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清野菜名のアクション練習をやってみた山﨑賢人「やらなくていいと言われた(笑)」

2022.07.15 Vol.web original

 

 映画『キングダム2 遥かなる大地へ』初日舞台挨拶が15日、都内にて行われ、山﨑賢人、吉沢亮、清野菜名、大沢たかおと佐藤信介監督が登場。互いの見せ場を絶賛し合った。

 中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信(しん 演・山﨑賢人)と、中華統一を目指す若き王で後の秦の始皇帝・嬴政(えいせい 演・吉沢亮)を壮大なスケールで描く、原泰久による同名漫画を映画化した大ヒット作、待望の続編。

「熱量が『キングダム』の魅力」と、キャストスタッフ一丸となって作品に注いだ熱量を振り返った山﨑。大沢は「山﨑くんも清野さんもスタント無しでアクションをやっていて、これほど動く俳優さんがいるんだと毎日衝撃を受けていた」と振り返ると、山崎は「『1』が終わってからも、ちょこちょこ練習を続けていたんです。『2』をやるだろうと思って。前作は1対1のアクションが多かったんですけど、今回は1対多勢だったり、馬に乗ったり。馬上戦の修行もさせていただきました」と振り返り、吉沢も「すごかった!」と拍手。

 その吉沢は、こだわったところを聞かれると「椅子の座り方ですね(笑)。腕を組むことが多いのですが、バサッと袖を振る動きを1回やってみたら自分でもいいなと思って。でも完成作を見たら、次のシーンでもやっていて、味をしめちゃってる感が出て恥ずかしくなりました(笑)」と苦笑。そんな吉沢に山崎は「メチャメチャかっこよかったです。王のオーラが出てました。いろんなことを乗り越えて座っているんだなと思えて、すごくかっこよかった」と吉沢の“座る姿”も絶賛した。

 天才的な女性剣士・羌瘣(きょうかい)を演じる清野は「すごく強いキャラクターなので、なるべく立っているとき以外、無駄な動きをしないで強く見せようとか、アクションをなるべく早く見せるための変化球的な動きを入れたりリズムを意識しました」。清野と一緒によく練習をしていたという山崎は「信と羌瘣の練習メニューが違っていて、羌瘣のもやりたいなと思ってちょっとやってみたら“信はそれやらなくていいから”と言われた(笑)。信は力強くバッっとやる感じだけど、羌瘣は柔らかくしなやかに舞うような動き。美しかったです」。

 最後に山崎は「本当にパワーにあふれている作品なのでこのパワーを受け取って最高の夏にしてもらえたら」とアピールした。

『キングダム2 遥かなる大地へ』は公開中。

山﨑賢人「天下の大将軍になるまで」大沢たかお「山﨑くんにバトンを渡すまでは」熱き誓いに観客感動

2022.07.15 Vol.web original

 

 映画『キングダム2 遥かなる大地へ』初日舞台挨拶が15日、都内にて行われ、山﨑賢人、吉沢亮、清野菜名、大沢たかおと佐藤信介監督が登場。山﨑と大沢がさらなる「夢の続き」を誓い合った。

 中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信(しん 演・山﨑賢人)と、中華統一を目指す若き王で後の秦の始皇帝・嬴政(えいせい 演・吉沢亮)を壮大なスケールで描く、原泰久による同名漫画を映画化した大ヒット作の続編。

 クランクイン直前にコロナの感染が拡大。一時は撮影が危ぶまれるほど大幅なスケール変更を余儀なくされた同作。それだけに主演・山﨑も初日を迎え「『1』を多くの方に愛してもらったからこそ続編ができた。夢の続きが今日から広がっていくと思うとうれしく思います」と感無量。

 大沢たかおも「日本600人、中国400人、計1000人のキングダムチームが一丸となって今日この日のために、精一杯頑張ってきました」、佐藤監督も「これほど苦労した作品もなかった。物語の中で戦っている皆さんの姿を見て僕らもくじけてはいけないという思いだった」と振り返った。

 前作公開時に語っていた「続編をやりたい」という夢をかなえた一同。「新たな夢は」と聞かれると、山﨑は「『2』をたくさんの人に見てほしい。そして続編を届けたいなというのが夢です。『1』の舞台挨拶で、夢は天下の大将軍と書いたのですが、まだ『2』でもなっていないので、天下の大将軍になるまでやりたい」とさらなる続編に意欲満々。

