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SKE48荒井優希、2冠獲りならずも宮本もかとのタッグ継続を熱望「またパワーアップしてベルトを獲りたい」【TJPW】

2024.07.20 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが7月20日、東京・後楽園ホールで「SUMMER SUN PRINCESS’24」を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48のメンバーでプロレスラーとしても活動する荒井優希が宮本もかとの“もかゆきタッグ”で、プリンセスタッグ王座(王者組は鈴芽&遠藤有栖=でいじーもんきー)に挑むも惜敗。荒井は今後も宮本とのタッグ継続を熱望した。王者組のでじもんはV2に成功した。

 現在、荒井はインターナショナル・プリンセス(IP)王座を保持し3度の防衛に成功している。だが「ここで満足せず、もっと高みを目指したい」として2冠獲りに意欲を見せ、タッグ王座挑戦をアピールした宮本に呼応し、今回のタッグ王座挑戦に至った。この4選手はともに1998年度生まれの同学年で、新世代同士による王座戦となった。

 目まぐるしい一進一退の攻防が続くなか、荒井組は久しぶりのタッグとは思えぬ好連係も披露。荒井が鈴芽に新人賞を繰り出す。宮本が遠藤をネックブリーカーの体勢に入ると、荒井がFinally(カカト落とし)を叩き込む。遠藤が荒井を抱え上げると、鈴芽が合体式フェースクラッシャーを決めて、荒井を排除。宮本はエルボー連打、ゼロ戦キックとたたみかけるも、遠藤がキャメルクラッチで絞り上げ、宮本からギブアップを奪った。

SKE48荒井優希がタッグ王座挑戦で2冠王に意欲「今持っているベルトに加えて、もかさんと獲れるように頑張りたい」【TJPW】

2024.06.26 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが6月26日、東京・千代田区の神田明神で「SUMMER SUN PRINCESS’24」(7月20日、東京・後楽園ホール)に向けタイトルマッチ調印式を行った。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48の選抜メンバーで、プロレスラーとしても活躍する荒井優希が2冠王に意欲を見せた。
 
 インターナショナル・プリンセス王者の荒井は6・9後楽園でLAテイラーを破り、3度目の防衛に成功。試合後には「タッグのベルトも狙いたい。高め合えるよき人がいたら組んでもらえたら」と発言。6・23浜松での6人タッグ戦で、プリンセスタッグ王者の「でいじーもんきー(でじもん)」(鈴芽&遠藤有栖)の遠藤から直接勝利を挙げた宮本もかが「有栖ちゃんから勝つことができたのでタッグのベルトに挑戦したい。相手(パートナー)は誰かは決まってないんですけど、同じ熱量をもって戦える人と組みたい」とコメント。これを聞いた荒井がパートナーに名乗りを挙げ、宮本とのタッグ王座挑戦が決まった。
 
 宮本は「前回の後楽園大会で志田(光)さんと戦って、自分も成長しているんだと感じることができ、ベルトに挑戦したいと考え始めたのですが…。先週の浜松大会でタッグベルトを持っている有栖ちゃんに勝ったことによって、自分もタッグベルトに挑戦する資格があると思ったので、挑戦したいと表明させていただきました。パートナーは誰でもいいわけではなくて、熱量を持って一緒に戦える人がいいなと思っていたのですが、浜松大会が終わって挑戦表明した動画を見てくださった荒井さんからすぐに連絡がきたので、一緒に戦いたいと思いました。荒井さんと挑みたいです」と意気込んだ。
 
 荒井は「今、自分はインターナショナルのベルトを持っていて、防衛戦とかやらせてもらっている立場ではあるんですけど、もっとベルトに挑戦したいとか、このままじゃダメだという思いが強くて。自分は挑戦する立場でありたいという気持ちが日に日に強くなってきて、同世代の2人が持っているベルトがすごくキラキラして見えていたので。もしタイミングが合えば挑戦したいなという気持ちがあったので、今回もかさんに連絡させてもらいました。以前、(赤井沙希と)タッグのベルトを持っていたんですけど、その時よりも成長した姿で、もっと自分の力でもこのベルトに近づいていけるような選手になったということを、自分にも皆さんにも、この試合で見せることができればなと思うので。今持っているベルトに加えてもかさんと獲れるように頑張りたいと思います」と決意表明。
 
