初代と第3代のK-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)が「RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO」(6月14日、北海道札幌・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ ※ABEMA PPV等で配信)でMMAに初挑戦した。
カリミアンはGRACHAN無差別級王者の荒東“怪獣キラー”英貴(パラエストラ大阪)と対戦し、MMAでのキャリアで勝る荒東を完封し、判定勝ちを収めた。
カリミアンはRIZINには昨年大晦日の「RIZIN DECADE / 雷神番外地」で安保瑠輝也、今年5月の東京ドームでの「RIZIN男祭り」では皇治といずれもRIZINスタンディングバウト特別ルールで対戦。安保戦では反則のバックハンドブローを連発し、もつれた際に止めに入った和田良覚レフェリーにも誤爆のパンチを放ってしまうなど大荒れの試合の中、判定負けを喫した。皇治戦では目立った反則行為はなかったのだが、昨今、K-1ではクラウディオ・イストラテと泥仕合を繰り広げ、昨年12月の木村太地戦では自身のローブローでノーコンテストとなるなどすっかり「令和の反則王」と呼ばれる存在となっている。
荒東はRIZINには2度目の参戦。前回(2023年10月)は貴賢神にTKO勝ちを収めている。