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『国宝』超ヒット!吉沢亮、李相日監督は「お前なら超えられると絶大な信頼とともに壁を与えてくれる」

2025.06.23 Vol.web original

 

 公開中の映画『国宝』大ヒット舞台挨拶が23日、都内にて行われ、主演の吉沢亮と李相日監督が登壇。広がる反響に2人が感激した。

 作家・吉田修一が、本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎の元で3年の間、歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験をもとに書き上げた同名小説を映画化。

 昨日22日までに観客動員152万人、興行収入21.4億円超えの大ヒット。週を重ねるごとに勢いが増しているという大反響に、吉沢は「今までにないくらい知り合いから連絡をたくさんいただいて。個人的に一番うれしかったのは、同い年の役者が“やっぱり役者ってかっこいい職業なんだな”と言ってくれた」。

 海外の映画祭でも反響が大きかったといい吉沢は「ここまで日本の伝統芸能をベースにした日本色の強い作品を海外の人がどう見るのか不安もあったんですけど、すごい熱量で迎えてくださった」と手ごたえを感じた様子。

 この日は、SNSで寄せられたファンからの質問に2人が回答。

 後ろにのけぞる振付のシーンにちなみ「もともと身体は柔らかいのですか?」という質問に、吉沢は「今やったら腰やっちゃう。夜寝る前にベッドの上で練習したり。稽古を重ねて撮影直前にようやくできるようになった。僕は基本的にめちゃくちゃ固いんです(笑)」と苦笑。

「撮影を経て吉沢さんへの印象の変化は?」という質問には、李監督が「無いですよ」と断言し「まだ隠してる、まだ何かあるんでしょと常に思わせる感じは変わらない」。

 そんな李監督との仕事を以前から熱望していたという吉沢も「李監督はすごく怖いと聞いていたので覚悟して現場に入ったんですけど、むしろ逆ですごく愛情を感じるというか。目の前にどでかい壁を立てられるんですけど、お前ならこれを超えられるよねという絶大な信頼を寄せてくれる」と語り、狂気のように歌舞伎に人生を捧げていく主人公に「お芝居しかない感じというか、そこまでは言わないけど、僕もお芝居をしているときが一番楽しいし、苦しいし、生きていると実感します」と語っていた。

関口メンディー“素肌にジャケット”姿で登壇 吉沢亮「メンディーさんの筋肉を見て絶望」

2025.06.17 Vol.web original

 映画『ババンババンバンバンパイア』(7月4日公開)の完成披露イベントが17日、都内にて行われ、俳優の吉沢亮、板垣李光人、原菜乃華らキャストと浜崎慎治監督が登壇。関口メンディーが“素肌にジャケット”スタイルの理由で笑いを誘った。

 原作は奥嶋ひろまさによる同名コミック。銭湯で働く450歳のバンパイア森蘭丸が、究極の味わいである「18歳童貞の血」を求めて、銭湯のひとり息子・立野李仁役の“純潔”を守ろうと奮闘するコメディー。

 森蘭丸役の吉沢をはじめ、李仁役の板垣、李仁の初恋相手・篠塚葵役の原菜乃華、蘭丸の兄・森長可役の眞栄田郷敦、バンパイアハンター坂本梅太郎役の満島真之介と、個性豊かな豪華キャストが勢ぞろい。

 その中で、葵の兄であり、蘭丸を兄貴と慕う脳筋番長フランケンこと篠塚健役を演じた関口は「僕にしかできない役だなと思いましたし、今日インナーを着ていないのも役を引きずっているからです」と“素肌にジャケット”スタイルをアピールし、会場も大笑い。

 吉沢、板垣と3人での入浴シーンに「ファンの皆さんスミマセン!」と謝罪しつつ「兄貴と肌をすり寄せていくのは忠誠心の塊」。一方、吉沢は「この作品に向けて体を作らなければと思いましたが、現場でメンディーさんの筋肉を見たら絶望しかなくてやめました。観客の皆さん、どうか見比べないでください!」と苦笑。

