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EXILE 小林直己が半自伝的エッセイ『選択と奇跡』発売、不登校時代の思い出やメンディーとの”奇跡”語る

2021.11.24 Vol.Web Original

 

 EXILEのパフォーマーで三代目 J SOUL BROTHERS(以下、三代目)のリーダー・小林直己が24日、都内で半自伝的エッセイ『選択と奇跡 あの日、僕の名字はEXILEになった』(文藝春秋)の記者会見を行った。

 ブルーのニットにホワイトデニムのさわやかなコーデで登場した小林は、タイトルの『選択と奇跡』について「自分がEXILEと三代目J SOUL BROTHERSになるためにした選択と、そこにあった奇跡という意味も。その一方で、ここ数年のコロナ禍の中で、パフォーマンスできる場所がなくなったり、ライブができなかった時期に自分の存在意義とか、活動する理由を見失ったこともあったんです。そんな葛藤の中で、みんな日々の中で、いろんな選択をして生きてるんだなあと気づきました。例えば今日の衣装は私服なんですけど、普段の僕のしかめめっ面では質問しづらいかな、と思ってブルーのニットを選んできました。日々ってそういう大小の選択の連続で、それを拾い集めて今の自分がいるんだなと、そんな思いもあります」

 文藝春秋digitalでの連載『EXILEになれなくて』を書籍化。小林は仕事の合間を縫って執筆。300ページ、10万字以上の文章を執筆するにあたり、何度も締め切りを相談しながら、決死の思いでできあがったという。

「いきなり本を書くよりも徐々に慣れていこうということで、最初は文藝春秋digitalでの連載から始めさせていただき、(書籍には)未公開の文章を加筆しています。普段の活動の合間を縫いながら、ライブ終わりの夜中に書いたり、遠征先のホテルで作業したりと、ダンスとは違う大変さを味わっていました。でも、小さい頃から自分の考えをノートに書き留めたりはもともとしていたので、今の時期に思いを整理できてよかった」

 

 書籍では、LDHに所属するもの、EXILEや三代目のメンバーとしての自分だけでなく、自身の少年時代を振り返った章も。これまでのどのインタビューでも語ってこなかった内容も書かれている。

「不登校だった時代にも触れているのですが、ポスターにも書いてあるし、なんだか妙にそこを取り上げてくださってるんですよね(笑)。ある日なんとなく、学校に行かなくていいかなと思った時があったんですよ。原付に乗って、僕の地元の千葉県から静岡まで急に行ってみたくなっちゃったり……そういう時期ってあるじゃないですか。その時は学校という場があまりピンとこなくて、でも家族はそれを許してくれたからありがたかった。兄には刺激がほしいなら渋谷に行け、なんて言われて、とりあえずブラブラ歩いてみたり……そうしているうちに少しずつ世界が広がって、学校にも戻れたんですよね。高校からはダンスをはじめて、学校とは違う人間関係が広がって。そこでAKIRAさんと出会って、それが僕がLDHに出会うきっかけになったんです」

 会見の途中、記者からはタイトルにかけて「最近身の回りで起こった奇跡は?」という質問も。「いやこの質問、絶対来るなって思ってたんですけど、なんだろうな……」と、小林が悩み抜いた末に出した回答は「あっ! そういえば、最近メンディーが引っ越し先が見つかったって言ってて。聞いたら自分と同じ家だったんですよ。すごいやだな~って思って……いや、仲良しなんですけどね(笑)」

 本はすでにメンバーたちにも渡しているそう。

「TAKAHIROからはタイトルを見て『もう直己の名字、EXILEじゃないよね』なんて冷静にツッコまれました。(白濱)亜嵐や(佐藤)大樹は、連載時から『面白い』と連絡をくれていましたね。橘ケンチさんは『直己っぽい』と言ってくれて、うれしかった」と、笑顔だった。

 1人での記者会見は慣れないと言いながら、しっかりと会場を和やかにした小林。会見が行われたHMV&BOOKS SHIBUYAでは、書籍の並ぶ棚に小林が自ら選んだ愛読書もセレクトされていた。

じっくり、たっぷり聴く【オススメMUSIC 4選】三代目 J SOUL BROTHERS etc

2021.11.12 Vol.747

『BEST BROTHERS/THIS IS JSB』三代目 J SOUL BROTHERS

 昨年デビュー10周年の節目を迎え、次の10年に向けた歩みを続けている三代目 J SOUL BROTHERSが最新アルバム『THIS IS JSB』をリリース。今市隆二が作詞を手がけたリラックスしたミッド・バラード「Honey」を筆頭に、「JSB IN BLACK」「線香花火」「KICK&SLIDE」などシングル曲を中心に10曲、ボーナストラックとしてリミックスを加えて全13曲を収録。ファンによって選ばれた楽曲やミュージックビデオ、ライブベストからなる最新ベストアルバムと合わせたスペシャルパッケージで発売。

