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清原果耶と道枝駿佑「あこがれの人」に会いたくて事務所入り

2024.03.18 Vol.web original

 

 映画『青春18×2 君へと続く道』(5月3日公開)のジャパンプレミアイベントが18日、都内にて行われ、俳優の清原果耶、道枝駿佑、黒木華、黒木瞳と藤井道人監督が登壇。映画にちなみ「かけがえのない出会い」を聞かれた清原と道枝がそれぞれ芸能界入りしたきっかけを語った。

 台湾のスター俳優 シュー・グァンハンと日本の若手注目株・清原果耶がダブル主演を務める切なくも温かなラブストーリー。

 一足先に公開された台湾では初日NO.1の大ヒットスタートだったといい、舞台挨拶に立った清原は「台湾の皆さんが本当にこの作品を楽しみに待っていてくださったんだと肌で感じられました」と感激し、台湾ロケでは「朝、昼、晩、遅い時は夜食まで毎回温かいご飯が出るんです。たくさん食べました(笑)」と笑顔で振り返った。

 シュー・グァンハンからのコメント映像も到着。「来週には日本に行けることになりました」というグァンハンのコメントに喜んだ一同。清原は「毎日いろんな言葉を教え合っていました」、道枝は「雪合戦するシーンでは2人でアドリブでわちゃわちゃと雪を投げ合って楽しかったです」と再会を楽しみにしている様子。

 この日は、映画にちなみ「かけがえのない出会い」について質問。清原は「このお仕事を始めたきっかけがPerfumeさん。家族そろって大好きで。会いたいから今の事務所のオーディションを受けたんです」と明かし、実際に対面したときは「夢が叶いました。“果耶ちゃんだ!”と言ってもらって心臓が飛び出るかと思いました(笑)」。

 すると道枝も「あこがれの先輩が山田涼介くんなんですけど、事務所に入ったきっかけが山田くん。ドラマを見て、事務所に履歴書を送ろうと思ったので。デビューできて、山田くんに思いを伝えられたのがうれしかった。今でも僕のあこがれです」とうれしそうな笑顔を見せた。

 最後はタイトルにちなみ、台湾スタイルで“18”と“36”の指の形でポーズ。道枝の“指が間違っている?”と一瞬、会場がざわついたが、隣の清原、黒木と違う数字を作っていたと判明し笑いが起こる一幕もあった。

佐藤浩市、鈴木亮平、菊地凛子、黒木華…TAMA映画賞に豪華受賞者が登壇

2023.11.25 Vol.web original

 

 第15回TAMA映画賞授賞式(第33回映画祭 TAMA CINEMA FORUM)が25日、多摩市・パルテノン多摩にて開催され、最優秀男優賞の佐藤浩市、鈴木亮平、最優秀女優賞の菊地凛子、黒木華といった、そうそうたる顔ぶれが登壇し受賞を喜んだ。

 多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が映画ファンの立場から表彰する映画賞。

 本年度最も心に残った男優を表彰する最優秀男優賞に輝いたのは『春に散る』『せかいのおきく』などで深い印象を残した佐藤浩市と、『エゴイスト』、『劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室』と幅広い役どころで存在感を見せた鈴木亮平。

 鈴木は、『エゴイスト』での受賞を「今思うと本当にあの時間はあったのかと思うような夢のような時間でした。それを評価していただいてうれしいです」と感激。駆け付けた松永大司監督も「この作品はゲイの男性の物語なんですが、当事者でない自分が演じることの葛藤から始まって、チームで向き合う中でも亮平が背負うものは大きかったと思う」と労い「本当に努力の人」と鈴木をたたえた。

 鈴木は「自分はこの作品を10年以上経たないと客観的に映画として見られないのではと思うくらい、自分が役者とか演技していることを忘れさせる環境をスタッフ全員で作ってくれた現場でした」と感謝し「自分も年齢を重ねるにしたがって、先輩たちがいかにすごかったかを思い知るようになって。先輩たちが築いてきた役者道のようなものがあるなら自分も恥じることなくそれを継いでいける俳優になれれば」。

 一方、今年は8作品に出演した佐藤。作品の選択について聞かれると「人間関係ですね」と笑いをさそった。この日は『せかいのおきく』の阪本順治監督、最優秀女優賞を受賞した共演の黒木華もトークに参加し二度目の親子役を振り返った。

 最後に抱負を聞かれた佐藤は「抱負…固まってしまいますね」と苦笑しつつ「いつも楽しみにしているのは今までにやったことのない役。この年になるとなかなか無いんですけどね。でもそういう気持ちでいることを心がけています」と語っていた。

