「K-1 AWARDS 2018」木村“フィリップ”ミノル「2019年はMVP狙う」と早くも宣言

2019.02.02 Vol.Web original
 K-1グループの「K-1 WORLD GP」「Krush」「KHAOS」の3つのプロ大会と「K-1アマチュア」に出場した選手、および全試合を対象にした年間表彰式「K-1 AWARDS 2018」が1日、都内のホテルで開催された。今回が2回目となる同表彰式。「最優秀選手賞」に武尊、「最高試合賞」に山崎秀晃と安保瑠輝也、殊勲賞に木村”フィリップ”ミノルが選ばれた。  殊勲賞に選ばれた木村は、華のあるパフォーマンスで人気。やるかやられるかのハラハラする試合でファンを魅了している。昨年は自身のキャリ初のベルトを獲得。人気・実力ともに大舞台には欠かせないファイターだ。  受賞の挨拶でも「去年は初めてKrushのベルト取って、K-1では最後ダメだったんですけど、いい流れをつかんだので、今年こそ思い切り暴れたいと思います。2019年はMVP狙って頑張りたいと思います」とMVP宣言も飛び出した。  スペシャルプレゼンターの武藤敬司に「風貌がプロレスラー向きだよね」言われると「そうですね。プロレス、やりたいんですよ」と乗り気な返答。武藤が「誘ったら俺、怒られちゃうよ」と慌てて否定する場面も。両足の手術をして復帰に向けてリハビリ中だという武藤が「俺が元気になるような試合を頼む」とリクエストすると「わかりました。任せて下さい」と約束した。

12・9 WRESTLE-1 河野がイケメン返り討ち。若手軍は全滅

2016.12.11 Vol.679
 プロレスリングWRESTLE-1の「WRESTLE-1 TOUR 2016 SHINING WINTER」後楽園ホール大会が9日開催された。  今年最後となる後楽園大会は全7試合中4試合がタイトル戦という豪華版。それ以外も芦野祥太郎の復帰戦、そしてDRAGON GATEから鷹木信悟が参戦し武藤敬司と6人タッグを結成するなど見どころの多い大会となった。  WRESTLE-1のリングはこの秋から世代闘争が勃発。10月の後楽園大会で若手軍とベテラン軍の「5対5イリミネーションマッチ」でベテラン軍が勝利を収めるとその勢いをかって11月の後楽園大会では河野真幸がWRESTLE-1チャンピオンシップ王者の稲葉大樹を破り王座に就くなど、ケンカを売られた格好のベテラン組が徐々に盛り返す。そんななか、若手軍はチーム名を「NEWERA」と改め、この日を迎えた。  タイトル戦は4試合とも世代闘争を反映したマッチメーク。  メーンは王者・河野に黒潮“イケメン”二郎が挑戦する「WRESTLE-1チャンピオンシップ」。イケメンは直近の直接対決では丸め込みながら河野にピンフォール勝ち、自らのプロデュース大会でスペル・デルフィンに勝利、そして全日本プロレスの両国大会に乗り込み「GAORA TV王座」を奪取するなど上げ潮ムード。この日も入場からいつものイケメンワールドを展開。観客席を練り歩きながらたっぷり時間をかけて入場し、ファンの気持ちをがっちりとつかむ。  試合も河野のシビアな攻撃を受けながらも、これまでにない動きを見せ反撃。  河野がチョークスラムで場外に投げ捨てようとすると、その右腕をぶら下がり式の三角絞めにとらえダメージを与える。終盤にもチョークスラムを飛びつき式腕十字に、そしてアームドラッグから変形の裏十字固めにとらえあわやギブアップの場面を作り出す。かつての師匠・船木誠勝のフィニッシュホールドであるハイブリッドブラスターまで繰り出し河野を追い込むが、最後は河野のランニングニーを顔面にまともに食らい、とどめのフライングニードロップで3カウントを許した。  試合後、河野は「今日は俺の勝ちだ。NEWERA、新しいチームになった日にベルトなしか。ベルトは全部こっちじゃねえか。考え方が甘いんだ。俺たちがちょっと本気を出したらこれ。これが現実」と切って捨てた。