 吉沢は「これだけ素晴らしい作品をともに作ったキャストスタッフ全員とお酒でも飲みながらワイワイできる世の中になってくれるのが夢」、清野は「今まで日本で見たことないくらい壮大な作品なので、日本の全国民の皆さんに見ていただいて、海外の方にも見ていただけたら」。佐藤監督も「本作をやる中で課題や知見を得たので、新たな作品に向かって行きたい」と、早くも次の一歩を見すえている様子。

 さらに、山﨑が演じる主人公・信が目指す大将軍・王騎(おうき)役の大沢も「またこの作品を掲げて皆さんの前に立てたらうれしい。山﨑くんにバトンを渡すまでは頑張っていきたい」と、さらなる続編へ向け夢を誓い合った。

『キングダム2 遥かなる大地へ』は公開中。

吉沢亮「声が震えちゃって」橋本環奈は「私だったら嫌だな」ベテラン陣の前で緊張した理由

2022.06.30 Vol.web original

 映画『キングダム2 遥かなる大地へ』ワールドプレミアが30日、都内にて行われ、山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名ら豪華キャスト14名と佐藤信介監督が登場。吉沢亮が王座での“戦い”を振り返った。

 中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信(しん 演・山﨑賢人)と、中華統一を目指す若き王で後の秦の始皇帝・嬴政(えいせい 演・吉沢亮)を壮大なスケールで描く、原泰久による同名漫画を映画化した大ヒット作、待望の続編。

 そうそうたる豪華なキャスト陣に会場も興奮のるつぼ。主演・山﨑賢人は「すごい映画が完成したのでとにかく早く見てもらいたい」、吉沢亮も「(プレミアを見た)皆さんがどんな顔をして帰るのかと想像するとニヤけるくらい楽しみ」と胸を張った。

 ベテラン陣も、壮大な作品世界にすっかり魅了されている様子。

 本作から新たに参加した総大将・麃公(ひょうこう)将軍役・豊川悦司が「『1』を見たときとても素晴らしい作品で、参加したかったという思いがあった」と言えば、天才軍師・昌平君(しょうへいくん)役の玉木宏も「『1』を見たときくやしさを覚えるくらいすごい作品だった」と感激。

 また役作りについて豊川が「監督と、どれだけ原作に近づけてビジュアルを作りこんでいくかという話をし、かつらをつけ、つけ眉毛をつけ、付け髭をつけております。そしてもう一つつけております。なんでしょう? 映画を見た後、ホームページまでお待ちしております」と突然のクイズで会場を盛り上げる一幕もあった。

山﨑賢人 清野菜名との映画オリジナル場面を「一番の見どころ」にあげるも清野の見どころは「自分」

2022.06.30 Vol.web original

 映画『キングダム2 遥かなる大地へ』ワールドプレミアが30日、都内にて行われ、山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名ら豪華キャスト14名と佐藤信介監督が登場。アクションを大絶賛されている山﨑と清野菜名がそれぞれの見どころシーンを語った。

 中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信(しん 演・山﨑賢人)と、中華統一を目指す若き王で後の秦の始皇帝・嬴政(えいせい 演・吉沢亮)を壮大なスケールで描く、原泰久による同名漫画を映画化した大ヒット作、待望の続編。

 主演・山﨑賢人は「公開までやっとあと約2週間。すごくワクワクしています」。

「ここだけは見てほしい、という場面は?」と聞かれると「今回も原先生が脚本に携わってくださっていて、信と羌瘣(きょうかい)の仲も原作とは違った関わり方になっているんですが、(2人のシーンの)信のセリフがすごく好きです。あれだけの熱量とまっすぐさで、出会ったばかりの羌瘣にああいう言葉をかけられるのっていいなと。見どころはいっぱいあるんですけど、1つだけをあげるならそこです」。

 一方、その羌瘣役・清野菜名も同じ場面をあげるかと思いきや、清野は言いにくそうに、見どころは「“自分”なんですけど…」と言い、会場の笑いをさそいつつ、岡山天音が演じる尾平に「まだお前は生きてるじゃないか、と言うシーン。羌瘣の人間的変化もアクションもあるシーンなのでぜひ見ていただければ」とアピールした。