 本年度最も心に残った女優を表彰する最優秀女優賞には『658km、陽子の旅』の菊地凛子と、『せかいのおきく』『ヴィレッジ』などの黒木華。

 全身がきらめくタイトなドレス姿の菊地は「今から23年くらい前、役名のついた役を初めて頂いたのが熊切和嘉監督の作品でした。今回、声をかけていただいたとき、今までの20数年感を肯定していただいたような気持ちになりました」と受賞に感激。

 一方、黒木はこの日は和服姿で登壇。「私がTAMA映画賞で最優秀新進女優賞をいただいてから10年。こうしてもどってくることができてうれしい」と喜んだ。恋心を表現するシーンに「33歳が転がって喜ぶのってどうなんだろうと思ったんですが、それが“おきく”なので」と照れ笑い。阪本順治監督も黒木の所作の美しさを絶賛していた。

 他、最優秀作品賞に『怪物』 (是枝裕和監督及びスタッフ・キャスト一同)と『雑魚どもよ、大志を抱け!』 (足立紳監督及びスタッフ・キャスト一同)。特別賞に宮﨑駿監督及びスタッフ・キャスト一同(『君たちはどう生きるか』)と上田誠氏、山口淳太監督はじめヨーロッパ企画及びスタッフ・キャスト一同(『リバー、流れないでよ』)。最優秀新進監督賞に福永壮志監督と金子由里奈監督。最優秀新進男優賞に目黒蓮と奥平大兼。最優秀新進女優賞に山田杏奈と髙石あかり。

真木蔵人、黒木華や池松壮亮を知らず阪本順治監督「そこまで芸能界から離れていたのか」

2023.04.29 Vol.web orginal

 

 公開中の映画『せかいのおきく』の公開記念舞台挨拶が29日、都内にて行われ、主演・黒木華、共演の寛一郎、池松壮亮、真木蔵人と阪本順治監督が登壇。阪本監督が真木を僧侶役に起用した理由を語った。

 阪本順治が自身のオリジナル脚本をモノクロで映画化。没落した武家の娘と糞尿の処理に携わる青年たちが心通わせていく物語とともに、江戸時代に根付いていた循環型社会の姿をつづる。 

「久しぶりの舞台挨拶登壇になります」と笑顔を見せた真木。本作では、黒木が演じる主人公おきくを見守る僧侶を演じており、真木は「自分にお坊さんの役を持ってくる時点で監督大丈夫かなと思いました」と苦笑しつつ「とりあえずセリフをかまないように、素晴らしい女優さんの前でハッタリを効かせたお坊さんができればと」と役作りを振り返った。

 共演シーンのあった黒木から「すごい楽しかったですし本当に純粋な方なんだと伝わってきた。説教臭くないところは、役柄だけでなく真木さんの素直な心が出てきている気がしました」とたたえられると真木は「あまり演じられてなかったということですね」と照れ笑い。

 真木も黒木との共演に「初めて彼女と対峙したときに本当に美人な女優さんで、緊張してしまって…毛が生えてくるんじゃないかと思いました」と、実際に剃髪して役に臨んだことを明かした。

 そんな真木の僧侶役起用に阪本監督は「前回の『冬薔薇』(2022)で16、7年ぶりにキャスティングして。ちょっとやんちゃだった時期もありますけど、まっすぐな芝居しかできない良さがあって。しばらく俳優業とか芸能界とかと全く違う場所にいて、サーフィンとかボードとか自分でスポンサーをつけながら…。僕らの業界にいない時期があったのがいいなと思った」と振り返り、オファーをした際に「黒木華さん知ってる?と聞いたら知りません、って。寛一郎くん、池松壮亮くんも知りません、(共演者で)分かるのは佐藤浩市さんと石橋蓮司さんだけです、と。大好きです、そういうの。そこまで(芸能界から)離れていたのか、と」と、プロサーファーなどの活動に没頭していた真木だからこそ「しばらく芝居をしていなくても何でもできると思った」と太鼓判を押していた。

海外映画祭で「半分ブーイング」? 寛一郎「ウンチがカラーになったときが一番盛り上がった」

2023.04.29 Vol.web original

 

 公開中の映画『せかいのおきく』の公開記念舞台挨拶が29日、都内にて行われ、主演・黒木華、共演の寛一郎、池松壮亮、真木蔵人と阪本順治監督が登壇。一同が映画の題材にちなみ“ウンチ”ネタを織り交ぜたトークで観客を盛り上げた。

