RISEの伊藤隆代表とGLORYのマーシャル・ゼラズニクCEOが6月20日、ONE Championshipのチャトリ・シットヨートン会長兼CEOの両団体を揶揄するようなコメントに対しての意見を述べた。
この日、RISEは「RISE WORLD SERIES 2025 YOKOHAMA」(6月21日、神奈川・横浜BUNTAI)の前日計量と会見を神奈川・横浜市内で開催した。
会見ではチャトリ氏が海外メディアの取材に「GLORYとRISEは小さなプロモーションだ。ONEは最大の格闘技団体なのに、なぜ彼らにスポットライトを当てるのか?」とGLORYとRISEを「スモールプロモーション」扱いしたことについての質問が飛んだ。
このチャトリ氏の発言に伊藤代表は「私もニュースで拝見しました。彼とは先月、日本に来た時に会って“今後はそういうことを言わない”という約束をしたんですけれども、あの時も彼は“マスコミに切り取られて、引き出されて言ったので僕は悪くない”ということを言っていたんですね。今回も切り取られたかどうかは分からないんですけれども、言ったことは事実だと思うんですね、このトーナメントに関して。ただ、人のイベントを下げて自分を上げるようなことはONEの関係者も契約している選手も望んでいないと思う。何の意味があるのかなと思う。もしチャトリが刀を抜きたいのであれば、我々も刀を抜く準備をする必要があります。あと、彼は日本人の母親を持ち、日本人の血が入っているので、日本の言葉で言うと“弱い犬ほどよく吠える”。その言葉をプレゼントします。以上です」と以前かわしたチャトリ氏との会話を明かしたうえでバッサリと切って捨てた。
ゼラズニクCEOも「今回の状況につきまして私はとても興味深いなと思っております。というのも、前にも同じ状況を見てきました。でも彼が本当に思っていることを言っているのか、僕は分かりませんが、自分の言葉には責任を持たなければいけませんし、本当に思っていることとしても言ってはいけない言葉もあると思います。彼が自分は悪くないと思っていても、自分の言葉には責任を持つべきだと僕は思っております」と伊藤代表に同調した。