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ジョジョ演じる山崎賢人がリーゼント部をキックオフ

2017.06.20 Vol.692

 話題の映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(三池崇史監督、8月4日公開)のPRイベントが19日、都内で行われ、主人公のジョジョこと東方仗助を演じる山崎賢人が出席した。

 この日行われたのは、山崎演じるジョジョのヘアスタイル、リーゼントを世界に広めることを目的として発足した「JOJOリーゼント部」のキックオフイベント。同部の活動に賛同した女子中高生300名が参加。なかには個性的なリーゼントスタイルの部員もいた。

 比較的カジュアルなリーゼントスタイルで登場した山崎は「みんなグレイト。ポンパドールがすごい、モコモコしている人もいますね!」と大喜び。そのうえで「リーゼントは不良のイメージに偏りがちですが、女性がしても素敵な髪型」と話し、部員をキャーキャーさせた。

 リーゼントへのこだわりをきかれた山崎は「びしっとした感じで、どうだっ!と。キマる角度があるので、それを毎朝メイクさんに作ってもらって自分でも調節して、行くぜ!と(笑)」。

 仗助のリーゼントについては「ボリューミー。原作のなかでは目立ってるし、ぐっとキマってる」。衣装についても「こんなにスタイリッシュでかっこいい衣装を着られるのはジョジョしかない。長ランを着ているんですけど、腰回りがキュっとなっていたり、こだわって作った衣装なので毎朝着て(撮影に)行けるのは良かったですね」と振り返った。

 仗助以外も登場するキャラクターはどの人物も個性的。「真剣友の髪型もすごいし、(岡田)将生君はあの髪型が似合うのは将生君しかいないと思う。伊勢谷さんの髪型…帽子なんですけど、髪となじんでて……原作もそうなですけど。あー、もう見てほしい」。

 映画の原作は荒木飛呂彦による同名の人気マンガ。共演は、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、新田真剣佑、観月ありさ、國村淳、山田孝之、伊勢谷友介ら。

編集部オススメMOVIE『TAP −THE LAST SHOW−』

2017.06.16 Vol.692

30年前、天才タップダンサーといわれながらもステージ中のけがで引退を余儀なくされた渡真二郎。現在では振付師をしながらも酒におぼれる日々を送っていた。そんなある日、旧知の劇場オーナー毛利が現れ、閉館する劇場最後のショウを演出してほしいと依頼。そこで渡は一人の青年のタップの音に足を止める。

監督:水谷豊 出演:水谷豊、北乃きい、清水夏生他/2時間13分/東映配給/6月17日より全国公開  tap-movie.jp

“魔法少女”が引き金を引く、ダークでマジカルなフィルム・ノワール!

2017.06.15 Vol.662

 白血病で余命わずかな少女アリシアは、日本のアニメ『魔法少女ユキコ』の大ファン。失業中の父ルイスはアリシアが欲しがっているユキコのコスチュームを手に入れようと、ある危険な行動に出る。やがてルイスの行動は、心に闇を抱える女性バルバラ、訳ありの元教師ダミアンを巻き込み、予想もしない悲劇的結末へと向かっていく…。

「そう、僕は日本のアニメや漫画の大ファンなんだよ(笑)」と笑うカルロス・ベルムト監督。イラストレーター、漫画家としてキャリアをスタートさせ、劇場用映画第1作目となる本作で、サン・セヴァスチャン国際映画祭グランプリと監督賞をW受賞するというまれに見る快挙を達成。巨匠ペドロ・アルモドバル監督からも大絶賛された逸材だ。

「僕は何度も日本に来ていて、実はこの作品の脚本も、日本滞在中に書いていたんだ。友人の家に泊まり込んでね。昼ごろ起き出して、原稿書いて、たまに近所のコンビニや飲み屋に行ったりして、明け方寝て…。東京は僕のような人間が暮らすのに最適な場所だね(笑)」

 架空のアニメ『魔法少女ユキコ』をはじめ、日本のコンテンツが随所に仕込まれている。

「スペインのアニメは単純な子供向けのものがほとんどだったからね。日本のアニメに出会って夢中になったよ。『ドラゴンボール』とか『新世紀エヴァンゲリオン』とか」

 本来ファンシーな“魔法少女”という要素で、不穏さを醸し出す演出に観客は思わず絡め取られていく。

「そのギャップが面白いと思ったんだ。魔法少女から始まった連鎖がどう転んでいくのか。悲劇とみるかブラックユーモアとみるかは見た人しだいなんだ」

【松江哲明×山下敦弘】日本映画界期待の監督2人と日本を代表する個性派俳優が放つ“カンヌへの挑戦状”!?

