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日本MMA審判機構が発足。会長に豊永稔氏が就任

2018.05.31 Vol.Web Original
審判員の養成・認定などを目指し講習・研修など実施へ
 現役審判員有志が主体となり、審判員の養成・認定などを主要事業とする「一般社団法人 日本MMA審判機構(JMOC)」が設立され、その会見が5月30日、都内で開催された。  この日は全役員と事業内容が説明された。  会長はプロ修斗をはじめ国内の主要MMA団体の審判を務める豊永稔氏が務める。また日本ブラジリアン柔術連盟理事で審判部長も務める植松直哉氏と清和大学法学部准教授の松宮智生氏が副会長に就任。高本裕和、中川知己、福田正人、横山忠志の4氏が理事に名を連ねた。  会見の冒頭、豊永氏は「昨年、団体やプロモーションの垣根を越えて審判員有志が集まって、これからのMMAを健全で安全なものにしていこうということで組織された。今まではそれぞれの団体で審判員を育てていたが、これからはプロモーションに関係なく、それぞれの団体に関わっている審判員たちみんなで情報を共有し合いながら技能を高めていったり研修をしたりして、見聞を広めていこうということでJMOCは設立された」と設立の経緯を説明した。 「我々の先輩や我々がもっと以前にやっておくべきだったことがたくさんある」(松宮氏)という考えから、当面は「審判員の技能向上のための講習・研修等の実施」といった手の付けられるところから地道に活動していく。審判員の養成にあたっては「講習・研修プログラムの体系化」を目指し、教材の開発や講習・研修の制度化などを検討しているという。  またライセンスの発行なども、早ければこの秋にも実現したいという。  豊永会長は「まだまだ小さな組織なので私たちだけの力では運営していくことができません。活動を援助してくださる賛助会員を募集したいと思います」と呼びかけた。賛助会員などの詳細はJMOCの公式サイト(https://www.mmaofficials.jp/)から。

11・22「ZST.49」に星野勇二と謎のマスクマン、エル・リバーサルが参戦

2015.10.27 Vol.653
 総合格闘技ZSTが26日、会見を開き『ZST.49~旗揚げ13周年記念大会~』(11月22日、東京・ディファ有明)に初代CAGE FORCE フェザー級王者・星野勇二が参戦することを発表した。  星野はZST初参戦。謎のマスクマン、エル・リバーサルとタッグを組み、宇野薫、植松直哉組が持つ、GTタッグ王座への挑戦を視野にグラップリングタッグ戦線に名乗りを上げた。  この日はリバーサルを伴っての会見。  星野はリバーサルについて「パートナーを探していたのだが、思い当たるいい選手がいなかった。そんな時に、道場の回りにマスクをかぶったおかしな奴がいて、声をかけてみたら“試合をやってみたい”とのことだったので、“一緒にやろう”ということになった」と説明。  リバーサルは自らについて、上原譲ZSTプロデューサーを通じて「メキシコ出身の選手」と主張。  その正体について上原氏は「以前、ZSTに上がってくれていた選手じゃないかと思っている。今回、星野選手が連れてきてくれて感謝している。かつて僕の中では、このエル・リバーサル選手をZSTのエースとしてやっていきたいと思っていたので、本当は素顔でやっていただいたほうがいいんじゃないかと思うんですが…。今回は覆面選手ということで…」と遠回しな表現で予測。会見の後半には「宇野薫選手に非常に可愛がられていた選手だと思うんです。所英男との試合とか、非常に良かったと思います」と漏らした。  星野も「動きはメキシコ仕込みなのかすごくいいんですが、特に必殺技のGO2SLEEPですか? むちゃくちゃ光っていますね。寝技に関しても、全体的になんでもできる選手だと思っているので穴はない。逆にどれを見せてくるのかというのは難しい」とその正体が分かるヒントをポロリ。  対戦相手は未定だが、25日に行われた「全日本グラップリング選手権」に出場した選手も含め調整中。またこの試合に勝てば宇野、植松組への挑戦も「実力的にはそれに値する、実現したらワクワクする試合にはなる。未決定ですが、視野には入れています」(上原氏)とのことで、今後の展開に注目が集まる。

