スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
リオデジャネイロ五輪 タグーの記事一覧
リオの空港で「地獄へようこそ」【NEWS HEADLINE】
2016.6.24〜2016.7.8 NEWS HEADLINE<PHOTO OF THE WEEK>
サッカーU-23日本代表が五輪代表発表前最後の試合で4-1圧勝
リオデジャネイロ五輪の男子サッカーに出場するU-23日本代表が29日、国際親善試合「キリンチャレンジカップ2016」でU-23南アフリカ代表と対戦。4-1で勝利を収め、代表発表前の最後の試合で上々の仕上がりを見せた。
試合は前半30分に南アのロングボールに対応したDF亀川がハンドを取られ、PKを献上。モトゥパに決められ先制されたが、37分にはパスカットから矢島に渡ったボールを大島にパス。大島はGKを引き付け中島にパスを送ると中島が無人のゴールに流し込み、すぐに同点に追いつく。続く45分には中島を起点に矢島、室屋とつなぎ、最後は矢島が右足で合わせ、すぐに勝ち越しに成功した。
ロスタイムには緊張感が一瞬途切れた南アDFから浅野がボールを奪い、ゴール前の中島にクロスを上げると、ドンピシャのタイミングでヘッドが決まり、3-1と突き放した。
後半開始早々には南アDFのクリアミスにすかさず反応した浅野がゴールを決め4点目を挙げた。
手倉森監督は「身体能力の高い南アフリカに少し冷や汗をかかされたシーンが続いた。前半25分間の入り方をしていたら、本大会では厳しいだろうなと思いながら見ていた」などと反省点を挙げたが「失点で相手が怯んだときに畳み掛けたというあたり、ゲームの流れを読みながらゲームをできるようになったなと、そこに成長を感じている。メンバー選考へのラストチャンスという意味合いの試合で、みんな申し分なく期待に応えてくれた」と選手を称えた。
そして「ゲームは4-1という完勝で晴れ晴れしい結果だったんですけど、何か自分の気持ちだけが晴れないという、そんな今の状況です(笑)」と、このメンバーから15人を選考しなければいけないという苦しい胸の内を独特の言い回しで表現した。
注目の代表は7月1日に発表される。
松本、本番は気をつけて!!
リオデジャネイロ五輪代表最終選考会を兼ねて行われた「全日本選抜体重別柔道」が3日終了。最重量級を除く男女6階級でリオデジャネイロ五輪代表が発表された。代表は国際大会での成績などのデータをもとに「金メダルが取れる可能性の高い選手」を選考。ちなみに発表された12人のうち、今大会で優勝したのは5人。
男子66キロ級の海老沼匡は準決勝で初優勝した阿部一二三に一本負けし、本番に不安を残した。また女子57キロ級の松本薫は観客席からの「待て」の声を審判の声と勘違いして準決勝で敗退。こちらも別の意味で不安を残した。
大阪国際女子で圧勝の福士「リオ決定だべえ」と思ったが…
リオデジャネイロ五輪の代表選考を兼ねた「大阪国際女子マラソン」(1月31日、大阪市・ヤンマースタジアム長居発着)で福士加代子が2時間22分17秒で優勝した。2位は中間点ではトップ集団に3分40秒差の8位グループにいた堀江美里が後半上位陣を次々と交わしゴール。昨年痛めた足の故障を乗り越えての結果に「2位は想像していなかった。準備してきたものは出せた」と振り返った。
ロンドン五輪代表の重友梨佐は福士から8分以上遅れて5位でゴール。2大会連続の五輪出場が絶望的となった。
福士は5キロ16分40秒前後の速いペースで30キロまで押し通し、ペースメーカーが外れた30キロ以降も競り合う選手がいない独走状態だったにもかかわらず、ラップタイムの落ち込みを最小限に抑え、2位の堀江に6分3秒の大差をつけた。日本陸連の派遣設定記録2時間22分30秒を上回ってのゴールに「初めて取ったよ、1等賞。リオ決定だべえ」とガッツポーズで笑顔を見せた。
女子マラソンの五輪代表枠は最大で3。選考レースは「さいたま国際」(昨年11月15日)、「大阪国際女子」(1月31日)、「名古屋ウィメンズ」(3月13日)の3大会で、日本勢3位以内が選考対象となっている。
しかし昨夏の世界選手権で日本勢最高の7位となった伊藤舞が内規で既に代表に決定しており、残りは2枠。さいたま国際で日本人最上位だった吉田香織、大阪国際で同2位の堀江が2時間28分台と物足らないことから、福士はほぼ確定と思われた。しかし2日になって所属するワコールの永山忠幸監督が、名古屋ウィメンズにエントリーする方針を表明。
確かに名古屋には野口みずき、前田彩里、木崎良子といった多くの有力選手の出場が見込まれており、そこで今回の福士の記録を上回る選手が2名現れない保証はない。しかし本番のリオを考えれば、約1カ月半という短期間での試合は果たしてどうなのか。4年に一度、恒例の五輪マラソン代表選考に関するゴタゴタが今回も繰り広げられてしまうのか…。