〈11・21 イケメン興行〉黒潮“イケメン”二郎が親子の絆で悲願のデルフィン越え

2016.11.22 Vol.678
 WRESTLE-1の黒潮“イケメン”二郎の全面プロデュースによる「みんながもっとイケメンを好きになる☆」が21日、東京・新木場1st Ringで行われた。  この大会は文字通りイケメンがやりたい放題やる大会で、コンセプトからカードまで自ら考え抜いたもの。本人は全3試合に出場した。  第1試合はかつてのキャラクター、黒潮二郎で登場。TAJIRIとタッグでバラモン兄弟と対戦。  このキャラは水泳キャップにゴーグル、そして笛というプールの監視員キャラ。試合中も笛を加えたままでピーピー吹きまくる。インディー界でも屈指の破天荒キャラのバラモン兄弟ですら「ピーピーうるせえんだよ」と突っ込むほど。試合はバラモン兄弟が得意の場外乱闘、さまざまな道具を使っての攻撃でペースを握る。しかし黒潮も随所に“笛攻撃”を挟み込み、ペースを握らせない。そしてついにバラモンシュウにダイビングボディープレスを決めフィニッシュ!と思ったものの、レフェリーが直前の乱闘に巻き込まれておりダウン。黒潮のカウントを数える笛の音がむなしく会場に鳴り響くなか、「HOLD OUT」に乗ってシークレットゲストの武藤敬司が特別レフェリーとして登場。マットを叩くが、入場がゆっくりだったためシュウは蘇生しカウント2で返す。 「遅いよ~」と武藤に抗議しながらも、改めてフィニッシュを狙った黒潮にケイが墨汁攻撃。まともに食らった黒潮をシュウが横入り式エビ固めに捕らえると、武藤がやや高速の3カウントを叩き、黒潮は11分52秒、ピンフォール負けを喫した。