ZST.46 柏崎が絶対王者・藤原破り第2代バンタム級王者に輝く

2015.05.25 Vol.643
 総合格闘技「ZST.46」が24日、東京・ディファ有明で開催され、メーンで行われたZSTバンタム級タイトルマッチで、挑戦者・柏崎剛が王者・藤原敬典を3-0の判定で破り第2代王者に輝いた。
 藤原はこれまで4度の防衛に成功し、“絶対王者”とも称されるZSTのエース。柏崎は弱冠19歳で“ZST超新世代のエース”と期待される存在。プロデビュー以来無敗でこのステージに上がってきた。
 柏崎は1R序盤に右ストレートで藤原からフラッシュダウンを奪うと、その後もタックルからテイクダウン。藤原がコーナーを利してスタンドに戻しても、執拗にタックルを仕掛け、足を払ってテイクダウンに成功するなど、主導権を握る。2Rも同様の展開で柏崎がグラウンドで圧倒するとコーナーに戻った藤原にはやや焦りの表情が浮かんだ。3Rは序盤から藤原の打撃が当たり始め、ペースを取り戻すが、柏崎は終盤、タックルからテイクダウンを奪い、なんとか持ちこたえる。4Rも藤原の打撃でひやりとする場面もあったが、やはりパンチをかいくぐってのタックルでテイクダウンを奪い、完全には主導権は渡さない。柏崎は5Rもタックルで藤原の打撃をしのぎ切り、最後はパウンドでまとめ、判定で勝利を収めた。 柏崎は試合後「これからはフライ級王者の(伊藤)盛一郎さんとZSTを全盛期みたいにします。目標はK-1と同じ代々木体育館でやることです」と新世代のエースとしての目標を掲げた。
 セミファイナルではZSTウェルター級タイトルマッチが行われ、王者・濱岸正幸が高橋弘を3-0の判定で破り、初防衛に成功した。
 今回の防衛戦はもともとは山田崇太郎が挑戦するはずだったのだが、美輪明宏の舞台『黒蜥蜴』への出演と重なったため、挑戦者が高橋に変更されたという経緯があった。
 濱岸の投げと寝技、高橋の打撃と焦点のはっきりとした試合。ジャッジ三者が50-45のフルマークと結果的には濱岸が圧倒したが、随所で放たれる高橋のパンチを食らい顔面を腫らした濱岸は試合後「毎回こういう試合になってしまう。もっと一本で勝てるように練習を頑張ります」と反省の弁だった。

ZST 5・24「GTタッグ決勝」へ向け戸井田が”宇野越え”への思いを語る

2015.04.13 Vol.640
 総合格闘技「ZST.45」の一夜明け会見が13日、都内で開催され、前日行われた「第二代GT(グラップリング)タッグ王者決定トーナメント」準決勝で牧野仁史、太田裕之組を破り「ZST.46」(5月24日、東京・ディファ有明)で行われる決勝に進出した戸井田カツヤ、齊藤曜組が登壇した。対戦する宇野薫、植松直哉が欠席したため、会見は戸井田の独壇場となった。
 戸井田は「昨日は非常に厳しい試合でしたが勝利することができた。予定通りといえば予定通りの結果だったのではないかと思う。牧野選手、太田選手とも強くて自分もギリギリまで追い込まれましたが、パートナーの(齊藤)曜が非常にいい戦いを見せてくれた。次は自分の大先輩である宇野さんとやることができる。それに勝ってベルトを巻いて、(トーナメントに参戦した)本当の意味があると思うので、次が本番だと思って、練習して、もっといいパフォーマンスを見せられるようにしたい」と語る。
 ここで2人の間に座る上原譲代表を経由して齊藤にマイクが渡るが、やはり戸井田がマイクを奪い取り「“首を洗って待ってろ”って言ってます」と勝手に代弁。今回のトーナメントの会見で恒例となったパフォーマンスが展開される。
 また質疑応答で、戸井田は準決勝で対戦した牧野、太田について「予想通り防御力が高かった。特に極められる怖さはなかった。防御してカウンターを取るというスタイル。これまで2回対戦しているが非常にやりにくい相手。ただあのスタイルでは勝てない。もっと勝てるようなスタイルに変えていかないと、今回出場したどの選手とやっても厳しいと思う。肌を合わせて実力的には強いということは分かっているだけに、もったいない」と自らジムを持ち、指導者としての顔も持つ戸井田ならではの見方で試合を振り返ったうえで「ギロチンで仕留められなくて大変残念だ」と勝手に齊藤の言葉を代弁する。