 挑戦を受けて立つ遠藤は「前回の浜松で鈴芽さんと組んで、ベルトを持っているというのに直接取られてしまって。その時はしゃべれないぐらいマジで悔しすぎて。その日の夜はメチャメチャ落ち込んで。でも、次の日起きたら“このままじゃダメだ”“マジでもっともっと頑張んなきゃ。強くならなきゃ”って、そう思わせてくれて。こうやって私たちが持っているタッグのベルトをかけて戦えるというのはメチャメチャうれしいです。2人に関してはシングルのトーナメントでも、タッグのトーナメントでも負けているので、その悔しさをこのベルトをかけた戦いで全部ぶっ放して、このベルトを守りたいと思います」と王座死守宣言。
 
 鈴芽は「もかがこの間のコメントで挑戦したいと言っていたのを伝えられた時、真っ先に思い浮かんだのが荒井ちゃんだったんです。というのも後楽園のコメントで、荒井ちゃんもタッグベルトに対して発言していて、その時から意識はしていたし。自分の中でも、もかが挑戦したいと言った時に私がやりたいタッグ、もかと一緒に組むなら荒井ちゃんがいいって思ったんですよ。その2人が来てくれたことがすごくうれしいし、ワクワクしています。有栖が言っていた通り、私たちタッグトーナメントでこの2人に随分前に負けていて、その時から悔しさをバチバチ燃やしているんですけど。そこから個人個人で強くなってきた部分を見てきたし、ステップアップした2人が組んだ今、ちょっと恐ろしいんじゃないかという気持ちもあります。が、2人でずっとやってきて、2人で悔しいもうれしいも共有してベルトに届いた私たちは、タッグとしてもっともっともっと強くなっている自信があります。だから絶対負けません」と口を揃えた。
 
 かつて荒井と宮本は頻繁に組んでいたが、荒井は赤井(引退)と、宮本は長野じゅりあ(卒業)と組む機会が増えたため、タッグチームとしてのブランクがあるが、宮本は「組むのも戦うのも多かったんですけど。組むのは久々でも荒井さんの試合もたくさん見ているし、荒井さんも私の試合を見てくださっているのかなと思うので、そこの部分には不安はないです」、荒井は「ずっと組んでなかったから未知数の部分が自分たちにもあるけど、(王者の)2人も私たちの知らない部分がたくさんあると思うので、そういったところでも、新しい“もかゆきタッグ”を見せたいなと思います。不安はないです」と話し、問題なしとした。
 
 荒井は7・20後楽園まで東京女子に参戦予定がなく、前哨戦に臨むことができないが「私は(タイトル戦で)前哨戦ができたことが少ないんです。もかさんに一人で戦ってもらうことになってしまうのがとても悔しいんですけど。その分、名古屋でたくさん踊って体力をつけて戻ってきたいと思います」と前向き発言。
 
 この4選手は同学年で同世代対決となるが、鈴芽は「トーナメントとかベルトがかかってない試合でたくさんぶつかってきて、同世代として意識してきた部分はありますし、それがタイトルマッチとして戦えることになったといううれしさ、ワクワクがすごくあります。先輩と戦うのも熱いものがあるし、後輩にもガンガン来てほしいけど、同世代とじゃなきゃ、このワクワクってないんじゃないかなという部分ですごくうれしいです。楽しみにしています」と笑みを見せた。

SKE48荒井優希、瑞希、鈴芽、遠藤有栖らが7・6新木場での角田奈穂プロデュース興行に参戦

2024.05.21 Vol.Web Original

 7月25日の東京・新木場1stRINGで東京女子プロレスを卒業し、引退する角田奈穂が5月20日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で記者会見を行った。角田は7月6日、新木場でプロデュース興行「CROSS」を開催することをアナウンス。全対戦カードを発表し、東京女子からは瑞希、鈴芽、遠藤有栖、原宿ぽむ、荒井優希(SKE48)、HIMAWARIの6選手が参戦することが決定した。
 
