを奪うと言ってましたけど、私このプロレス界に10年くらいいまして、気付いたことがあります。プロレス界では面の皮が厚い奴が勝つ。というわけで歯を奪っただけではなく、オーバーイーツの勢いごと全部奪って防衛します。享楽共鳴、その勢いあると思っております。そして面の皮の厚さナンバー1のタッグとして10回、100回いってやろうと思ってます」と力を込めた。
前回の挑戦から5カ月の期間を経たが、チームとしての変化について上原は「前回がタッグを組みたての時期だったんですけど、今は米国遠征を経て、上福さんと一緒に過ごす時間もすごく増えて。日本に帰ってきてからも、上福さんとのタッグで試合をさせていただくことも増えたので、経験値も格段にあの頃よりは上がったかなって思っています」と力説。
上福は「私は最近はわかなとボチボチ頑張ってきてるなって思うんですけど、個人的に東京女子からの退団者が出たりとかがあって。私はそういうことがあるとすごく燃えるといいますか。東京女子のベルトをかけて戦う東京女子のレスラーってところに、私はすごく自分の生きるアレを持っているので。アレが一番大事なんですけど、ちょっと今シークレットで。東京女子のってところに誇りとかいろんなものを持っているので。そこを個人的に反骨心でもっといいものにして頑張りたいし。相手が相手で1回防衛して、その後も防衛してて。ホントに上り調子と言いますか、うらやましいんですよ。2人ともキャリア長いし、私だって本気でベルト獲ろうと思えば、わかなじゃない人を選んだほうがたぶん獲れる可能性があると思うんですけど。でもわかなとやっていく。めっちゃ防衛しているんで、そこを反骨心で。なめられてるかもしれないと思うと、藤沢の血が騒ぐので。絶対なめられないと、これからちょっとおらついていきたいと思います」と話した。
遠藤有栖がジェイダ・ストーンとのインター王座決定戦に向け王座奪取を宣言【TJPW】
東京女子プロレスが9月11日、東京・渋谷のAbemaTowersでビッグマッチ「WRESTLE PRINCESS Ⅵ」(9月20日、東京・大田区総合体育館)に向け、3大タイトルマッチの調印式を行った。ジェイダ・ストーンとのインターナショナル・プリンセス王座決定戦に臨む遠藤有栖がベルト獲りを力強く宣言した。
同王座は宮本もかが保持していたが、病気療養のため王座返上となり、遠藤とジェイダによる王座決定戦が決まった。ジェイダはまだ来日していないため、来日時に調印する予定だ。
遠藤は「私はこの前のトーナメントで初めて決勝戦にいけて、全部の試合が刺激的で最高な夏になったなって思ったんですけど。やっぱり2位という結果が本当に悔しくて。私、今まで一人で頑張って一番になったりとか、目に見える勲章を手に入れたことがなくて。だからこそ二番という、2位という結果がめちゃくちゃ悔しくて。悔しいって思っていた時に、このベルトをかけて戦えるチャンスが来て。今回こそは絶対にこのチャンスをつかんで私がこのベルトを巻きます!」と力を込めた。
ジェイダとはシングル初対決となるが、「クルクルクルクル回っていて、すごい身体能力が高くて。それプラス、パワーっていうのが揃っている。それでも私がその上をいきたいなと思っています」と分析。さらに「ちゃんと相手を見ること。私はすごい緊張しいで、ガチガチになる時があるんですけど、自分のリズムを崩さず、私らしく戦いたいなと思います」と語った。
同王座には過去2回挑戦して敗れているが、「今年最初の大田区(3月16日)でも、このベルトをかけて戦ったんですけど。またその大田区で、このベルトをかけて戦えるというのは、強運の私が手にするしかないので、絶対にこのベルトを巻きます!」と話した。
2年ぶりの京都大会も荒井優希&芦田美歩の地元タッグは勝利飾れず。芦田は「強くなって、また凱旋したい」【TJPW】
東京女子プロレスが8月30日、京都・KBSホールで「聖光乱舞~京都玻璃之章~」を開催した。京都府出身の荒井優希、芦田美歩が2度目のタッグを結成して出陣するも凱旋勝利は飾れなかった。