2017.06.12 Vol.692

 日本映画界に欠かせない存在にして、変幻自在の演技力で見る者を煙に巻く個性派俳優“山田孝之”の思考にダイブする3Dドキュメンタリー!? しかもカンヌ映画祭に正式応募!? 日本映画界期待の監督・松江哲明と山下敦弘が、山田とともに見つめた“カンヌ”とは?

ヒュー・ジャックマンと考えた、ヒーローの“理想の最期”

2017.06.12 Vol.692

『X-メン』のウルヴァリンが、ついに一つの終焉を迎える。2000年に公開された『X-メン』以降、17年にわたってウルヴァリン役を務めてきたヒュー・ジャックマンだが、彼がウルヴァリンを演じるのは本作『LOGAN/ローガン』が最後になるという。メガホンをとったのは日本を舞台にした前作『ウルヴァリン:SAMURAI』でもジャックマンとタッグを組んだジェームズ・マンゴールド監督。

「ヒューとは『ニューヨークの恋人』からのつきあいだけど、彼とは本当に作りたいものを作れる関係なんだよ」と監督。「そして僕らはウルヴァリンの最期を、人間の物語として描きたかったんだ」。ウルヴァリン(ローガン)は脅威の回復力を持つ不死身の肉体に特殊金属の爪を備えたミュータント。しかし本作でローガンは特殊能力も衰え生きる気力も無くしており、プロフェッサーXに至っては要介護状態。熱狂的な『X-メン』ファンにはショックかもしれない。

「最後だからこそ僕らはウルヴァリンの本当のヒーロー性を描きたかったんだ。特殊能力が衰えたとき真のヒーローならどうするのか。絶望的な状況でも守るべき者がいたら? 僕もヒューも、ローガンの人間性を通してヒーローを描きたかったんだ。確かに、私のウルヴァリンをよくもあんなふうに殺してくれたわね!なんて泣き叫ぶ人も多少はいるだろうけど(笑)」

 謎めいた少女ローラとプロフェッサーXを連れた危険な旅。ヒーローアクションというよりロードムービーのようであるにも関わらず、シリーズで最もエモーショナルなヒーローの物語となっている。

「CG全開のミュータントバトルも、エンディングの後の“復活”映像も無し(笑)。少なくとも僕とヒューのウルヴァリンはこれで本当に最後です」

EXILE TETSUYA、特別講義ファイナルで「夢はひとつ叶えるともうひとつ叶えたくなる」

2017.05.18 Vol.690

 EXILE TETSUYAのプレミアムドキュメンタリー『EXILE UNIVERSITY ~あなたの夢はなんですか?~』上映会のファイナル公演が17日、都内で行われ、本人も登壇した。

 上映終了直後の登壇。オーディエンスから「自分の夢に向かって頑張ろうと思った」「元気をもらった」「やりがいがあって楽しいっていい。自分も何でも楽しんでやってみたい」と感想が寄せられると、TETSUYAは「夢はひとつ叶えると、もう一つ叶えたいっていう欲が出てくる。夢って連鎖するので、その先、何があるのかなってワクワクしてくるね」と、笑顔を見せた。

 上映会は昨年の11月に大阪でスタート。上映会には自ら登壇して特別講義をするスタイルで、ファイナルまで13都市で全16公演、4993名が“受講”した。

 特別講義は、指名された“受講”者がステージで自分の夢を発表しTETSUYAがコメントや励ましのメッセージを贈る。ファイナルだけあって、最初こそ控えめだった“受講”者も、最後にはほとんどが手を上げていた。看護師、ライフスタイリストなどさまざまな夢が飛び出し、その動機などを聞きながら、TETSUYAも客席も感心したり、刺激を受けたり。「この人みたいになりたい思われるカメラマンになる」という女性には「先輩ってすごいよね。夢を追いかけるところから誰かの夢になりたいになっていくのは、いい連鎖だと思う。大人が夢を叶える背中を見せる、見せ続けることができれば日本は良くなると思う。がむしゃらになってる大人っていいよね」と話した。