K-1 大雅が功也を破り-60kg日本代表に

2016.05.06 Vol.666
「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」(4月24日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われた-60kg日本代表決定トーナメントを元Krush -55kg王者で19歳の大雅が制し、9月19日に行われる世界最強決定トーナメントに駒を進めた。  大雅は1回戦で、“最年少vs最年長”対決となった32歳の山本真弘と対戦。左ボディーからの飛びヒザを右こめかみに叩き込み、1R1分47秒、KOで沈めるという衝撃のスタート。  大雅は準決勝の闘士にも1R54秒で左フック一発でKO勝ち。ほぼノーダメージで決勝に進出した。  別ブロックから決勝に上がってきたのは初代K-1 WORLD GP -60kg王者の卜部功也。大会前の予想ではもちろん功也が優勝候補№1だった。  しかし優勝候補としての声が高まれば高まるほど他の選手からのマークはきつくなるもの。1回戦で功也と対戦する皇治は対戦カード発表の会見から徹底的に功也をこき下ろす。2月大会で現王者の卜部弘嵩が判定負けを喫するやその“口撃”は弘嵩にまで飛び火。今まで誰も手をつけることのなかった「卜部兄弟をいじる」という離れ業をやってのけた皇治は最大級のヒールとしてリングに上がってきた。  試合は3R戦い切り、3−0の判定で功也が勝利を収めた。額面上は順当な結果だったかもしれないが、1Rにバッティングで皇治が右まぶたをカット。功也も左目尻をはらしダメージを残す。再開後には功也のインローがローブローになるなど試合はやや荒れ加減。功也が微妙にいつもの冷静さを欠いていたことは否めない。しかしこのかつてない難関を突破した功也は準決勝では島野浩太朗を徹底的なローキックで追い詰め、2R51秒KOで沈め決勝に勝ち上がってきた。  決勝は功也vs大雅。ともにスピードとテクニックに長けた2人だけに一瞬も目の離せない展開となったが、やはりここまでの2試合の蓄積したダメージの差が大きかったか…。大雅が出入りの激しい攻撃と回転の早いパンチで功也を翻弄。功也も右ジャブ、ミドルキック、ヒザ蹴りを的確に当てるものの、大雅はその打ち終わりにきっちり攻撃を返すなど試合を優位に進め、3−0の判定で勝利を収めた。  大雅は9月の世界トーナメントについて「ここで優勝したことは責任もあるので、日本人が戦える階級にしないといけない」と語った。  功也は「皇治選手に対策をされてて、硬くなって、やり辛さもあった。決勝は素直に相手が強かった。元気の良さで負けたと思うんですけど、実力でも上でした」と振り返った。  この日は3階級の王者がスーパーファイトでそろい踏みしたのだが、2月大会に続き、-60kg王者の卜部弘嵩が連敗するという緊急事態が発生した。3Rにはコーナーに詰められ連打を食らいダウン寸前まで追い込まれるシーンもあり、計量オーバーで減点1からスタートのパウロ・テバウ相手に0−2の判定負け。9月の世界トーナメントに向け暗雲が漂った。  タイの王者クラスの選手との対戦を希望していた-55kg王者の武尊はヨーセンチャイ・ソー.ソーピットを3R48秒、KOで破った。序盤こそヨーセンチャイのパンチを食らい、またそのタフさに手を焼いたものの、3Rに立て続けに3ダウンを奪いきっちりKOした。  試合後は先日、雑誌で対談したプロレスラーの武藤敬司がトロフィー授与者としてリングイン。2人でプロレスLOVEポーズを決めた。