 同大会では全4試合が組まれ、メインイベントでは角田&本間多恵vs安納サオリ&なつぽいの同期生によるタッグマッチが行われる。会見で角田は各試合への思いを語った。
 
 第1試合はチェリーvs関口翔。チェリーは角田がプロレスが辛くなったときに、親身になって相談に乗ってくれた関係という縁で出場。角田は「チェリーさんとのシングルマッチで、もう1回プロレス楽しいなって思えた。私にとってはすごく大切な先輩。チェリーさんとの試合によってあのとき、自分は踏ん張れた。ずっとその思いを胸にここまでこれた」とチェリーへの思いを吐露。関口は今でもプライベートで親しくしている後輩だという。この試合の特別レフェリーは昨年引退したアクトレスガールズ出身のひめかさんが務める。

“タレントとの二刀流”上原わかな、タイトル初挑戦も王者でじもん食いはならず涙【TJPW】

2024.05.06 Vol.Web Original

「ここから必死に練習するので、また絶対にリベンジしに来ます」

 東京女子プロレスが5月6日、東京・後楽園ホールで「YES! WONDERLAND ’24」を開催した。大食いやグラビアなど、タレントしても活動する上原わかながHIMAWARIとの同期コンビで、でいじーもんきー(でじもん=鈴芽&遠藤有栖)の持つプリンセスタッグ王座に挑むも“でじもん食い”はならなかった。

 上原とHIMAWARIは昨年イッテンヨン(1月4日)後楽園で同日デビューした間柄。お互いが初勝利の相手であり、ライバルとして競ってきたが、ベルト獲りという共通の目的に向けタッグを結成し、初のタイトル戦に臨んだ。一方、でじもんは3・31両国国技館で水波綾&愛野ユキを破り王座初戴冠を果たし、これが初防衛戦となった。

 でじもんは序盤から持ち前のスピードでかく乱を図るが、挑戦者組も必死で食らいついていく。鈴芽が上原にフェースクラッシャー、ミカヅキ流星群、遠藤が磐梯山を叩き込むも上原はカウント2で返す。上原はトライアングルランサーで遠藤に反撃もエスケープ。鈴芽のドロップキックが遠藤に誤爆すると、HIMAWARIが振り回した鈴芽に上原がドロップキック。さらに遠藤に合体式の高速ブレーンバスターで追い込む。でじもんはHIMAWARIに合体式フェースクラッシャーを見舞うと、遠藤が什(じゅう)の掟をHIMAWARIに繰り出して上原組を仕留めた。

東京女子プロレスが新時代に突入。渡辺未詩が山下実優を破り、プリプリ王座を涙の初戴冠【TJPW】

2024.04.01 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが3月31日、2年ぶりに東京・両国国技館に進出し、「GRAND PRINCESS ’24」を開催した。デビュー7年目で24歳の渡辺未詩が山下実優を破り、プリンセス・オブ・プリンセス王座初戴冠を果たし、東京女子が新時代に突入した。
 
 6年前、山下とのシングル初対戦で完敗を喫した渡辺は努力を積み重ね、その差を少しずつ縮めてきた。2022年8月にはシングル最強決定トーナメント「東京プリンセスカップ」準決勝で山下に初勝利を収めた。そして、渡辺は1月6日、東京・新宿FACEでの次期挑戦者決定バトルロイヤルを制して挑戦権を獲得。2021年2月11日、東京・後楽園ホールで当時王者の辰巳リカに挑んで以来、3年ぶり2度目のプリプリ王座戦に臨んだ。