 阪本順治が自身のオリジナル脚本をモノクロで映画化。没落した武家の娘と糞尿の処理に携わる青年たちが心通わせていく物語とともに、江戸時代に根付いていた循環型社会の姿をつづる。 

 肥料として売るための糞尿を取り扱う“下肥買い”を営む青年たちを演じた寛一郎が「ゴールデンウイーク初日にウンコ映画を見に来てくれてありがとうございます」と言えば、同じく池松壮亮も「初日は緊張するもので…催してしまいそうです」、さらには阪本監督までが「人の気持ちを汲み取ることもウンコを汲み取ることも同じだと思いました」とあいさつし、主演・黒木華も苦笑しきり。

 本作は海外でも高く評価されておりすでに6カ国で上映が決定。阪本監督は「『せかいのおきく』が世界の『せかいのおきく』になるわけですね」と笑顔。

 ロッテルダム国際映画祭での上映も大きな反響があったといい、黒木が「ラブとホープが詰まった作品とおっしゃっていただいたという話を聞いて、伝わるんだなと思いました」と言えば、現地での上映に参加した寛も「嗚咽している人がいました」とうなずきつつ「ウンチがカラーになったときが一番盛り上がりました。半分ブーイングみたいな。本当に気持ち悪がっていましたね(笑)」と振り返り笑いをさそった。

 さらにはプロサーファーとしてアウトドアで活動することの多い真木蔵人が「僕が今まで海や山に入ったとき、トイレがなくて片づけに困ることがあったんですけど、昔はこうしていたんだなと素直に受け止められた。自分が山に登ってそういうとき、次の時代にいいように行動したい」と語りつつ「海の中でウンコをすると浮いてしまう。魚がそれを食べてしまうので、魚が食べても大丈夫なウンコを出せるようなものを食べるようにしています」。

 そんな真木に寛一郎が「海の中でウンコをするとちぎれないって本当ですか」と質問。真木が「そう。ずっとちぎれないでついてくるんです」と答えると、思わぬトリビアに観客もも感心の表情。

 最後は阪本監督が「ハンカチを用意してくださいと言っておすすめしてください。涙を抑えるんじゃなくて、鼻を覆うために…」と締めくくり最後まで“ウンチネタ”で観客を笑わせていた。

横浜流星、初共演の中村獅童から「オレのこと嫌いなんだろ?って言われました」

2023.04.22 Vol.web orginal

 

 公開中の映画『ヴィレッジ』公開記念舞台挨拶が22日、都内にて行われ、主演・横浜流星と共演の黒木華、中村獅童らキャストと藤井道人監督が登壇。初共演という横浜と中村が“ツンデレ”なやり取りで会場を沸かせた。

「村」という閉ざされた世界で生きる人々のきれいごとだけでは生きていけないリアルな姿を、圧倒的な映像美と世界観で描き、現代日本が抱える闇をあぶり出す異色のサスペンス・エンタテインメント。

 とある事情から鬱屈した人生を送ってきた主人公・優を演じた横浜が「最初は感情を放出する術が分からない人間なので、内に沈めることが大変で。でも感情のコップに水がどんどん溜まってあふれてしまうような不安定さの塩梅が難しかった」と振り返ると、優に希望を与える幼なじみの美咲を演じた黒木華も「最初、お会いしたときは内にこもっている状態だったので、声もかけづらい感じだった(笑)」と苦笑しつつ「打ち解けてからはにこやかに、くだらない話もできるようになったので、その変化の行き来も難しかったでしょうし、すごいなと思いました」と感嘆。

 さらに、優にあこがれる青年を演じた作間龍斗が「一番最初にお会いしたのがすでにヒゲをはやされているときで。テレビで見たキラキラした横浜さんのイメージで行ったので、ヒゲやばい!と思った」、奥平大兼も、足場のシーンでバランスを崩したときに「さりげなく大丈夫?って言ってくれて、“かっこよ!”って。ちょっとくらいました(笑)」と若手キャスト2人もすっかり横浜に心酔。

 すると、そんな横浜と初共演だという中村獅童が、その印象を聞かれ「あまり話したことはないので…。感じの悪い子だな、と思って」とぶ然とした表情。横浜が苦笑する隣で「京都に行きつけのサウナがあるんですけど、そこに横浜さんが変装もしないで1人で行っていたという、それ以外の話はしてないですね」。