東京女子プロレスとしては2年ぶりの開催となった京都大会。荒井と芦田は5・31練馬大会以来の京都タッグを結成し、山下実優&鳥喰かやと対戦した。エプロンでの芦田のスタンディング・ネックロックに荒井が腹パンを合わせたり、山下にはダブルのビッグブーツを見舞うなど息ピッタリなチームワークも披露した京都タッグだったが、終盤には芦田が捕まってしまい、最後は山下のアティテュード・アジャストメントで万事休す。
試合後「力不足だと思いながら…」と反省しきりの芦田に、荒井は「いやそんなことない。助けにいけなかったので」とフォロー。芦田は「強くなって、また凱旋したい」と誓っていた。
渡辺未詩が決勝で遠藤有栖を破り「東京プリンセスカップ」初制覇。9・20大田区でプリプリ王者・瑞希に挑戦へ【TJPW】
東京女子プロレスが8月23日、東京・後楽園ホールで夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」決勝戦を開催し、渡辺未詩が遠藤有栖を破り初制覇を果たした。渡辺は9月20日、東京・大田区総合体育館でのビッグマッチ「WRESTLE PRINCESS Ⅵ」で、プリンセス・オブ・プリンセス王者の瑞希に挑戦する。
渡辺は2022年以来、2度目の決勝進出。その際は坂崎ユカに敗れ、準Vに終わっている。かたや遠藤は“エース”の山下実優を下すなどの快進撃で初めて決勝に勝ち上がり、新世代による決勝戦となった。
前半はレスリングの攻防でしのぎを削った。渡辺がバックグリーカーを繰り出せば、遠藤は串刺し式ドロップキック。さらに遠藤がキャメルクラッチで締め上げると、立ち上がった渡辺は態勢を入れ替え、首を固定してジャイアントスイング。遠藤はドロップキックで場外に落とすと、エプロンで鶴ヶ城。遠藤は再びキャメルクラッチで絞り上げるも渡辺は耐えた。遠藤が必殺の什(じゅう)の掟を狙うも、踏ん張った渡辺はダルハンマー連打。エルボー相打ちから、渡辺はエルボー連打、ダブルハンマー。そして雪崩式アバランシュホールドもカウントは2。遠藤は水車落とし、スーパーキックから什の掟にいこうとするも、渡辺は回避して背中にチョップ。レーザービームからティアドロップでトドメを刺した。
荒井優希が伊藤麻希に4年越しのリベンジ果たし涙「初めて勝ててうれしい」【TJPW】
東京女子プロレスが8月23日、東京・後楽園ホールで「東京プリンセスカップ」を開催した。荒井優希が伊藤麻希とのスペシャルシングルマッチでリベンジを果たし、涙を見せた。
荒井は2018年10月にDDTプロレスが管理するアイアンマンヘビーメタル級王座を奪取。同28日に開催されたDDT後楽園大会での「女子時間差バトルロイヤル」に参戦し、最後は2人残りとなり、伊藤に敗れた。その素質に惚れ込んだCyberFight髙木三四郎社長(現副社長)がラブコールを送り、荒井はアイドルグループSKE48での活動と並行して、プロレスに挑戦することを決断した。
2021年5月4日、後楽園ホールでのデビュー戦で荒井は渡辺未詩と組み、因縁の相手である伊藤、遠藤有栖組と対戦し敗退。
「CyberFight Festival 2021」(同6月6日、さいたまスーパーアリーナ)でのデビュー2戦目でも6人タッグマッチで伊藤に敗れた。そこから力を付けていった荒井は東京女子初の両国国技館大会(2022年3月19日)で、自身初のタイトルマッチに臨み、当時、伊藤が保持していたインターナショナル・プリンセス(IP)王座に挑むも敗れ去った。試合後には「少しずつ伊藤さんとの差を縮めて、次は絶対に勝ちたいと思います」と悔しさを露わにしていた。
渡辺未詩が中島翔子との死闘制し「東京プリンセスカップ」決勝進出。8・23後楽園で遠藤有栖と新世代対決へ【TJPW】
