映画『新解釈・幕末伝』の初日舞台挨拶が12月19日、都内にて行われ、俳優のムロツヨシ、佐藤二朗、山田孝之、広瀬アリスと福田雄一監督が登壇。「自分の今年の漢字」というお題で暴走しようとする福田監督を、主演のムロと佐藤が止めようとする大波乱に観客が爆笑した。
“知っているようで知らない幕末”を、コメディー界のヒットメーカー・福田雄一監督が史実にのっとりながら “新たな解釈”で実写映画化した話題作。
「勇者ヨシヒコ」シリーズをはじめとする福田組の集結に観客も大盛り上がり。福田監督も「この4人で一緒に立つのは『大洗にも星はふるなり』(2009年)以来かも。福田組のこの2人が主役の映画は17年間に及ぶ悲願だった」と感慨深げ。そこに、広瀬が「気まずい」と苦笑するとムロや佐藤は「新参加とは思えない」「ずっと福田組じゃないか」と、広瀬の体当たり演技を大絶賛。
この日は、一同に「今年を振り返る漢字一文字」というお題。ところが「米」と回答した福田監督が「清水寺の、あったじゃない。“熊”は違うなって思う。異議を唱えたい」と、今年の世相を表す清水寺の「今年の漢字」に対抗。同意する観客から拍手が起こったが、トークの暴走を察知したムロと佐藤は大慌てで、福田監督に「何を言うのか先に教えて!」、マスコミに「書かないで!」。
さらに混乱するトークに、広瀬が「えっと、私の一文字は“教”です! 今年は教師役が多かったからです」と収拾。山田も「“厄”。今年、本厄が終わるので。こういう舞台挨拶で最後に吹き飛ばせたのは良かった」とドタバタの舞台挨拶も動じることなく、まとめていた。










