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伊東四朗「伊東家の誇りです」菊田一夫演劇賞 授賞式で爆笑スピーチ

2025.05.21 Vol.web original

 

 第五十回 菊田一夫演劇賞の授賞式が21日、都内にて行われ、大賞に輝いた演出家・栗山民也ら受賞者が登壇。特別賞を受賞した伊東四朗が爆笑スピーチで会場を盛り上げた。

 劇作家・菊田一夫が日本の演劇界にもたらした多大な貢献を伝えるとともに、大衆演劇の舞台で優れた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する演劇賞。

 今回、長年の功績に対して伊東四朗と林与一に特別賞を授与。

 授与された賞金目録をのぞき見みてニヤリと笑みを浮かべる伊東に、会場は大爆笑。受賞スピーチでは開口一番「ご覧の通りの爺さんです。一時、ベンジャミンと名乗ったこともありますがそれは忘れてください」と、おとぼけトークで会場を爆笑させ“つかみ”もばっちり。

「舞台をやりたいと思ってこの世界に入ったので、この受賞は本当にうれしい」と喜んだ伊東。「芸歴66年、1年に1回は舞台をやってきた。20代のころは400日続けた記憶があります」と舞台歴を振り返りつつ「今も(壇上に)上ってくるとき手を借りますけど舞台に立つと、そんなこと忘れる。“あいつ詐欺師じゃないか”って」と現役ぶりをアピール。

「伊東四朗一座」の話題では、三宅裕司の勧めで座長になったと言い「本当は嫌だったんですけど、うまいこと乗せられて。“伊東さん、1回だけですよ。旗揚げ解散公演でどうですか”と。旗揚げ解散公演って…」とぼやく一幕も。

 昨年は「伊東四朗一座」から派生した「熱海五郎一座」の舞台に立った伊東。「まだまだ元気でやってます。どこかで転んでいるのを見たら助けてください」ととぼけつつ、自身の名物冠番組『伊東家の食卓』を引き合いに「“伊東家”の誇りです」と、スピーチを笑いで締めくくった。

 他、演劇賞には俳優の明日海りお、長澤まさみ、甲斐翔真、演出家の上田一豪。菊田一夫演劇大賞は、今年「オーランド」「ファンレター」などで高く評価された演出家・栗山民也が受賞した。

長澤まさみ 12歳で映画、20代で舞台デビュー「舞台は遠い存在でした」菊田一夫演劇賞受賞に喜び

2025.05.21 Vol.web original

 

 第五十回 菊田一夫演劇賞の授賞式が21日、都内にて行われ、大賞に輝いた演出家・栗山民也ら受賞者が登壇。演劇賞を受賞した長澤まさみが喜びを語った。

 劇作家・菊田一夫が日本の演劇界にもたらした多大な貢献を伝えるとともに、大衆演劇の舞台で優れた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する演劇賞。

 菊田一夫演劇賞を受賞した長澤は、タイトなシルエットが美しい淡いグレーのドレスで登場。

 野田秀樹がドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』をモチーフにつづった舞台「正三角関係」で演じた、唐松家の生真面目な三男・唐松在良と唐松家を翻弄する妖艶な女性グルーシェニカの一人二役での受賞。長澤は「演劇学校に通っているような稽古の日々でした」と苦笑しながら受賞を喜んだ。

 第5回東宝「シンデレラ」オーディション(1999年度)で史上最年少の12歳でグランプリに選ばれ、芸能界入り。同年公開の『クロスファイア』で映画デビュー。2011年の『クレイジーハニー』(作・演出:本谷有希子)で初舞台。

 長澤は「映像からお芝居を始めたもので、演劇は遠い存在のように感じていました。ですが思い切って舞台の上に立ってみたいと勇気を出したことが、こうやって自分に返ってきていると感じています」と振り返りつつ「まだこれからやらなければいけないことの方が多いと思いますが、こういう素晴らしい賞をいただいたことを糧に、これからも舞台に立っていきたい」と、舞台作品への意欲を新たにした。

 同じく演劇賞に俳優の明日海りお、甲斐翔真、演出家の上田一豪。また永年の舞台における功績に対して、伊東四朗と林与一に菊田一夫演劇賞特別賞が授与。菊田一夫演劇大賞は、今年「オーランド」「ファンレター」などで高く評価された演出家・栗山民也が受賞した。

「第五十回菊田一夫演劇賞」大賞に演出家・栗山民也、演劇賞に明日海りお、長澤まさみら

2025.04.24 Vol.web original

「第五十回菊田一夫演劇賞」の受賞者が24日、発表。菊田一夫演劇大賞に演出家の栗山民也、演劇賞に俳優の明日海りおや長澤まさみらが輝いた。

 同賞は、劇作家・菊田一夫が日本の演劇界にもたらした多大な貢献を伝えるとともに、大衆演劇の舞台で優れた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰するもの。

 50回目を迎える今回、菊田一夫演劇大賞に輝いたのは、今年「オーランド」「ファンレター」などで高く評価された演出家・栗山民也。

 菊田一夫演劇賞には、明日海りお(「王様と私」のアンナ役、「昭和元禄落語心中」のみよ吉役の演技に対して)、長澤まさみ(「正三角関係」の唐松在良/グルーシェニカ役の演技に対して)、甲斐翔真(「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」のクリスチャン役、「ネクスト・トゥ・ノーマル」のゲイブ役の演技に対して)、上田一豪(「この世界の片隅に」「HERO THE MUSICAL」の演出の成果に対して)。

 また、永年の舞台における功績に対して、菊田一夫演劇賞特別賞が伊東四朗と林与一に贈られた。

 授賞式は後日、都内にて行われる。

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