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細田守監督も驚き! ポン・ジュノ監督「韓国で大コケした」デビュー作が日本で大ウケだった思い出明かす

2021.11.07 Vol.Web original

 現在、開催中の第34回東京国際映画祭のイベント『アジア交流ラウンジ ポン・ジュノ × 細田守』トークシリーズが7日、開催され、ポン・ジュノ監督と細田守監督がオンラインで、熱い映画トークを繰り広げた。

 ポン・ジュノ監督がアカデミー賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』の宣伝で来日したときに対談して以来、2年ぶりに語り合うという2人。

 現在、新作撮影準備のためロサンゼルスに滞在中のポン監督は「細田監督も先日まで『竜とそばかすの姫』のアメリカ公開に向けた準備のためにロサンゼルスにいらっしゃったそうですね。私も最近、拝見しましてすごい大作だと思いました」と細田監督の最新作を絶賛。

 ポン監督の熱心な考察や質問に細田監督も「光栄です」と感激。一方、ポン監督が「実は生まれた初めて作った作品は短編のストップモーションアニメだったんです」と明かすと驚きながら「納得です。ポン・ジュノ監督の作品に流れるアニメーションのスピリットを感じていました」と親しみをあらわに。

 

新テーマは「(ニュー)ボーダレス」!さらに充実&見どころ満載!【Short Shorts Film Festival & Asia 2020】

2020.09.14 Vol.733

 1999年にスタート以来、毎年6月に東京で開催されてきたが、新型コロナウイルス感染症の影響により9月に延期して開催となった今年のSSFF & ASIA。ソーシャルディスタンスや感染症対策によりリアル会場は制限されるものの、代わりにオンライン企画が格段に充実! 米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭として、世界110以上の国と地域から集まった約5000本の中から選りすぐりの約200作品をリアル会場とオンラインで上映する。延期に伴い、映画祭テーマを「ボーダレス」から「(ニュー)ボーダレス」へと変更。そこには「その表現がどんな境界(ボーダー)を越えた新しい表現であるか」を考える、というメッセージが込められている。国内外の映画祭が実施や延期、オンラインでの展開などさまざまな選択を迫られるなか、SSFF & ASIA 2020がショートフィルムならではの強みを生かして新しいかたちの映画祭に挑む!

SSFF&ASIA2020では「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督の若かりし頃の作品も観れちゃう!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2020.08.26 Vol.web original

 こんにちは、黒田勇樹です。出演させていただいていたACTOR’S TRIBE ZIPANGプロデュース「 #シーボルト父子伝 ~蒼い目のサムライ~」が23日に無事終了しました。今回も万全の新型コロナウイルス対策を敷いた上での公演だったのですが、マスクを付けた稽古場と付けていない本番の違いとかいろいろと気づきが多かった気がします。あと、さまざまなゲストの方にいらしていただきまして吸収することも多く、とにかくいろいろ勉強になりました。

 今後の動きについては…あれ?どうなってたっけ? 追ってお知らせします(笑)。

 今週も鑑賞記です。では始めましょう。

ポン・ジュノやジョニデ作品も! 延期の国際短編映画祭『SSFF & ASIA 2020』が9月に都内で開催決定

2020.07.29 Vol.web original

 国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020』が9月にオンライン会場と都内複数の会場にて開催することが決定した。

 同映画祭は、コロナウイルスの感染拡大を受け、当初予定していた6月の開催を延期。今回、新たに新テーマを「(ニュー)ボーダレス」とし、9月16日から27日をメインに、オンライン会場での展開を例年以上に拡充、リアル会場と合わせて開催する。

 オープニングセレモニーは9月16日に実施。またオフィシャルコンペティションの各優秀賞やグランプリ「ジョージ・ルーカスアワード」の受賞作作品は9月27日に行われるアワードセレモニーで発表される。

 今年の映画祭では、世界112の国と地域から応募された作品の中から厳選された約200作品を上映・配信。中でも、カンヌ映画祭パルムドールやアカデミー賞4冠に輝いたポン・ジュノ監督によるショートフィルム『支離滅裂』や、日本初公開となるデビッド・リンチ、ジョニー・デップ出演ホラー(監督:サム・ライミほか)『ブラックガイアンドラ』、『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ監督作品『夜の車』、ジュリエット・ビノッシュ主演のコメディー『違反』などの特別上映および配信も決定。

 またメイン日程に先がけ、オンライン会場を8月1日にオープン。過去受賞作品を9月15日まで限定公開のほか、今年のラインナップからキッズプログラム、U-25プロジェクトなどの作品を順次先行配信する。

 映画祭代表の別所哲也は「コロナウイルスの世界的な感染拡大により延期を決定後、9月の開催決定に至るまで、私達はシネマの原点でもあるショートフィルムを通じて世界が繋がり、未来を一緒に築き上げる新たな方法を模索してきました。『(ニュー)ボーダレス』を映画祭としてどんな形で体現できるのか、ぜひ皆さんと一緒に新時代の映画祭を作っていけたら」とコメントを寄せている。

