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見どころは戸塚祥太の小物感と内博貴の暴君っぷり?舞台『フォーティンブラス』が3日開幕

2022.06.02 Vol.Web Original

 戸塚祥太(A.B.C.-Z)が主演する舞台『フォーティンブラス』のフォトコールと取材会が2日、港区の自由劇場で行われ、戸塚、内博貴ら主要キャストが対応した。

 1年ぶりの待望の再演で、戸塚と内のみならずメインキャストが再結集、中屋敷法仁が新たな試みも加えた演出でさらに魅力が増したかたちで届ける。

 フォトコールでは作品の一部が公開され、客席は、内の暴君のようなスター俳優っぷりに苦い顔になり、まっすぐな戸塚にワクワクさせられた。

 フォトコール後に行われた取材会で、戸塚は「稽古中に中屋敷さんから、より一層小物感が出てるとお褒めの言葉をいただいたので、これに磨きをかけて、内が演じるスターと僕の小物感との差を出せればいいかなと思っています」と、あいさつ。

 一方、スター俳優の無茶苦茶っぷりを演じてみせた内は「前回もやらせてもらったんですけども、今の時代ではありえないような役を奔放にやらせてもらっています。本当にこれは役でしかない。実際はそんなことありません。普段はすごく温和です。ステージ上では無茶苦茶やらせていただいておりますので見に来てくださる皆様に思い切り嫌われようかなと思ってます」と意気込んだ。

EXILEの松本利夫 “7本指のピアニスト” 演じる最新舞台に意欲「らしく演じていければ」

2022.05.25 Vol.Web Original

 松本利夫(EXILE)の最新主演舞台『7本指のピアニスト~泥棒 とのエピソード~』のメインビジュアルが公開された。

 神経難病のジストニアを発症しながらも、右手5本・左手2本の指でピアニストとして再起した“7本指のピアニスト”西川悟平の実話を元にした舞台で、松本は西川を演じる。松本は「久しぶりの舞台、今からワクワクしています」とし、「ただのモノマネにはならない様、自分のフィルターを通して、らしく演じていければと思います」とコメントを寄せている。

 脚本と演出は、成井豊。他出演に、土屋神葉、筒井俊作、石黒賢ら。

  舞台は、7月24~31日、東京・サンシャイン劇場にて上演。全8公演。チケットのオフィシャル先行がローソンチケットでスタートしている。一般発売は6月18日。

劇団EXILE 小澤雄太と八木将康の『丸裸刑事』日替わりゲストにEXILE NAOTO、FANTASTICSの瀬口黎弥、木村慧人ら決定

2022.05.20 Vol.Web Original

 

 劇団EXILEの小澤雄太と八木将康のプロジェクト「OZAYASU」の舞台『丸裸刑事』(マルデカ)の日替わりゲストが20日、発表された。出演するのは、EXILE NAOTO(EXILE/三代目J SOUL BROTHERS)、瀬口黎弥、木村慧人(ともに、FANTASTICS from EXILE TRIBE)、重留真波、山口乃々華、平川結月、櫻井佑樹で、容疑者役を演じる。

 舞台は、熱血刑事にあこがれ単細胞だが情に熱い西川(小澤)、エリートで冷徹な東山(八木)の2人の刑事がバディを組んで、事件を解決していくワンシチュエーションコメディー。2人が取調室で容疑者を取り調べをしていく様子を描く。そのなかで徐々に刑事二人の素性や過去、さらには本人たちのプライベートさえも、事件の真相と共に丸裸にされていく。即興芝居のシーンもあり、毎公演違ったストーリーが楽しめるのも魅力だ。

舞台『7本指のピアニスト』7月上演 ピアニスト西川悟平の実話を舞台化 EXILEの松本利夫が主演

2022.05.15 Vol.Web Original


 舞台『7本指のピアニスト~泥棒とのエピソード ~』が7月に、東京・サンシャイン劇場で上演される。西川を演じるのは、EXILE のMATSUこと松本利夫(EXILE)。泥棒役は声優としても俳優としても注目の土屋神葉と、演劇集団キャラメルボックスの筒井俊作。石黒賢らが脇を固める。脚本と演出は、成井豊。