 役作りのためのヒゲ姿だったが誰にも気づかれなかったという横浜。中村が「すごい渋いサウナですよね」と言い、共通のサウナ話で一瞬打ち解けた姿を見せた2人。

 ところが横浜が「現場で確かに話せなかったのはありました。飲み行こうというときもあったんですけど、中村さんに“流星、オレのこと嫌いなんだろ?”って言われ続けて(笑)。そんなことなかったんですけど。今はよく話してます」と明かすと、中村は「電話番号も一応、交換したんですけど1回もかかってきたこと無いです」。つれない素振りを続けていた中村だったが横浜から「連絡してるじゃないですか」と指摘され「そうか…」と首をかしげ、会場の笑いをさそっていた。

 この日の登壇者は横浜流星、黒木華、中村獅童、奥平大兼、作間龍斗、藤井道人監督。

吉田羊「10年以上の付き合い」黒木華の早口キャラに混乱「普段はほわんとしている」

2023.01.06 Vol.web original

 映画『イチケイのカラス』完成披露試写会が6日、都内にて行われ、主演・竹野内豊をはじめ豪華キャスト12名と田中亮監督が登壇。黒木華と普段から親交があるという吉田羊が黒木との共演を振り返った。

 浅見理都による同名コミックを原作に、2021年に映像化され人気を呼んだ連続ドラマ『イチケイのカラス』の映画版。

 竹野内豊が演じる型破りな裁判官・入間みちおとのバディ感も人気の、エリート裁判官・坂間千鶴役の黒木華は、全力疾走するシーンをはじめ数々のハードな撮影に「田中監督がそういうの好きなんです(笑)」と苦笑。

 本作では、そんな黒木とは普段から親交があるという吉田羊も出演。吉田は「お華さんとはかれこれ10年以上の付き合いなんですけど、これほど長いことご一緒させていただいた現場はこれが初めてだったんです」と言い「普段のお華ちゃんを知っているので最初は混乱しました(笑)」と、早口のセリフでもおなじみの坂間の役どころに入り込んだ黒木の姿に困惑した様子。

「普段は2人でご飯を食べたりお酒を飲んだりしてるんですが、ほわんとしていて。千鶴さんのような早口ではないので」と、ギャップのある役どころを演じきった黒木に感嘆していた。

 この日の登壇者は竹野内豊、黒木華、斎藤工、山崎育三郎、柄本時生、西野七瀬、田中みな実、津田健次郎、尾上菊之助、吉田羊、向井理、小日向文世、田中亮監督。

 映画『イチケイのカラス』は1月13日より公開。

竹野内豊 撮影本番直前に「部屋に入ってカギをかけた」“立てこもり”の理由に会場爆笑

2023.01.06 Vol.web original

 映画『イチケイのカラス』完成披露試写会が6日、都内にて行われ、主演・竹野内豊をはじめ豪華キャスト12名と田中亮監督が登壇。撮影現場での竹野内の“謎行動”を共演者が暴露した。

 浅見理都による同名コミックを原作に、2021年に映像化され人気を呼んだ連続ドラマ『イチケイのカラス』の映画版。

 自由奔放で型破りな裁判官・入間みちおを演じる竹野内豊が「やっと皆さんにお披露目する日がやってまいりました」と完成を喜ぶと、入間とバディを組むエリート裁判官・坂間千鶴を演じる黒木華も「ドラマよりさらにパワーアップした入間や坂間たちが見れると思います」。山崎育三郎や小日向文世らドラマシリーズからのおなじみの面々も映画版の完成度に胸を張った。

 豪華キャストを率いた竹野内は「自分は座長と言えるものではないんですけど…」と謙遜しつつ「本当にぜいたくな映画ができたと実感しています」とキャスト、スタッフやドラマからのファンに感謝。

 トークでは、竹野内の印象を聞かれた西野七瀬が竹野内のお茶目な一面を暴露する一幕も。西野が「そろそろ撮影しますというときに、竹野内さんがすーっと部屋に入っちゃって、ガチャンとカギをかけたんです。ガラス越しにすごくニコニコしているのが見えるんですけど。皆さんが“竹野内さん、今からやりますよ、開けてください!”って(笑)」と明かすと“立てこもり”の理由を問われた竹野内は「暑かったんで、もしかしたらガラス1枚向こう側の部屋は涼しいかもしれないと…。すごく暑かったので、撮影はもうやらない、と」と弁明しつつ「本番はしっかりやりました」。柄本時生が「真面目とお茶目がきれいに混同された方」と評し、会場も笑いに包まれた。

