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自由自在、縦横無尽なアートたち。「佐藤可士和展 」

2021.02.11 Vol.738

 2007年の開館以来「さまざまな美術表現を紹介し、新たな視点を提起する美術館」を活動方針に掲げ、デザインや建築の展覧会を定期的に開催してきた国立新美術館が、その理念を体現する企画として、日本を代表するクリエイティブディレクター佐藤可士和の展覧会を開催。

 1990年代、株式会社博報堂でアートディレクターとして斬新な広告プロジェクトを次々と手がけた佐藤は、2000年の独立以降、さまざまな分野のクライアントを対象に、革新的なVI・CI計画やブランド戦略を手がけ、国内外から注目を集めてきた。

 過去最大規模の個展となる本展では、佐藤自身がキュレーションする会場構成のなかで、約30年にわたる活動の軌跡を多角的に紹介。展示室を巡る来場者は、佐藤の数々の仕事を「作品」として鑑賞する刺激的な体験を通して、そのクリエイティビティーを体感することができる。会場では、幼少期のコラージュ作品や博報堂入社当時にデザインした作品といった佐藤の原点から、クリエイティブディレクターとしての仕事の数々、さらにはアートワークのシリーズ「LINES」と「FLOW」の対比的なインスタレーションも展開する。

佐藤可士和とEXILE HIROが子どもたちを応援する新プロジェクト開始!アンバサダーに FANTASTICS

2021.02.01 Vol.Web Original

 クリエイティブ・ディレクターの佐藤可士和とEXILE HIROによる新プロジェクト「STOP FOR NOTHING」が3日、国立新美術館で開催中の「佐藤可士和展」でスタートした。

 未来の世代の無限の可能性を応援するプロジェクト。 ダンス、音楽、アート、スポーツ、そして文化・学問領域など、世界にひとつの突き抜けた輝きを放つ子どもたちにエールを送るとともに、夢を持つすべての子どもたちの「自分を信じつづける勇気」や「挑戦する想い」を応援していく。

 展覧会の会場では、プロジェクトのアンバサダーを務めるFANTASTICS from EXILE TRIBEが歌うプロジェクトテーマ曲「STOP FOR NOTHING」のリリックビデオを上映。ビデオは、佐藤が監修・制作。佐藤が映像作品のクリエイティブディレクションを行うのは今回が初となる。

  FANTASTICSは、テーマ曲は「クリエイティブにおける衝撃や葛藤を表現した、歌詞を聴くと自然と心が弾む、エレクトロサウンドベースのエネルギッシュなサウンドにのせて表現した渾身の一曲」としたうえで、「僕らの音楽、パフォーマンスを通してダンス、音楽、アート、スポーツなど、この先の未来を担う才能溢れた子ども達に精一杯エールを送りたいと思います!そしてこのプロジェクトを通して子ども達と共に沢山の夢を叶えていきたいと思います!!」と、コメント。

 佐藤とEXILE HIROは共同で「新しいセンス、爆発的で、誰とも違う個性。失敗するかもしれないけど、世界の常識をガラッと変えていまうかもしれない。そんな“突き抜けた才能”が、育ちにくい時代に感じます。未完成であるということは最大の武器、いくらでもチャレンジできる。未来は、「未完成」なものの中にしかありません。STOP FOR NOTHING ― 夢を持つすべての子供たちに、自分を信じつづける勇気を!」と、コメントを発表した。
 
 展覧会は5月10日まで同所で。

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