ダンス&ボーカルグループのBALLISTIK BOYZとPSYCHIC FEVERが12月28日、千葉・ららアリーナ 東京ベイにて、ライブ『BALLISTIK BOYZ×PSYCHIC FEVER SPECIAL STAGE 2025 “THE FESTIVAL” 〜年末大感謝祭〜』を行なった。これまで海外ではともにライブをしてきた2組が日本で合同ライブをするのは今回が初。一夜限りのスペシャルなライブをレポートする。
オフィシャルリポート タグーの記事一覧
片寄涼太が一夜限りのクリスマスライブ フルバンド編成で最高の夜
ダンス&ボーカルグループのGENARATIONS 片寄涼太が、12月22日に一夜限りのクリスマスライブ『Ryota Katayose “Xmas Bouquet” at BLUE NOTE PLACE』恵比寿のBLUE NOTE PLACEで開催した。
片寄にとってソロ初ライブでもある本公演は、自分らしさをコンセプトにしたアルバムの世界観を表現しながら片寄のボーカルとフルバンド編成で特別なひとときを彩る。本稿は21時の公演のレポート。
1階席と2階席が吹き抜けでアーバンな雰囲気の会場では、開演前から1stアルバム『Bouquet』の世界観に合わせて考案されたオリジナルカクテルとチキンのブーケサラダプレートが提供され、特別なひとときに花を添えていた。リラックスしながら開演の瞬間を待っていると、ステージからキーボード、ドラムス、ベース、サックス(フルート)のフルバンド編成によるインタールード演奏が優しげな音色を響かせる。そしてオフステージから「こんばんは!」と朗らかな第一声を発する片寄涼太がスポットライトを浴びて登場した。ブルーのシャツにセーターを重ねた温かみのあるジャケットスタイルの片寄は、一輪の白い花を手に客席の間をぬってステージに向かう。
1曲目は『Bouquet』リード曲である「Stay or Go」を披露した。アウトロで片寄が「今日は最高の夜にしましょう」と客席に語りかけた後、2曲目「Dance the life away」では人懐こいメロウチューンのビートに自然と身体が揺れる。コーラス前のフレーズ〈喧騒の狭間で〉に込めるファルセットやアドリブでの弾む歌声には心も温まる。歌唱中の一挙手一投足もグルーヴィーに「一緒に踊りませんか?」と片寄が笑みを浮かべて3曲目「今夜はブギーバック」へ流れる。片寄は1階席、2階席それぞれに「Say Yeah !」とコールアンドレスポンスを促し、ライブ公演として「片寄涼太史上一番近い」客席との距離感ならではの交流で盛り上げる。前半最初のMCコーナーでは「キラキラをワクワクをより膨らませられるライブにしていきたいと思います」と意気込みを語った。
RAG POUND、”ど直球”KRUMPで渋谷を揺さぶる〈渋谷音楽祭 2025〉
LDH所属のダンスグループ「RAG POUND」が10月18日、都内で行われた「第20回渋谷音楽祭 2025~Shibuya Music Scramble~」に出演、白熱のパフォーマンスを披露した。
DJのLucas Valentineがドロップすると、力強くメンバーたちが登場。KTRが「渋谷音楽祭 盛り上がる準備できてますか!」、SHOOTが「俺たちがRAG POUND!」と煽るとオーディエンスもそれに応え「BANG OUT!」とレスポンス。強者の登場を彷彿とさせるメロディーから始まり、アグレッシブなリリックとトラックで終始迫力のある楽曲は会場を一気に熱い雰囲気に包み込む。2曲目は未リリース曲「FIGHTER」。KRUMPならではの力強いダンスパフォーマンス、SHOOTのラップ、KTRのボーカルで闘う強い気持ちを表している1曲だが、サビではファンと一緒にクラップで更に1つになっていく。
PSYCHIC FEVERとWOLF HOWL HARMONY、シンガポールでグルーヴと歌声を爆音で響かせる〈MUSIC MATTERS LIVE 2025〉
グローバルボーイズグループのPSYCHIC FEVER とボーカル&ラップグループのWOLF HOWL HARMONYがシンガポールで開催された世界三大音楽見本市の一つ「MUSIC MATTERS LIVE 2025」(9月26~28日、シンガポール・クラークキーエリア)に出演した。