 この日は、蘭丸が巻物を掲げながら「童貞喪失絶対阻止!」と高らかに叫ぶシーンにちなみ、一同が「絶対阻止」したいものを巻物に書いて発表。

 関口は「無駄な夜更かし絶対阻止!」と宣言し「僕はイメージと違って朝型人間です。僕の夜更かしの時間は21時30分以降。21時半に寝て朝5時半に起きたい」と健康的な生活習慣を明かし、会場を驚かせていた。

 この日の登壇者は吉沢亮、板垣李光人、原菜乃華、関口メンディー、満島真之介、眞栄田郷敦、浜崎慎治監督。

吉沢亮と板垣李光人の相思相愛ぶりに満島真之介が嫉妬「お亮のことが好きすぎて…」

2025.06.17 Vol.web original

 映画『ババンババンバンバンパイア』(7月4日公開)の完成披露イベントが17日、都内にて行われ、俳優の吉沢亮、板垣李光人、原菜乃華らキャストと浜崎慎治監督が登壇。吉沢と板垣の仲の良さに満島真之介が嫉妬し会場を笑わせた。

 原作は奥嶋ひろまさによる同名コミック。銭湯で働く450歳のバンパイア森蘭丸が、究極の味わいである「18歳童貞の血」を求めて、銭湯のひとり息子・立野李仁役の“純潔”を守ろうと奮闘するコメディー。

 森蘭丸を演じる吉沢は完成披露を喜びつつ、本作でのコメディー演技に「見ているお客さんにとっては笑えるけど、やっている本人たちは至って真剣。真面目に向き合えば向き合う程に面白くなるのを意識しました」。

 原作の奥嶋氏が板垣をイメージして描いたという李仁役の板垣は「漫画のキャラクターのイメージにしていただけるだけでもうれしい事なのに、実写化で自分が演じられるなんて役者冥利に尽きます」と大感。

 プライベートでも親交があるという2人。板垣が吉沢との共演に「蘭丸が溺愛してくれる役なので、僕も吉沢さんが噓なく愛を届けやすいようにと心がけていました」と明かすと、吉沢も「現場で僕はずっと好きでした。趣味の共通点とかもあって…大好きです!」と告白。すると、バンパイアハンターの高校教師・坂本梅太郎役の満島真之介が「なんか悔しい!」と嫉妬し、観客も大笑い。
 
 吉沢と共演を重ねてきた満島は「お亮の事が好きすぎるあまり、裏ではすごくイジるけれど、彼は軽くあしらう。その関係性を今回のお芝居の中でやらなければいけないのが不思議な気持ちで恥ずかしかった」と語りつつ、浜崎監督が「吉沢さんはいろいろな修羅場を潜ってきた感があってコメディーの帝王だと思った」と言うと、満島が吉沢主演の話題作を引き合いにし「向こうでは“国宝”こっちでは“帝王”になったね」と笑いを誘っていた。

 この日の登壇者は吉沢亮、板垣李光人、原菜乃華、関口メンディー、満島真之介、眞栄田郷敦、浜崎慎治監督。

吉沢亮、日本映画批評家大賞で主演男優賞ほか4冠受賞で“家族”と再会を喜ぶ

2025.06.09 Vol.web original

 

 第34回日本映画批評家大賞授賞式が9日、都内にて行われ、主演男優賞を受賞した吉沢亮が同作の4冠に喜んだ。

 1991年に水野晴郎が発起人となり、淀川長治、小森和子ら映画批評家たちによって設立された、映画人が映画人に贈る賞。

『ぼくが生きてる、ふたつの世界』で主演男優賞を受賞した吉沢。作品賞、助演⼥優賞、編集賞(浦岡敬⼀賞)との4冠に「この上ない喜び」と感激。

 同作では“きこえない・きこえにくい親をもつ聞こえる子ども”コーダである主人公・五十嵐大役で、コーダらしいリアルな手話を披露した吉沢。

 その表現力に選考委員も、現在公開中の『国宝』や公開を控える『ババンババンバンバンパイア』と、他の主演作も絡めてたたえられると、吉沢も「他の作品にも触れていただいて」と恐縮しつつ「手話はゼロからのスタート。ただ覚えるだけでなくコミュニケーションの芝居を構築していくのは難しかった」と振り返りチームに感謝した。