[J-POP ALBUM]rhythm zone 11月10日(水)発売 【AL3枚組+DVD5枚組】【AL3枚組+Blu-ray5枚組】それぞれ1万1000円、【AL3枚組】6600円 ※いずれもスマプラ対応 

 

【明日は何を観る?】『アンテベラム』『DANCING MARY ダンシング・マリー』

2021.11.05 Vol.747

『アンテベラム』

 博士号を持つ社会学者で人気作家でもあるヴェロニカは夫と幼い娘とともに幸せに暮らしていた。ところがある日、講演会を終え友人たちとディナーを楽しんだ直後、彼女の日常が崩壊する…。

監督:ジェラルド・ブッシュ、クリストファー・レンツ 出演:ジャネール・モネイ、エリック・ラング他/1時間46分/キノフィルムズ配給/公開中 antebellum-movie.jp

EXILE小林直己、THE RAMPAGEが熊本で「夢の課外授業」

2017.05.22 Vol.web

 EXILE/三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの小林直己、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの神谷健太、与那嶺瑠唯が22日、1年前の熊本地震で甚大な被害に遭った、熊本・甲佐町立乙女小学校を訪れ「夢の課外授業」を開催した。授業では全校生徒123名の子どもたちにダンスの振付を指導。子どもたちは3人の登場に興奮しながらも、ダンスの振付を覚えようと熱心に授業に取り組んだ。

 授業では、三代目 J Soul Brothersの「R.Y.U.S.E.I.」の振り付けを丁寧に指導。はじめは、難しい振りに苦戦する子どもたちもいたが、小林、神谷、与那嶺の3人がひとりひとり丁寧に振付の指導を行い、子どもたちの顔からも自然と笑顔がこぼれ始め、すぐにダンスが上達。最後は、会場がひとつとなり、「R.Y.U.S.E.I.」のパフォーマンスが行われ、子どもたちの忘れられない思い出となった。

三代目J Soul Brothers が刻む、レガシー『PLANET SEVEN』から約1年。待望のニューアルバムついに完成!

2016.03.27 Vol.663

 三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)の勢いが増すばかりだ。リリースやライブを重ねるたびに加速し、さらに強大に。周囲を巻き込みながら存在感を増して、文字通り、圧倒的なグループになりつつある。
 それを裏付けるのが、30日リリースのニューアルバム『THE JSB LEGACY』。昨年リリースされ、出荷数が100万枚を超えたアルバム『PLANET SEVEN』に続くフルアルバムだ。

 アルバムの大ヒット、そしてグループ初となる全国ドームツアーで約120万人を動員するなどグループが進化、かつ深化した2015年を経て発表されるこの作品には、彼らのエンターテインメントの最新型が詰め込まれている。

 収録曲は、ボーナストラックを含めて全13曲。SLASH(ガンズ・アンド・ローゼスに2016年に復帰)のギターが唸るロックナンバー『STORM RIDERS feat.SLASH』、世界的DJでありビヨンセの楽曲を手がけたこともある音楽プロデューサーAfrojack作曲の『Summer Madness feat.Afrojack』、そして第57回レコード大賞に輝いたバラード『Unfair World』といったなじみのあるシングル曲を筆頭に、映画主題歌にも起用されている『BREAK OF DAWN』や、CRAZYBOY(ELLY)が初参戦となる『Feel So Alive』など。さらに、ダンス&ヴォーカルグループとしての魅力が余すところなく発揮されそうなアグレッシブなダンスナンバー、艶のあるR&Bテイストの『Dream Girl』など三代目JSBの引き出しの多さを示している。また、ボーカルの今市隆二と登坂広臣の初の共作楽曲となる『Born in the EXILE』は、メンバーが三代目JSBとして活動していくことへの誓いを歌いあげているように感じられる曲だ。

 聴かせるナンバー、泣かせるナンバー、踊らせるナンバーと、大きく3つのカテゴリーの集合体に感じる本作すべての歌詞をたどっていくと、三代目JSBというアーティスト自身のこれまでの苦悩、新たな夢、感謝などの心の奥からの叫びを、どこか三代目JSBというアーティスト自らに対して歌っているように感じられる。

 今、三代目JSBが国民的アーティストとして多くの人々から共感を得ているのは、まさに今の時代を駆け抜ける三代目JSB自身が、今の時代を生きる人々の等身大の想いを表現し、誰かの心に寄り添うことができるアーティストだからだろう。

 アルバムタイトルには、遺産、伝えられたものという意味があるレガシーという言葉が組み込まれている。そこから、三代目JSBの集大成、総括と予測もしたが、それは少し外れていたかもしれない。三代目JSBはもちろん、代々のJ Soul Brothersが積み重ね伝えてきたレガシーをさらに更新する、それがこのアルバムなのだろう。

 アルバム、そしてそう遠くない将来にきっと行われるであろうアルバムを携えてのライブツアーなどを通じて、三代目JSBのエンターテインメントは間違いなく存在感を増す。そしてそのたびに、レガシーは更新されていく。

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