舞台『7本指のピアニスト』7月上演 ピアニスト西川悟平の実話を舞台化 EXILEの松本利夫が主演


 舞台『7本指のピアニスト~泥棒とのエピソード ~』が7月に、東京・サンシャイン劇場で上演される。西川を演じるのは、EXILE のMATSUこと松本利夫(EXILE)。泥棒役は声優としても俳優としても注目の土屋神葉と、演劇集団キャラメルボックスの筒井俊作。石黒賢らが脇を固める。脚本と演出は、成井豊。


「東京 2020 パラリンピック閉会式」グランドフィナーレでピアノ演奏を披露して観客を魅了した、ピアニストの西川悟平の実話を元にした舞台。西川は、ニューヨークでピアニストとして活躍するなかで難病のジストニアを発症し両手の演奏機能を完全に失ったが、リハビリによって少しずつ右手の機能と左手の指2本を回復させ、右手5本・左手2本の指でピアニストとして再起した”7本指のピアニスト”。

 ストーリーは、西川を主人公にした戯曲を書きたいと西川のコンサートにやってきた劇作家に、西川は8年前の経験を語る。深夜、西川が独り暮らしをしていたニューヨークのアパートに、二人組の強盗が部屋に侵入、西川に薬物入りの注射器を突き付けたという。西川は抵抗を諦めて、二人の命令に従ったが、次第に二人に興味を抱き始め、積極的に話しかける。強盗の一人が一週間前に誕生日を迎えたと知って、部屋のピアノで「ハッピーバースデー」を弾き……。

 西川は、「自分の人生が舞台になるなんて、正直信じられない思いです。 とても感謝しています!」と喜びのコメント。「舞台では、僕の実体験を元にストーリー展開していきます。観に来て下さったお客様達が、少しでも元気でハッピーな気持ちになって頂き、沢山の奇跡が起きる事を、心から願っております」と、期待を寄せる。

 自身を演じる松本に対しても「MATSUさんご自身も、ベーチェット病という、自己免疫疾患の難病を乗り越えて、現在も現役で活動されていらっしゃいます。 きっと、僕本人よりずっと素敵な西川悟平を演じて下さると、今からワクワクしています」と話している。

 7月24~31日に東京・サンシャイン劇場で上演。全8公演。7月26日には、舞台セットでの『西川悟平トーク&コンサート』も開催される。

舞台『7本指のピアニスト~泥棒とのエピソード~』:https://napposunited.com/7f-pianist/