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プリプリ王者・渡辺未詩が“究極の女戦士”J-RODとの激闘制しV2。2026年イッテンヨンで熱望していた鈴芽と王座戦へ【TJPW】

2025.11.10 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが11月9日、東京・後楽園ホールで「ALL RISE ’25」を開催した。プリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩が初来日の“ジ・アルティメット・アスリート”J-RODとの激闘を制し、2度目の防衛に成功。次期挑戦者には後輩の鈴芽が名乗りを挙げ、来年イッテンヨン(1・4後楽園)での新世代による王座戦が決定した。

 J-RODは米オハイオ州出身で、2022年デビューながら、わずか3年で全米にその名をとどろかせた超新星。178cmの高身長で、かつ均整の取れた体型をもつ。NJPWアカデミーにも在籍した経験があり、パワー、テクニック、スピリッツを兼ね備えた“究極のアスリート”で、OVW(Ohio Valley Wrestling)女子王座を始めとする数々のタイトルを獲得した実力者。

 前哨戦なしの一発勝負となった一戦は、まずはショルダータックルの応酬。渡辺はグラウンドレスリングに持ち込み、腕を締め上げた。J-RODはブレーンバスター、フォールアエイスラムから腕立て伏せ式体固めもカウントは2。渡辺はドロップキック、ショルダータックルで反撃。J-RODはフロント・スープレックス、ラリアットからダイビング・ボディープレスも自爆。渡辺は身長が自身より19センチ高いJ-RODをジャイアントスイングでぶん回すことに成功。J-RODは強烈なパワーボムで返した。エルボーの打ち合いから、渡辺がダブルハンマー連打。J-RODが場外に転落すると、渡辺は助走をつけてプランチャーを発射。渡辺が狙ったティアドロップを阻止したJ-RODは投げ捨てジャーマン、アルティメット・スピアーもカバーが遅れてピンフォールは奪えず。絶体絶命の危機に陥った渡辺だが走り込んできたJ-RODをキャッチして、パワースラム。最後は旋回式ティアドロップをズバリと決めて3カウントを奪った。

プリプリ王者・渡辺未詩が愛野ユキとの“激熱”の戦いを制して初防衛「ずっと防衛し続けられるように頑張りたい」【TJPW】

2025.10.18 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが10月18日、東京・後楽園ホールで「Additional Attack ’25」を開催した。プリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩が愛野ユキとの熱~い戦いを制して、初防衛に成功。渡辺は11・9後楽園で“ジ・アルティメット・アスリート”の異名を取る J-RODの挑戦を受ける。
 
 愛野はリングアナを経て、プロレスラーになったが、渡辺とは同時期に練習生だったこともあり、同じ2018年デビュー組。プリプリ王座には2022年の4・9後楽園で当時王者の中島翔子に挑んで以来、3年半ぶり3度目の挑戦。渡辺は9・20大田区で瑞希を破って王座奪還を果たして、これが初V戦となった。
 
 両者は開始早々から、激しいショルダータックル合戦を繰り広げ、アツアツの攻防に。戦場が場外に移っても、ショルダータックルでぶつかり合った。渡辺は愛野を抱え上げ、鉄柱、エプロンの角に腰をぶつけるエグい攻め。リングに戻り、愛野がダイビング・ショルダーを見舞えば、渡辺は開花式ジャイアントスイングでぶん回した。愛野は愛と炎のフルネルソンから、リバース愛と炎のフルネルソンで締め上げるも決められず。再びショルダータックル合戦、エルボーのラリーで意地の張り合い。愛野はブルドッキングヘッドロック、ヴィーナスDDT、さらにUBV狙いも渡辺が回避。渡辺はパワースラムを決めると、ショルダータックル、レーザービーム、旋回式ティアドロップとたたみかけてトドメを刺し“激熱”の戦いに終止符が打たれた。

荒井優希が前哨戦でプリプリ王者・瑞希から直接勝利を挙げ、王座奪取宣言「ベルトを持つ景色が鮮明になったので、この勢いで獲りたい」【TJPW】

2025.07.06 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが7月5日、神奈川・横浜ラジアントホールで「SUMMER SUN PRINCESS ’25まで待てない!」を開催した。夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS ’25」(7月21日、東京・大田区総合体育館)で同団体の最高峰プリンセス・オブ・プリンセス王座に挑む荒井優希が前哨戦で王者・瑞希から直接勝利を挙げ、ベルト獲りを力強く宣言した。
 
