SearchSearch

志朗を迎え撃つ那須川天心が「今回はスピードだけで戦うつもりではない」と謎の一言【2・28 RISE】

2021.02.18 Vol.Web Original

久しぶりの適正体重に「自分も周りも楽しみだと思う」

「RISE ELDORADO 2021」(2月28日、神奈川・横浜アリーナ)に出場する那須川天心(TARGET/Cygames)が千葉のTEPPEN GYMで公開練習を行った。

 同大会で那須川はISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)と対戦する。

 この日、那須川はシャドーとミット打ちを披露。軽快な動きを見せた。

 練習後に行われた会見では「減量中って、みんなネガティブだったり体調面も良くないですが、僕は顔がほっそりしてきたのでちょっとはマシな顔になってきたなという思いがあって、日に日に楽しみです(笑)。体重の面も体調の面もいい。志朗君も凄い強い選手なので、その対策を考えるのにすごく充実している」と話すなど心身ともに順調な仕上がりのよう。

 前戦は大晦日の「RIZIN.26」でクマンドーイ・ペットジャルーンウィットと対戦。対戦相手が試合の8日前に決定という状況ということもあり、試合は判定となってしまったが「大晦日とは全く違う。準備期間もちゃんとあったし、55kgの適正体重でできるのも3~4年ぶり。今までは自分のベストで試合をしているところをあまり見せていないので、自分も周りも楽しみだと思う」と話した。

 55kgで戦うことにより「一番はキレが増している。55だからといって、スピードが速いだけが正義ではない。そこは試合を見てもらえれば。今回はスピードだけで戦うつもりではない」とし「3分3Rしかないので9分間、志朗君に謎を与えようかと思う」と謎めいた発言。

那須川天心「今は全く志朗君のことは考えていない」、志朗「5Rでお願いします」【RISE】

2020.12.26 Vol.Web Original

来年2月28日、横浜アリーナでのビッグマッチで対戦

 RISEが12月25日、東京都内で会見を開き、来年2月28日に神奈川・横浜アリーナで「RISE ELDORADO 2021」を開催することを正式発表した。

 今大会ではRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)と、11月の大阪大会で行われた「那須川天心挑戦者決定トーナメント」で優勝したISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)が対戦する。

 会見には両者が出席。

 志朗が「人生を変えるチャンスは限られていて、なかなかチャンスって巡ってこないと思うが、自分は実力と運、周りの協力で、2回も人生を変えるチャンスを手にしたので、2月28日は那須川天心が持っている全てを奪いに行く覚悟があります」と挨拶。

 そして「来週から那須川天心対策の練習メニューを考えている。それは試合に生きると思う。天心君のボクシングレベルは世界チャンピオンクラスだと思うので、自分がどこまでそのレベルに近づけるかが勝負のカギ。前回と同じ試合展開にはならないと思う。難しい相手だが、対策を練って作戦を組めば勝てると思うので楽しみ」と勝利を宣言した。

那須川はまずは大晦日に集中

 一方、大晦日の「RIZIN.26」への出場が決まっている那須川は「今は疲労を抜いて後は試合に挑むだけ。今は全く志朗君のことは考えていない。大晦日をしっかり盛り上げて、ムエタイの試合もあるがキックボクシングの試合は僕の試合だけなので、どう盛り上げるか。MMAも素晴らしいが、キックボクシングというよりも那須川天心というジャンルとして戦って皆さんに那須川天心という存在をもっと示したいという気持ちが一番ある」とまずは6日後に迫った大晦日のクマンドーイ・ペットジャルーンウィット戦に集中。

 それでも志朗については「前に戦った時より強くなっているのは感じるし、トーナメントの中でも圧倒的に優勝したというのが再戦のモチベーションになっている。しっかりと決着をつけて、去年と同じような結果にしたいと思っている。志郎君も対策を立てているが、対策を立てたからといって勝てるというものでもないと思う。そこは試合を見てのお楽しみかなと思う。作戦もたくさんあるし、見せてないものをたくさん見せてやろうかと思っている」と返り討ちへの意欲を見せた。

 試合は3分×3Rで発表されているのだが、会見の終盤には志朗が「5Rでお願いします」とRISEの伊藤隆代表と那須川に唐突に要望。これに伊藤代表は「RISEは通常の試合は3R。3Rで全部を出し切れるように頑張ってください」、那須川は「3Rで~す」と返答する場面もあった。

那須川天心への挑戦権を獲得した志朗が「本当に満足できるのは天心にリベンジした時だけ」【RISE】

2020.11.02 Vol.Web Original

優勝賞金の一部を豪雨の被災地・熊本に寄付の意向

「RISE DEAD OR ALIVE OSAKA」(11月1日、大阪・エディオンアリーナ大阪・第1競技場)の一夜明け会見が11月2日、大阪市内で開催された。

「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~」で優勝した志朗(BeWELLキックボクシングジム)は「日本の55kgのトップが集まっていたので、自分の強さとうまさを見せられた試合内容だったと思う。少しは満足しているが、自分が本当に満足できるのは那須川天心にリベンジした時だけ。悪かったところもあるので、そこは修正して来年のリベンジマッチに臨みたい」と改めて那須川へのリベンジを誓った。

 会見の冒頭の伊藤隆RISE代表の「天心戦は2月末で調整中」という言葉を受け「同じバンテージ職人の人に巻いてもらったりしているので、同じように進化していると思うが、与えられた課題を自分たちでどうやって考えて、試合で応用するかにかかっていると思うので、しっかり考えて練習するしかないと思う」と話した。

 志朗は昨年9月に行われた「RISE WORLD SERIES 2019 -58kg Tournament」の決勝で那須川に3R判定負けを喫しているのだが「去年の天心戦からは、僕が昨日、鈴木選手からダウンを奪うとは誰も想像していなかったと思う。それくらい自分の中でもすごい勢いで進化している。スピードも上がっている。スピードに関して来年までには彼と同じ以上にできる自信はある」と自らの成長に手ごたえを感じているよう。

 今回のトーナメントは優勝賞金が500万円だったのだが「自分はデビューしたころから社会貢献活動をしていて、ファイトマネーの一部やチケット代をタイや熊本などお世話になったところに寄付している。今回、熊本で豪雨で大きな災害があったので、賞金の一部で大きな額を寄付できればいいなと思っている」と話した。

志朗が鈴木真彦を破り那須川天心への挑戦権を獲得【RISE】

2020.11.02 Vol.Web Original

来年3月までに対戦実現へ

「RISE DEAD OR ALIVE OSAKA」(11月1日、大阪・エディオンアリーナ大阪・第1競技場)で行われた「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~」で志朗(BeWELLキックボクシングジム)が決勝で鈴木真彦(山口道場)を破り、優勝した。

 当初、RISEは今年4月に世界トーナメント「RISE WORLD SERIS」を開催予定だったが新型コロナウイルスの影響で秋に延期。しかし外国人選手の入国規制の問題もあり来年に再延期されたことから、代わりに日本人選手による「DEAD OR ALIVE」トーナメントを55kgと63kgで開催することに。10月の横浜大会では63kgトーナメントが行われ、原口健飛が優勝している。

 なおこちらの55kgトーナメントには那須川への挑戦権が与えられ、前日会見で伊藤隆RISE代表が「来年3月までには実現したい」と話している。

 志朗は準決勝で植山征紀(龍生塾ファントム道場)に、鈴木は江幡塁(伊原道場)にそれぞれ判定勝ちを収め決勝に上がった。

Copyrighted Image