SearchSearch

きゃりーぱみゅぱみゅの生みの親らがディスカッション。クリエイティブにおける日本の強みは「繊細さ」「日本人特有のきめ細やかさ」「日本的感性」

2025.11.26 Vol.Web Original

「次世代に向けた日本文化とエンターテインメントの融合」をテーマとしたフォーラム「WEAVE JAPAN2025」が11月25日、東京・日比谷の東京ミッドタウン日比谷で開催された。

 同フォーラムではエンターテインメントという視点を切り口に、さまざまな業界から集まったキーパーソンによるトークセッションやディスカッションが行われた。テーマは次世代に向けたエンターテインメント・日本文化・食・ファッションなどを融合した新しいタイプのプロジェクトに向けてのエンタメの力の活用、マクロなイベント構造の下では可視化されにくい文化的多様性及び固有価値を内包した日本型エンタメコンテンツの在り方・発信方法といったもの。

 現状を確認し具体策を提案する「未来を生き抜く日本のクリエイティブとは」というテーマで行われたディスカッションには中川悠介氏(アソビシステム株式会社代表取締役)、深澤哲人氏(株式会社バロックジャパンリミテッド取締役副社長)、小島鉄平氏(株式会社松葉屋代表取締役社長)が参加した。

「日本的感性が持つ競争力」というトピックスで中川氏は「僕らのジャンルで言うと、音楽とかアニメ、ゲームみたいなものが近くにあるんですけど、 やっぱりその中で言うと、日本人が創り出すクリエイティビティーみたいなものがすごく評価されているのかなとは思っています。日本の伝統的なものもそうですけど、日本人が繊細に作り出すものの評価って高くなってきているのかなとは感じてますね。 例えばうちのきゃりーぱみゅぱみゅも新しい学校のリーダーズもアニメとかタイアップをやらずに海外に出ているんですけど、 向こうの現地の方から見ると、アニメのキャラクターなのかボカロなのか、キティちゃんなのか、キャリーなのか、リーダーなのかってあんまり関係なくて、 日本のクリエイティビティーとして、ジャパニーズ・ポップカルチャーみたいなことで評価してもらえているのかな、みたいなことがすごく感じる。そう思うと、ようやく海外でも日本のカルチャーを家族で楽しむようになってきていくのかなって感じがあります」と語った。中川氏はきゃりーぱみゅぱみゅの生みの親ともいえる存在。

Copyrighted Image