ZST.45  GTタッグ王者決定トーナメントで宇野組と戸井田組が決勝進出

2015.04.13 Vol.640
 総合格闘技「ZST.45」が12日、東京・新宿FACEで開催。「第二代GT(グラップリング)タッグ王者決定トーナメント」の準決勝2試合が行われ、戸井田カツヤ、齊藤曜組と宇野薫、植松直哉組が勝ち上がり、「ZST.46」(5月24日、東京・ディファ有明)で行われる決勝に駒を進めた。
 総合格闘技でタッグマッチというZSTならではの試合形式。ルールは15分一本勝負。タッチは5回まで。時間内に勝敗がつかない場合はジャッジ3人による判定となる。
 戸井田、齊藤組はZST代表チームである牧野仁史、太田裕之組と対戦。参戦会見からその独特な話術とたたずまいで他チームを翻弄してきた戸井田、齊藤と「ZSTのグラップリングが一番すごいことを証明したい」という思いを持つ牧野、太田という、ある意味水と油の2チーム。
 戸井田組はじゃんけんで先発を決めるパフォーマンスで戸井田、ZST組は牧野が先発で試合が始まった。
 握手を求めてきた牧野の腕をいきなり極めにいくなど、ゴングが鳴ると戸井田も試合モードに切り替わる。5回のタッチをいかに使うかも勝敗を左右するこの試合形式。現役から離れておりスタミナに不安のある戸井田は齊藤に任せる時間を長くし、自らは要所を締める作戦を取る。しかしコーナーに控えているときも「俺、もうタッチしないから極めちゃえ~」 といった“口撃”で参加。揚げ句に“牧野コール”を要請するなど、会場をトイカツワールドに染め上げる。ギロチンチョークのイメージが強い齊藤も、足関節で牧野と渡り合うなど優勢に試合を進め、判定で勝利を収めた。
 牧野、太田もそれぞれ得意の足関節、腕関節を繰り出し、中盤には太田が戸井田をフロントチョークでタップ寸前まで追い込む場面もあった。試合後もまだまだ体力が残っていることをアピールしたが、老練な戸井田の作戦にペースを狂わされた格好で、準決勝で姿を消すこととなった。
 宇野、植松組は勝村周一朗、伊藤盛一郎の師弟タッグと対戦。ベテラン3人に先日ZSTフライ級王者となった伊藤が交じってどんな戦いが展開されるのか、興味深い一戦となった。
 先発は宇野と伊藤。圧倒的にキャリアで勝る宇野が細かい動きでペースを探ろうとすると、伊藤は飛びつき逆十字を狙うなど躍動感あふれる動きで“らしさ”を見せる。しかしこの試合に最も“らしさ”を見せたのは植松だった。伊藤を足払いで転がし熱くさせるやバックを奪い瞬時にバックドロップで投げ捨てるなど、“国内一の技術”といわれる動きで若い伊藤を翻弄。ゴング間際には足関節を極めにかかるなど、不安視されていたスタミナも問題なく15分を戦いきった。極めかけている段階でタッチされるなど一本を取ることはできなかったが、判定で勝利を収め、決勝に駒を進めた。

「ZST.45」GTタッグ王者決定トーナメントに宇野薫参戦

2015.03.16 Vol.638
 総合格闘技「ZST」が4月12日に開催される「ZST.45」の対戦カードを16日、発表した。同大会では4チームによる「第二代GT(グラップリング)タッグ王者決定トーナメント」を開催。この日の会見には参戦する宇野薫、植松直哉組、戸井田カツヤ、齊藤曜組、牧野仁史、太田裕之組の3チームが登壇した。
 今年1月の修斗環太平洋ライト級チャンピオン決定戦で敗れた宇野はここが復帰戦。「今年はグラップリング、柔術に挑戦したいと思っていた。出るからにはベルトがかかっているので優勝に向けて一戦一戦ベストの試合ができるように頑張りたい。(現在はパートナーの植松に師事していることから)植松さんと組んで出場できるのは夢のようなこと。息の合った試合をしたい」と語った。その植松も「(宇野と)組んで試合ができるのはうれしいし、光栄。この中では一番現役からは退いているんですが、まだまだやれるというところを見せたい」と語る。
 一方、なにやら不穏な動きを見せたのが戸井田組。戸井田は「そうそうたるメンバー。誰と戦っても面白くなる。自分もプロ選手は引退している身なんですけれども、いいところ見せちゃおうかなと思っています。できれば先輩の宇野さんがいますし、植松君には2回ほど負けているので、リベンジさせてもらおうと思っていますので、ぜひ宇野、植松組と1回戦でよろしくお願いします」と挨拶。そして「パートナーの齊藤は喋れないので」と「全員ギロチンで仕留めてやる。宇野さんの首は俺が獲った、と言ってます」と代弁したのだが、明らかに齊藤の口はそういうふうには動いてはいなかった…。しかし戸井田自身グラウンドテクニックに定評のある選手で、齊藤に至っては3月1日に行われた「D-NET GRAPPLING ALL JAPAN CUP」で佐々木憂流迦に勝って優勝しているだけに侮れない存在だ。
 迎え撃つ立場のZST勢は牧野が「戸井田さんみたいに面白いことは言えないんですがグラップリングではいろいろな借りを返したいと思っている。タッグだと足関が決まりそうなので期待してください」と話せば、太田も「10年ZSTでグラップリングを中心に10年戦ってきたという自負もありますので、ZSTのグラップリングが一番すごいんだということを見せたい」と語った。
 コメントひとつ取っても、3チームそれぞれに個性的。気になる組み合わせについては、戸井田が折に触れ宇野、植松組との対戦をアピールしたが、上原譲ZST代表によると「もう1つの参加チームが決まってから決めます」とのこと。
 どの組み合わせでも、妙味のある試合が展開されそうで、もう1チームと組み合わせの発表が待たれる、楽しみなトーナメントとなった。

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