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17歳の母演じた花瀬琴音、夫役に「まだ3000円返してもらってない」映画『遠いところ』

2023.07.08 Vol.Web Original

 映画『遠いところ』初日舞台挨拶が7日、ヒューマントラストシネマ 渋谷にて行われ、俳優の花瀬琴音、石田夢実、佐久間祥朗、尚玄、工藤将亮監督が登壇した。

松村北斗「言葉の上手な19歳(笑)」ヒロイン役・原菜乃華の言葉に照れる

2022.11.11 Vol.web original

 

 映画『すずめの戸締まり』の初日舞台挨拶が11日、都内にて行われ、声優を務めた原菜乃華、松村北斗らキャストと新海誠監督が登壇。松村がヒロイン役・原との共演を振り返った。

『君の名は。』『天気の子』の新海誠監督3年ぶりの最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく少女・すずめの冒険物語。

 冒頭、新海監督が「この映画は僕の力で作った映画ではないような気がしています。『君の名は。』を見た人から“こういう映画が見たいんだ”という声を頂いて、演者、スタッフの力で、皆さんのお声で出来上がった映画のような気がしています」と、初日を迎えた喜びを語った。

 ヒロイン・岩戸鈴芽役の原菜乃華は「昨日はあまり眠れなかった」と感無量の様子。「閉じ師」の青年・宗像草太役の松村北斗は「どうも、いすです」と、劇中で姿かたちがいすになってしまうことにからめてあいさつし笑いをさそった。

 もともとは美形キャラながら、いすの姿になってしまうという設定に、松村は「原さんもおっしゃっていたんですが“草太はいすになってから感情や人となりが見える”と。これも新海監督の作戦ですか?」と監督に質問。

 すると新海監督も「草太は非現実的なくらい美しい男性として描きたかった」と振り返り“いす化”した草太を生き生きと表現した松村を称賛。松村も「予告編映像だと人間時代の草太が人気だったと思うんですけど、本編を見たらいすのほうが人気でるんじゃ(笑)」と“いす役”を楽しんだ様子。

 そんな松村の印象を聞かれた原は「実写版・草太さんだとずっと思っていました。上品な雰囲気とかしぐさだったり。私が(取材で)思ったことを言語化できないときに、その思いを汲み取って言葉にしてフォローしてくれる」と感謝。

 松村は「言葉が上手な19歳ですよね。まいっちゃいます」と照れ、原が演じたすずめを「かっこいいセリフの言い回し、キュンときません?」と大絶賛。最後に「せっかくなので、あの言葉を聞いてもいいですか?」と原に水を向け、原が「いってきます!」と劇中のセリフで締めくくった。

 この日の登壇者は原菜乃華、松村北斗、深津絵里、染谷将太、花瀬琴音、新海誠監督。

 映画『すずめの戸締まり』は公開中。

松村北斗 新海誠監督最新作アフレコで“27歳”の意識に変化「今の自分のまま明日を」

2022.10.25 Vol.web original

 

 映画『すずめの戸締り』完成報告会見が25日、都内にて行われ原菜乃華、松村北斗らボイスキャスト陣と音楽を手がける野田洋次郎(RADWIMPS)、陣内一真と新海誠監督が登壇。原と松村が新海作品に参加した思いを語った。

『君の名は。』『天気の子』の新海誠監督3年ぶりの最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく少女・すずめの冒険物語。

 1700人を超えるオーディションから主人公・すずめ役に選ばれた原菜乃華は「右も左も分からないまま現場に入って、新海監督に1から100まで教えていただきました。パートが終わるごとに“菜乃華さん素敵でした、ありがとう”と大好きな監督からそういう言葉を頂けて、なんて夢のような幸せな時間だったんだろうと思いました」と笑顔。

『君の名は。』を見たときは13歳だったという原は「新海監督の作品を見られる時代に生まれてきてよかったと友達に話していたその6年後にまさか自分が作品に携われるとは」と感激しきり。

“閉じ師”の青年・草太役の松村北斗は「もちろん僕の体から出る声なんですけど、新海さんが“演奏”することで草太が完成するというか。僕より新海さんのほうが草太役の苦悩が深いのではというくらい、すべてを新海さんに預けていました」と新海監督への信頼を語った。

 完成作を見て「数えきれないくらい笑いや涙が出るポイントがあるんですが、そのたびに涙と笑いの種類と理由が違う。自分の中にこんなに感性があったんだと思った」と語っていた松村。

 本作は自身にとってどんな作品になったかと聞かれると「僕はいま27歳で、若いと言えば若いけどすっかり大人というか。年々、自分1人で戦えることを身につけなきゃいけない、誰かに頼ることを失くさないといけないような気に駆られていて」と振り返り「アフレコ期間中は、すべてを一度委ねて、返してもらったもので全力で立ちまわる期間だったんです。そうやって必死に生きる生き方の、新たなルートを見つけられたというか。それまでずっと、次の日やってくる仕事、次の日にやってくる人生がどこか怖くて乗り気じゃないところがあったのが、ひょんなことから仲間ができて、ときには責任を背負ってくれたり。明日が来るのがどんどん、アフレコ中に楽しくなっていった」と思いを吐露。「あるときは誰かの強みを借りたりして、試行錯誤して、今の自分のまま強い心を持って十分、明日を生きていけるという思いを新海さんから頂きました」と語っていた。

 この日の登壇者は原菜乃華、松村北斗、染谷将太、伊藤沙莉、花瀬琴音、野田洋次郎(RADWIMPS)、陣内一真、新海誠監督。

 映画『すずめの戸締り』は11月11日より公開。

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