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自分への誹謗中傷を読み上げるグレタ…注目のドキュメンタリー映画予告映像公開

2021.09.17 Vol.Web original

 スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリの素顔に迫ったドキュメンタリー映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』本編映像の一部がYouTubeにて公開された。

 本作は、若き環境活動家グレタ・トゥーンベリの素顔に迫ったドキュメンタリー映画。カメラは、グレタが世界から注目を集める1年以上前から密着。国連総長アントニオ・グテーレスやフランスのマクロン大統領、ローマ教皇など世界のリーダーらと議論を重ねていく様を追いつつ、一方で犬や馬と戯れるリラックスした姿や、アスペルガーの症状について冷静に自身で分析する姿、重圧と向き合い葛藤する姿、彼女のさまざまな行動を支える家族の姿も映し出す。

 公開された本編映像には、SNS上でグレタに向けられた誹謗中傷を自身で読み上げる場面が映し出されている。

 グレタは、世界中での学校ストライキの火付け役となって注目を浴び、環境活動家のリーダーとして称えられる一方で、その強い口調から反感をもたれることも少なくない。そんな彼女のもとには「アスペルガーの人は1つのことに固執しがち」、「ママの書いた原稿と泣き落としで訴えてもグレタの茶番なんて誰も気にしない」といったヘイトが容赦なく向けられる。彼女は取り乱すこともなく冷静に向き合うが、父・スヴァンテは不安を隠しきれない。スヴァンテはグレタの意志を尊重し活動を応援しているが、時には殺害予告にまで及ぶ手紙が届くようになり…。

 両親の心配を受け止めつつグレタは「私は気にしません。活動をやめて生じる結果の方が怖いからです」と語る。

 彼女が活動を始めるに至った経緯や素顔、周囲の反応や広がりなどをとらえた本作を通して、グレタのまなざしに触れれば、決して他人事ではない、問題の本質が見えてくるはず。

 10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国公開。

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