WRESTLE-1 征矢が火野に敗れ、またも団体の至宝流出

2016.01.11 Vol.658
 プロレスリング「WRESTLE-1」が『WRESTLE-1 TOUR 2016 SUNRISE』(1月10日、東京・後楽園ホール)で2016年のスタートを切った。  WRESTLE-1の後楽園大会は毎回何かが起こる。  メーンで行われた「WRESTLE-1チャンピオンシップ」では王者・征矢学がリアルデスペラードに加入した火野裕士と対戦し、16分53秒、Fucking BOMBからの体固めで3カウントを許し、3度目の防衛に失敗した。  試合は序盤からリングの中も外もなくチョップ合戦が続く。とにかくやられたらやり返すのが2人の信条。ブレンバスター合戦、チョップ合戦、ラリアット合戦と互いの体を痛めつけ合う。  Fucking BOMBの体勢に入った火野を征矢がデスバレーボムで切り返し、ワイルドボンバーにつなぐもカウントは2。追撃のワイルドボンバーを交わした火野は投げっぱなしジャーマン。この日何度目かのラリアット合戦から、火野がラリアット、万を持してのFucking BOMBと畳み掛け、勝利を収めた。  試合後、火野が「征矢は正直ワケ分からん奴だったけど、戦ってみたらめちゃくちゃおもろいやんけ。次にオレを楽しませてくれる奴は誰かな」とWRESTLE-1勢を挑発すると、クルーザー級の稔が現れ、「オレは体重78キロしかないんだけどさ、そのベルトは無差別級。体重は軽いけど、君のこと、たっぷり楽しませてあげるから、オレの挑戦、受けてくれないかな」と挑戦をアピール。火野が受諾、次回後楽園大会での対戦が予想される。  セミファイナルで行われたスペシャル6人タッグマッチでは武藤敬司、曙、真田聖也の豪華なトリオが実現。KAZMA SAKAMOTO、NOSAWA論外、MAZADA組と対戦した。  真田はNOSAWAにタイツをつかまれ半ケツ状態になりながらもトペスイシーダーを放つなど、いつもとは違ったちょっとはじけたファイトっぷりを見せた。  ローンバトルとなったNOSAWAに対して、武藤組がそれぞれの得意技で攻め立てる。必死の反撃を見せるNOSAWAに会場が沸くが、健闘もここまで。最後はNOSAWAに対して、曙の「HAPPY NEW YEAR」の掛け声から武藤がシャイニングウィザードを決めて3カウントを奪った。  真田は今年は日本を拠点に活動する意向で「馬場さんは王道、猪木さんは闘魂、俺は武藤さんのプロレスLOVEを継承したい」と語ったうえで、2月10日の後楽園大会で一騎打ちが決まったKAIについて「ツイッターで絡んできたんですが、今のあいつには言われたくない。団体を盛り上げるエースになるはずが真逆に行ってる。自分の責任から逃げてる」と厳しい口調。一方のKAIは「真田が帰ってきたことは面白く思ってない」と語った。 「WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ」では王者アンディ・ウーに大和ヒロシが挑戦。大和は今回612人の署名を集め執念でタイトル戦にこぎつけた。  時にその“熱さ”が空回りすることもある大和。この日も自爆に誤爆と派手に繰り広げる。しかし昨年1年、時に失笑を買いながらも放ち続けてきたことでバリエーションも増え、威力も確実性も増した後頭部ヘッドバット「一直線」でピンチを脱出。最後もコーナーからの一直線からノーザンライトボムで勝利を収めた。  試合後、昨年末に全日本プロレスを離脱した鈴木鼓太郎がリングに上がり「久しぶりで申し訳ないけど、そのベルト、もらいに来たぞ。やるのかやらねえのか」といきなりの挑戦アピール。  しかし大和は「いきなり出てきて何言ってるんですか。このベルトに挑戦するまで、すっげえ苦労してきたんですよ。『挑戦したい』『はい、そうですか』って言えるほど、安いベルトじゃないんだよ。何の実績もないんだから、それに見合うだけの実績を用意してくださいよ」と拒否。常々「W−1で頑張っている選手にチャンスを与えたい」という考えを持つ大和は稲葉大樹を逆指名。昨年に引き続き、鈴木を含め、クルーザー級戦線が熱くなりそうだ。

WRESTLE-1 武藤、神奈月組が復活F-1タッグ王座初代チャンピオンに

2015.10.11 Vol.651
 プロレスリング「WRESTLE-1」の『WRESTLE-1 TOUR 2015 ファン感謝デー』が9日、東京・後楽園ホールで開催された。  メーンで行われたのは「F-1タッグチャンピオンシップ 初代王者決定戦」。これはかつて武藤が全日本プロレス時代に創設されたもの。F-1の「F」は「FAKE(ニセモノ)」の頭文字。プロレスラーと芸人が組んで戦うシステムで主にファン感謝デーで開催されてきた。2012年を最後に長らく行われてこなかったが、この度WRESTLE-1のマットで復活。  全日本時、初代王者に就いた武藤敬司、神奈月組と征矢学、スギちゃん組が対戦。16分13秒、神奈月がシャイニングウィザードからの体固めでスギちゃんから3カウントを奪い、武藤組が初代王者となった。