 今大会のメインイベントでは7・21大田区で行われる3大タイトルマッチ(プリプリ王座戦&プリンセスタッグ王座戦&インターナショナル・プリンセス王座戦)のトリプル前哨戦として、王者チームの瑞希&中島翔子&ハイパーミサヲ&鈴芽が挑戦者チームの荒井&辰巳リカ&渡辺未詩&宮本もかと8人タッグマッチで激突。白昼夢(辰巳&渡辺)の2人は、この日もさすまたを手に登場した。
 
 開始早々、辰巳が中島の首を絞めると、ミサヲがスプレー噴射で反撃。中島がトペを狙うと、渡辺が場外でさすまたで威嚇して阻止。中島と辰巳がさすまたを手にするとチャンバラに発展。荒井がビッグブーツ狙いも、ミサヲがスプレーで阻止。鈴芽が宮本に低空リング・ア・ベルも、宮本が切り返す。荒井が瑞希にビッグブーツを連打すれば、瑞希はフットスタンプ、クロスボディーで逆襲。中島が渡辺にトペを発射すると、リング上は瑞希と荒井の2人に。荒井はトップロープから強引に瑞希にフルネルソンバスター一閃。Finally(カカト落とし)が阻止されると、ショートレンジの新人賞。再度のFinallyもかわした瑞希は、荒井の体を駆け上がるような形でフットスタンプ。宮本の鴻臚館(こうろかん)狙いをかわした瑞希だったが、一瞬のすきを突いた荒井がFinallyをズバリと叩き込んで、瑞希からピンフォールを奪った。

渡辺未詩が“みんなのアニキ”水波綾を破り、プリプリ王座V4「このまま完璧で究極なチャンピオンになって、東京女子をもっともっと大きくしたい」【TJPW】

2024.09.23 Vol.Web Original
 東京女子プロレスが9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6で「WRESTLE PRINCESS Ⅴ」を開催した。メインイベントではプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩が今夏の「第11回東京プリンセスカップ」を制覇した“みんなのアニキ”水波綾(フリー)を破り、4度目の防衛に成功した。
 
 水波は2022年7月9日の大田区総合体育館大会で東京女子に初参戦。その際、渡辺とシングル戦を戦い、水波が勝利を収めている。その後、2年余の月日を経て、2度目の一騎打ちとなった。
 
 序盤、レスリングの攻防から、ショルダータックル合戦、水波がコーナーでマシンガンチョップの雨あられ。場外に転じると、渡辺が首を固定してリバース・ジャイアントスイングでぶん回す。水波は鉄柱にぶつけ、エプロンでギロチンドロップ。その後も水波はダイビング・ギロチンドロップ、肩固めで攻めていくが、渡辺はアバランシュ・ホールド、ジャイアントスイングで反撃。水波は裏投げ、スピアー、ダイビング・ギロチンドロップ、ラリアットと怒涛の攻め。渡辺もリバース・パラドックス、雪崩式ティアドロップで猛攻。さらにカナディアン・バックブリーカーの体勢から、変型リバース・ティアドロップを一閃。そしてティアドロップ連発、後頭部へのダブルハンマー、レーザービームから、ティアドロップをもう一発繰り出して3カウントを奪った。

プリプリ王者・渡辺未詩が尊敬する先輩・中島翔子を退け初V「一つチャンピオンとして成長できたかなと思います」【TJPW】

2024.05.06 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが5月6日、東京・後楽園ホールで「YES! WONDERLAND ’24」を開催した。3月31日の東京・両国国技館で山下実優を破り、プリンセス・オブ・プリンセス王座を戴冠した渡辺未詩が誰よりも尊敬する先輩・中島翔子の挑戦を退けて初防衛に成功した。

 4月13日の東京・北沢タウンホールでの6人タッグ戦で中島が渡辺に直接勝利を挙げて挑戦表明する形になったが、渡辺自身も中島とのタイトル戦を強く望んでいた。両者は過去4度シングルで対戦しており、変則ルールを含めると中島の3勝1敗。通常の3カウントルールでは1勝1敗のイーブンだった。

 序盤はお互いの力を確かめるかのようにじっくりとしたグラウンドでのレスリングの攻防。中島は高角度での619、首4の字固め、無人在来線固め、さらにはトペを敢行。渡辺はエプロンでのカナディアン・バックブリーカー、串刺しボディーアタックで反撃。渡辺のジャイアントスイングは中島が阻止して、スタンド式の無人在来線固めで切り返す。そしてトペ・コンヒーロをぶっ放す。

