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五輪聖火リレー、福島Jヴィレッジでグランドスタート。感染考慮し、無観客で開催

2021.03.25 Vol.Web original

 東京オリンピック聖火リレーが3月25日、福島県・ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジでスタートした。震災からの復興を掲げた聖火リレーは、福島県を皮切りに、121日間をかけて全国47都道府県を巡る。

 東京2020組織委員会によると、参加者は当初の計画より約6割減らし、聖火ランナーや来賓、随行者のほか、福島県の子ども達、パフォーマーを合わせ、合計約400人。感染対策を考慮して一般客の観覧の場は設けず、セレモニーの様子はSNSなどを通じてLIVE配信された。

 出発式に先立ち、福島県を代表する民俗文化財の法螺貝や太鼓の演奏、フラガールによるパフォーマンスなどが行われ、続くセレモニーでは、聖火リレーの出発を祝い、郡山市の小中学生による合唱『花は咲く』が披露された。

なでしこジャパンの澤穂希さんが体調不良で聖火リレーを断念

2021.03.24 Vol.Web Original

佐々木則夫前監督「澤さんの分も」

 東京2020オリンピックの聖火リレーのスタートを翌日に控えた3月24日、東京2020組織委員会が会見を開き、橋本聖子会長、グランドスタート聖火ランナーを務める前サッカー女子日本代表監督の佐々木則夫氏らが登壇した。

 聖火リレーは東日本大震災の復興の象徴ともいえる福島県のJビレッジからスタートする。Jビレッジはなでしこジャパンの聖地ともいえる場所であることから大震災のあった2011年に行われた女子W杯で優勝した佐々木監督と当時のメンバーが第1走者に選ばれた。

 この日、佐々木氏は「2011年W杯は参加できるだろうかと思いながら、準備もままならない状況での参加ではあったが、その中で彼女たちが一生懸命、日本への思いを込めてドイツで戦い、一戦一戦成長し、皆さんも予想できなかったような快挙を成し遂げ、優勝することができた。その時のスポーツの力というものが評価されたのだと思う。我々なでしこジャパンの聖地でもあったJビレッジからのスタートに我々が選考されたというのは本当に名誉なこと。選手ともども感謝している。コロナ禍において1年間延期になり、その中でまだまだ順風満帆な状況ではないかもしれない。非常に大変な五輪になることは間違いないと思うが、一丸となって東京五輪を成功させる。そのスタートの一助になれることに幸せを感じている」などと聖火ランナーへの思いを語った。

 また佐々木氏は「澤選手が2~3カ月前から三半規管のコンディションを崩しており、昨日電話があり“どうも調子が良くない”ということで断念することになった。澤さんの分も一生懸命やりたいという思いで、明日は選手たちとJビレッジのピッチに立ちたいと思っている」と報告した。

東京2020 開幕への道【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2021.03.17 Vol.web original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

五輪聖火リレー、組織委が「密集」の定義や感染レベル別の対応方針を発表

2021.03.16 Vol.Web original

 東京2020組織委員会は16日、3月25日にスタートする五輪聖火リレーの感染症対策について、観覧客へ注意を促す際の「密集」の定義や、感染レベル別の具体的な対応方針を発表した。

 聖火リレーの感染症対策を巡っては、先月25日、組織委が3密回避のためのセレブレーションの事前予約制や、オンライン観覧の推奨など具体的な対応策を発表した。その後、今月5日に聖火リレー・コロナ事態対応チームを発足し、具体的な事態における対応方針を議論した。

 発表された方針では、まず、沿道の観覧客への「密集回避」の対応が説明された。例えば、観覧客へフィジカルディスタンスを促す場合の「密集」の判断基準として、多くの観覧客が肩が触れあう程度に密接している、観覧客が十分な間隔を空けずに複数列に重なり合っているなどの項目を挙げた。組織委は先導広報車などからの呼びかけを実施し、実行委員会の沿道スタッフからは密集を避けるように呼びかける。密集の度合いが高く、歩行上の通行路を確保しにくいなど一般通行に支障が生じかねない状態になれば、警察と協力して注意指導を行い、それでも解消されない場合は、走行場所や区間のスキップも検討するとした。

 また、スタッフの体調管理については、アプリによる体調管理、東京からのスタッフは、スクリーニング検査により陰性を確認したうえで現地へ派遣する。

 事象レベル別の具体的な対策についても説明された。例えば、運営スタッフにおいて、感染者・濃厚接触者が1、2名程度の場合はスタッフの配置換えにより通常運営、感染者・濃厚接触者の発生により代替要員の確保が困難な場合は、確保できる代替要員の範囲で実行可能な縮小案を検討する。感染が拡大し、関係者におけるクラスターが発生した場合は、公道リレーの中止、セレブレーションのみの実施を検討するとした。運営スタッフ以外では、都道府県におけるクラスターが発生した場合、走行場所や区間のスキップを検討、また、当該都道府県において緊急事態宣言が発出された場合は、無観客のセレモニーのみ実施を検討するとした。