〈不定期プロレス女子企画 WRESTLE-1観戦記〉黒潮”イケメン”二郎が魅了!走り出したら君が止まらない♪

2015.06.19 Vol.644
 6月18日。『WRESTLE-1 TOUR 2015 OUTBREAK』を観戦するため後楽園ホールにやってまいりました!
 本日のお目当ては、セミファイナルの【Road to KEIJI MUTO スペシャルシングルマッチ ~武藤敬司 vs 黒潮“イケメン”二郎】! 吉岡世起選手を倒して【Road to KEIJI MUTO】を制し、武藤敬司選手への挑戦権を獲得した黒潮選手が遂に大立ち回りをしてくれるかもしれません。タッグパートナーでもある船木誠勝選手の指導のもとトレーニングを積み、満を持しての大一番。応援するこちらも昂ります。
 入場曲『HELLO』のイントロからイケメンコールで沸く会場。颯爽と現れ、おなじみのジャケット(いつもながらダサい)姿に手鏡でポーズをキメる黒潮選手の姿がまぶしい! スターのオーラを感じます。なかなかリングインせず焦らされる客席をゆっくりとまわりはじめたと思ったらジャケットを脱ぎ捨てた下にもう1枚ジャケットを着ているというパフォーマンスまで。一挙手一投足が会場中の心をわしづかみにしている今ならきっとイケる! 一方の武藤御大は貫録の佇まい。
 立ち上がり、黒潮選手がトリッキーな動き(?)で魅了した際は武藤選手も半笑いだったように見えたのですが、さておき、即座に関節を狙いに来ます。一気に高まる緊張感! 一瞬で空気を引き寄せつつ、ドラゴンスクリューからの足4の字と極めにかかると客席からはイケメンコールに加え武藤選手へのブーイングが! その声にムっとして締め上げにいく武藤さんのことをちょっと可愛いなと思っていた矢先、黒潮選手が延髄斬りから「ふぃにーっしゅ!」のアラビアンプレスを決めたところで10分経過! 足をかばう姿も心配で、そろそろ畳みかけてくれと思っていると、予告していた黒潮ムーンサルトプレスを炸裂! しかし残念ながらカウント2で返され、結果的には本家のムーンサルトを武藤選手が勝利。
 試合後、丁寧に頭を下げリングを後にする姿、そしてそれを暖かく称える会場の空気もまた素敵でした。
 武藤選手は自身へのブーイングも含め、声援を「判官びいき。パフォーマンスがウケてるだけ。それだけじゃすぐ飽きられる」とバッサリと斬りつつも「彼はもっと引き出しを作れる」と、未来を担う選手の可能性に期待を寄せていまいした。

WRESTLE-1 近藤を退け二度目の防衛を果たした鈴木にKAIが丸刈り挑戦アピール!

2015.06.19 Vol.644
 プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2015 OUTBREAK」が18日 、東京・後楽園ホールで開催された。
 メーンは、WRESTLE-1チャンピオンシップ、第4代王者である鈴木秀樹が近藤修司を迎え撃ち、19分25秒、得意のダブルアームスープレックスで二度目の防衛を果たした。
 体格差を経験差で跳ねのけようとする近藤は、序盤から果敢にヘッドロックを仕掛けに行く。しかし膝蹴りからのエルボーをもらい体勢を崩したあたりから徐々に鈴木のペースに。コブラツイストからストレッチボム、エルボーを見舞われた近藤は大の字でダウン。カウント9で立ち上がるも、鈴木の膝が襲い掛かる。両者が首をとりあいカウント2の攻防が続いたのち、近藤がキングコング・ラリアットを決めるが、その後の打ち合いを制した鈴木が極め付けのエルボーを叩き込む。最後は必殺技のダブルアームスープレックスで3カウントを奪った。
 試合後、KAIがリングに上がると、「覚悟を見せる」と、おもむろに頭髪を剃りはじめる。対する鈴木はあきれた様子で「次、やってやってもいいけど、これでオマエ終わりだからな? もう誰にも気ィ使ってもらえないからな?」と冷たく言い放つ。しまいには会場から「鈴木やらなくていいよ」と野次が飛ぶ始末。孤高のKAIは意地を見せられるのか?
 セミファイナルでは「Road to KEIJI MUTO スペシャルシングルマッチ」が行われ、吉岡世起を下して権利を獲得した黒潮“イケメン”二郎の挑戦を13分7秒、ムーンサルトプレスで武藤敬司が退けた。
 入場曲である福山雅治の『HELLO』が流れるなか、たっぷりと時間を使いアピールする黒潮を会場は“イケメン”コールで盛大に迎える。
 序盤、武藤をかく乱する動きで観客を魅せるも、すぐさまグラウンドに持ち込まれてしまった黒潮。その後もドラゴンスクリュー連発からの膝固めや足4の字固めから逃れるのに精一杯でなかなか攻めに転じられない。一方、極めにかかる武藤に対しては客席から大ブーイング。延髄斬りからボディープレスの連続で好機となった黒潮が当初の宣言通りムーンサルトプレスを繰り出すもカウント2で返した武藤がドラゴンスクリューからシャイニングウィザードで反撃、そして伝家の宝刀ムーンサルトプレスを決め、若き挑戦者から3カウントを奪った。
 試合後、武藤は黒潮について「未来を背負ったレスラーの一人」と称するも、「ジャケットを使いこなせていない」と、グレート・ムタ戦を機に小川直也が柔道着の着用をやめたことを引き合いに出して指摘。試合中に自身が受けたブーイングについては「しょせんは判官びいきでしかとらえてないから、パフォーマンスが受けてるだけ。パフォーマンスだけではお客さんはすぐに飽きるし、彼(黒潮)は引き出しをもっと増やせると思うから、それだけで終わってほしくない。」と、この経験を糧に黒潮の成長を願う。また、「イケメンごときにムーンサルト出すのもシャクだから一瞬迷ったんだけど、仮にもオレの冠がついているトーナメントを勝ち上がってきたことに敬意を表した」とコメント。