プリプリ王者・山下実優がマーシャ・スラモビッチを退けV3 「誰が来てもハードになると思うんで、しっかり倒したい」【TJPW】

2024.01.05 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが1月4日、9年連続となる“イッテンヨン”後楽園ホール大会「東京女子プロレス’24」を開催した。プリンセス・オブ・プリンセス王者の山下実優はマーシャ・スラモビッチの挑戦を退け、3度目の防衛に成功した。
 
 両者は米国でニ度シングルマッチを行い、1勝1敗のイーブン。昨年12月14日(現地時間)に米ロサンゼルスで開催された「COMBAT PRINCESS USA」ではタッグマッチでマーシャが山下を破っており、山下はなんとしてもリベンジを果たしたいところだった。

伊藤麻希が瑞希とのプリプリ選手権に向け王座獲り宣言「伊藤麻希vs瑞希の物語を終わらせる」【東京女子プロレス】

2023.07.06 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが7月5日、東京・渋谷区のAbemaTowersで夏の祭典「SUMMER SUN PRINCESS ’23」(7月8日、東京・大田区総合体育館)に向け記者会見を行った。瑞希が持つプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑む、伊藤麻希がベルト獲りを誓った。

 かつて、瑞希は2017年春に同団体にレギュラー参戦を始めた当初、伊藤から強引に「伊藤リスペクト軍団」へ勧誘されて受諾し、同じ軍団でしばらく活動した経緯がある。両者のシングル戦は2021年8月14日、東京・後楽園ホールでの「第8回東京プリンセスカップ」準決勝(伊藤の勝利)以来、1年11カ月ぶり。

 伊藤は「今回が4回目の挑戦になるんですけど、伊藤は絶対獲る気でいます。瑞希については戦いすぎて、伊藤は何がきても大丈夫かなと思ってます。もうすべてを受ける覚悟もできてるし、簡単に倒せる相手じゃないことも重々分かってるので。どっちが先に倒れるのかの勝負だと思ってます。伊藤は米国で修行もしてきて、自信もあるので。このまま結果だけ残して、伊藤が勝って、瑞希からベルトを獲って、昔から続く伊藤麻希vs瑞希の物語を終わらせようと思います」と王座奪取宣言。

新プリプリ王者・瑞希が角田奈穂を退け初V。まずは「大阪でのタッグに集中」【東京女子プロレス】

2023.04.15 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが4月15日、東京・後楽園ホールで「STAND ALONE ’23」を開催した。3月18日の東京・有明コロシアムでパートナー坂崎ユカを破り、プリンセス・オブ・プリンセス王座に就いた瑞希が角田奈穂の挑戦を退け、初防衛に成功した。瑞希は5月5日、後楽園で188センチの高身長選手ソーヤー・レックとV2戦を行う。

 序盤、角田が客席のイスめがけて瑞希を放り投げると、瑞希は場外へのダイブで反撃。瑞希は右足に的を絞って攻め込むが、角田は徹底した顔面蹴りで応戦。角田は強引に必殺の紫電改を放つも、カバーにいけず。角田はクロスアーム式DDTから、紫電改を狙うも、かわした瑞希がフットスタンプ。さらにダイビング・フットスタンプを見舞うと、フェースロックから変形フェースロックに移行してギブアップを奪った。

プリプリ王者・坂崎ユカが山下実優を退けV2に成功。3・18有明Cで瑞希と2年半ぶりのパートナー決戦へ【東京女子プロレス】

2023.01.05 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが新春恒例のイッテンヨン(1月4日)・後楽園ホール大会「東京女子プロレス ’23」を開催。プリンセス・オブ・プリンセス王者の坂崎ユカが“最大のライバル”山下実優を死闘の末に退け2度目の防衛に成功。第5試合での同王座次期挑戦者決定6選手参加バトルロイヤルを勝ち抜いた瑞希が挑戦権を獲得し、3月18日の東京・有明コロシアム大会で2年半ぶりに坂崎とパートナー対決に臨むことが決定した。

 坂崎と山下は2021年6月6日の「CyberFight Festival」(さいたまスーパーアリーナ)以来、1年7カ月ぶりの一騎打ち。昨年11月、英国でプロレスリングEVE王座を奪取した山下は2冠王を目指す一戦となった。

