映画『ババンババンバンバンパイア』のトークイベントが30日、練馬区の銭湯・たつの湯にて行われ、俳優の吉沢亮と板垣李光人が登壇。映画のロケ地にもなった老舗銭湯でのイベントに、吉沢が高めのテンションで笑いを誘った。
原作は奥嶋ひろまさによる同名コミック。銭湯で働く450歳のバンパイア森蘭丸が、究極の味わいである「18歳童貞の血」を求めて、銭湯のひとり息子・立野李仁役の“純潔”を守ろうと奮闘するコメディー。
首元に手ぬぐいを下げた銭湯ルックで登壇した吉沢と板垣。吉沢は「銭湯でイベントなんて初めて」、板垣も「自分たちが撮影した場所でイベントをさせて頂けて光栄」と笑顔。
イベント会場となった「たつの湯」は本作の舞台である銭湯「こいの湯」のモデルとなった銭湯で、今回、実際に外観や駐車場、薪割り場などで重要シーンの数々を撮影。薪割りシーンの話題となると、板垣は吉沢から直接「遠心力で」というコツを教わったと言い「教えて頂いたら一発で出来るようになった。とても上手いし、吉沢さんは薪割りもいけるんだと驚きました」と、薪割りにも発揮された吉沢の才能に脱帽した。
そんな2人は大河ドラマ「青天を衝け」(2021)以来の共演。互いの印象を聞かれると、吉沢は「僕らは2人とも省エネ。撮影以外は割と静かで、その辺が似ている」と言い、板垣は「吉沢さんは職人気質で粛々と自分自身と戦ってるような印象」と語りつつ「ゲームの時の吉沢さんは普段よりもしゃべってテンションが高い。普段の吉沢さんからは想像ができない」と暴露。吉沢も苦笑して「普段の3倍くらいはテンションが上がっている」と認めた。
この日は、2人が協力して70度のお湯に柄杓で水を注いで“いい湯加減”の40度を目指すゲームに挑戦。手で温度を探りながら奮闘した2人だが、結果は44.5度。吉沢は「クッソ~!」とテンション高めに悔しがり「手じゃなくて足で確認したほうがよかったかも」と桶に片足を浸したが「これは全然アッチィです!」と音を上げ、笑いを誘っていた。