2組が登場したのは27日に開催された「J-POP MATTERS」ステージ。今年初めて開催された。
デビュー15周年の三代目JSB「雨が止めば、虹がかかります」念願の単独スタジアムライブに2日間で10万人
ダンス&ボーカルグループの三代目 J SOUL BROTHERS(以下、JSB3)がデビュー15周年を記念したスタジアムライブ「三代目 J SOUL BROTHERS 15TH ANNIVERSARY STADIUM LIVE “JSB FOREVER 〜ONE〜”」を10月4、5日の2日間、大阪のヤンマースタジアム長居で行った。2010年のデビューから音楽シーンに数々の歴史を刻んできたJSB3が目標としてきたスタジアム単独公演。それを祝うために2日間で10万人のファンが集まり、本気でぶつかった。本記事は、10月4日の様子をリポートする。
開演直前には予報を覆す晴れ間が差し込んだ。オープニング映像が流れ始め、徐々にアリーナにいるファンも、スタンドにいるファンも立ち始める。映像はこのヤンマースタジアム長居が次第にJSB3のための王国に変わっていく様を描いており、迫力のある映像美とBGM、ライトスティックを使った演出、サポートダンサーのフラッグを用いたパフォーマンスによって、ライブへの高揚感を極限まで高めていく。
『J.S.B. DREAM』が鳴り出し、メンバーの姿が見えると、爆発の演出を凌ぐほどの凄まじい歓声がスタジアムを包み、早くも大熱狂。そこから次第に楽曲に合わせてアリーナもスタンドも体を動かし始め、一体感が生まれていく様は圧巻。ØMIの歌声がスタジアムで綺麗に響くと、NAOTO、小林直己、ELLY、山下健二郎、岩田剛典もこの景色をじっくり味わうように踊っていた。味わいながらもダンスで客席を煽り、お馴染みの両手で三角を作るポーズを促すと、会場との一体感をさらに強固なものへとしていく。あとは何と言ってもコールアンドレスポンス。スタジアム中に「HEY!」や「OOH!」という声が響き渡り、その勢いを受けたØMIもさらにパワフルに歌い上げる。そこから夜空を思わす映像がモニターに映し出され、ØMIが「準備はいいか、MATE!」と問いかけて『O.R.I.O.N.』がスタート。今度はハンズアップをしながらの「YEAH!」というレスポンスと、クラップがスタジアムを包む。ØMIの「さぁいくぞ!」という掛け声から、息の合ったダンスでも会場を魅了。踊る中で客席を指す指先は、この大人数の中でも確かに1人1人に向けられている。同じ空の下で繋がっている絆を感じる瞬間だった。「最後までいくぜ、Everybody!」というØMIの言葉通り、勢いそのままに『LET’S PARTY』へ。また、この曲からメンバーはアリーナ中央を囲むムービングステージに乗り始め、客席付近を移動しながらパフォーマンス。全員そのステージのギリギリまで前に出てパフォーマンスする姿から、少しでも近い距離で思いを届けたい意志が伝わってきた。それに応えるように盛り上がり続けるMATEの様子を見て「あったまってきたか、スタジアム!」とØMI。終わると今度は全体が青に染まり「懐かしい曲いくぞ!」と2014年リリースの『JSB Blue』。ØMIの爽やかな歌声が吹き抜ける。続くは一転ネオン感のある『Welcome to TOKYO』。色気と力強さを兼ね備えたダンスで魅せていく。山下も「後ろまで見えてるぞ!」と言わんばかりのマイム。360度どこから見ても隙のないパフォーマンスをメンバーは届け続ける。ムービングステージが最後方まで到着し、始まったのは『FIGHTERS』。ムービングステージから吹き出す火花の演出が、闘志剥き出しのパフォーマンスをさらに引き立て、観客も拳を掲げた。続く『1st Place』にも大歓声。メリハリのついたアーティスティックなダンスでJSB3の表現の引き出しの多さを見せつけた。
m-flo、TERIYAKI BOYZら、8組のアーティストがサマソニで真夜中の宴
東京と大阪の2カ所で同時開催された人気夏フェス『SUMMER SONIC 2025』(8月16・17日)、東京会場の幕張メッセで16日深夜から17日朝方にかけて、オールナイトイベント『MIDNIGHT SONIC curated by m-flo』が開催された。m-floがキュレーターを務め、全8組のDJやアーティストたちが集結し、最新のビートで来場者を楽しませた。
