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新「クラゲ水槽」の水ぜんぶ抜く!サンシャイン水族館がピカピカ大作戦

2020.12.13 Vol.Web Original

 池袋のサンシャイン水族館にて、年3〜4回しか実施しないという水槽の大掃除が行われた。水族館の水槽内は、通常飼育スタッフがアクリルをこすって掃除するが、今回は「落水清掃」と呼ばれる水槽の水をすべて排水して清掃する大掃除。7月にオープンしたクラゲをメインにした新エリア「海月空感(くらげくうかん)」内の新設水槽「クラゲスクリーン」の大掃除に密着した。

 長く伸びる触手が美しい「シーネットル」の仲間を見せるため、横長の楕円形となっている水槽「クラゲスクリーン」。清掃手順は①生物を水ごとすくい、手早く生物を保護。その後、予備水槽に生物を移動。②水槽を塩素にて漂白・殺菌し、水洗い後、中和剤を散布し水洗い。③新しい海水を注水後、循環ポンプと水温調節機を動かす。翌朝に生物を予備水槽から移動し、元の水槽に戻すというもの。展示されている「アカクラゲ」は、北海道以南の日本近海に広く分布しており、春から夏にかけて出現する。赤茶色の縞模様の傘と髪のようにたなびく触手は優雅で美しいが、刺胞毒はかなり強く刺されると強い痛みや腫れ、水ぶくれを引き起こすので注意が必要だ。

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