「東京 2020 パラリンピック閉会式」グランドフィナーレでピアノ演奏を披露して観客を魅了した、ピアニストの西川悟平の実話を元にした舞台。西川は、ニューヨークでピアニストとして活躍するなかで難病のジストニアを発症し両手の演奏機能を完全に失ったが、リハビリによって少しずつ右手の機能と左手の指2本を回復させ、右手5本・左手2本の指でピアニストとして再起した”7本指のピアニスト”。

 ストーリーは、西川を主人公にした戯曲を書きたいと西川のコンサートにやってきた劇作家に、西川は8年前の経験を語る。深夜、西川が独り暮らしをしていたニューヨークのアパートに、二人組の強盗が部屋に侵入、西川に薬物入りの注射器を突き付けたという。西川は抵抗を諦めて、二人の命令に従ったが、次第に二人に興味を抱き始め、積極的に話しかける。強盗の一人が一週間前に誕生日を迎えたと知って、部屋のピアノで「ハッピーバースデー」を弾き……。

 西川は、「自分の人生が舞台になるなんて、正直信じられない思いです。 とても感謝しています!」と喜びのコメント。「舞台では、僕の実体験を元にストーリー展開していきます。観に来て下さったお客様達が、少しでも元気でハッピーな気持ちになって頂き、沢山の奇跡が起きる事を、心から願っております」と、期待を寄せる。

 自身を演じる松本に対しても「MATSUさんご自身も、ベーチェット病という、自己免疫疾患の難病を乗り越えて、現在も現役で活動されていらっしゃいます。 きっと、僕本人よりずっと素敵な西川悟平を演じて下さると、今からワクワクしています」と話している。

 7月24~31日に東京・サンシャイン劇場で上演。全8公演。7月26日には、舞台セットでの『西川悟平トーク&コンサート』も開催される。

成田凌が葵わかなに「最上級のほめ言葉」 舞台『パンドラの瞳』でダブル主演

2022.05.12 Vol.Web Original

 成田凌と葵わかながダブル主演する舞台、OCOON PRODUCTION 2022 NINAGAWA MEMORIAL『パンドラの瞳』の取材会を開き、作品の魅力や意気込みを語った。

 本作で舞台に初挑戦する成田は「すさまじいスピードで稽古が進んでいて、ワクワクが止まりません。(舞台は)本当にずっとやりたかったことだったんだなと、今実感しています。現場で先輩から演技についてアドバイスを受けることも、実は今まであまり経験のなかったこと。頭も体も前のめりで、楽しい」と笑顔で語った。

 葵とは、2017年のNHK連続ドラマ小説『わろてんか』以来の共演。お互いの印象について聞かれると、葵は「成田さんは飄々としているイメージが強かったんですけど、実際はけっこうアツい人。でも、どこか猫っぽい波長を持っていて、話をしていたかと思ったら、次の瞬間にはもう聞いていなかったりするので、本当に不思議な人」としみじみ。

 一方、成田は、歳下の葵の印象を「成熟した人」だという。「ちゃんとした人だなという印象が強いんですけど、ふと稽古中に葵さんが一生懸命取っているメモを見たら、意外と無邪気な言葉使いで書かれていたりして。すごくバランスの取れている人なんですよね。これって僕の中では、最上級の褒め言葉」と話した。対して葵は「メモ、見てたんですか」と照れ笑いだった。

初舞台50周年の高汐巴「これからも更に新しい挑戦をし、皆様に喜んで頂けるよう頑張って参ります」

2022.04.29 Vol.Web Original

記念公演「Respect Me!」が池袋のあうるすぽっとで30日まで上演

 元宝塚歌劇団花組トップスター、高汐巴の初舞台50周年記念公演「Respect Me!」が4月28日、池袋のあうるすぽっとで開幕した。

 作品は第1部の「ミュージカルコメディー『Respect Me!』~ある教師の夢と現実~」と第2部の「The Show『アリア、海と女』」の2部構成。宝塚時代からの盟友である三木章雄が作・演出、ピアニストの栗山梢が音楽監督を務めている。