 同作は、作品賞、主演男優賞、助演⼥優賞、編集賞(浦岡敬⼀賞)を受賞。

 助演⼥優賞を受賞した母親役の忍足亜希子も「吉沢さんは撮影2カ月前からリハーサルとして私を含めてろう者のキャストと手話でコミュニケーションをとられていた。コーダならではの表現が素晴らしかった。2カ月という短期間で身につけられたことに今でも鳥肌が立っています」と手話で“息子”自慢。

 さらに、父親役の今井彰人も駆け付け呉美保監督に花束を贈呈。吉沢が両親役の忍足と今井に「お2人の手話は愛があるというか初心者の僕にも伝わってきた」と感謝しつつ「実は今井さんとは3歳差」と明かされると、今井がすかさず「吉沢さん、今何歳? 4歳差です」と主張し、会場も笑いに包まれていた。

森七菜、吉沢亮に感謝「本気で殴りかかってくれた」チャンバラで距離縮める

2025.06.06 Vol.web original

 

 映画『国宝』の初日舞台挨拶が6日、都内にて行われ、俳優の吉沢亮、横浜流星ら豪華キャスト陣と李相日監督が登壇。森七菜が吉沢に感謝しつつ爆笑の撮影エピソードを明かした。

 作家・吉田修一が、本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎の元で3年間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験をもとに書き上げた同名小説を映画化。

 公開初日を迎え、主人公・喜久雄役の吉沢、その親友にして宿命のライバルとなる俊介役の横浜をはじめ「早く見てほしい」と完成作に自信。

 本作を経て感謝したい人は?と聞かれると、吉沢、横浜は1年半にもわたる役作りを振り返りつつ、共演者やスタッフ、関係者に感謝。

 すると、喜久雄に思いを寄せる歌舞伎役者の娘を演じた森七菜も「作品に参加させていただいたこと自体がありがたいことなんですけど…」と切り出し「吉沢さんと、撮影する前に、チャンバラをさせていただいたんです」と明かし、吉沢も「やりましたね(笑)」。

 劇中にチャンバラシーンがあるわけではないが「慕う役で、初めましてに等しい状態だったので…まずはチャンバラで会話しながら。“元気?”、“はい、元気です!”って敬語で殴り合って。緊張してたんですけど、吉沢さんが本気で殴り掛かってくれたので感謝してます」と、チャンバラのおかげで緊張がほぐれたことを明かし、会場もびっくり。

 すると吉沢がすかさず「ちゃんと発泡スチロールの剣ですからね。当たっても痛くないやつ」と言い添え、会場も笑いに包まれていた。

 この日の登壇者は吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、見上愛、黒川想矢、越山敬達、永瀬正敏、宮澤エマ、田中泯、渡辺謙、李相日監督。

吉沢亮「これまでの役者人生かけた」、横浜流星「魂を込めた」映画『国宝』初日に感慨

2025.06.06 Vol.web original

 

 映画『国宝』の初日舞台挨拶が6日、都内にて行われ、俳優の吉沢亮、横浜流星ら豪華キャスト陣と李相日監督が登壇。吉沢と横浜が本作へ込めた熱い思いを語った。

 作家・吉田修一が、本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎の元で3年間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験をもとに書き上げた同名小説を映画化。

 公開初日を迎え、主人公・喜久雄役の吉沢、その親友にして宿命のライバルとなる俊介役の横浜をはじめ「早く見てほしい」と胸を張った一同。

 李監督から「取材の時に流星が“魂を込めた”と何度も言うからやめなさいと言った(笑)」と明かされると横浜は苦笑しつつ「何度も言ってしまって安っぽい言葉になってしまってますけど…我々、本当に魂を込めて作ってますので」と念押し。

 名門・尾上一門生まれである寺島しのぶも「なんか見たことのある現場になっていました。すごいリアル。李監督は何を見て、どうやったんだろうなというくらい素晴らしい描写でした」と歌舞伎界を如実に映し出した李監督に感服した。

 1年半かけた渾身の役作りに吉沢は「この作品に関わったすべての人はもちろんですが、歌舞伎の所作や舞踊の指導をしてくださった中村鴈治郎さんと振り付けの谷口裕和先生がいなかったらスタートラインにも立てなかった」と深く感謝。