 序盤、坂崎が場外で垂直落下式ブレーンバスターを繰り出せば、山下は場外でジャーマンを決める厳しい攻防。その後、坂崎が変型TeaTimeを見舞えば、山下が雪崩式アティテュードアジャストメントを一閃。壮絶なエルボーのラリーから、山下がハイキック。坂崎は垂直落下式ブレーンバスターで反撃し、魔法少女スプラッシュを放つも山下は剣山で阻止。山下がSkull Kickを決めるもカウントは2。山下はハイキックから後頭部にクラッシュ・ラビットヒートを叩き込む。坂崎がマジカルメリーゴーランドを繰り出せば、山下はハイキック。坂崎はローリングエルボーから、魔法少女にわとり野郎を決めて熱戦を制した。

プリプリ王者・中島翔子 10・9TDCホールでのライバル坂崎ユカとの王座戦に向け決意【東京女子プロレス】

2022.10.08 Vol.Web Original

 東京女子プロレスの秋の祭典「WRESTLE PRINCESS Ⅲ」(10月9日、TOKYO DOME CITY HALL=以下TDCホール)が目前に迫った。同団体としては、1年11カ月ぶりの同所での大会となるが、メインイベントを飾るのは〈王者〉中島翔子vs〈挑戦者〉坂崎ユカのプリンセス・オブ・プリンセス選手権だ。坂崎との4カ月ぶりの王座戦を前にした中島に現在の心境を聞いた。

辰巳リカ イッテンヨンで王者・坂崎ユカからのプリプリ王座奪取を宣言【東京女子プロレス】

2020.12.28 Vol.Web Original

先を行く同期との立場を逆転させるチャンスが到来

 東京女子プロレスの来年イッテンヨン(1月4日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで、坂崎ユカが保持するプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑戦する辰巳リカが初の同王座獲りを宣言した。

 かつて坂崎とともに、音楽ユニットDPGで活動していた辰巳は、13年夏に坂崎から「一緒にプロレスをやろう」と誘われて同団体に入団しており、文字通りの同期対決となる。

 辰巳はデビュー直後の2014年5月に左腕を骨折。2016年5月には左足、2018年7月には古傷の左腕を負傷し、3度の長期欠場を経験。それもあり、常に同期・坂崎の後塵を拝す格好となったが、「ユカちゃんを認めていたし、仲間だという気持ちが強かったので、ユカちゃんが頑張ってるのはうれしかったし応援してたので、ジェラシーを感じるようなことはなかった。初期の頃はずっと前を見てる状態でした。でも、ここ2~3年で実力がついてきて、ユカちゃんに負けない自分らしいプロレスができるようになってから自信になった。私はそこを伸ばしていこうと思うし、ユカちゃんは海外でも注目されて輝いているけど、私は自分の場所で輝こうと思っていた」(辰巳)と話した。

 辰巳にとって、転機となったのは、昨年11月に渡辺未詩との白昼夢でプリンセスタッグ王座を奪取し約1年間、同王座を死守したことだ。「未詩とは長くタッグを組んで挑んだわけじゃなく、ベルトを獲ってから深まっていった。連係だったり、息だったり。タッグのベルトを1年守ってやっていけたからこそ、日が経つにつれ、自覚や覚悟が増していったし自信もついた」とコメント。

 そして、辰巳は11月20日の東京・新宿FACE大会で坂崎、山下実優、中島翔子、伊藤麻希とのサバイバル5WAYマッチを制して、試合後にプリプリ王座への挑戦を表明。それを坂崎が受諾して、年始の後楽園での対戦を指定。7年余の月日を経て、ようやくその立場を逆転させるチャンスが到来した。

「あの5WAYマッチで勝ち抜いて挑む決意ができた。タッグベルトは東京ドームシティホール(11月7日)で失ってしまったけど、それは関係ない。タッグで自信がついたし覚悟も備わっていったように感じます。今の私ならもっと信じていいのかなって」(辰巳)と明かした。

 辰巳は18年5月3日、後楽園で当時王者だった山下に挑んで以来、2年8カ月ぶりのプリプリ王座挑戦になるが、「あのときはタッグチャンピオンじゃなかったし、とにかく必死で、怖さのほうが強かった。後楽園のメインも初めてだったので、プレッシャーも大きかった。でも今回は余裕があるし、落ち着いてるし、恐怖より楽しみのほうが大きい。この2年でやってきたことの積み重ねがあるから。後楽園は神聖な場所だし、イッテンヨンがプロレス界にとって大事な日だと分かってます。それを踏まえても落ち着きがあるので不思議です」と前回との精神面での違いを感じている。

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