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シュートボクシングがシーザー武志会長悲願のOFGマッチを導入「SBを作った時にOFGでやろうと思っていた」【SB】

2023.04.12 Vol.Web Original

 日本シュートボクシング(SB)協会が4月12日、都内で新ルール発表会見を開き、オープンフィンガーグローブ(OFG)マッチの導入を発表した。

 OFGマッチは「SHOOT BOXING 2023 act.2」(4月30日、東京・後楽園ホール)で早くも2試合がマッチメイク。会見ではSB日本ライト級王者の笠原弘希と元SB日本スーパーウェルター級王者の坂本優起(ともにシーザージム)が同ルールで試合を行うことも合わせて発表された。笠原は元ONEファイターのランボー・モー・ラッタナバンディット(タイ)と、坂本は遊笑(Y’s glow)と対戦する。

 同協会は会見の冒頭「UFCをはじめ、RIZIN、BELLATOR、ONE Championshipなど世界展開している格闘技界においても立ち技の有効性が改めて見直され、その技術力が試合の結果を左右している潮流がある。SBは団体旗揚げ時から“立ち技総合格闘技”を標ぼうしており、立ち技、総合といったスタイルに関わらず、あらゆるスタイルの選手を受け入れ、戦っていく団体。そのSBとして、この格闘技の潮流は見過ごすことはできず、従来のグローブでのルールに加え、さらなる可能性を追求するためにOFGでの試合を実施することとなった」などと新ルール導入の趣旨を説明した。

笠原弘希が再々延長にもつれ込む接戦の末、ムエタイMVPの強豪を撃破【SB】

2023.02.13 Vol.Web Original

 シュートボクシング(SB)の2023年シリーズ開幕戦となる「SHOOT BOXING 2023 act.1」(2月12日、東京・後楽園ホール)で次期エース候補のSB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)が再起戦で再々延長にもつれ込む激戦の末、ムエタイの強豪を破り、2023年を白星でスタートした。

 笠原は昨年12月に行われた「RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022」で“日本人キラー”のチャド・コリンズに判定で敗れ、2020年からの連勝が「10」でストップしていた。今回、当初はタイ国プロムエタイ協会140P王者のアヌラック・ティーデット99と対戦予定だったのだが、アヌラックがケガのため欠場となり、大会9日前にして対戦相手がラムナムムーンレック・ティーデット99(タイ)に変更に。ラムナムムーンレックは昨年、ラジャダムナン・ワールドシリーズ(RWS)ライト級リーグ戦で優勝し、ムエタイMVPにも選出されたトップ中のトップファイターとあって弘希も試合前には「めちゃくちゃ強い。えげつないの連れてきた」とコメントするほど。

山田洸誓は引退試合を飾れず。小林愛三は王者対決に敗れる。笠原弘希は“日本人キラー”の牙城を崩せず【RISE×SB】

2022.12.26 Vol.Web Original

 RISEとシュートボクシング(SB)が協力して開催した「RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022」(12月25日、東京・両国国技館)で「RIVALS」と銘打ったRISEとSB勢とGLORYによる対抗戦6試合が行われ、3勝3敗の痛み分けに終わった。

 第15試合ではこの日をもって現役を退く山田洸誓(正道会館KCIEL)がRISE世界スーパーライト級とGLORY世界フェザー級の2冠王ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/Kiatmoo9)と対戦し、0-3の判定で敗れ、引退試合を白星で飾ることはできなかった。

 ゴングの前には6月の「THE MATCH 2022」で対戦した元K-1 WORLD GPスーパーライト級王者の安保瑠輝也が山田に花束を贈呈した。
 
 1R、ペットパノムルンが強烈なロー。山田もローを返す。2人の蹴りが交錯した際にペットパノムルンの前蹴りがローブローとなり試合が中断。再開後、ペットパノムルンは左ミドルを連打。ペットパノムルンは左ロー。山田は蹴りのモーションも放たず。組み付いた際にペットパノムルンが投げてしまい注意が出る。ペットパノムルンの左ミドルで山田の腕が早くも赤くはれる。

白鳥大珠が“モロッコのイケメン”バニスに「モテるんですか?」【RISE×SB】

2022.12.24 Vol.Web Original

 RISEとシュートボクシング(SB)が協力して開催する「RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022」(12月25日、東京・両国国技館)の前日計量が12月24日、都内で開催された。

 今大会では「RIVALS」と銘打ったRISEとシュートボクシング(SB)勢とGLORYによる対抗戦が6試合行われる。

 第14試合では白鳥大珠(TEAM TEPPEN)とイリアス・バニス(モロッコ/Vos Gym/Fearless)が対戦する。白鳥は当初、アブデラ・エズビリと対戦予定だったが、エズビリが練習中のケガで欠場。バニスに対戦相手が変更となった。