広瀬すず、吉沢亮、ウルフ・アロンが「お正月を写そう」

2021.12.28 Vol.Web Original

 

 人気CM「お正月を写そう♪」シリーズの最新作の放映が29日にスタートする。

 CMは「お正月を写そう♪2022 チェキ・エモい写真」篇で、広瀬すず、吉沢亮、柔道家のウルフ・アロンが出演。それぞれお正月らしい晴れ着で登場し、広瀬が吉沢とウルフをいろいろなエフェクトを使って撮影する。そのチェキを見ながら、吉沢とウルフが「僕ってエモかったんすね」「いや、俺の方がエモいって!」と言い争いを始めて……。

 吉沢とウルフは「お正月を写そう」シリーズに初出演。

「小さい頃からというか、僕が生まれる前からずっと続いているシリーズに、自分も出させていただけるのは、すごくありがたいことだなと思いますし、けっこう共演の多い、安心できるすずちゃんとご一緒できたことですごく楽しい撮影になりました」と、吉沢。

 

吉沢亮「ちょっと老けた気がする(笑)」大河ドラマ『青天を衝け』がきょう26日最終回

2021.12.26 Vol.Web Original

 

 毎週”胸をぐるぐる“させてくれた物語もついにフィナーレだ。日本資本主義の父・渋沢栄一のジェットコースターのような人生を描いてきた大河ドラマ『青天を衝け』がきょう26日、いよいよ最終回を迎える。

 吉沢亮が少年の頃から丁寧かつ真っ直ぐに演じて多くの人に愛された『青天を衝け』の栄一。最終回を控えて行われたリモート取材会で、「僕も好きでした」と吉沢。

「最初は調べれば調べるほど偉大な功績を残している事ばかりが出てきて、とんでもないスーパーヒーローを演じていくんだなという印象がありましたが、現場で演じていくうちに抜けている部分や失敗しているところがすごく魅力的で、人間臭い男だなという印象になりました。この作品の主人公は渋沢栄一ではありますが、瞬間瞬間の主人公がいろんなところにいるんです。そうした主人公たちが成し遂げたことや失敗した瞬間、散っていく瞬間……時代の変化をずっとそばで見てきたのが栄一なんだなと。いろんなものを貰い、バトンを渡され、最後まで生き延びて、つないでいった人。人に愛された人なんだなと演じていて思いました」

「失敗だらけの人だというのは大事に作ろうと思ったところ」と黒崎氏は言う。「ただの成功者ではなく失敗だらけの人だったからこそ、この物語の主人公たりえたのかなと思います。それを吉沢さんがストレートに演じてくれたから愛すべき栄一になった。いつのまにか史実上の渋沢栄一と吉沢さんが演じてきってくれる栄一さんがミックスしてしまって、どっちが本当なのか全然分からなくなってしまったり。でも、そんなことどうでもよくなるくらいチャーミングな人になりました」

吉沢亮「出し切ったとは言わないけど、結構出した」2021年を振り返る

2021.12.24 Vol.Web Original

 吉沢亮が出演する電子コミックサービス「LINE マンガ」の新CMの放映が24日からスタートする。

 新CMは「再婚承認を要求します」篇で、CGで表現された宮殿内を全力疾走する。「思ったより走りました。疲れました」と、吉沢。

 

吉沢亮、残りの見どころは「衰えない栄一のエネルギー」<青天を衝け>

2021.12.19 Vol.Web Original


 残された放送は19日の放送を含めて、あと2回となった、大河ドラマ『青天を衝け』。日本資本主義の父と称される渋沢栄一のジェットコースターのような人生を描いて視聴者の胸をぐるぐるさせてきた。
農民の家に生まれながらも攘夷の志士となり、運命的な出会いを通じて幕臣に。パリから帰国した後は明治新政府に仕官、そして実業家に転じる。栄一は立場をいろいろと変えながらも、「みんなが幸せなのが一番」と一貫して走り続けて来た。

 吉沢亮演じる渋沢栄一も年を取った。馬を駆る徳川慶喜を追いかけたころと比べれば、髪はグレーに、体型も少しふっくらした。ちょっとした体の動きにも年を感じるが、情熱的でエネルギッシュなところは若いころと変わらない。

 最終回が迫った14日、吉沢亮とチーフ演出の黒崎博氏がリモートで取材会を開き、今後の見どころや作品や渋沢栄一への思いなどを語った。

<青天を衝け> 大倉孝二「全然楽しく演じてない」大隈重信に「必死」であ~る?