負けてもなおエロスをまき散らすカズ選手。旅立つ児玉選手へ思いを馳せるの巻〈不定期プロレス女子企画〉

2015.05.07 Vol.641
 5月5日。『WRESTLE-1 TOUR 2015 TRIUMPH』にやってきました。開演前に会場に着くと、なんと完売御礼ではありませんかッ! 感無量。また、「こどもの日」イベントで、ちびっこ達がリングにあがってご満悦だったりリングアナを体験していたりと、たいへん微笑ましい光景を拝見することができました。
 衝撃的な話が多かった本日。まず、クルーザー級のトーナメントで惜しくも初戦敗退したものの、カズ選手を相手に超・熱戦を繰り広げて感動を誘った児玉裕輔選手が、この大会をもって無期限海外武者修行へ。[チーム中玉]ワクワク見てたのに、これからだと思ってたのに(泣)。無期限って永遠のようでもあり一瞬にも聞こえる言葉ですが、「漢」になって帰ってくる日を楽しみに、応援し続けます!
 さて、そんな児玉選手(&中之上靖文&KAI)の眼前に立ちはだかるのは、何と、TAJIRI&グレート・ムタ&ザ・グレート・カブキという“毒霧三重奏”! 子どもの日だからって我が子ムタのためにパパが登場するなんてSUGEEEE! 孫くらいに見える児玉クンはブーイングを浴びながらも果敢にカブキに攻め込んでおりましたが、ダイブした瞬間に3者からのトリプルミストを喰らい、そのままカブキの餌食となり撃沈。
 ……旅立つ若者への花向けとして素敵すぎです。
 そして!注目しておりましたクルーザーディビジョン初代王者決定戦。準決勝で田中稔選手がパンテーラ選手を、カズ・ハヤシ選手が大和選手を退け、大人な決勝となりました。稔選手の首を攻撃しまくるカズ選手、逆に足を狙う稔選手と、双方が容赦のない、一進一退の闘いに、客席のボルテージも最高潮。振り返ればトーナメントでのカズ選手の試合はどれも本当に釘づけでした。1、2戦目とも辛勝だったというか、先日の児玉選手や、本日の大和選手が、折れることなく全力ぶつけてくる雄姿と、それを凌ぐカズ選手に魅せられまくったわけですが、その上で決勝に至ってのこのせめぎあいたるや……。これでキマるかと最初に思ったのはいつだったか、と、気が遠くなるほど繰り返される、カウント2返してからの展開、熱気と緊張が混ざって超エキサイトでした!
 この激闘を制したのが稔選手のカッキーカッターと言うのがまたドラマティック。稔選手はこれをもって四冠王という恐るべき四十路(に見えないところも、すごい)。入場時のペットボトルの中身は実は養命酒かな。
 今回敗れてしまいましたが、カズ選手がこのベルトを獲るところもぜひ観たいのです! あらたな熱戦に、超期待しています。ただ数時間に2試合観た感想は、カズ選手の脊柱起立筋あたりから立ちのぼるフェロモンに酔ってしまうということです。くらくらします。あの色気は経験で身につくものなのでしょうか。W-1では毎回若い選手たちにキュンキュンしていますが、その一方でこういう日は、オンナに戻れた気がします。