プリンセスタッグ王者の水波綾&愛野ユキが“熱く”王座防衛宣言「両国国技館で熱々に燃やし尽くして防衛したい」【TJPW】

2024.03.19 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが3月18日、都内で「GRAND PRINCESS ’24」(3月31日、東京・両国国技館)に向けて記者会見を行った。「でいじーもんきー(でじもん)」(鈴芽&遠藤有栖)を挑戦者に迎え、初V戦に臨むプリンセスタッグ王者のユキニキ(水波綾&愛野ユキ)から熱く防衛宣言が飛び出した。

 初戴冠を目指す「でじもん」の遠藤は「私たちは今までたくさん悔しい思いをして、その度にワンワン泣いてきて。でもあきらめずに何度も立ち上がって、やっとタッグトーナメントで優勝して。めちゃデカいトロフィーも手に入れて。そして、自信もついたし2人の絆も強くなった。これからもたくさん悔しい思いをするだろうけど、それ以上に私たちはうれし涙をもっともっとたくさん増やしていきたい。だから今回の両国国技館でのタイトルマッチ、そこでこのお二人。ツヨツヨで熱々なこの2人に勝って、最後、私たちがベルトを巻いてリングに立ってたら、でじもん、めちゃくちゃかっこいいと思うんですよ。だからその姿をみんなに見せたい」と話した。

 鈴芽は「でじもんはでじもんになる前、(前回の)両国国技館の第1試合で組んで戦っていたんですけど、その頃も息ピッタリではあったけど、まさかこんな大舞台で私たちがタイトルに挑戦することになるとは思ってもみなかったんです。でも有栖もさっき言ってた通り、悔しい思いを2人でたくさんしてきて、トーナメント優勝という大きな結果を2人で残すことができて。私たちはその思いもよらなかった大舞台に、今は自信を持って向かうことができています。私はずっと東京女子プロレスをつくり上げる一員になりたいと言い続けていて、このベルトを獲ることがその最前線に立つことだと思っているので、両国国技館で絶対にこのベルトを獲りたいと思います」と語った。

 受けて立つ愛野は「まずは両国国技館でタイトルの初防衛戦をやれることにめちゃめちゃワクワクしているし、楽しみで仕方ないです。その対角線上にいるのはでじもん。2人の自分にはない武器を持っているところとか、そういったものは勢いとかすごく身に染みて感じています。ですが、今のアニキと自分が負ける気はしないです。組めば組むほど言葉にしなくても伝わるみたいな、絆がどんどん生まれていってるなと思いますし。だからもっとアニキと一緒に私は戦いたいです。そのために両国国技館で、両国に来てくれた人、選手、両国国技館自体を熱々に燃やし尽くして防衛したいと思います。そして米国大会にも、今度やる(岡山・新庄村の)「がいせん桜プロレス」にもベルトを持っていきたい」と力を込めた。

 パートナーの水波も「1月にこのタッグのベルトを獲って、あっという間に2カ月が経ったなと思います。その期間、ユキと組む回数は少なかったかもしれないけど、その分、濃い時間を過ごしてここまできたと思っております。私はこのなかで唯一、東京女子の所属の選手ではありません。だからこそ、対戦相手のでじもんにも、組んでいるユキにも、そして東京女子を見てくれているお客さんにも、私にしかできない新しい風を吹かせることができると思っています。なので、まだまだユキニキのチャンピオンとして吹かせたい風はいっぱいあるし、3月31日、両国国技館ではそういうものと2人の熱さで防衛して、まだまだユキニキのチャンピオンロードを熱く熱く歩んでいきたいと思います。皆さん、まだまだ燃えていきましょう!」と熱くコメント。

 対戦相手チームの印象について、でじもんの鈴芽は「イッテンヨン(1月4日、後楽園ホール)では私たちは3WAYタッグで敗れていて。それから私たちがタッグトーナメントで優勝して、このタイトルマッチが決まってから前哨戦という形で何度もぶつからせていただいていて、結果がつかなかった時もあったし、私が負けたこともあったし。悔しい思いはどんどん溜まっていってるんですけど。それ以上にぶつかる度に私はこの2人の熱さがクセになっちゃうというか、どんどんどんどんヤケドしそうな熱さが大好きになってしまっていて、ワクワクが強くなっています」と述べた。