 最後に「何度も出てきているワードですが、本当に魂を込めた作品です。冗談抜きで、これまでの役者人生すべてかけたと思っています」と胸を張っていた。

 この日の登壇者は吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、見上愛、黒川想矢、越山敬達、永瀬正敏、宮澤エマ、田中泯、渡辺謙、李相日監督。

映画『国宝』出演の寺島しのぶ、歌舞伎の世襲を覆す設定にツッコミ? 渡辺謙「けっこう厳しい指摘」

2025.04.23 Vol.web original

 

 映画『国宝』(6月6日公開)の完成報告会見が23日、都内にて行われ、俳優の吉沢亮、横浜流星ら豪華キャスト陣と李相日監督が登壇。歌舞伎を題材にした作品に寺島しのぶが“ぶっちゃけ”トークで笑いを誘った。

 作家・吉田修一が、本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎の元で3年の間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験をもとに書き上げた同名小説を映画化。

 壮大なスケールの原作を映画化した李監督は「人間やればできるもんだなと思いました」と苦笑しつつ、カンヌ国際映画祭監督週間への正式出品決定に「カンヌ、国宝、歌舞伎…語呂がいいな、と(笑)。エンターテインメントでもあり、カンヌという場で作品としても評価してもらえて両軸そろった作品。あちらの方も、歌舞伎に対していろいろなイメージを持っていると思うので、それを新たに覆す体験をしてもらえたら」。

 自身も名門・尾上一門生まれである寺島しのぶは「自分自身とのつながりを感じた」と振り返りつつ「今回、役者というよりスタッフの一部みたいになってしまって。セットで、自分が見てきたものとちょっと違うなと思うと言ったりして…」と明かし、すかさず渡辺が「けっこう厳しい指摘がありました」。

 さらに寺島は、名門・丹波屋の看板役者・花井半二郎(渡辺謙)が、主人公・喜久雄(吉沢亮)の才能を見抜いて、実の息子・俊介(横浜流星)よりも引き立てようとするという設定に「夢があるな、と。世襲の歌舞伎界では、ほとんど考えられないこと。吉田さんは、すごいものをお書きになったと思いました」と感嘆しつつ、半二郎の妻役として「夫にムカついて仕様がなかった」とぶっちゃけ会場も大笑い。

 一方の渡辺は「吉田さんの本を読んだとき“こんなの誰も映像化できないよ”と思ったんですけど…いたんですね、ここに。完成作を見た後すぐに監督に電話して“これ吉沢の代表作になるね”と言ったんです」と絶賛し、吉沢も感謝。

 李監督も「無理だというのは僕も同感でした。だからこそ歌舞伎の映画がなかなか無いわけで。やってみて分かった」と苦笑しつつ、原作本の出版前から吉田氏から話を聞いていたことを語り「しのぶさんが言った、歌舞伎界ではあり得ないということを、吉田さんが突破した。次は自分が背負う番と思い、次に吉沢くんを引き入れて。僕一人では背負えないものを一人ひとりと背負い分けあった。(監修の)鴈治郎さんも前のめりで、いつカメラの前に出ちゃうかハラハラしました」と笑いを交えつつキャストスタッフに感謝。吉田氏から「想像を超えてきた」と絶賛されたエピソードも明かしていた。

 この日の登壇者は吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、見上愛、田中泯、渡辺謙、李相日監督。

吉沢亮、横浜流星の女形役に共演女優が脱帽 高畑充希「2人が血反吐を吐くように…」

2025.04.23 Vol.web original

 

 映画『国宝』(6月6日公開)の完成報告会見が23日、都内にて行われ、俳優の吉沢亮、横浜流星ら豪華キャスト陣と李相日監督が登壇。歌舞伎俳優を演じた吉沢と横浜の女形に共演の女優陣が脱帽した。

 作家・吉田修一が、本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎の元で3年の間、歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験をもとに書き上げた同名小説を映画化。

