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香取慎吾「同じように年を重ねている皆さん、一緒に気を付けようね!」でも時速25キロで疾走し「息も切らさない」

2022.09.24 Vol.web original

 

 映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』公開記念舞台挨拶が24日、都内にて行われ、香取慎吾、岸井ゆきのと市井昌秀監督が登壇。香取が見せた“圧倒的存在感”と、こわごわとフクロウと触れ合うギャップに会場がほっこりとした笑いに包まれた。

 妻たちの恐ろしい本音がつづられたSNS〈旦那デスノート〉に、自分のことではないかと思われる投稿を見つけた夫と、鈍感夫への不満を募らせていた妻の夫婦ゲンカをブラックユーモア満載で描くコメディー。

 劇中で夫婦を演じた香取と岸井。岸井の香取評「圧倒的な香取慎吾」という独特の表現が印象的だったと言う香取に、岸井が「人間の中でカリスマを持った方はたくさんいるんですけど“人間”と“香取慎吾”さんは格が違うというか…分かります?」と説明しようとするも、香取は「まったく分からない」と首をかしげ「うれしいんだけどなんか恥ずかしい」と苦笑。

 さらに、市井監督が「慎吾さんが走るシーンで、車の中からカメラで撮影していて、慎吾さんにもうちょっと速度を上げてくださいとお願いしたら、結果的に(時速)25キロ出ていた。ごめんなさい」と告白したが、香取は「25キロって人の走る速度としては速いんですか? へえ~」とケロリ。監督に「息も切らしてなかった」と言われると「1回だけですから。1日中走っているわけでもないし。でもこれからは今までのように準備しないでこういうことをすると怪我しちゃう。慎吾ちゃんもちょっとずつ…(笑)。同じように年を重ねている皆さん、一緒に気を付けようね!」と会場に呼びかけ、笑いをさそった。

 そんなスーパーマンぶりを見せていた香取に、岸井は「ずっと香取さんと一緒に写真を撮ってと言えないでいたら香取さんから気を使って入ってくれた」と感謝。「言えば快く一緒に撮ってくださると思うんですけど、でも“圧倒的香取慎吾”さんなのでおじけづいちゃう」と言う岸井に、香取は「裏ではけっこう静かだから言えない感じなんでしょ? これからは、もっと自分からも(写真を一緒に撮ろうと)言ってみようと思います」と宣言。

 また映画に出てくるエピソードにちなみ、ゲンを担いでいることを聞かれた香取は「舞台に上がるときに右足から出るとか、ルーティンになってきているなと思ったら敢えてそれを壊す。破壊王ですね」と回答。市井監督から「かっこいいですね」と感心されていた香取だったが、劇中でペットのチャーリーを演じたフクロウが登場すると、香取はやや緊張した面持ちに。撮影中も近寄ろうとしなかったという香取は「人生でそんな鳥と触れ合うことあります?」と敬遠していたが、促されておっかなびっくりといった感じで触れ「フワフワしてる…」。“圧倒的香取慎吾”とのギャップに会場もほっこりしていた。

 映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』は公開中。

香取慎吾の愚痴?「よく“草彅くん!”と言われるのに“吾郎ちゃん!”と呼ばれたことは一度もない」

2022.08.29 Vol.web original

 

 映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』完成披露舞台挨拶が29日、都内にて行われ、香取慎吾、岸井ゆきのらキャストと市井昌秀監督が登壇。香取が「昔から言われること」に対する“愚痴”を明かした。

 妻たちの恐ろしい本音がつづられたSNS〈旦那デスノート〉に、自分のことではないかと思われる投稿を見つけた夫と、鈍感夫への不満を募らせていた妻の夫婦ゲンカをブラックユーモア満載で描くコメディー。

 ダメダメな鈍感夫を演じた香取は「僕自身、香取慎吾は、すごくいい男なんですね」と前置きし、会場からは笑いと賛同の拍手。

 続けて「演じながら、どうにも納得がいかなかった。共感できないですね、そこちゃんとしろよ、なにやってんのと思いながらだった」と振り返り「でも、本当にダメな男ですよね、という話を監督のそばですると…監督自身を描いている作品でもあるんですよ。監督に対して言っているみたいになっちゃって(笑)。いつも監督が僕に“本当にすみませんでした”って誤ってくれるという」。市井監督も「自分で描いたのでいとおしくもあるんですけど、慎吾さんに言われるとときどき、つらい(笑)」と苦笑い。

 この日は、実在するサイト「だんな DEATH NOTE」から着想を得た物語にちなみ、事前に観客から募集した愚痴や、登壇者自身の愚痴を披露。

 自分自身の愚痴を聞かれた香取は「僕の愚痴? 無いな~」と頭をひねっていたが「思い出しました。愚痴という愚痴でもないんですけど。いまだに“あっ、草彅(剛)くん!”って言われます」。

 香取は「全然(言われても)大丈夫なんですけどね。昔から言われるんです。全然違うはずなのに…」と首を傾げ、同じグループだと取り違えられることがよくあるのかも、という声に「でも“(稲垣)吾郎ちゃん!”て言われたことは一度も無いんですよね」と、やはり腑に落ちない様子で、会場の笑いをさそった。

 最後に、市井監督は14年前に香取が審査員を務めた映画賞を受賞した縁を振り返り「いつか慎吾さんに、あえて平凡な役をやってほしいと妻と雑談していたことが本当に叶った」と感激。

 香取も、コロナ禍で2度延期になったという本作に「コロナが始まったころ、僕はエンターテインメントの世界でしか生きてきてないはずなのに、そんな僕もエンタメって何なんだろうと考えさせられたこともあった。でもこのまま無くなっちゃうのはあり得ないと思って、そこからみんなで少しずつ前に進んで、こんな大きな劇場で、さらに192館の劇場で公開され、たくさんの人が足を運んでくれると思うと本当に幸せです」と思いを語っていた。

 この日の登壇者は香取慎吾、岸井ゆきの、井之脇海、的場浩司、余貴美子、市井昌秀監督。

 映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』は9月23日より公開。

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