“半地下の家族”たちが「適切な距離を」!『パラサイト』モノクロ版・IMAX版全国公開に向け感染対策呼びかけ

2020.05.28 Vol.Web Original

 第92回アカデミー賞で外国語映画として初めての作品賞を受賞、さらに監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4冠に輝いたポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』のモノクロVer.とIMAXの劇場公開日が決定。モノクロVer.は6月5日より、IMAXは翌週6月12日より全国公開となることが決定した。

 あわせて「適切な距離を」と劇場来場時の注意を訴え、新型コロナウイルス感染予防対策を呼びかけるビジュアルが新たに解禁となった。

 ビジュアルでは、貧しいキム一家と裕福なパク一家の全員がマスクを着用。三密気味の2家族の上には「適切な距離も保ちましょう」と、自虐気味にソーシャルディスタンスを推進するコピーが添えられた。

 各劇場でも感染症予防対策は講じているとのこと。来場者自身も気を配りながら『パラサイト 半地下の家族』の新たな2バージョンを大スクリーンで堪能してみては。

国際短編映画祭SSFF & ASIA、今年の開幕が決定! ポン・ジュノ監督のレア作品も上映

2020.03.26 Vol.Web Original



 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2020」が今年は6月4日から開催することを発表。22回目を迎える今年は「ボーダレス」をテーマに国やジェンダー、年齢、制作技術などのあらゆるボーダーを越えて表現された映像作品約200点を、都内複数の会場とオンライン配信で無料上映する。

 俳優の別所哲也が1999年に立ち上げた「アメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバル」から発展し、現在ではアジア最大級の国際短編映画祭として毎年6月に開催。また米国アカデミー賞公認映画祭であり、オフィシャルコンペティション各部門の優秀賞受賞作品は翌年のアカデミー賞ノミネート選考対象となる。

 同映画祭からは世界最高峰の映画祭で高く評価されたショートフィルムも数多く紹介。今年は、本年度アカデミー賞4冠に輝いたポン・ジュノ監督のショートフィルム『支離滅裂』も上映する。

 映画祭代表の別所哲也は「世界中の注目が集まるここ、東京で22年目となる映画祭を開催できることにとてもワクワクしています。今年のテーマを“ボーダレス”としたわれわれの映画祭は、世界から集まったショートフィルムを通じて、今を生きる人間だからこそのさまざまな視点や価値観の発信、また、進化し続ける技術が可能にする、表現の多様性を体感できる場にしたいと思っています」とコメント。

 映画祭アンバサダーを務めるLiLiCoは「クリエーターのアイデアはエンドレスですし、普段触れ合えることのない国と地域の作品からも文化や香りを、短い時間ではありますが感じ取ることができます。これはショートフィルムならでは! 今年はどんな作品に出会えるのか、1年で一番萌えるとき。 みんな一緒にスパークしましょう」とコメントを寄せている。

 SSFF & ASIAは6月4日から14日まで、都内複数の会場で開催。オンライン会場は5月27日より先行配信。無料上映(一部有料イベントあり)。また新型コロナウイルスの感染の広がり状況をふまえ変更があった場合は随時オフィシャルサイトにて告知する。

山﨑賢人と松岡茉優、あの歴史的快挙のオスカー監督からの絶賛コメントに感激!

2020.03.26 Vol.web original



 映画『劇場』の完成記念イベントが25日、都内にて行われ、キャストの山﨑賢人、松岡茉優、寛 一 郎と、原作の又吉直樹、行定勲監督が登場した。

 演劇のことだけを考えて生きてきた主人公・永田役で新境地に挑んだ山﨑と、それを支えるヒロイン沙希役の松岡を、行定監督はもちろん又吉も絶賛。
 行定監督から「なかでも僕の想像を超えて(山﨑が)いい顔をしているシーンがあるんです。風呂上りに、沙希が梨をむいて渡してくれるんですけど、大好物なのですごくいい顔で一口食べるんですが、お金の話をされた瞬間、食っていた梨を戻すんです。その前のうれしそうな顔が、次の瞬間にものすごく憎たらしくなる。あの顔は演出では難しい。山﨑くん自身がちょっとダメで人たらしな部分を持っているんでしょうね。無自覚でやっていたでしょ?」と言われた山﨑は苦笑しつつ「演じようとしていなかったですね」と肯定。

 又吉が「2人が部屋にいるシーンはどれも好きなんですけど、沙希がベッドに座ってパンを食べているシーンが大好きですね」と言うと、行定監督は「あの(シーンを撮影した)ころはもう僕は松岡さんに指示しないと決めていて。最初のうちは言っていたんですけど、松岡さんが自由にやるので、しかもそれが面白い。毎回、僕は敗北を喫していた」とべたぼめ。