時計の針が16日の23時を指す頃、tofubeatsの音が夜の幕開けを高らかに宣言した。
「改めまして、『SUMMER SONIC』にご来場の皆様、tofubeatsです!まだまだ楽しんでいきましょうー!」tofubeatsがつなぐ音の一つひとつに歓声が上がり、お酒を片手に思い思いに手を上げる音楽好きたちの体温を高めていく。特にオリジナル曲「LONELY NIGHTS」が流れた瞬間、一気に会場の熱気が高まったのを感じた。「on & on (feat. Neibiss, Ratiff & hyunis1000)」の合間には「朝まで楽しんで行きましょうー!」と投げかけ、観客も歓声と〈on & on!〉の掛け声でレスポンス。石野卓球(電気グルーヴ)の参加楽曲「Typical!! (feat. TAKKYU ISHINO)」では〈Let’s get Typical!!〉の声が響きわたる。
「PLEASE COME INTRO」が流れ、彼らのロゴが現れた瞬間、大きな歓声に包まれたTERIYAKI BOYZ®。中盤にはFRUITS ZIPPER「私の一番かわいいところ」のリミックスにリリックを乗せ、Ryo-Zが本家のダンスを踊って場を沸かせた。フロアの反応を見て「そんなんで大丈夫ですか?めちゃくちゃかわいく、かっこよくいかないと!」「かっこいいゲスト呼んでますけど!」とJP THE WAVYを呼び込んだ「Tokyo Drift」、そして「もう一曲だけお付き合いいただけますか?」と流れた「I Still Love H.E.R. feat. Kanye West (Album Mix)」で次々に熱狂の渦を生む。
THE RAMPAGE、グループ初の海外単独ライブは成功の内に幕「パフォーマンスを通して心を通わせることができる」
16人組ダンス&ボーカルグループのTHE RAMPAGEが7月20日、ライブ『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2025 “PRIMAL SPIDER” ~Borderless Threads~ in TAIPEI』を台北のLEGACY TERAで開催した。
グループとして初の海外単独公演。現在展開中のツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2025 “PRIMAL SPIDER”』を海外に持ち出した。台北公演では、現地で特によく聴かれている楽曲をリサーチしてセットリストを組んだという。
ツアーのコンセプトソング「蜘蛛の糸」で幕を開け、人気曲を次々と披露。中盤にはパフォーマーによるダンスバトルも披露され、熱気は最高潮に達した。人気曲の「Can’t Say Goodbye」ではメンバーがステージを降りてファンと交流し、場内は歓声と熱狂に包まれた。真心を込めたセットリスト、迫力のダンスバトル、トーク&プレゼントコーナーなど、見どころ満載のステージを展開。陣が「言葉が通じなくても、パフォーマンスを通して心を通わせることができる」と語ると会場は感動に包まれた。
BALLISTIK BOYZとPSYCHIC FEVER、パリをさらにアツく! 魅力散りばめたステージに会場沸騰〈Japan Expo Paris 2025〉
ダンス&ボーカルグループのBALLISTIK BOYZとPSYCHIC FEVERが、7月4日、仏パリで開催された『Japan Expo Paris 2025』(7月3日〜6日)で約2時間半にわたるライブステージを披露した。BALLISTIK BOYZは同イベントに初出演、PSYCHIC FEVERは昨年に続いて2度目の出演となった。
PSYCHIC FEVERがジャパンツアーファイナル!「想像を超えるような景色を見に行こう」
国内外で精力的に活動を展開する、LDHの7人組グループ、PSYCHIC FEVERが最新ツアー『PSYCHIC FEVER LIVE TOUR 2025 “EVOLVE” in JAPAN』の大阪公演を6月29日、Zepp Osaka Baysideで開催し、6月7日の宮城公演を皮切りに全国5都市を巡った日本ツアーの最終日を迎えた。