2021.10.16 Vol.Web Original


 大隈重信の人気が急上昇中だ。放送中の大河ドラマ『青天を衝け』で大倉孝二が演じている大隈が、「であ~る」の口癖とともに、ある種の理想の上司像ともいえる弁論でSNS上を沸かせている。

「(「であ~る」が)口癖であったことは知っていたのですが、どこまでやるかは現場次第だと思っていました。際立ててほしいというお話が合ったので、探り探りでやらせていただきました」

 登場するたびに何か「おかしれぇ」ことが起こりそうな予感がする。画面を通じて見る大倉はなんだか楽しそうだが、「全然楽しく演じてないです、必死です」と本人はいう。

 オファーがあったときには「大隈重信さんにいろんな思いを持っていらっしゃる方がいると思うので、私なんかに務まるのかという気持ち」だったという。

「正直に言わせていただければ、確か総理大臣だったよなということと、早稲田大学を作ったなのかなぐらいの知識しかありませんでした。そこから資料を読ませていただいたり、調べたりするなかで、なかなかおもしろい資料も多くて。ちょっと天真爛漫なところがあったり、民衆に愛されたというワードが多かったりしたので、少し自分(が演じるの)でもアリな可能性が出て来たぞと思いました。あまり立派な役柄は自分でやり遂げられるか怪しいところがあるんです」

 とにかく弁が立ち、そして情熱あふれる人物。吉沢亮演じる渋沢栄一が新政府に必要であると説得したシーンも熱かった。

「あのシーンは最初から最後まで通して何度もやった撮影でした。すごい緊張感で、そこに僕の必死さも表れていたと思います。自分がどうこうではなくて、吉沢君の心を動かすことに尽力していて、それを彼がどう受け止めてくれたのかがお芝居にあふれていたと思います」

 新政府はもちろん、その周辺も、明治政府編は刺激的な人物ばかり。そうじゃない人を探す方が難しい。演じるキャストもまた然りで、「特にイッセー尾形さんは、いろんなタイプのお芝居をされて、突然全然違うことをやられたりするので、刺激にもなるし、勉強にもなります」と話す。

 色濃いキャラクターたちによる物語はさらに注目も集めそう。

「私自身、見どころを考えていたりしないのですが、脚本を読んでいたり、演じていると、(新政府は)それまで誰もやったことがないことを手探りの中でやっている刺激的な場所だったのだなと思います。僕は大声を出しているだけですが、みんなで議論し、(現代にあることの)発端がここにあったのではないかと身近に感じられると思います」

 もちろん、大隈の今後も楽しみ。

「上っていったり下っていったり、なかなかいろいろなことがあります。いい部分だけじゃなく弱い部分もたくさん描かれています。渋沢との言い合いもまた出てくるので楽しんでいただければと思います。あ、「あーる」も出てきます(笑)」

『青天を衝け』は、 毎週日曜、NHK総合で20時から、BSプレミアム・BS4Kで18時から放送中。再放送(土曜13時5分~)もある。

 

(TOKYO HEADLINE・酒井紫野)

吉沢亮も「取り入れる!」満島ひかりと免疫ケアできる緑茶の新CM

2021.10.12 Vol.Web Original

 

  吉沢亮と満島ひかりが出演する『キリン 生茶 ライフ 免疫アシスト』のテレビCMの放映が12日スタートした。

 人気の『生茶』にキリン独自の素材であるプラズマ乳酸菌を配合。免疫ケアができる緑茶としてさらに注目を集めそうだ。

 吉沢は「毎日お茶を飲むという方は多いだろうなと思いますし、今までも好きで『生茶』を飲んできたので、それで一緒に免疫ケアができるのはすごくうれしいことだなと思います」

 免疫ケアのためにまずこの商品を取り入れたいとしたうえで、「なかなか外に出たりとかできない今のこの世の中でストレスもたまりがちなんじゃないかなという気がして。免疫の面でのケアもしなががら家でできる楽しいことを探したり、ゲームでも漫画でもいいんですけど、ひとりでも楽しめる、心のケアみたいなものをいろいろ探したいと思います」。

「健康への意識はますます高まっていると思う。そのひとつとして、プラズマ免疫入りの『生茶』も取り入れていただければうれしいなと思います」と、アピールした。

 商品は発売中。

<青天を衝け>福士誠治「僕も吉沢亮のファン」 初大河で井上馨!