 ユキニキの愛野は「一緒に燃えてくれる相手は、戦っていてすごく楽しいので。そういう相手だなというのは前哨戦で感じました。有栖も鈴芽もすごく動き回るし、くるくる動き続けられたら、ちょっと手に負えなくなる瞬間があるんですけど、それはこちらの力でなんとかするとして。でもさっき鈴芽が“東京女子をつくっていく人になりたい。そのためにもベルトを持ちたい”と言ってて。その気持ちって私もずっと持ち続けているので、その志を持つ相手と高め合える相手なのかなと思っています」と分析。

 王座決定3WAYタッグマッチを戦ったイッテンヨンの時点で、ユキニキはタッグ歴が浅かったが、水波は「あのときと比べものにならないくらい、タッグ力は増してます。もう1倍2倍とか、3倍4倍ではない。100倍とか1000倍とか、そういう単位で増していると思っております」とチーム力アップにも自信を見せていた。

鈴芽&遠藤有栖の「でじもん」が涙のタッグトーナメント初制覇。3・31両国国技館でプリンセスタッグ王座に挑戦【TJPW】

2024.02.11 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが2月10日、東京・後楽園ホールで「第4回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」を開催。決勝戦で新世代の「でいじーもんきー(でじもん)」(鈴芽&遠藤有栖)が白昼夢(辰巳リカ&渡辺未詩)を破り、同トーナメントを涙の初制覇。「でじもん」は「GRAND PRINCESS ’24」(3月31日、東京・両国国技館)でプリンセスタッグ王者組の「ユキニキ」(水波綾&愛野ユキ)に挑戦することが決まった。
 
 イッテンヨン(1月4日)・後楽園で「でじもん」は白昼夢、水波組とのプリンセスタッグ王座決定3WAYマッチに出場して敗退するなど、これまでなかなかチャンスをモノにできなかった。満を持して今トーナメントに臨んだ「でじもん」は2回戦でらく&原宿ぽむ、準決勝で宮本もか&長野じゅりあを下して決勝進出。対戦相手の白昼夢は元プリンセスタッグ王者組で、第2回同トーナメント覇者。実績からすると、そう簡単には勝てない相手だった。

「私が絶対に優勝しなければならない」中島が鈴芽を下して1回戦を突破。準々決勝の相手のリカに警戒心【東京女子プロレス】

2023.07.16 Vol.Web Original

 東京女子プロレス、真夏のシングルトーナメント「第10回東京プリンセスカップ」が7月16日、東京・両国KFCホールにて2日目を迎えた。中島翔子が鈴芽を破り2回戦に進出した。

 中島はキャリア差はあるが、近年の躍進が目覚ましい鈴芽に追い込まれる。連続の619もかわされ続け、サードロープに引っかかったところをリング・ア・ベルで撃ち落とされた。それでもコーナーに上った鈴芽の足元目掛けて619を放ち、正調の619。ノーザンライト・スープレックス・ホールド狙いを丸め込みで切り返されてあわやの場面もあったが、なんとか猛追を振り切り香港スピンエルボーからロコモーション式ノーザンライト・スープレックス・ホールドで勝利した。

辰巳リカが鈴芽を破りIP王座V3に成功し「時が来たら戦いたい相手がいるんで、見逃さないでほしい」【東京女子プロレス】

2023.05.06 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが5月5日、東京・後楽園ホールで「YES! WONDERLAND ’23」を開催した。インターナショナル・プリンセス(IP)王者の辰巳リカが鈴芽を破り3度目の防衛に成功。辰巳はベルト永久保持を宣言し、意味深なコメントを残した。

 挑戦者の鈴芽にとって、辰巳は同団体に入団するきっかけとなった“憧れの人”。昨夏のシングルトーナメント「第9回東京プリンセスカップ」準々決勝では、大先輩の辰巳から殊勲の星を挙げており、これがシングル王座初チャレンジとなった。