 そんな竹野内にあこがれていたという初共演の向井理は「現場などで一人だけ立っていらっしゃったりするんです。僕と斎藤工は座ってしまった。もう勝てないですよ」と感服したが、当の竹野内は「最初に座ったんですけど、気分的に落ち着かなくて、ちょっと立っていようかなと(笑)」と明かし、さらに笑いをさそっていた。

 この日の登壇者は竹野内豊、黒木華、斎藤工、山崎育三郎、柄本時生、西野七瀬、田中みな実、津田健次郎、尾上菊之助、吉田羊、向井理、小日向文世、田中亮監督。

 映画『イチケイのカラス』は1月13日より公開。

黒木華、斎藤工にキュン?「たぶん出ちゃってた(笑)」斎藤は「黒木さんは日本映画の宝」

2022.12.20 Vol.web original

 

 映画『イチケイのカラス』完成報告会が20日、都内にて行われ、竹野内豊、黒木華ら豪華キャストと田中亮監督が登壇。ドラマ時からの和気あいあいぶりで一同が盛り上がった。

 浅見理都による同名コミックを原作に、2021年に映像化され人気を呼んだ連続ドラマ『イチケイのカラス』の映画版。

 自由奔放で型破りな裁判官・入間みちおを演じる竹野内豊は「まさか映画化するとは想像もつかなかった」と感激しつつ「(ドラマから映画の撮影まで)1年、開いてしまったので役に戻れるかとちょっとした不安はあったんですけど、黒木さんの声を聞いたら一発で記憶が戻った感じ」。

 入間とバディを組む超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴を演じる黒木華は早い台詞回しの苦労を振り返りつつ「みちおさんたちと会って感覚が戻ってきました。舌が思ったより追いついてこなかったりするんです、違う役でゆっくりしたしゃべり方をしていると(笑)」と苦笑した。

 映画では、そんな黒木が演じる坂間と斎藤工が演じる人権派弁護士・月本信吾に“恋の予感”も。黒木が「あまりキュンとし過ぎないようにしていたんですけど(相手が)斎藤さんなので、たぶん出ちゃってたんだと思います(笑)」と照れると、斎藤も「黒木さんは日本映画の宝なので光栄でしたね。正解のない世界だと思うんですけど、黒木さんの表現は正解なんですよね」とたたえた。

 同じくドラマから続投の山崎育三郎や小日向文世らも含め、ドラマ終了後もSNSでつながっていたというレギュラー陣は終始和気あいあい。

 映画から出演する向井理は「ドラマを楽しみに見ていました」と参加を喜び、初共演の竹野内について「ずっとあこがれの方でもあったので。わりと、みちおっぽさがあるんじゃないかな、と思っていました。どこかユーモアもあって、役と重なって見えました。居ずまいというか、視点がちょっと人と違うというか」。竹野内も「どうなんでしょうね(笑)。皆さんにそう言っていただけるのは光栄です」と照れ笑いしていた。

 この日の登壇者は竹野内豊、黒木華、斎藤工、山崎育三郎、向井理、小日向文世、田中亮監督。

 映画『イチケイのカラス』は2023年1月13日公開。

関ジャニ 安田章大「熱量を感じに来て」最新舞台『閃光ばなし』東京でスタート

2022.10.08 Vol.Web Original

 関ジャニ∞の安田章大が主演する最新舞台『閃光ばなし』の東京公演が8日、池袋の東京建物 Brillia HALLで開幕した。

 初日公演の前に、安田、黒木華、片桐仁、そして佐藤B作の主要キャストが取材に対応した。

 京都公演が大成功の内に幕をおろし、東京公演が開幕。安田は「こんなご時世ですから京都(公演)が無事終えられたことが奇跡だねとみんなで話していました」としたうえで、「エンターテイメントって日本ではまだまだ第1と言えないような環境下にあります。やっぱりそこは自分たちがすごく大事にしていきたいという思いを込めてステージに立っています。第一第二というところで、エンターテイメントって大事だよねって言われるようなものづくりにできたらいいな」と続けた。

 物語の舞台は昭和38年の東京、葛飾区の青砥。巨大な用水路に分断されているこのエリアの住人たちが「橋がかからない」問題に悩まされている中、小さな自転車屋を営む佐竹(安田)は、妹の政子(黒木)とエンジンをつけた改造自転車で、渡し船の代わりの商売を始めると大繁盛。それを元手に、バイクタクシー会社を始めるが……。

 

