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塚越vs牧平のタイトル戦正式決定。小澤が復帰戦で里見と対戦【2・12 Krush.85】

2017.12.13 Vol.Web Original

塚越「最後は気持ちの勝負」、牧平「愛と勇気をもってベルトを獲りに行く」
「Krush.85」(2018年2月12日、東京・後楽園ホール)の第一弾カード発表会見が12月12日行われた。

 先日のKrush12月大会で行われた「-67kg次期挑戦者決定戦」で勝利を収めた牧平圭太が王者・塚越仁志に挑戦するタイトル戦が正式に発表された。

 約1年ぶり2度目の防衛戦となる塚越は「牧平選手がチャンピオンだった時とベルトの価値が同じだとは思っていません。僕はベルトを防衛して、9月の初代K-1ウェルター級王座決定トーナメントにも出ていますし、K-1では残念な結果(準決勝敗退)でしたけど、Krushチャンピオンの誇りを持って戦ってきたつもり。Krushのチャンピオンとして倒して防衛したい。最後は気持ちの勝負になると思う。今年2月にモハン選手と防衛戦もありましたが、僕は9月のK-1では準決勝で(久保の)ローキックで負けました。牧平選手もローを得意にしていると思うので、この試合は自分が成長するチャンスだと思っています。ここで負けたら格闘家としての次はないと思っているので、すべてをかけて倒しに行きたい」などと話した。

 約2年ぶりの王座返り咲きを狙う牧平は「約2年ぶりにKrushのベルトを間近で見て、よだれが出るほど興奮しますね。応援してくれる人たちの気持ちを力に変えて、愛と勇気をもってベルトを獲りに行きます。この階級は技術云々だけじゃなく、男としての生き方やハートを見せられる選手が集まっていると思うので、最後はそこの勝負かなと思っています。命がけでベルトを獲りに行きます」などと話した。

左右田が再起戦で初参戦の中村と対戦。「第1試合」を要求【12・9 Krush.83】

2017.10.06 Vol.Web Original

左右田「僕が負けたらKrushの格が落ちる」と必勝宣言
「Krush.83」(12月9日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが10月6日発表された。

 8月大会でKrush-65kg王者・中澤純に挑戦し、延長の末、判定で敗れた左右田泰臣が復帰戦に挑む。

 左右田に用意されたのはKrush初参戦となる中村広輝。中村は沖縄をベースに戦う32歳。39戦24勝(18KO)13敗2分け。全沖縄ライト級、LEGEND-63kg初代・第2代、TENKAICHIスーパー・ライト級の戴冠歴があるファイター。

 中村はまず「ハイサイ!」と沖縄の方言で挨拶。そして「今回初めてKrushに参戦することになった。若いころに見ていた全日本キックの流れにあるkrushに出られるきっかけを作ってくれたREBELSの山口代表、Krushの宮田プロデューサーに大変感謝している。気持ちがあふれ出てきてワクワクしている。相手も左右田選手ということですごくいい試合になると思う。Krushは輝かしくて力のある団体。出られると思っていなかったので光栄。自分は勝率を見るとKOが先行しているが、特にKOを目指して戦っているわけではない。戦いの中の流れでKOが生まれている。今回も流れの中でKOが生まれればいい。自分で言うのもなんですが、Krush向きの選手だと思っているので、いつも通り戦うだけ」と話した。

 左右田は「K-1のベルトが欲しいと言っておいて、8月のKrushで負けて、また順番待ちの最後尾に並んでしまいました。今回は僕が負けたらKrushの格が落ちる気がするので、シンプルに“勝つ”というテーマを持って戦いたい。中村選手はすごい激闘派の選手と聞いていた。改めて試合を見てみると、やはり激闘派だったので、素晴らしい選手だと思う。僕が8月に負けて、また一人K-1の65kgの選手を増やしてしまったので、今回はそういうことがないように、僕の仕事をしっかりしていきたい」と話した。

 左右田は前回の敗戦については「負けたことに関しては納得している。試合の勝ち負けで一喜一憂していたら1年前と変わらない」と気持ち的には吹っ切れているよう。しかし「出直しという意味もある」と「第1試合」を希望した。宮田充K-1プロデューサーは「第1試合はすごく大事に考えていてインパクトのあるカードを持ってきたこともあった。でも今回の大会は土曜日。週休2日とはいえ土曜日はまだ忙しい人も多い。“この試合は絶対に見たい”というお客さんは多いと思う。そういうお客さんの思いを考えると後半にマッチメイクしたい。でも左右田選手の気持ちも分かる…」と返事を保留。この宮田氏の態度に「理想は第1試合からメーンまでフルハウスということ。自由に生きましょう」と左右田。果たして宮田氏の決断は…?