 開始早々、鈴芽は丸め込み連発で秒殺狙い。しのいだ辰巳はチョーク攻撃、ネックハンギング、場外で凶器を用いて攻めるラフ殺法。足に的を絞った辰巳は足4の字固めで攻め込むもエスケープ。鈴芽はセカンドロープから飛びつき式リング・ア・ベル、腕極め式変型ヘッドシザースを決めていくも辰巳はなんとか逃れる。辰巳はヒップアタック、ツイスト・オブ・フェイトでダメージを与えると、ミサイルヒップを叩き込んで3カウントを奪取した。

IP王者・辰巳リカがバートビクセンを下し2度目の防衛に成功。5・5後楽園で鈴芽を迎撃【東京女子プロレス】

2023.04.15 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが4月15日、東京・後楽園ホールで「STAND ALONE ’23」を開催した。インターナショナル・プリンセス(IP)王者の辰巳リカが初来日の米国戦士バートビクセンを下し2度目の防衛に成功。辰巳は5月5日、後楽園で後輩の鈴芽を迎え撃つことが決まった。

 3月31日(日本時間4月1日)の米ロサンゼルス大会では、ビリー・スタークスの挑戦を退けた辰巳は、2週間後にV2戦を行う強行軍となった。

 辰巳はバートビクセンのパワーに手を焼いたものの、足に集中砲火で足4の字固めで締め上げた。辰巳のミサイルヒップを回避したバートビクセンはトラースキック、トップロープからの蹴りで反撃。辰巳はスリーパーからドラゴンスリーパーで逆襲も、バートビクセンは足を利した変形ネックロックからシュバイン狙い。それをかわした辰巳はドラゴンスリーパーから、胴締めドラゴンスリーパーに移行しタップを奪った。

遠藤有栖が鈴芽との「でじもん」パートナー対決で“先輩超え”を誓う。「すべてを全部出し切って勝ちにいきたい」【東京女子プロレス】

2023.03.02 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが3月2日、東京・渋谷区のAbemaTowersで記者会見を行い、「GRAND PRINCESS ’23」(3月18日、東京・有明コロシアム)のオープニングマッチで「でいじーもんきー(でじもん)」のパートナー鈴芽とのシングル戦に臨む遠藤有栖が“先輩超え”を口にした。

 両者は遠藤のデビュー戦(2021年イッテンヨン=1月4日、後楽園ホール)でシングル対決し、先輩の鈴芽が勝利。その後、2人はタッグを結成したためシングル戦を行う機会がなかったが、それ以来、2年3カ月ぶりの一騎打ちとなる。

 遠藤は「タッグを組ませてもらってから、タッグのベルトに一緒に挑戦したり、タッグトーナメントにも一緒に出場して戦ってきたんですけど、最後に負けるのはいつも私で。2人でメチャメチャ悔しい思いをして。でも私自身の力が足りないなと何度も思ってたし。一人の力でも勝てるようにならなきゃなと思ってて。最近やっとシングル初勝利ができて、ちょっと自分に自信がついたなって思ってきたとき、鈴芽さんとのシングルが決まって。ちょっとビックリしたんですけど、タッグパートナーだけど超えたい相手でもあるので。私の今持っているすべてを全部出し切って、勝ちにいきたいと思います」と言い切った。

 鈴芽は「大きな大会、大きな会場で、一番乗りで私たちが戦えることをすごくうれしく思ってます。対戦相手の有栖は最近、“有栖、本当に強くなったよね”って、いろんな方から声をかけていただくんです。その通りなんだけど、有栖はずっと前からすごく強くて、すごいヤツなんですよ。デビューして大事な後輩で、いつの間にか隣りに立ってて、もしかしたら今は前を走っているかもしれないと思ってます。先輩としてはここで負けるわけにはいかないと言うべきなんですけど、正直なところやってみなきゃ分からないと思ってます。タッグパートナー同士の対決は本人たちにとっても、見てる人たちにとっても、複雑な思いがあると思うんですけど、私は後輩だからとかパートナーだからとかではなくて、シンプルな話で、今どっちが強いか勝負だ。遠藤有栖!」とコメント。

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