国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略:SSFF&ASIA)2025』のアワードセレモニーが11日、都内にて行われ、映画祭アンバサダーLiLiCoが、審査員を務めた夫で俳優の小田井涼平との登壇を喜びつつ、夫婦のやり取りを描いたグランプリ作品に共感した。
今年で27回目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭。
米国アカデミー賞公認映画祭でもあるSSFF & ASIAでは、ライブアクション部門のインターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパン各カテゴリーと、ノンフィクション部門、アニメーション部門の各優秀賞・計5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる。
今回、アニメーション部⾨の審査員を務めた俳優の小田井は「アニメは表現方法のバリエーションがものすごく幅広い。その中で作品に点数をつけていくことがどれだけ難しいかを改めて感じました」と審査を振り返りつつ、優秀賞に輝いたスコットランドのルーク・アンガス監督作『夏の白夜』について「雄大な自然のなかで壮大な愛をテーマにしているんですが、うちの奥さんがスウェーデンで北欧出身なもので。結婚してからスウェーデンに行って初めて白夜を経験したんです」と妻で、同映画祭のアンバサダーを務めるLiLiCoにも触れ、会場もほっこり。
一方のLiLiCoも「今年は夫婦愛を感じる作品が多かったと思いました。この人、私の旦那なんですけど…」と小田井との映画祭参加に感激。
グランプリ〈ジョージ・ルーカス アワード〉に選ばれた、フィンランドのファビアン・ムンスターヤーム監督作『破れたパンティーストッキング』についても、外出前に妻のストッキングが破れたことで繰り広げられる夫婦のやり取りに「ウチかなと思いました(笑)」と共感しきり。
ムンスターヤーム監督もグランプリのトロフィーを手に「フィンランドにいる私のチームに感謝と愛を捧げます。子供のころに大きなインスピレーションを得ていたジョージ・ルーカス監督の名前がついた賞を頂けるなんて、とんでもなくうれしいです」と喜びをあらわにし、映画祭代表の別所も「ショートフィルムとはこういうものだという作品」と絶賛していた。
『SSFF & ASIA 2025』オンライン会場は6月30日まで開催中。