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吉田修一×李相日のアカデミー賞タッグが復活!『怒り』

2016.09.13 Vol.674

 あの感動から6年。『悪人』で感動の渦を巻き起こした原作・吉田修一×監督・李相日が再びタッグを組み、さらなる感動作を生み出した! 日本映画界を代表するそうそうたるキャストを揃え、音楽は坂本龍一が担当。本年度の賞レースでも注目間違いなしの一本だ。

 愛した人は、殺人犯なのか? SNSやモバイルが発達し、家族や友人、ときには愛する人でさえ、簡単に疑ってしまう不信の時代。一つの殺人事件を巡る群像劇を通して“信じる”とは…という根源的な問いを投げかける感動のヒューマンミステリー。

 映画化に際して「物語の登場人物には、映画『オーシャンズ11』のようなオールスターキャストを配してほしい」という吉田の願いに応えるかのように、7人の豪華出演陣が集結。主演は、ハリウッド、ブロードウェイで活躍する渡辺謙。さらに、それぞれの地に突然現れた3人の疑惑の男を森山未來、松山ケンイチ、綾野剛という世代を代表する演技派が演じる。他、広瀬すず、宮﨑あおい、妻夫木聡といった人気・実力ともにトップクラスの俳優陣が、迫真の演技で重厚な人間ドラマを紡ぎ出す。

 八王子で起こった未解決の夫婦殺人事件。千葉の漁港で暮らす父子・洋平と愛子の前に現れた田代。東京の大手企業に勤める優馬が街で偶然出会った直人。沖縄の女子高生・泉が無人島で遭遇した田中。前歴不詳の3人の男の中に、あの殺人犯がいるのか? そして明かされる、衝撃の真実とは…。

STORY:ある夏の日。八王子で夫婦殺人事件が起こった。その現場には『怒』の血文字が残されていた。犯人は顔を整形し逃亡。行方不明となる。事件から一年後。千葉と東京と沖縄に、素性の知れない3人の男が現れた。その男と出会った人々の心に葛藤が渦巻いていく。

監督:李相日 出演:渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛他/2時間21分/東宝配給/9月17日より全国東宝系にて公開  http://www.ikari-movie.com/

新年は、信念を新たに!『天の茶助』

2016.01.11 Vol.658

『弾丸ランナー』の鬼才・SABU監督と、松山ケンイチが『うさぎドロップ』に続いてタッグを組んだファンタジックムービー。SABU監督が初めて手がけた長編小説を自ら映画化。映画では舞台を南国・沖縄に設定し、沖縄の催事や伝統芸能を織り交ぜながら、運命を巡る騒動を描く。恋した女性を救うため人間界に降り立った主人公・茶助役の松山をはじめ、ヒロイン役・大野いと、伊勢谷友介らが出演。

 天界では、白装束を纏った“脚本家”たちが、下界の人間たちの“シナリオ”を書いている。茶番頭の茶助は、脚本家たちにお茶を配りながら、下界の人間たちを興味深く眺めていた。ところが、茶助が恋心にも似た感情を抱いていた女性・ユリが死ぬ運命に陥ってしまう。ユリを事故から救うため茶助は下界に降り立った…!

販売元:バンダイビジュアル 発売中 3800円(税別) 

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