 組織委の中村英正ゲームズ・デリバリー・オフィサーは「オリンピックの理念、色々なものを乗り越えて1つになろうという象徴がまさに聖火。開催地の東京や自治体だけでなく、全国をめぐることで、機運醸成につながることを期待している。他方で、安心・安全の観点からは苦渋の難しい判断。ただ、安心・安全に聖火リレーを行い、何か起これば迅速に柔軟に対応していくことを皆様にお示しできれば、7月からの大会への理解にもつながるのでは」と話した。

 五輪聖火リレーは、3月25日に福島県・ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジでスタートし、約1万人が7月23日まで121日間をかけて日本各地を巡る。

橋本聖子会長が海外からの観客受け入れに「聖火リレーの前には決めたい」。無観客は議題に上がらず

2021.03.03 Vol.Web Original

東京都、政府、IOC、IPCと五者協議

 東京2020組織委員会が3月3日、東京2020大会時の新型コロナウイルス感染症対策について、東京都、政府、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)との五者協議を行った。

 協議後に組織委の橋本聖子会長が囲み取材に応じ、コロナ対策として「安心安全な大会開催を最優先とし、変異株への対応や検査の重要性についても確認し、しっかりと行っていくことを確認した」などと語った。

 観客の扱いについては「海外からの観客については国内外の新型コロナウイルスの感染状況や防疫措置、専門家による科学的な知見等を勘案し3月中に判断することとなった」とし、会長自身としては「具体的には聖火リレーがスタートする3月25日までには決めたいと考えている」と見解を述べた。3月中に判断するという根拠についてはホテル等の関係者や海外からの観客などを考慮し「早い段階で決定してほしいという声がIOCにもIPCにも寄せられている」と説明した。また「国内の皆様にも、まずは海外をどうするのか、国外からの観客をどうするのかということを決めていくということが、より安心安全につながると考えている。そういう意味で聖火リレーがスタートする前に決めていく必要があるんだろうと考えている」とも話した。

五輪聖火リレーの感染症対策、観覧の事前予約やライブ中継で3密避ける

2021.02.25 Vol.Web original

 東京2020組織委員会は25日、1ヶ月後の3月25日にスタートする五輪聖火リレーの感染症対策について、3密回避のためのセレブレーションの事前予約制や、オンライン観覧の推奨など具体的な対応策を発表した。

 発表された感染症対策では、聖火ランナーへ実施 2 週間前から当日までの間、体調管理チェックシートの記入や、会食や密集する場所への外出など感染リスクの高い行動を避けるよう呼びかける。海外から参加する聖火ランナーは、その時点における政府の入国管理方針に従うこととし、入国での特別な対応はないとした。また、走行時点において緊急事態宣言または、まん延防止等重点措置の地域に住んでおり、都道府県を越えて走行する聖火ランナーについては、走行1週間前以内のPCR 検査あるいは抗原定量検査を組織委が費用負担の上、推奨する。当日、体調不良など直前のキャンセルが発生した場合は、前後の走者が引き続き走行することで、聖火をつなぐとした。

 沿道に人が集まることが予想される著名人ランナーについては、セレモニー会場や競技場、学校の敷地内など観客の立ち入りが制限できる施設、また公道であっても、通行止めを行うなどで密集を避ける可能性を示した。

五輪聖火リレー、来年3月25日福島からスタート

2020.12.15 Vol.Web original

 東京2020組織委員会は15日、記者会見を開き、2021年に開催されるオリンピック聖火リレーが3月25日に福島県・ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジでスタートすることを発表した。聖火リレーは47都道府県の859市区町村、121日間をかけて日本全国を巡る。

 株式会社Jヴィレッジの鶴本久也専務取締役は「今年の3月に延期が決まった時は、社会の状況を考えてやむなしと思いながらも、社員全員で落胆してしまった。来年の聖火リレーのスタートもJビレッジと聞いて、震災からまもなく10年の福島から元気に前を向いている様子をお伝えできれば」と意気込んだ。

 東京1964オリンピックで聖火ランナーを務めた遠藤良宏さんは「小学校の教員として当時の聖火リレーの話をすると、生徒がたいへん興味を持ってくれた。誇りに思っていますし、心の財産です。延期が決まった当初は落胆しましたが、従来通りのリレーと聞いてほっとしました」と率直な思いを語った。

 コロナ禍での開催となる点について、布村幸彦組織委員会副事務総⻑は「聖火リレーにおいては、観客、ランナー、運営スタッフ、地域住民の方々の安全・安心の確保が大きなテーマになると思う。沿道やセレブレーション会場での対策など、近いうちに組織委員会から全国の実行委員の皆様へ感染症対策のガイドラインをお示しする。ランナーや沿道の方々の笑顔が聖火リレーを通じて国民に伝わることを願って、しっかり準備していきたい」と語った。

五輪聖火が一般公開へ。日本オリンピックミュージアムで9月1日から

2020.08.31 Vol.Web original

 ギリシャから日本へ持ち帰った東京2020オリンピック聖火が、9月1日から東京・神宮外苑の日本オリンピックミュージアムで一般公開される。展示に先駆けて31 日、関係者らによるセレモニーが開かれた。