PSYCHIC FEVERは昨年“IGNITE YOUR DREAMS”をテーマとしたアジアツアーを完走したのち、今年2月には初のアメリカツアーを敢行し、その翌月にはテキサス州オースティンで開催された大型フェス『2025 SXSW Music Festival』にも出演した。各地でさまざまな経験と確かな反響を獲得した彼らは、新たなテーマとして“EVOLVE”=さらなる進化を掲げ、日本へと帰ってきた。
先のアメリカツアーと同じくThe Hooligansのジョン・フォシットがプロデュースに入っているという今回のツアーでは、ワーナーミュージック・グループとのグローバル契約後初のEPとして同月リリースされた『PSYCHIC FILE III』収録曲の他、メンバー制作による豊富なライブアレンジで新旧織り交ぜた全24曲を披露。まずは日本のファンに向けて、文字通りの“進化”を知らしめた。
EXILEが台北でファンミ「お会いできてとてもうれしいです!」
ダンス&ボーカルグループのEXILEが6月14日、台北でファンミーティング「EXILE 1st FAN MEETING IN TAIPEI」を開催した。グループが台北でファンミーティングをするのは初。イベントには、EXILE AKIRA、EXILE TAKAHIRO、橘ケンチ、EXILE NESMITH、EXILE SHOKICHI、世界、佐藤大樹が参加した。
メンバーは前日の13日午前の便で台北松山空港に到着。300人以上のファンから熱烈な歓迎を受けるとた。現地メディアの取材で、AKIRA は「メンバーで来たのは約1年半ぶり。みんなで来られて現地の皆様にお会いできてとてもうれしいです!来年はEXILE 25周年でもありますので日頃の感謝の気持ちを届けながら素敵な思い出を作れたらと思います!」と流暢な中国語で挨拶した。
FANTASTICSも兼任する佐藤大樹と世界は過去に台北観光大使を務めた経験がある。FANTASTICSとしてデビューする前、6年前の”武者修行”時代に訪台した際、SNSでの急な告知にもかかわらず、多くのファンが駆けつけたという思い出を語り、今回空港で当時のファンと再会できたと感激。橘は中国語で、「2023年にライブを開催したとき、皆さんの熱意に感動しました」と以前行った台北流行音楽中心(TAIPEI MUSIC CENTER)での単独公演を振り返った。さらに他のメンバーたちも習った中国語を披露し、現地メディアの笑いを誘った。
PSYCHIC FEVER、ネクストヒットが生まれる米イベント「SXSW」で熱狂ライブ
EXILE TRIBEのPSYCHIC FEVERが、3月7日~15日に米テキサス州オースティンで開催された世界最大級の融合型ビジネスカンファレンス&フェスティバル『SXSW 2025』に出演した。
PSYCHIC FEVERは『SXSW Music Festival』に出演。13日(現地時間)に『GREATER TEAM DAY STAGE』、同14日には同イベント内で行われたオフィシャルショーケース『Friends From The East Showcase』プロジェクトにもヘッドライナーとして登場した。
『GREATER TEAM DAY STAGE』では、SXSW2025のメイン会場の一つで、特に人通りが多いAustin Convention Centerすぐそばの屋外ステージでパフォーマンス。この日はステージサイズの関係で踊らず歌のみで、普段とはまたひと味違ったステージを届けた。「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」で幕を開けると、「What’s Happenin’」では観客と目を合わせながら〈What’s happening?〉の掛け声を促し、観客との距離が非常に近いからこそ、一緒にステージを作り上げていこうとするような想いが垣間見えた。「Paradise」「Temperature」「Rocket」を経て、「Psyfe Cypher」「Tokyo Spiral」では力強いラップリレーが炸裂。「SH♡TGUN」「Highlights」「SPICE」と盛り上げ、渡邉廉のビートボックスに乗せて再び「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」のワンフレーズを観客と歌い上げ、そのまま楽曲に突入して終始一体感のあるステージを繰り広げた。

