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今年は春から池袋『逆鱗』NODA・MAP

2016.01.11 Vol.658

 野田秀樹率いるNODA・MAPの約2年ぶりとなる新作。松たか子が7年ぶりのNODA・MAP出演、前作『MIWA』から瑛太と井上真央が連続出演など豪華なキャストが話題だが、いつにもましてなにやら深く考えさせられそうな作品となりそうだ。

 タイトルの『逆鱗』はチラシで見ると「逆」のつくりの部分や「鱗」の魚へんや米の部分を裏返しにするなど、随所に謎を散りばめ、なにやら意味ありげな表記になっている。

 物語は、かつて沈没船の窓越しに人間と交わした約束を果たすために人間のふりをして地上に現れた人魚と、海中水族館の「人魚ショー」で人魚のふりをする人間が出会い、大きく動き出す。

 タイトル表記の意味は多分この鏡合わせのような存在の2つのキャラクターに起因するものなのかもしれない。加えて、作品中に世相や政治的な出来事に対するメッセージを織り込むことの多い野田の今回のメッセージは「怒り」? それとも…と、初日の幕が開けるまでもいろいろ考えてしまう。チラシを手に取ったときから、すでに見る側の物語は始まってしまっているのかもしれない。

 前売りはいつもどおり完売だが、当日券もいつもどおり毎公演発売する。

阿部サダヲ、5人の美女を日替わりで…!?

2012.08.27 Vol.563

20120827a.jpg 映画『夢売るふたり』のヒット祈願イベントが27日、神田明神(千代田区)で行われ、出演者の松たか子、阿部サダヲ、田中麗奈、鈴木砂羽、木村多江、西川美和監督が浴衣姿で登壇した。


 松と阿部が結婚詐欺師の夫婦を演じていることにちなみ、全員で映画のヒットと縁むすびを祈願。神妙に祝詞を聞いていたかと思いきや、浴衣美女5人に囲まれた阿部は「神聖な場所で少しだけいやらしいことを考えました」とデレデレ。一方、結婚詐欺師を演じただけあって、阿部の浴衣姿も女性陣に大好評。西川監督がすかさず「すごく色っぽく見えますね。『愛のコリーダ』(阿部定事件を題材にした大島渚監督の作品)とかできるんじゃないですか」と見事なツッコミを入れ、阿部も「(名前が)阿部サダヲだけにね(笑)」と苦笑。


 そこへ記者から阿部に「誰の浴衣姿が一番?」という質問が。阿部は「そんな質問するんですか?」と焦りながらも「土日は休むとして、月曜日は...」と、日替わりで美女たちと楽しみたいという本音をポロリ。それでも「自分の得意なところで売ってないところが、やるなあと思う」という松をはじめ、女性陣からべた褒めされた阿部は「この浴衣が買い取りになるんじゃないかというくらい汗が...」と照れていた。


 またこの日、前田敦子のAKB48卒業記念公演が行われると聞いた阿部は「芸能ニュースを独占しないで、1つくらい分けてほしいですね。(映画の)客層はAKB48と被らないように思うので、今日AKB劇場に行かない人は全員に見てほしい」と対抗意識を見せつつ映画をアピールした。『夢売るふたり』は9月8日(土)より全国で公開。

 

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