東京女子プロレスが8月17日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」準決勝を開催した。渡辺未詩が中島翔子との死闘を制し、3年ぶりの決勝進出を決めた。決勝戦(8月23日、後楽園ホール)は、準決勝で荒井優希を下した遠藤有栖との新世代対決となる。
渡辺と中島は直近では7月13日(日本時間14日)、米テキサス州ダラスで一騎打ちを行い、その際は渡辺が勝利を収めており、1カ月ぶりのシングル戦となった。
序盤は両者レスリングの攻防でしのぎを削った。あっという間に5分が経過すると、中島がフランケンシュタイナーからトペを発射。場外戦で渡辺はベアハッグの体勢からリングの角に中島の腰をぶつけるエグい攻め。中島はトップロープ超えセントーン・アトミコもカウントは2。渡辺はカナディアン・バックブリーカーからダブルハンマー、ジャイアントスイング狙いも、かわした中島が無人在来線固め。渡辺はジャイアントスイングでぶん回す。耐えた中島は619、変型ドラゴンスクリュー。場外に回避した渡辺がリングに戻ろうとすると、中島が619、エプロンでダイビング・セントーンを投下。さらに中島はダブルアームDDTからダイビング・セントーンも、渡辺がヒザ剣山で阻止。両者ともにダメージが大きく、いったん場外へ。リングインすると、再びレスリングの攻防。中島がヨーロピアンクラッチで丸め込むも2カウント。渡辺がパワースラムを見舞えば、中島はノーザンライト・スープレックス・ホールドもカウントは2。中島がコーナーに上がると、渡辺が抱え上げて雪崩式アバランシュホールド。勝機と見た渡辺はレーザービームからティアドロップを繰り出して3カウントを奪い、24分超えの文字通りの死闘を勝ち抜いた。
荒井優希が遠藤有栖に敗れ「東京プリンセスカップ」無念の3年連続準決勝敗退。「来年は決勝にいって優勝する!」【TJPW】
東京女子プロレスが8月17日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」準決勝を開催した。初の決勝進出を目指した荒井優希は遠藤有栖に敗れ、3年連続で準決勝敗退となった。
荒井は1回戦で上福ゆき、準々決勝で上原わかなを下して、3年連続で4強入り。対する遠藤は1回戦でハイパーミサヲ、準々決勝で山下実優を破る連続の殊勲で初のベスト4入りを果たした。同学年の両者はデビュー日で遠藤が4カ月先だが、過去のシングル戦では荒井の全勝となっていた。
遠藤がエルボーを連打すれば、荒井はボディーシザースで締め上げる。遠藤がドロップキックを叩き込めば、荒井はサソリ固めで絞り上げるもエスケープ。遠藤は執ようなキャメルクラッチでギブアップを狙うもエスケープ。遠藤の磐梯山は荒井が場外に蹴り落とした。荒井は再びサソリ固めも、遠藤はロープへ。エルボーの応酬から、遠藤が什(じゅう)の掟を狙うも、ダメージで持ち上がらず。荒井はフルネルソンバスター、新人賞。さらにFinally(カカト落とし)にいこうとするも、阻止した遠藤はスーパーキックから什の掟を決めて3カウントを奪取。遠藤は荒井からシングル初勝利を挙げ、初の決勝進出を決めた。
遠藤有栖が“エース”山下実優を破る大金星で「東京プリンセスカップ」準々決勝突破「荒井優希に勝って決勝に行って、トーナメント優勝する!」【TJPW】
東京女子プロレスが8月9日、東京・品川ザ・グランドホールで夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」準々決勝を開催した。遠藤有栖が“東京女子のエース”山下実優を破る大殊勲で初の4強入りを果たした。遠藤は準決勝(8月17日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)で荒井優希と激突する。