関ジャニ安田章大、最新主演舞台で黒木華と兄妹「面白く暴れられるんじゃないかな」福原充則との昭和三部作完結

2022.06.18 Vol.Web Original


 関ジャニ∞・安田章大の最新主演舞台『閃光ばなし』が9月から上演されることが決まった。劇作家で演出家の福原充則と安田がタッグを組む舞台の第3弾にして、昭和三部作の完結となる作品だ。


 物語の舞台は、終戦から18年が経った高度成長時代の東京、葛飾区の青砥。巨大な用水路に分断されているこのエリアの住人たちは「橋がかからない」問題に悩まされていた。用水路を渡るために住民は毎日大きく迂回しなければならず、それを解決する橋の工事が大幅に遅れていたからだ。そんな中、小さな自転車屋を営む佐竹(安田)は、妹の政子(黒木華)とエンジンをつけた改造自転車で、渡し船の代わりの商売を始めると大繁盛。それを元手に、バイクタクシー会社を始めるが……。

 安田は「昭和という、色がごちゃ混ぜの、欲にまみれた時代をまっすぐに生きる主人公を演じることで、何か皆さんの心に刺さるものがあるといいなと思います。僕自身、嘘で固められた時間と時代をただやり過ごすより、「こいつ、痛いな」 と思われてもいいから馬鹿正直に生きたい、ただの人、動物のようにありたいと願っていますから」と、コメント。

 黒木とは初共演。

「黒木華さんには、静かな燃える闘志を感じます。一瞬で火をつけることもできれば、消すこともでき る、赤い炎を灯すこともできれば、青い炎を灯すこともできる。そんな彼女となら、芝居の中で面白く暴れられるんじゃないかなとワクワクしています

 一方、黒木は「ビジュアル撮影でお会いした安田さんは、なんでもどんと来いといった印象で、(まだ台本はありませんが)この兄妹の関係がどんなふうに描かれるとしても、信頼を持って演じられそうな気がします」とコメント。また「昭和っぽい」と言われることが多いといい、「昭和とは?と苦手意識もありますが、稽古を通じて、単に懐古するというだけではなく、今、その時代の物語をやる大きな理由を見つけ、大事に演じていきたいと思っています」と意気込んでいる。

 福原は安田と「世の中にはびこる理不尽な出来事への立ち向かい方—。そんなテーマを堅苦しくなく、いかにエンタテインメントにするか。そして、ちゃんとお客さんに向き合いつつも、正面からではなく、突っ走る僕らの背中を見せて、後からついてきてもらえるような作品にしたいねって話をした」という。 

「安田君はフィクションに自分の本音を盛り込める人。今回もまだ隠している彼の本音、新しい顔を、役を通じて見せて もらえるはずです。また、黒木さん演じる妹役には、僕が初めて舞台上の彼女を観た時に感じた、噴火するような激しい印象を込めました。ちょっと複雑な兄妹の関係から、相手をどう尊重するか、もっと広くいえば人類愛を描くところにまで行きつけたらいいなと思っています」とコメントをよせている。
 
 他出演に、片桐仁、桑原裕子、安藤 聖、小林けんいち、みのすけ、 佐藤B作ら。

 京都・ロームシアター京都で、9月26日~10月2日。東京・東京建物Brillia HALLで10月8~30日。

 

藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介が幼なじみ役『‎ノイズ』プレミア「見たら共犯者になる」

2022.01.11 Vol.web original

 

 映画『ノイズ』ジャパンプレミアが11日、都内にて行われ、W主演を務めた藤原竜也、松山ケンイチをはじめ豪華キャストと廣木隆一監督が登壇した。

 筒井哲也のベストセラーを原作に廣木隆一監督が初の本格サスペンスに挑んだ注目作。とある絶海の孤島で暮らす3人の幼なじみが、思いもよらず起こしてしまった殺人を隠したことから巻き起こる緊迫のサスペンス。

 二転三転する展開の末、最後に大どんでん返しが待ち受けるストーリーに、登壇者一同、ネタバレしないよう作品の魅力を伝えようと四苦八苦。幼なじみを演じた3人は、司会から「見どころを二言で」と言われ「キーワードは…イチジクと(キャストの1人の)渡辺大地です。それを思って前半を見ていただけたら」と藤原が言えば、松山は「ひと言で言うと…“竜也さん、悪いっすね~”」、神木は観客に向かって「皆さん、これから映画を見るという感覚だと思うんですけど、違うんです。皆さん、これから共犯者になるんです。関わったらみんな“共犯者”です」と、それぞれ、核心をそらしつつ意味深に期待感を盛り上げた。

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