9・18K-1 卜部弘嵩と山本真弘が“復活”かけ3年ぶりに対戦

2017.07.25 Vol.695

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ウェルター級王座決定トーナメント~」(9月18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)の追加対戦カードが24日発表された。

 前K-1スーパー・フェザー級王者の卜部弘嵩と山本真弘が約3年ぶりに対戦する。3年前の対戦は当時のKrush-60kg王者・大月晴明への挑戦者を決める戦いの中のひとつとして行われ、弘嵩が判定勝ちを収めている。

 会見では弘嵩は「7月のKrushでも結果が出せなくて、すぐに試合がしたくて、それを伝えたらこうして試合が決まりました。試合が決まったからにはしっかり仕上げてリングに立ちたい。2014年に対戦した時も今も、山本選手に対する気持ちは変わらず、一つの時代を作ってきた男だと思います。同じく僕も時代を引っ張ってきた時があるので、もう一度ここで復活して、必ずまた自分の時代に戻したいと思います」、山本は「僕も6月に中国で試合をして負けてしまって、すぐにでも試合したくて練習を続けていました。僕は去年からフリーになったのですが、色んな人たちが協力してサポートしてくれています。9月の試合に勝って、その人たちと一緒に笑いたい。最高に仕上げるので期待してください。あの時(前回対戦時)とは僕も卜部選手も違うと思うので、あの時とは違った試合になると思います」などと話した。

 弘嵩は先日の「Krush.77」でジェン・ジュンフェンに敗れ、現在2連敗中。山本も同じく2連敗中でともに“復活”をかけた戦いとなる。

 弘嵩は「山本選手は今のKrushのチャンピオン(安保璃紅)とダウンの応酬の末に負けていますが、この試合で今の自分が日本国内でどのくらいのレベルなのか分かるんじゃないかと思います。(危機感はある?)う~ん…僕は自信を持ってリングに上がりますよ。決して弱くなっているわけじゃないし、間違いなく強くなっているので。それなのに結果が出ていないというか歯車が合っていないというか…表現しづらいですけど。歯車が合えば間違いなく世界最強を証明できると思います」、山本は「誰が相手でも試合をするつもりだったので、二つ返事でOKしました。その相手が卜部選手だったということです。今回は自分の復活を期しているので絶対に負けられません。危機感はデビューした頃からずっと持っていました。今回だから特別に…というのはないです」などと話した。

 この日は同じスーパー・フェザー級の「島野浩太朗vs皇治」、トーナメントのリザーブファイトとして「牧平圭太vsKENJI」が行われることも合わせて発表された。

3・3「Krush.74」小澤が-58kg王座防衛も「申し訳ない。出直すわ」

2017.03.04 Vol.685

「Krush.74」(3月3日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われたKrush -58kgタイトルマッチで、王者・小澤海斗が挑戦者ユン・チーを3R2-0の判定で破り、2度目の防衛を果たした。

 小澤は1R中盤、右フックからパンチのラッシュ、飛びヒザで追い込み優位に試合を進めたものの、チーも重いパンチでで反撃。小澤はガードを固め、致命的な攻撃はもらわないものの、冷やりとさせられる場面も。結局ダウンを奪うことができず、判定でもジャッジ1人が29-29のイーブンに取るなど際どい勝利となった。

 チーは昨年11月の「K-1初代フェザー級王座決定トーナメント」で武尊がKOで破っている相手。小澤としてはなんとしてもKOしたかっただけに、試合後のマイクでも「本当、申し訳ない。出直すわ。K-1のチャンピオンになれるように頑張ります。Krushの-58kg、俺が引っ張るんで応援よろしく。明日、土日ですが、こんなんでうまい酒は飲めないと思う。今日はつまんない試合してごめん。出直すわ」と反省モード。会見でも「1Rに一発効かせたけど行けなかった。パンチが強い選手だと思っていたけど、蹴りが早くて、蹴りの印象のほうが強かった。6月のK-1のさいたま大会で試合がしたいんで、それまで今回の悪い点を完全克服します」と試合を振り返った。

3・3「Krush.74」木村と牧平の対戦相手が決定 出貝vs軍司は-53kg次期挑戦者決定戦

2017.01.20 Vol.682

 立ち技格闘技「Krush.74」(3月3日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが20日、発表された。
 元Krush-67kg王者の牧平圭太はKENJIと対戦する。
 現在4連敗中の牧平は「とやかく言える立場ではないので一言。必ず倒して勝ちます」と挨拶。KENJIは「格闘技人生を終えるうえで絶対に戦いたいヤツが2人いて、その1人が牧平選手。半年前に復帰したんですが、キックから離れている時にテレビで牧平選手の試合を見てファンになったというか、戦い方が好き。この試合を組んでもらえてうれしい」と話す。

 牧平はこの言葉に一瞬笑みを浮かべたものの、「うれしいけれど、どんなことがあっても勝たんといけん」と広島弁で決意を新たにし、「3月3日に試合をする選手の中で誰よりも自分が勝ちたい気持ちが強いと思う」と再度勝利への執念を口にした。
 
 約2年半ぶりのKrush参戦となる木村“フィリップ”ミノルは西川康平と対戦。
 西川は「最初のオファーは違う選手だったんですが、まさか木村選手になるとは思わなくて決まった瞬間に興奮しました。必死に練習して、木村選手をぶっ倒しにいこうと思っています」と話した。一方、木村は西川について「個人的に超好きな相手。バチバチ殴り合ってくれるので、いい感じにかみ合うと思う」と話すなど、“相思相愛”の様子。