 高汐は芝居では“元T少女歌劇団のトップスター”鬼龍院巴を演じる。鬼龍院は歌劇団を引退後、世界の舞台で活躍するも、今は引退し、京都東山で才能あふれる若者たちのために特別クラスを開いている。そこにはさまざまな生徒たちが集まってくるのだが、その生徒たちや鬼龍院に仕える女性を高汐の宝塚の後輩である、未沙のえる、秋篠美帆、福麻むつ美、月影瞳が演じる。また音楽監督の栗山も特別クラスのピアニストとして出演し舞台上でピアノを演奏している。

 2部のショーでは海と女性をテーマにヨーロッパからアメリカを舞台に高汐ら5人が歌い、そして踊る。

福士蒼汰、宮野真守と「ずっと一緒にいたい」? いのうえ歌舞伎最新作でバディ 東京公演は26日開幕

2022.04.25 Vol.Web Original

 福士蒼汰と宮野真守がバディ役で出演する、2022年劇団☆新感線 42周年興行・春公演 いのうえ歌舞伎『神州無頼街』の東京公演(4月26日~5月28日、東京建物 Brillia HALL)の開幕を控えて、25日に取材会が行われ、福士と宮野が意気込みを語った。

 26日にスタートする東京公演。制作発表時から仲のいい2人だったが、大阪で幕開けし、静岡での公演を経て、2人のバディ度はさらにアップしているようで、「宮野さんはすごくいい方」と、福士。さらに「誰に対しても笑顔を絶やさないし、自分がこうあるべきだということや、未来の想像を話しながらシェアしていても……この人とずっと一緒にいてもいいなという思いがある。それくらい一緒にいて楽な人という感じです」と続けた。

青柳翔演じる活劇スターをラサール石井らが絶賛! パルコプロデュース『三十郎大活劇』明日2日開幕

2022.04.01 Vol.Web Original

 

 劇団EXILEの青柳翔が主演する舞台、パルコプロデュース『三十郎大活劇』の取材会が1日、渋谷区の新国立劇場で行われ、キャストの青柳、横山由依、小倉久寛、そして演出のラサール石井が出席した。

 初日を2日に控え、青柳は「素敵なメンバーと素敵なスタッフさんと、ラサール(石井)さんの演出のもと、明日の初日、怪我なく無事に迎えられることをうれしく思っています。たくさんの人に見ていただけるよう、これからもステップアップしていきたい」と意気込みのコメント。

 稽古場での時間について聞かれた青柳は「ラサールさんがストレートに伝えてくださるので、そういう意図だったんだろうなと夜に考えながら毎日稽古を進めていました。他のキャストさんも和気あいあいとしていて素敵な稽古でした」と振り返り、「先輩方がすごく楽しそうな話をしていた」と笑った。

 ラサールは「稽古場は異種格闘技戦」としたうえで、「三十郎(青柳)は殺陣がすごく格好いいですね。僕とかおぐちゃん(小倉)と違って、でかいから迫力がある」と絶賛。小倉も「僕も言ったよね、(青柳は)主役をやるために生まれて来たんじゃないかって」。ラサ―ルが「2人のシーンはスターウォーズみたい」と笑うと、小倉は「誰と誰の事?」と不服そうだった。

舞台『ブルーピリオド』が開幕 美大受験に奮闘する高校生の姿を描く

2022.03.26 Vol.Web Original

 銀河劇場プロデュース「ブルーピリオド」The Stageが25日に、天王洲銀河劇場で開幕した。

 山口つばさによる同名のコミックスを舞台化したもので、美術大学受験に奮闘する高校生の姿を描く。主人公は美術室で出会った1枚の絵に心を奪われて、東京藝術大学を目指す。
 
 主人公の矢口八虎を演じる岡宮来夢は、稽古期間中は「自分が高校生だった頃のことを思い出しながら向き合った」とし、「辛くなったときも、登場する高校生達が放つエネルギーの強さやキラキラした目、先生たちが導いてくれる言葉の力に勇気もらい続けました」と振り返り、「カンパニー一丸となって熱くお届けします」とコメント。

劇団EXILE・青柳翔が活劇スター演じる! 『三十郎大活劇』は「いま上演する意味がある」

2022.03.10 Vol.Web Original

劇団EXILEの青柳翔が4月上演の舞台、パルコ・プロデュース『三十郎大活劇』に主演する。演じるのは、日本映画界の黄金期に、映画を愛し、一夜にして活劇スターへと駆け上がる青年、紅三十郎。青柳もまた、映画をはじめエンターテイメントの世界を愛する男で、志を同じくする役どころともいえる。三十郎をどう演じる? 本人に聞く。