 偶然にも同じ仕事現場にいたときに、本作のカンヌ国際映画祭監督週間への正式出品の知らせを聞いて大喜びしたという吉沢と横浜。

 吉沢は「普段から映画に携わらせていただいている人間としては、カンヌという場にお邪魔できるのもうれしいです。日本が誇る文化が世界に放たれてどう評価いただけるのか楽しみです」。横浜も「映画人としてカンヌはあこがれの場ですし、魂を込めた作品なのでうれしいです」と感激。

 吉沢が演じるのは、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎の名門・丹波屋に引き取られ、稀代の女形として成長していく主人公・喜久雄。吉沢は「1年半にわたり役作りで歌舞伎と向き合ってきた。この作品はかけた時間とエネルギー量が桁違い」と振り返り「それだけのものを背負って現場に臨みました。今までの役者人生の集大成と言いますか、今まで培ったすべてをぶつけた作品です」。

 丹波屋の御曹司として生まれ、喜久雄の親友でありライバルの俊介を演じた横浜は「自分と正反対で、正直、苦手な人間でした」と苦笑しつつ「李監督との『流浪の月』のときもそうだったんですが、自分の中にもあるけど律して眠らせているものを李監督は解放して挑戦させてくれる。役者冥利に尽きました」。

 完成した作品に、吉沢は「すごいものを見た。総合芸術の素晴らしさがこの作品にはある」、横浜は「芸に生きた彼らを美しく感じ励まされました。自分も彼らのように生きるには、ただただ芸に身を尽くすのみと思いました」。

 全身全霊で歌舞伎俳優を体現した2人に共演陣も絶賛。2人を見守り続ける女性を演じた高畑充希は「2人が血反吐を吐く、じゃないですけど、頑張って芸を習得していく姿を見て、自然と舞台裏で何か力になれないかと思っていた感覚がよみがえりました」。

「吉沢さんは青い炎みたいで近寄れなかった」と吉沢の気迫を振り返った森七菜は「吉沢さんが移動中に物をポロっと落とされたことがあって、すごくきれいに、女性らしく拾われた瞬間があったんです」と感嘆。

「撮影の2カ月前から日本舞踊を、1カ月前から三味線の稽古を始めた」という見上愛は「日本舞踊の稽古で横浜さんを一瞬、目にすることがあったんですが、これはもう私は間に合わないかもと思いました」。女優陣からの絶賛に吉沢と横浜も照れ笑いしていた。

 この日の登壇者は吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、見上愛、田中泯、渡辺謙、李相日監督。

吉沢亮主演映画『ババンババンバンバンパイア』公開延期

2025.01.14 Vol.web original

 

 松竹は14日、俳優の吉沢亮が主演を務める映画『ババンババンバンバンパイア』の公開延期を発表した。

 映画『ババンババンバンバンパイア』は奥嶋ひろまさ氏による同名人気コミックの実写化。吉沢は、銭湯で住み込みバイトとして働きながら、究極の味わいである「18歳童貞の血」を求め、銭湯のひとり息子である李仁(15歳)の成長と純潔をそばで見守るバンパイア森蘭丸という役どころ。

 同作は2月14日に公開を控えていたが今回、松竹宣伝部は「諸般の事情に鑑み、関係各所との協議の結果、公開日を延期することに決定いたしました」とした。

 新たな公開日は、決定次第、映画の公式サイト・公式 SNS にて発表する予定とのこと。また、すでに購入したムビチケ前売券(カード・オンライン)は延期後の公開時にも使用できるとしている。

 吉沢については今月、自宅マンションの隣室に無断で侵入し警視庁から事情聴取を受けたとして謝罪していた。

吉沢亮の手話演技は「日本人俳優トップレベル」TAMA映画賞で最優秀男優賞

2024.11.30 Vol.web original

 

 第16回TAMA映画賞授賞式(第34回映画祭 TAMA CINEMA FORUM)が30日、多摩市・パルテノン多摩にて開催。最優秀男優賞を受賞した吉沢亮が「白鳥のよう」と絶賛された。