 計量後に行われた会見でバニスが「日本に初めて来ることができた。ケガの選手の代役ではあるが、誰よりもいい試合をする自信がある」と話すと白鳥は「試合1週間前にバタバタしてしまって。イリアス選手は急きょ試合が決まった形になったが、今回の試合に向けてコンディションが心配。そこを聞いてもらっていいですか」とバニスに質問。これにバニスが「心配される筋合いは全くない。本気で行くのでディフェンスをしっかりして、相手の心配ではなく自分の心配をしてください」と返すと白鳥は「じゃあ、バチバチやれそうですね。その辺が心配だった。1週間前に相手が代わったがやることは変わらないと思っているので、1週間前に日本に来ることを決めてくれたイリアス選手に感謝して、明日はバチバチにやり合いたい」などと語った。

笠原三兄弟が悲喜こもごも。弘希はロンペットに最低限の判定勝ち、友希は常陸にKO負けで連勝ストップ、直希はプロ初KO勝ち【SB】

2022.09.18 Vol.Web Original

 シュートボクシング(SB)の後楽園ホールで開催されるシリーズの第4戦となる「SHOOT BOXING 2022 act.4」(9月17日、東京・後楽園ホール)でSBの時代を背負う存在と目される笠原三兄弟が揃って出場し、三者三様の結果となった。

 セミファイナルでは兄のSB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)がロンペット・Y’ZDGYM(タイ/Y’ZD豊見城)と対戦し3-0の判定で勝利を収めた。

 弘希は昨年末から重森陽太、西岡蓮太、バズーカ巧樹といった強豪を撃破。7月にはRIZIN初登場で石月祐作に判定勝ちを収め、現在9連勝。ロンペットは弘希が「戦いたい相手」と名を挙げる元RISEライト級王者で国内敵なしの原口健飛に前戦で1RKOで敗れており、今回はなんとしてもKO勝ちしたいところだった。

 試合は1R、弘希がじりじりプレッシャーをかけてロンペットにロープを背負わせ右ロー、左ジャブ、左ボディー。ロンペットは重い左ハイで反撃。弘希がプレッシャーをかけてロープ、コーナーに詰める展開となるが、ロンペットはそこから重い左ハイで反撃。弘希も得意のボディーを打ち込むがロンペットはロープ伝いに逃げて決定打は許さない。

笠原弘希がバズーカ巧樹の顔面を切り裂きTKO勝ち。KNOCK OUT王者に3連勝【SB】

2022.06.27 Vol.Web Original

 シュートボクシング(SB)の後楽園ホールで開催されるシリーズの第3戦「SHOOT BOXING 2022 act.3」(6月26日、東京・後楽園ホール)のメインイベントでSB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)がKNOCK OUT-BLACKライト級王者・バズーカ巧樹(菅原道場)を迎え撃ち、3R41秒、ドクターストップによるTKO勝ちで王者対決を制した。

 前日会見からバチバチの火花を散らした2人。試合前のフェイスオフではバズーカが額を押し付け笠原側のコーナーまで押し込むと笠原も押し返し、離された後もにらみ合いを展開した。

 試合は1R開始早々にバズーカが客席を指さして笠原の気勢をそぐが、笠原は右ロー。バズーカは左フック、右カーフ、前蹴り、ワンツーからミドルとシビアな攻撃を見せれば笠原はプレッシャーをかけボディーストレート、右フック、右カーフでお返し。バズーカは左ボディー、左フック。SB初参戦なのだが、左ジャブから組み付いて投げを狙う。終盤にはヒジ打ちを放っていくバズーカ。オープンスコアは3者とも10-10。

笠原弘希がSB史上初の三階級制覇達成しSBと自らの強さを証明していく戦いに意欲【SB】

2022.04.11 Vol.Web Original

「SHOOT BOXING 2022 act.2」(4月10日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「SB日本ライト級タイトルマッチ」で挑戦者の笠原弘希(シーザージム)が王者・西岡蓮太(龍生塾)を2R1分24秒、KOで破り、新王者となった。笠原はこれまでSB日本スーパーフェザー級、SB日本フェザー級で王座獲得しており、この日の戴冠でSB史上初の三階級制覇達成となった。

 笠原は2020年2月から6連勝。その中には前口太尊、スアレック・ルークカムイ、古村匡平、重森陽太といった国内の強豪も含まれ、今回の王座挑戦にこぎつけた。

シーザー武志会長が選手たちに檄!コロナ禍で会場から離れたファンを呼び戻す激闘を要望【SB】

2022.04.09 Vol.Web Original

「お金を払っても会場で見たいと思うような試合をしてくれないと駄目」

 シュートボクシング(SB)の後楽園ホールで開催されるシリーズ第2戦「SHOOT BOXING 2022 act.2」(4月10日、東京・後楽園ホール)の前日計量が4月9日、都内で開催された。

 メインイベントで行われる「SB日本ライト級タイトルマッチ」で対戦する王者・西岡蓮太(龍生塾)は62.5kg、挑戦者・笠原弘希(シーザージム/同級1位)も62.5kgでともに規定体重をクリアした。