遠藤は2021年イッテンヨン(1月4日)後楽園でデビュー。“期待の星”として注目を浴びていたが、自力初勝利を挙げるのに丸1年かかる苦労もあった。昨年3月31日の両国国技館で、鈴芽とのタッグ「でいじーもんきー」で初タイトルとなるプリンセスタッグ王座を戴冠した。ただ、まだシングルでは大きな実績を残せていない。対する山下は団体創成期から“エース”と呼ばれ、最高峰プリンセス・オブ・プリンセス王座を4度戴冠した、まさに東京女子の象徴的な選手だ。
前半から山下はサッカーボールキックを連打するなど厳しい攻めが目立った。それでも山下のスリーパーから抜け出した遠藤はキャメルクラッチで締め上げるもエスケープ。山下はエプロンの遠藤めがけてリターンクラッシュを叩き込み、場外に蹴り落とす。山下がリングに戻し、遠藤は磐梯山で反撃もカウントは2。山下は投げ捨てジャーマン、ハイキックで追い込むも、遠藤はスーパーキックで応戦。最後は水車落とし、スーパーキック、什(じゅう)の掟を決めて3カウントを奪取した。
元SKE48荒井優希が「東京プリンセスカップ」ベスト4進出「遠藤有栖ちゃんに勝って、さらに上に進みたい!」【TJPW】
東京女子プロレスが8月9日、東京・品川ザ・グランドホールで夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」準々決勝を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48を3月で卒業し、4月からプロレスに専念している荒井優希が後輩の上原わかなを破り、3年連続でベスト4進出を果たした。荒井は準決勝(8月17日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)で遠藤有栖と対戦する。
序盤から上原はドロップキック、エルボー連打で攻め立てた。荒井は冷静に対応し、レッグロックで左足を攻撃。さらにドロップキックからサソリ固めもエスケープ。上原はブレーンバスター、バナナピローでギブアップを迫るも、脱出した荒井はビッグブーツ、フルネルソンバスター。Finally(カカト落とし)を阻止した上原は丸め込み、ジャックナイフ連発で一発逆転を図るも、抜け出した荒井はサソリ固めで締め上げてタップを奪った。
荒井は「2回戦(準々決勝)、突破しました! 去年もわかなちゃんとトーナメントで当たってて、それ以来の対戦だったんですけど…。後輩なんですけど、成長の速度はものすごいものを感じるし、あと1年経ったとき、どうなっちゃうんだろう?って、すごい思いました。だから荒井もまた1年後戦っても勝てるように。わかなちゃんに負けじと成長したいなって。後輩ですけど、とても刺激をもらいました」と試合を振り返った。
中島翔子がプリプリ王者・瑞希を下し、トーナメント優勝宣言。準決勝での渡辺未詩戦に向け「今度は勝って評価されたい」【TJPW】
東京女子プロレスが8月9日、東京・品川ザ・グランドホールで夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」準々決勝を開催した。中島翔子がプリンセス・オブ・プリンセス王者の瑞希を下してベスト4進出を果たした。中島は準決勝(8月17日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)で渡辺未詩と対戦する。
序盤、レスリングの攻防から、瑞希は場外ダイブを敢行。中島は619、セントーンで反撃。瑞希がダイビング・クロスボディー、フェースロックで締め上げれば、中島は無人在来線固め。瑞希のダイビング・フットスタンプをかわした中島はノーザンライト・スープレックス。瑞希はアクアマリンで丸め込むもカウントは2。中島はライダーキック、619、ダブルアーム式DDTからダイビング・セントーンの必殺フルコースで3カウントを奪取した。
中島は「瑞希! 次、私と1対1で戦うときはあのベルトをかけてもらっていいよね? 待ってて! きついですけど、楽しいです。私の目標は優勝することです。揺るがないです。次に誰が来ようとも、大怪獣なんで!」と力強くマイク。