 多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が映画ファンの立場から表彰する映画賞。

 今年公開された『ぼくが生きてる、ふたつの世界』『キングダム 大将軍の帰還』『かぞく』で最優秀男優賞を受賞した吉沢亮。

『ぼくが生きてるー』ではろう者の両親を持つ“コーダ”の主人公を中学生時代から演じた吉沢。「今年30歳になるという男が中学生をやるのは大変でしたね」と苦笑。

 また『ぼくが生きてるー』は特別賞も受賞。呉美保監督から、監修や指導ではなく“手話演出”として参加を依頼したという話者2名も「日本人俳優トップレベルで素晴らしい。白鳥のように優雅に見えるが水面下ではものすごく努力されている」と日常会話のニュアンスを見事に表現した吉沢の手話演技を絶賛。

 吉沢も「白鳥」のほめ言葉に照れ笑いしつつ「ハードルは高かったんですけど2カ月くらいみっちりやらせていただいてどうにかやれました」と謙遜しながら胸を張っていた。

【受賞一覧】
最優秀作品賞:本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰
『夜明けのすべて』 三宅唱監督 及びスタッフ・キャスト一同
『ぼくのお日さま』 奥山大史監督 及びスタッフ・キャスト一同

特別賞:映画ファンを魅了した事象に対し表彰
呉美保監督 及びスタッフ・キャスト一同 (『ぼくが生きてる、ふたつの世界』)
押山清高監督 及びスタッフ・キャスト一同(『ルックバック』)

最優秀男優賞:本年度最も心に残った男優を表彰
藤竜也 (『大いなる不在』)
吉沢亮 (『ぼくが生きてる、ふたつの世界』『キングダム 大将軍の帰還』『かぞく』)

最優秀女優賞:本年度最も心に残った女優を表彰
上白石萌音(『夜明けのすべて』)
河合優実(『ナミビアの砂漠』『あんのこと』『ルックバック』『四月になれば彼女は』)

最優秀新進監督賞:本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰
近浦啓 監督 (『大いなる不在』) ビデオメッセージ上映
山中瑶子 監督 (『ナミビアの砂漠』)

最優秀新進男優賞:本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰
松村北斗(『夜明けのすべて』『ディア・ファミリー』『キリエのうた』)
齋藤潤(『カラオケ行こ!』『瞼の転校生』『からかい上手の高木さん』『正欲』)

最優秀新進女優賞:本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰
森田想(『辰巳』『朽ちないサクラ』『サユリ』『NN4444』『愚鈍の微笑み』『正欲』)
早瀬憩(『違国日記』『あのコはだぁれ?』)

 

吉沢亮「僕は昭和を知らない世代なので、本当に大丈夫かなと」“絶妙なダサさ”に監督大満足

2024.11.17 Vol.web original

 

 公開中の映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の舞台挨拶が17日、都内にて行われ、主演・吉沢亮と呉美保監督が登壇。吉沢が80年代が舞台である本作の役作りを振り返った。

 作家・エッセイストの五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊) を原作に描く親子の物語。

 ロングラン上映に感激した吉沢と呉監督。主人公・五十嵐大役の吉沢は“きこえない・きこえにくい親をもつ聞こえる子ども”コーダである主人公を演じるにあたり、日常の中で使う手話の練習を振り返りつつ「大変な日々ではありましたが楽しかった」。

 そんな吉沢は、呉監督が、主人公が遅刻した面接後の背中に「私も息子がいるので…ウルッときた」と語ると「僕も、あのバカさ加減というか、すごい理解できる(笑)」と言い「若いころオーディションで、映画好きなの?と聞かれて、好きです! 好きな役者さんは誰? ディカプリオとか! 〇〇は見た? 見てないです!って。深掘りされると何も言えないのに、好きって言っちゃうという(笑)」と苦笑しつつ主人公に共感。

 一方で、80年代舞台ならではのヘアスタイルに「僕は昭和を知らない世代なので。最初に、ロン毛のかつらを被ったときに、これ本当に成立してるんですか?本当ですよね?みたいな不安は正直ありました(笑)」。

 すると、そのヘアスタイルの毛先までこだわったという呉監督が「絶妙なダサい時代、昭和から平成の入り口の…あるじゃないですか。この子はポテンシャルがあるのに何だかな…みたいなのがやりたかったんです(笑)」と明かし、会場の笑いを誘っていた。

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