草彅剛、熱い韓国語トークで『パラサイト』凱旋来日の2人を祝福

2020.02.24 Vol.Web Original



 第92回アカデミー賞で、外国語映画初の作品賞受賞という快挙を成し遂げた韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の舞台挨拶イベントが24日、都内にて行われ、ポン・ジュノ監督と主演ソン・ガンホ、そして2人の大ファンという草彅剛が登壇。韓国では“チョナン・カン”として知られる草彅が、流ちょうな韓国語で祝福した。

 第72回カンヌ国際映画祭では最高賞のパルムドールを受賞、米国アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞と国際長編映画賞の最多4部門を受賞するなど、世界を席巻している話題作。

 日本での記録的ヒットについて「2000年代初頭のように、再び日韓映画の交流が活発化するきっかけとなってくれれば」を期待を寄せたポン監督。作品賞受賞の瞬間について「うれしくもあり気が動転している感じもありました」と振り返りつつ「受賞そのものより、日本やフランスなどさまざまな国の方から熱烈な反応を頂いたことが何よりうれしい」と笑顔。その瞬間を共にしたソンも「うれしさをかみしめつつ、監督の肋骨を折らないよう気を付けていました。カンヌでの受賞のとき、強く叩いて少しヒビが入ったらしいので(笑)」と、観客を笑わせながら喜びを語った。

史上初『パラサイト』作品賞はじめ最多4冠の快挙!ポン・ジュノ監督のスピーチに会場総立ち

2020.02.10 Vol.web original

 第92回アカデミー賞授賞式が日本時間10日、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて行われ、韓国映画『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督が国際長編映画賞、脚本賞、監督賞、そして最高賞となる作品賞を受賞。アジア映画の作品賞受賞は史上初の快挙となる。

 脚本賞に続き、国際長編映画賞受賞のスピーチでポン監督は「外国語映画賞から国際長編映画賞に今回から名前が変わり、その最初の受賞ができて光栄です」と語り「ここに来ているすばらしい俳優、そしてすべての技術者に感謝します。明日の朝まで飲もうと思います」と話し会場を笑わせた。

世界が絶賛! 鬼才ポン・ジュノ監督が放つ超一級エンターテインメント『パラサイト 半地下の家族』

2020.01.10 Vol.726

 半地下住宅に暮らす全員失業中のキム一家と、高台の高級住宅地にある豪邸に暮らすIT社長パク・ドンイク一家。ひょんなことから接点を持った2つの家族がたどる、予測不能のドラマとは…!?

 第72回カンヌ国際映画祭でタランティーノ、ジャームッシュら名匠の話題作を抑えて最高賞のパルムドールを受賞し、米国アカデミー賞などでも受賞を期待されている、韓国の若き巨匠ポン・ジュノ監督最新作。『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』など、これまでも社会のひずみを浮き彫りにしながら、そこに生きる人々の底知れぬ心理を描いてきたポン監督。本作ではこれまで以上に、あらゆるジャンルを完璧に融合させながら、いま世界が直面している貧富格差への痛烈な批判をも内包した、超一級のエンターテインメントとして描き切っている。

 主人公キム一家の父ギテク役には、ポン監督と4度目のタッグとなる名優ソン・ガンホ。共演には『最後まで行く』のイ・ソンギュン、『後宮の秘密』のチョ・ヨジョン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』のチェ・ウシクなど実力派が集結。

 キム一家がパク一家に“パラサイト”していく手口の鮮やかさ、したたかさはスリリングかつ痛快。ところが、そこから繰り広げられる、誰も予想だにしないポン・ジュノワールドに圧倒されること間違いなし!

カンヌ最高賞受賞の韓国映画『パラサイト』来日会見で監督・主演が日本語ツッコミ

2019.12.26 Vol.Web Original



 韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の来日記者会見が26日、都内にて行われ、ポン・ジュノ監督と主演のソン・ガンホが登壇。ときおり互いに日本語で“ツッコミ”を入れながら13年ぶりとなる2ショット来日の喜びを語った。

 今年、第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞し、世界的な大ヒットを記録中。ゴールデングローブ賞、アカデミー賞受賞の期待も寄せられている。
 半地下住宅で暮らす全員失業中のキム一家。長男ギウが、高台の豪邸で暮らす裕福なパク一家に家庭教師として雇われたことをきっかけに“パラサイト”していくが、事態が思わぬ方向へ発展していく。

 世界的な高評価にポン・ジュノ監督は「いつも通りすばらしい俳優さんと映画を撮ったら、思わぬ騒ぎになっていた。私にとっては楽しい騒動。日本でもそんな騒動がおきてくれたらうれしいです」と喜びを見せ、ソンも「他の監督とも来日しているのに、皆さんポン・ジュノ監督がお好きなようで監督と来ないとあまり愛されない。今回は一緒なので愛される準備もできてます(笑)」と茶目っ気たっぷり。

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