 木村は大晦日の「RIZIN」でチャールズ・”クレイジー・ホース”・ベネットと再戦の予定だったが。ベネットが来日不能で試合が中止となってしまった。
 しかし「大晦日へ向けてハードなトレーニングを何カ月もやっていたが、そのままトレーニングを続行してきた」とコンディションは万全のよう。そして「MMAにはキックボクサーが持っていない、打撃のいいところがあった。それを経験できたのは大きい。打撃に戻ってきたら凄いことになるとワクワクしながら練習していました。それを全部Krushにぶつけられると思うとめっちゃ楽しみ」と話した。

 この2試合は-67kgで行われる。木村が「Krushの-67kgのタイトルを獲りたい」と語るなど、今後のタイトル戦線を占うカードとなりそうだ。

3・3「Krush. 74」から-60kg次期挑戦者決定トーナメント開催

2017.01.11 Vol.682

 立ち技格闘技「Krush. 74」(3月3日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが10日、発表された。
 この大会から「Krush -60kg次期挑戦者決定トーナメント」が開催されることとなった。
 1回戦4試合は①明戸仁志vs横山巧、②大沢文也vs稲石竜弥、③闘士vs原田ヨシキ、④島野浩太朗vs“DYNAMITE”高橋佑太の組み合わせで行われ、5月大会で①vs②、③vs④で準決勝、7月大会で決勝が行われる。優勝者は10月大会での王座挑戦が予定される。
 -60kgは現在、王座決定トーナメントの1回戦が終了。2月大会で2回戦、4月大会で準決勝、5月大会で決勝が行われ王者が決定する。
 今回の次期挑戦者決定トーナメントの開催について、宮田充Krushプロデューサーは「-60kgはKrushの中でも最激戦区なのは間違いない。チャンピオンが決まったと同時に、チャンピオンも追われる立場になる。そういったストーリーも同時進行してもいい。10、12月の1回戦は接戦もあった。過酷なトーナメントにエントリーしてくれた選手たちにはいずれチャンスは生まれると思っていたが、それが早くなったということ。また新たな敵と戦って3つ勝てば挑戦者に、4連勝すればチャンピオンになれる。そこで目が輝いてくれれば」と話した。
 当初は王座決定トーナメントの1回戦で敗れた8選手に参戦のオファーをかけたが、コンディションの問題などで加藤港と松野祐貴が参戦を見送り、新たに闘士と横山が追加され行われることとなった。

7・18『Krush.67』ピケオーとKANAが初防衛に成功

2016.07.19 Vol.670

 立ち技格闘技の『Krush.67』(7月18日、東京・後楽園ホール)のダブルメーンで2つのタイトル戦が行われた。

 Krush-70kgタイトルマッチでは王者・ジョーダン・ピケオーが山崎陽一を2R2分42秒、KOで下し、初防衛に成功した。
 ピケオーは1Rからプレッシャーをかけ前へ。山崎のガードのすき間からパンチを上下に打ち分け主導権を握る。2R開始早々にピケオーは出会い頭の左ジャブで最初のダウンを奪う。ノーダメージと思われたが、その後のピケオーの一気のラッシュに山崎は防戦一方。最後はロープに詰めたピケオーが左フックから返しの右フックを放つと、山崎はロープの反動でマットに前のめりにたたきつけられるようにダウン。レフェリーが即座に試合を止めた。

 試合後のリング上でピケオーは「今後はK-1のチャンピオンベルトを獲りたい」とアピール。そして会見では「自分にとってこのベルトを引退するまで守り続けることが仕事」と話す。実際、ここまでK-1とKrushで渡部太基、サニー・ダルベック、中島弘貴、この日の山崎と並み居る強豪を退けており、その言葉も現実味がありそうだ。

元K-1 WORLD MAX日本トーナメント準優勝の山本優弥が引退式

2016.04.11 Vol.664

 K-1 WORLD MAX、Krushなどで活躍し、2月に引退を表明した山本優弥の引退セレモニーが4月10日に東京・後楽園ホールで開催された「Krush.65」(4月10日、東京・後楽園ホール)で行われた。
「叫ぶ大和魂 卒業式」と銘打たれたこの日のセレモニー。山本は試合用のガウンで入場し四方に深々と頭を下げると、その場で短いシャドーを見せる。
 そして牧平圭太、城戸康裕、山内佑太郎、佐藤嘉洋といったライバルたちが駆けつけ花束を渡した。
 山本は挨拶で「このリングから話をさせてもらうのは最後だと思うんですが、みなさんにお礼を言う前に、リングはは血のにじむような努力をして、試合をするために上がる場所。マイクを持てるのも勝者、選ばれた人間だけです。試合もできないくせに、やめてしまうのに、ここから物を言うのを許してください。このリングに大きい男2人が入ったら凄く狭いんです。僕はいつも試合前は緊張しないよう、上がった時も緊張しないように何も考えないようにしましたが、相手が目の前に来たら凄い怖かったです」と涙ぐんだ。

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