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新型コロナで沿道は応援自粛ムード。五輪聖火リレーに影響も

2020.03.06 Vol.728

 東京マラソン財団は1日、今年の東京マラソンで沿道に訪れた人の数は、約7万2000人だったと発表した。

 例年100万人規模の観客が訪れる東京マラソンだが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、規模を縮小。「観戦を控えるように」と大会ホームページなどで事前周知が行われるなど、異例の対応となった。大会当日は、スタッフに対し、マスクの着用や、消毒液の配置、事前の検温などを実施。観客に対しては、東京駅の前で観戦を控えるようプラカードが掲げられたほか、沿道では、観客への声がけも行われ、集まった人の数は例年の10分の1以下に留まった。

 会見に出席した大森文秋事務局長は、「皆さまが要望に応じて下さったのだと思います」と数字を受け止めた。賛否ある中でのエリートレース実施については、「必要な安全対策のもとに、今日に至りました。これからいろいろなお声はあると思いますが、やるべきことはやった」と、大会実施に理解を求めた。

 また、財団は、東京マラソン2020で感染症予防対策のため準備したマスクと消毒液を、東京都などと連携し、今後医療機関や福祉施設などに寄贈すると発表。開催にあたっては、マスク7万枚と消毒液200リットルを準備していた。

 スポーツイベントの規模縮小をめぐっては、今月26日にグランドスタートを迎える東京五輪の聖火リレーにも影響が出始めている。宮城県の航空自衛隊松島基地で20日に予定されている東京五輪聖火到着式について、大会組織委員会が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて規模を大幅に縮小する方針を固めたことが3日、分かった。地元自治体と調整を進めており、参加者を組織委などの関係者に限定し、子供や一般観客の参加を見送る計画。東京五輪・パラリンピック関連の大会や行事で中止・延期が相次ぐ中で、開幕に向けた象徴的な行事にまで影響が出始めた。

 組織委は聖火リレーの基本方針に、ランナーらに対して検温や健康状態チェックの実施を盛り込んだことも判明。各都道府県での具体的な実施方法は1週間前までに決定する方向で、セレモニーでの観客の入場制限などを実施する可能性があるとした。

 到着式は当初1000人規模で、ギリシャから聖火を運んだ特別輸送機を出迎える予定だったが、式典参加者は地元自治体、政府の関係者らに絞り、4分の1以下にまで縮小される見通し。招待する予定だった地元の小学生ら約200人は不参加になるという。

 一方、組織委は、到着式に続いて26日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」で実施される聖火リレー出発式典についても参加者の絞り込みなどを検討している。新型コロナウイルスの感染拡大をめぐっては、2~3月開催の五輪・パラリンピックのテスト大会の規模が縮小されるなど、影響が多方面に及んでいた。

SKE48高柳明音が卒業記念写真集「11年の想いを込めた」

2020.03.04 Vol.Web Original

 SKE48の高柳明音が卒業記念写真集『いつか、思い出したいこと。』(光文社)を4日発売し、都内で取材に対応した。高柳は11年間活動してきたSKE48を今春卒業予定。「11年の想いも込めた1冊」だとし、「みなさんへの宝物のプレゼントになったらうれしい」と話した。

新型コロナ、東京オリパラ準備段階へ影響か

2020.02.26 Vol.Web original

新型コロナウイルスの感染拡大でスポーツイベントの中止が相次ぐなか、オリンピック・パラリンピックの準備段階にも影響が出始めている。

政府は26日、新型コロナウイルス感染症の対策本部で、多数の観客が集まるスポーツ・文化イベントの主催者に対し、今後2週間は中止や延期、規模縮小などの対応をとるように要請する方針を発表した。すでに規模を縮小しての開催が決定している東京マラソンも、体調不良者は沿道での応援を控えるよう、公式ホームページで協力を呼びかけている。

パラリンピック競技では、28日から3月1日まで世界9カ国が参加して開催が予定されていた東京2020テスト大会「天皇陛下御即位記念2020ジャパンパラボッチャ競技大会」が20日、大会の中止を発表。3月8日に開催予定だった「東京国際視覚障害者柔道選手権大会2020」も25日、開催中止を決定した。

感染拡大の防止に向け対策が進むなか、パラスポーツを巡っては、障害の特性ならではの事情もあった。脳性まひなど重度障害者の選手が多いボッチャでは、新型コロナウイルスが選手に感染した場合の影響の大きさを正確に把握するには、時間を要するとの判断がなされ、改めての開催検討に至った。

また、25日、パラリンピック開催半年前のイベントに出席したパラ陸上(視覚障害クラス)の高田千明は、感染について「視覚に障害があると、どうしても手で(物に)触れる機会が一般の方よりも多くなります。なるべくマスクをつけるとか、何か触った時のために、除菌ペーパーを持ち歩くというのを心掛けていますね」と、障害を持つアスリートならではの注意も語った。

オリンピック・パラリンピック前のテスト大会や代表選考会では、本番の出場選手を決めるだけでなく、観客の動線や選手の移動など、運営面においても重要な位置付けにある。3月以降予定されているテスト大会への影響はもちろん、感染拡大のリスクが収まらなければ、3月26日に福島県でグランドスタートを迎える聖火リレーへの影響も懸念される。

選手が輝く舞台は無事やってくるのか。東京オリンピック・パラリンピックが正念場を迎えている。

東京ガールズコレクション無観客で開催、LINE LIVEで生中継

2020.02.26 Vol.Web Original

 東京ガールズコレクション(以下、TGC)は26日、今週29日に開催予定だった「第30回マイナビ東京ガールズコレクション 2020 S/S」を無観客で行うことを発表した。新型コロナウイルス感染症による感染拡大が理由。事務局は、イベントの内容をより適した形で再構築、LINE LIVEによる生中継とメディア配信で実施するという。

 ライブ配信はTGCの公式LINEを通じて、前編・後編に分けて行う。イベントスケジュール、出演者情報、ステージコンテンツ内容については、29日当日に公式サイトでデジタルパンフレットが公開される。

 チケットの払い戻しの期間や方法など詳細は、準備が整いしだい、公式サイトで発表する。

 TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに、2005年より春夏/ 秋冬の年2回開催している。

東京マラソン、3万8000人の一般の部中止を発表。新型コロナ影響で

2020.02.17 Vol.Web original

 一般財団法人東京マラソン財団は17日、3月1日開催の東京マラソン2020について、一般ランナーの部を中止すると発表した。東京マラソン2020については、マラソンエリートおよび車いすエリートの部のみ開催。

 東京都内において複数の新型コロナウイルス感染者が確認される中、財団は多くの一般ランナーが参加する大会の実施は困難だとの結論に達したと説明。これに伴い、東京マラソンEXPO 2020などの関連イベントの中止も発表された。東京マラソン2020に参加予定だった一般ランナーは、今回限りの措置として、翌年の東京マラソン 2021 に出走することが可能となる。

 詳細については、今後東京マラソン2020公式ウェブサイトにて案内予定。

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