 今年3月にギリシャから日本へ運ばれたオリンピック聖火。東京2020大会の延期に伴って聖火リレーも延期となったため、出発地の福島県「Jヴィレッジ」などで展示・公開された後は、大会の組織委員会の管理で都内にて保管されてきた。

 セレモニーに出席した日本オリンピック委員会の山下泰裕会長は「スポーツ関係者が待望していました聖火が到着しました。コロナ禍で選手たちは不安を抱えながらトレーニングに励んでいる中、この聖火が心の支えになると確信している。当館では感染症対策に万全を喫して、より多くの方にご来館いただきたいと思う」と語った。

 また橋本聖子五輪パラリンピック担当大臣は「この聖火が再び多くの皆様にご覧いただけることを大臣として、オリンピアンとして嬉しく思う。世界がコロナに勝った証となる東京大会のレガシーを発信していきたい」とした。

 オリンピック聖火の展示は、日本オリンピックミュージアムで9月1日から11月1日まで。新型コロナウイルス感染症対策のため、入館には日時指定の事前予約が必要となる。

ギリシャから五輪聖火が日本へ到着。到着式、宮城で開催

2020.03.20 Vol.Web original

 ギリシャの首都アテネで引き継がれた東京2020オリンピック聖火リレーの聖火が20日、宮城県・航空自衛隊松島基地に到着した。新型コロナウイルスの感染が広がる中、オリンピック・パラリンピックを象徴するイベントがスタートする。

 聖火は現地時間19日、特別輸送機「TOKYO 2020号」で日本へ出発し、20日午前9時半すぎに航空自衛隊松島基地に到着。午前11時半からは聖火到着式が行われた。

 式には、アテネ2004オリンピックで金メダルを獲得した柔道の野村忠宏やレスリングの吉田沙保里らが出席。2人が「TOKYO 2020号」から、聖火が入ったランタンを受け取り、タラップを降りると、聖火皿へと火を灯し、上空では、航空自衛隊の飛行チーム、ブルーインパルスが五色のラインで五輪シンボルマークを描いて到着を祝福した。当初の予定では、地元・宮城県の児童約200名が出迎える予定だったが、新型コロナウイルスの影響で参加は取り止めとなった。東京2020聖火リレー公式アンバサダーを務める石原さとみは、「聖火リレーは、私たち一人一人が主役。私も走るその日まで後悔がないように取り組みたい」と意気込んだ。

 聖火は今後、宮城、岩手、福島各県の「復興の火」で展示され、26日、福島県楢葉町・広野町の「Jヴィレッジ」で聖火リレーがグランドスタートする。

ギリシャ聖火引継式の日本文化パート中止が発表。HIRO「努力が報われるようにサポートしたい」

2020.03.06 Vol.Web original

東京2020大会組織委員会は6日、現地時間19日に開催予定だった「東京2020オリンピック聖火リレー 聖火引継式」の日本文化パートの中止を決定。パフォーマンスに出演予定だった小学生20人、中学生100人、高校生20人の140人の派遣を取り止めた。

文化パートの監督を務めたEXILE HIROは「出演する子どもたちの健康と安全を最優先に考えた上での判断であり、日本文化パート監督の立場としても、現在の世界的な新型コロナウイルス感染状況では、子どもたちがアテネへ渡航しパフォーマンスすべきではないと思っています」とコメントを発表。

子どもたちに対しては、「これまで本番に向けて日々練習に取り組んできた子どもたちをはじめとした出演者の皆さん、関係スタッフの皆さんのことを思うと、とても残念ではありますが、ここまで頑張ってくれていた子どもたちや多くの方々の努力が報われるように、そして、子どもたちがこの経験を通じてさらに成長していくためにも、自分たちの出来ることから考え、引き続きしっかりとサポートしていきたいと思います」とコメントした。

松本利夫、MAKIDAI、Dream Ami、THE RAMPAGEメンバーら、東京五輪聖火リレー走る

2020.02.17 Vol.Web Original

 東京都聖火リレー実行委員会は13日、都内を走る東京オリンピック聖火ランナーとしてEXILEの松本利夫、MAKIDAIらLDH所属のアーティスト10名をグループランナーに選んだと発表した。開会式の前日である7月23日に都内1区間を10人で走る。

 選出されたのは、松本らのほか、Dream Ami、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのLIKIYA、陣、RIKU、武知海青、浦川翔平、龍、鈴木昂秀。

 3月19日には、ギリシャオリンピック委員会から東京2020組織委員会に聖火を引き継ぐ「聖火引継式」がギリシャの首都アテネで行わる。この式典で日本の文化パフォーマンスを披露する東京2020文化パートの監督にEXILE HIROが就任している。

 
【松本利夫コメント】
オリンピック聖火ランナーとして参加させて頂くことを大変光栄に思います。心を込めて務めさせて頂きます!そして東京オリンピックをLDH全体で盛り上げていきたいと思います!

【MAKIDAIコメント】
自国で開催されるメモリアルなオリンピックに聖火ランナーとして参加させて頂ける事、心より嬉しく思います。選んで頂いた事に感謝し、LDHのアーティストのみんなで東京オリンピックを熱く盛り上げていきたいです。

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