 この日で最後となった上映イベント。TETSUYAは「今まで行ったことがないようなところにも行かせてもらいました。ライブが終わって、車に乗って1時間とか1時間半ぐらいかけて(会場に)行くんですけど、自分たちのライブを見に長い時間かけてきてくれたんだなって思うと、よりパフォーマンスを上げていきたいと思った」と、振り返った。

 ドキュメンタリーは、 TETSUYAが教壇に立って講義を行った新たな挑戦をしてきた姿を追ったもの。2014年に淑徳大学人文学部表現学科の客員教授となった本人は、年間を通じて講義を行っている。本作では2015年に行われた講義の様子を中心に構成。生徒との向き合い方に悩みつつも、ダンスという表現で、生徒たちに想いを伝えることで、生徒たちも変化していく。

編集部オススメMOVIE『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』

2017.04.14 Vol.999

 県立福井中央高校に入学した友永ひかりは中学からの同級生・孝介を応援したいためだけにチアダンス部へ入部。ところがひかりを待ち受けていたのは顧問の女教師・早乙女による「目標は全米大会制覇!おでこ出し絶対!恋愛禁止!」というスパルタ始動だった!

編集部オススメMOVIE『メットガラ ドレスをまとった美術館』

2017.04.14 Vol.688

 2015年、NYメトロポリタン美術館(MET)で開催された伝説のイベント《メットガラ》。世界中のセレブが超一流ブランドのオートクチュールを身にまとった究極の一夜を仕掛けたのは“プラダを着た悪魔”ことアナ・ウィンター。準備に奔走する8カ月に密着。

ショートフィルムの映画祭『SSFF & ASIA』グランプリ発表

2016.10.15 Vol.669

 アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016』(SSFF & ASIA)が、今年も盛況のうちに閉幕。13日に行われたアワードセレモニーでは、気になるオフィシャルコンペティションなどが発表。はたして今年、米国アカデミー賞を目指すのは!?

7・16公開の映画『大怪獣モノ』で飯伏幸太が怪獣とガチンコ対決

2016.06.28 Vol.669

 プロレスラーの飯伏幸太が初主演を務める映画『大怪獣モノ』の完成披露舞台挨拶が27日、都内の映画館で開催された。上映に先立ち、飯伏幸太、ヒロイン役の河西美希ら出演陣と河崎実監督が舞台挨拶。最後に大怪獣の“モノ”まで登場。破天荒な映画らしく、破天荒なイベントとなった。

 映画は異常気象と地殻変動などにより突如現れた大怪獣モノに、万能細胞を注入され怪獣並みに巨大化した人間が戦いを挑むという特撮怪獣映画。

 その巨大化した主人公を務めるのが飯伏。怪獣との戦闘シーンでは普段のリング同様のド迫力の動きを見せる。その一方で「台詞を覚えたり、演技したりとか本当に初めてだったので、そのへんが一番難しかった」と日常のシーンでは苦労したという。しかし「プロレスとリンクしているものがあったので、プロレスのためにもなったし、今後もし演技をする場所があれば、そのときのためにもなったし、非常に良い経験になりました」と今後の“俳優”としての活動にも前向きな発言。

 その飯伏とラブシーンを演じた赤井沙希は「飯伏選手とは路上プロレスとかで攻撃されたことあって、甘い空気なんか想像もできなかった。でも照れたら負けなので、そのシーンの撮影前は、試合に行くような気分で、気合をバーンと入れてやりました」と振り返る。

 河崎監督といえば『いかレスラー』『日本以外全部沈没』『ヅラ刑事』など異色の作品が多い。今回の作品については「『シン・ゴジラ』の便乗です(笑)。それ以外なにもないですよ。『日本沈没』のときに『日本以外全部沈没』を作りました。僕はなにかないとやりませんから。向こうは真面目な社会問題を扱った、10億円の大作。こっちは(製作費が)100分の1か1000分の1か知らないけど “怪獣プロレス”。今まで本当の怪獣とレスラーが闘う映画、怪獣をガチでリンチするという映画はなかったですから、みなさんビックリしますよ。真剣にバカをやっているというのがいつもの僕のスタイルなのでそれを見てほしいです」と話した。

 映画は7月16日からヒューマントラストシネマ渋谷他で順次公開される。

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