WRESTLE-1 グレート・カブキがムタ、TAJIRIを従え大立ち回り!!

2015.05.07 Vol.641
 プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2015 TRIUMPH」が5日 、東京・後楽園ホールで開催された。
 メーンでは前回の後楽園大会で第4代王者となったZERO1の鈴木秀樹が浜亮太を挑戦者に迎え初防衛戦を行い、9分26秒、片エビ固めで勝利を収めた。
 これまでの鈴木の言動に「あんな品格のないチャンピオンを見たのは初めて」と挑戦の名乗りを上げた浜。その浜を挑発するように入場時にベルトを無造作にリングに投げ入れる鈴木。この行為に会場は大ブーイングだ。
 会場の声援を背にゴングからラッシュをかける浜。ぶちかまし、踏みつけ、エルボードロップとその体を武器とした肉弾殺法で鈴木を攻め続ける。カウンターのドロップキックからパウンド、腕十字で反撃する鈴木は得意のダブルアームスークレップスを試みるが、グリップできずにネックブリーカードロップに切り替える。再度ダブルアームスークレップスを狙うが、蘇生した浜はボディーアタック、コーナー下に座り込んだ鈴木にヒップアタック、そしてまさかの投げっぱなしジャーマンまで繰り出し鈴木を追い込む。
 しかし一連の攻撃を耐え抜いた鈴木は浜がフィニッシュに狙ったブレーンバスターを空中で切り返すと、スリーパーホールド。一度はそのまま後ろに倒れ込み脱出した浜だったが、鈴木は延髄斬りから再びスリーパー。落ちかかった浜をフォール。浜が2カウントで返したところにマウントからの強烈なエルボーを叩き込み、3カウントを奪った。
 試合後は、前回大会で鈴木に敗れベルト流出させてしまったKAI、タッグ王者の近藤、なぜか征矢学、そして初代王者の河野真幸がリングに上がり、挑戦をアピール。その様子を冷ややかに眺めていた鈴木は「挑戦者決定戦をやれ」と言い残しリングを去った。果たして次の挑戦者は誰になるのか…。
 セミファイナルでは「WRESTLE-1クルーザーディビジョン初代王者決定トーナメント決勝戦」が行われ、この日の準決勝でエル・イホ・デル・パンテーラを破った田中稔と、大和ヒロシを破ったカズ・ハヤシが対戦。田中が23分53秒、トルネードカッキーカッターからの片エビ固めで勝利を収め初代王者に輝いた。
 序盤、田中はカズの足を、カズは田中の首を狙い一進一退の攻防が続く。しかし徐々にカズが試合を支配し始め、田中には我慢の時間が続いた。カウント2.9でしのぎ続けるなか、会場は大稔コールに包まれる。カズのパワープラントを返した田中は大声援を背に反撃を開始。トップロープからのハーフハッチ、ダイビングフットスタンプ、そしてトルネードカッキーカッターと畳み掛け3カウントを奪った。
 試合後、4本のベルトを誇示する田中にTAJIRIが現れ、たった今取ったばかりのクルーザー級のベルトへの挑戦を表明。しかし田中は「体重制限がある」とやんわり拒否。しかし「(ドイツの)EWPのインターコンチネンタル王座のベルトなら。ラウンド制で」と逆提案した。TAJIRIも承諾。今後はベルトをめぐる2人の攻防が見られそうだ。