 西岡は2018年に村田聖明とのSB日本ライト級王座決定戦を制してベルトを獲得。2020年にはKNOCK OUTで「無法島GP初代KNOCK OUT64kgトーナメント」に出場し、1回戦で小川翔、準決勝で鈴木千裕、決勝戦でバズーカ巧樹を下してKNOCK OUT64kgの初代タイトルも獲得した。その勢いを駆って同年10月にはRISEで行われた「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」に出場するも原口健飛に敗戦。その後、長年痛めていた左手首の手術に踏み切り、リハビリも含め長期離脱となり今回は約1年5カ月ぶりの復帰戦となる。

 対する笠原は現在6連勝中。昨年の12月大会ではKNOCK OUT-REDライト級王者・重森陽太と対戦し、一進一退の攻防を繰り広げた末にジャーマンスープレックスを決めて判定勝利を収めている。これまでSB日本スーパーフェザー級、SB日本フェザー級で王座獲得しており、今回は三階級制覇をかけての挑戦となる。

 計量後に行われた会見では日本シュートボクシング協会のシーザー武志会長が「コロナ禍でファンの方々が会場に来ることを敬遠している。選手がもっともっと頑張って、ファンの方々が映像だけでなく、お金を払っても会場で見たいと思うような試合をしてくれないと駄目だと思う。明日出場する選手に言っておくが、1Rからすきあれば倒しに行く。そういう戦いを見せないとコロナ禍で離れたお客さんは帰ってこない。それを肝に銘じて戦ってほしい」と異例の檄を飛ばした。

海人が圧勝のKO劇で2021年を締めくくるも「世界と渡り合えなくて全然納得がいってない」と吐露【シュートボクシング】

2021.12.27 Vol.Web Original

 シュートボクシング(SB)の年内最終大会となる「SHOOT BOXING 2021 Champion Carnival」が12月26日、東京・後楽園ホールで開催された。

 今大会は全7試合中5試合がタイトルマッチと王座決定戦。メインイベントとセミファイナルはタイトル戦でこそないものの、王者クラスの選手が出場する豪華なラインアップ。日本シュートボクシング協会のシーザー武志会長が前日会見で「今まで他団体の選手との試合ばかり組んできたので、しばらくシュートボクサー対決がなく、今回はキックボクシングとは違う“SB”というものを見せたいと思ってこのカードを組みました」と言うようにSBの王者やランカーたちがSBルールでしのぎを削った。

海人「やらへんほうが良かったと後悔してもらうような試合をします」と圧勝を約束【SB】

2021.12.26 Vol.Web Original

「SHOOT BOXING 2021 Champion Carnival」(12月26日、東京・後楽園ホール)の前日計量が12月25日、都内で行われ、全選手が規定体重をクリアした。

 今大会は全7試合中5試合がタイトルマッチと王座決定戦。メインイベントとセミファイナルはタイトル戦でこそないものの、王者クラスの選手が出場する豪華なラインアップが並んでいる。

 計量後の会見で日本シュートボクシング協会のシーザー武志会長は「2021年ラストのシュートボクシング(SB)興行となりました。今まで他団体の選手との試合ばかり組んできたので、しばらくシュートボクサー対決がなく、今回はキックボクシングとは違う“SB”というものを見せたいと思ってこのカードを組みました。ぜひ明日は各選手は出せるだけの力を出して思い残すことなく頑張ってほしいと思います」と語った。

笠原兄弟がムエタイの強豪にそろってKO勝ち。村田聖明は力也を1Rで壮絶KO【シュートボクシング】

2021.09.05 Vol.Web Original

シュートボクサーがムエタイ戦士を迎撃

 シュートボクシング(SB)の東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ第4戦「SHOOT BOXING 2021 act.4」(9月4日、東京・後楽園ホール)で次代のエース候補である笠原弘希と笠原友希(ともにシーザージム)の笠原兄弟が揃ってムエタイの強豪にKO勝ちを収めた。

 この日は「シュートボクシングvsムエタイ」と銘打たれ、メインの海人と合わせシュートボクサーがムエタイ戦士を迎え撃った。

 セミファイナルでは弘希がパランラックFELLOWGYM(タイ/FELLOWGYM)と対戦。1R序盤、弘希は右ロー、左ジャブ、パランラックは前蹴りでともに様子を見る。パランラックが左ミドル、左ボディーを繰り出していくと笠原は左ジャブをガードの隙間から打ち込み、左ボディー。最後は笠原が一気に踏み込んで左右のフック。そして左ボディーを打ち込むとパランラックは表情がゆがみ、体をくの字にして倒れ掛かったところに追撃の左フック。パランラックが悶絶してダウンすると手応えばっちりの笠原は10カウントを聞くことなくセカンドロープに上り雄叫びを上げた。

 この勝利で弘希は昨年2月から5連勝(3KO)となった。

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