 

 時は第二次世界大戦の開戦前夜。社会や価値観が大きく揺れ動くなかで、日本映画界も大きく変化し始めていた。映画はサイレントからトーキーへ、日本が戦争へと向かう中で映画制作にもいろいろな制限が加わって、存在意義も変わり始めてーー。

 4月にリバイバル上演される舞台『三十郎大活劇』。94年に初演されたこの舞台は、日本映画黄金期へのリスペクトが込められた青春物語で、戦前の激動の映画界のなかで格闘する若者たちの姿と、LOVE&PEACEのメッセージを真っ直ぐに描く。

 今この作品を上演することに「意味がすごくある」と、青柳は言う。

「(作品を作るうえで)こういう描写はダメ、こういう作風だとダメ、これはできるけどR指定が入りますみたいなことが、たくさんあります。いろんな方々に協力していただいて作品を作りますから配慮すべき点だとは思いますが、制限されすぎていくのは良くないと思っています。この作品にもそういうメッセージが込められているように感じます」

 物語の軸となるのは青柳演じる主人公の紅三十郎。大部屋役者の三十郎は、友人で助監督の岡村やベテランの大部屋役者・岩蔵の助けもあってスターの敵役に抜てきされる。それがきっかけとなって活劇スターの階段を駆け上っていく。

 役者で成功しようとする青年、それが青柳の役どころ。「三十郎のセリフの節々にどう捉えたらいいんだろうというのがあるんです。野心なのか、人を悪く言っているようにも聞こえますが、悪い人ではないですから研究しがいがあります」と、青柳も気合がはいっている。

 演出のラサール石井からは「当時の感じで、新しい銀幕スターが出てきた時のような佇まいを演じてくれたら」と伝えられたそう。そのために、稽古に入る前には、舞台で描かれる時代の前後に作られた作品を見直し、すごさを再確認したという。

「活劇のスター、銀幕のスターを演じるのは難しいですね。単調な言い回しなのにとてもシブい、めちゃめちゃカッコ良かったかと思えば、すごく風を浴びているシーンがあって、それがもちろんすごく格好いいんだけど、今やったらコメディーになってしまうようなところもあるんです。……舞台では格好いいんだけど滑稽な感じも表現できたら楽しくなるんじゃないかな」

勝村政信と高杉真宙「迷子だった」? ベテラン&若手俳優を演じる最新舞台は着替えとセリフが膨大!

2022.03.03 Vol.Web Original

 
 勝村政信と高杉真宙による二人芝居『ライフ・イン・ザ・シアター』が3日、渋谷区の新国立劇場の小劇場で開幕した。

 米劇作家のデヴィット・マメットによる舞台。物語の舞台は劇場で、勝村がベテラン俳優、高杉が若手俳優を演じる。2人は劇中の舞台で、現代風の演劇、戦争もの、歴史ものなどさまざまな演劇公演で共演。その舞台裏となる控室ではお互いに今日の出来について意見を交換したり、台本の読み合わせをしたり、どんどん関係が変化していく。世代も背景も異なる2人の俳優の人生にニヤニヤしたりイライラしたりしながら、共感も覚える。

  約90分の上演時間中は、勝村もしくは高杉がしゃべっている状態で、セリフ量も膨大だ。

 初日公演前に行われた取材会で、勝村は「まだちゃんとは覚えていません」と冗談を飛ばしつつも、「ようやくここまで来たな、と。なかなか大変な芝居なのでよく間に合ったなというのが感想です。(劇中は)ほとんど着替えながらセリフをしゃべっているので、最初のころはスタッフも含めて、『今、どこをやっているんだろう』って、迷子になっていました。セリフも出てこないし。それがようやく形になりました」

 高杉も「本当に、ちょっと嘘みたいな感じ。気持ち的には、昨日シャワーを浴びていたら、明日本番だと気づいてちょっと焦って。気持ちが落ち着かないまま眠りについたんですけど、今日を迎えられることができて幸せです。ちゃんとみなさんと一緒にやってきたことを一つひとつ丁寧に、ぶつかっていけたらと思います」。少し緊張も見え隠れしたが、清々しい表情だった。

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