2021.10.09 Vol.Web Original

 

 

「明治時代になると変人ばかりで振り回されてばかりいる」――。大河ドラマ『青天を衝け』で渋沢栄一を演じている吉沢亮が話していたことは間違いなかった。新政府でよりよい日本を目指して働き、いよいよ本領を発揮し始めた栄一だが、彼の周りには続々と興味深い人物が集まってくる。

「であ~る!」という口癖とともに、ある種の理想の上司像ともいえる弁論でSNS上を沸かせた大隈重信(大倉孝二)や、栄一に共感して距離を詰めてくる伊藤博文(山崎育三郎)。そして「声が大きい」井上馨は福士誠治が演じている。

 福士が大河ドラマに出演するのは意外にも初めてのこと。「出演できるんだという喜びがあり、明治時代という、とても激動の時代、世の中が変化する時代に出させていただけることに興奮していました」と、ストレートに喜びを表現する。

 初登場は伊藤とともに英国人たちと向かい合った全編英語のシーンで、次の登場では物語はもう明治時代になっていた。

「(『青天を衝け』の現場で感じる)渋沢がここに至るまでの時間だとか、去年から撮影をしているからこそ出るグルーヴ感は(撮影が長期にわたる)大河ドラマならではのことだと思います。パリ編などは放送でも拝見していたので、プライベートでドラマを楽しんでいた人がその作品に出演させていただけるみたいな感覚。時間軸としておもしろいです」と笑う。

 井上馨は大蔵省の大蔵大輔で、栄一の上司にあたる人物。立派なひげを蓄え、怒りっぽくて、気性が荒いが、栄一とは不思議と馬が合う。栄一は井上の右腕となり、いつしか2人は「雷親父と避雷針」と呼ばれるようになる。

『青天を衝け』の井上は「無理難題を吹っ掛ける役」だと言う。「渋沢とともに世の中を変えるという気持ちを持っているのですが、ちょっと調子がいい人で、 “やれと言えばやるだろう”っていう強引さがある」

 栄一を演じる吉沢について聞くと「僕もファンですね」と表情が緩む。

「一緒にやっていて楽しいですし、あんなに気持ちが飛んでくるのは素晴らしいと思っています。井上が栄一に無理難題を吹っ掛けた後のシーンで、テストで豪快に演じたら、本番ではお芝居が変わってきて。気持ちを受けてくれて発信してくれて心地が良かった」

 栄一同様、井上もこれからが見せどころ。福士が井上を演じる上で大切にしているのは彼の鈍感さだという。

「井上のペース、井上の強いところを、渋沢といるときには出せたらいいなと思っています。物語が進んで行くにつれて、井上も空気を読めるようになってくるので、年令を重ねたり、地位・役割を固めるまでは、と思って演じています」

 山崎がインタビューで「井上は声が大きくて、暑苦しい」と言っていた。

「豪快さや声の大きさは……意識しています。井上を裏のある人間というか含みのある人間にはしたくなかった。政治家ですので発する言葉とは裏腹の信念であるとか、自分の考えや方向性は隠し持っていたとは思いますが、声にして発する時はまっすぐ、これは俺の意見だ!と」

「井上も社会に貢献したんだぞというところを見せたい」と、福士は言う。

「井上はエネルギッシュで自分本位なところも見えるのですが、自分が一番にならなきゃいけないという感覚よりも、この世の中を少しでも良くするためには渋沢の力が必要だときちんと感じています。そういう井上はとても人間味があると思いますし、とってもおもしろいです」

『青天を衝け』は、 毎週日曜、NHK総合で20時から、BSプレミアム・BS4Kで18時から放送中。再放送(土曜13時5分~)もある。

(TOKYO HEADLINE・酒井紫野)

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