WRESTLE-1 武藤がシングルで3年ぶりの敗戦 KAIが第3代王者に

2015.03.09 Vol.638
 プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2015 TRANS MAGIC」が8日、東京・後楽園ホールで開催され、メーンで行われた「WRESTLE-1チャンピオンシップ」で挑戦者のKAIが王者・武藤敬司を破り、第3代王者に就いた。
 2015年に入ってから船木誠勝、河野真幸、田中将斗を立て続けにシングルで破り、ここまでたどりついたKAI。やはり武藤への声援が大きいものの、世代交代を期待するファンからは「KAI勝ってくれ~」という声援も飛ぶ。
 試合は序盤グラウンドの展開が続く。KAIが攻めているように見えてもいつの間にか武藤が好ポジションをキープ。武藤が試合を支配する。この状態を打開すべく、KAIは場外に落ちた武藤にトペを敢行するも、武藤はセコンドを身代わりにして交わすと、KAIは左腕を場外フェンスに痛打。以降、左腕への低空ドロップキック、チキンウィングアームロック、キーロックと手を変え品を変え、武藤の左腕殺しが続く。KAIがなんとかスタンドの展開に戻しても、ドラゴンスクリュー、シャイニングウィザードというおなじみの武藤殺法にはまるだけ。寝ても立っても武藤が試合をリードする。
 しかし時間が経つにつれ、スタミナが切れてきた武藤の動きが鈍ると、KAIはシャイニングウィザードを防御しジャンピングハイキック、トラースキックで反撃を開始。一進一退の攻防に、試合前は武藤コールが多かった会場にも徐々にKAIコールが響き始め、15分過ぎにサンダーファイヤーパワーボム、トップロープからのスプラッシュプランチャを放つと会場は大KAIコールに包まれた。
 武藤もカウンターのフランケンシュタイナー、前後からシャイニングウィザードを連発。そして切り札のムーンサルトプレスも繰り出す。しかし着地の際にヒザを痛打し、すぐにフォールにいけなかったのが響き、3カウントを奪えない。切り札で試合を決めきれずダウンしたままの武藤にKAIはトップロープからのスプラッシュプランチャを3連発。ついに3カウントを奪った。
 試合後、若手の肩を借りながらリングを去る武藤にKAIが「武藤さん、ありがとうございました」と声をかけると、軽く手を挙げ応える武藤。そこにこの日、中之上靖文を秒殺した鈴木秀樹がやってきて対戦を迫り一触即発状態となったが、KAIは「オレは誰からも逃げないし、いつ何時、誰の挑戦も受ける」と宣言。対戦を受諾した。
 KAIはその足でファンとともに会場の1階まで下りて、喜びを分かち合う。そして会見では「このベルトを武藤さんから受け継いだということは責任重大。これから俺たちがWRESTLE−1をスタートさせる。誰とでもどんなスタイルでも、WRESTLE−1を盛り上げるためになんでもやる」と話した。
 一方、シングルマッチでは2012年3月20日の両国国技館での秋山準戦以来、3年ぶりの敗北を喫した武藤は「持久力がなかったというか、ちょっとスタミナが切れた」と試合を振り返り「俺に勝った後のチャンピオンはしんどい。KAIはエースになるべくチケットをゲットしただけ。プロレスの神様はきっと途中下車もさせるだろうし、今からがしんどい」と独特の表現で王者の厳しさを説きつつも「託せるようになってほしい」とエールを送った。自らの今後については「変わらない。でも武藤敬司がおしとやかになると“裏の顔”が出てくる」とグレート・ムタの出現を予言した。

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