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武尊が軍司泰斗とバチバチのエキシビション。6月の天心戦に向け「人生かけて頑張ります。K-1最高!」【K-1】

2022.02.28 Vol.Web Original

6月の那須川天心戦に向け大きな収穫

 今年6月に那須川天心との世紀の一戦を控えるK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」(2月27日、東京・東京体育館)で行われたスペシャルエキシビションマッチでK-1 WORLD GPフェザー級王者の軍司泰斗(日本/K-1ジム総本部チームペガサス)と対戦した。

 試合は2分×2R、14オンスのグローブを使用、レガース着用というルールで行われた。前日会見では「試合と同じ気持ち」(武尊)、「殴り合いがしたい」(軍司)と語ったように、試合はともに防具をつけていないヒザ蹴りも繰り出すなど、1R序盤から激しい打撃戦を展開。

 軍司の左フックが武尊の顔面をとらえると、武尊は普段の試合同様、笑顔を見せながらパンチの連打で逆に軍司にロープを背負わせる。軍司も臆することなくパンチを武尊の顔面に何度も当てていく。あっという間の計4分間が終わり、2人は笑顔をかわした。

武尊vs軍司のエキシビションは2分2R。「62kgで動ける体を作る準備をしてきた」と武尊は順調な仕上がり【K-1】

2022.02.26 Vol.Web Original

14オンス、レガース着用もともに本気モード

 今年6月に那須川天心との天下分け目の大決戦が決まっているK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」(2月27日、東京・東京体育館)の前日会見に出席した。

 武尊は今大会でK-1 WORLD GPフェザー級王者の軍司泰斗(日本/K-1ジム総本部チームペガサス)とスペシャルエキシビションマッチで対戦する。ルールは2分2R、14オンスのグローブを使用しレガース着用となった。

 武尊が「明日は試合と同じ気持ちで体を作ってきたし、お客さんにもそのつもりで見てもらえたら、本気で楽しんでもらえたらいいなと思います。最高の試合にします」とカード発表会見同様、エキシビションといえども本気モードで臨むことを改めて宣言すると、軍司も「僕も試合だと思って、追い込みも含めて、すごいきつい練習もしてきた。明日はいい試合ができると思っている」と応じた。また「試合と同じ気持ち」という武尊に対し軍司も「僕も殴り合いがしたい。当日、すごい殴り合いが見れるかなと思っています」とこちらもエキシビションという枠を超えた試合に異存はない。

榊原CEOが吉成名高に直接謝罪。大晦日の天心戦めぐる一連の騒動にピリオド【RIZIN】

2022.02.25 Vol.Web Original

「悪く思って話したわけではないが、思いが余って言葉が強くなってしまった」

「RIZIN LANDMARK vol.2」(3月6日)の追加対戦カード発表会見が2月25日に行われ、吉成名高(エイワスポーツジム)の参戦が発表された。KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者の白幡裕星(Battle-Box)と52.5kgでヒジありのキックボクシングルールで対戦する。

 吉成はRIZINには2020年8月に初参戦し、すべてKOで4連勝。昨年大晦日の那須川天心のRIZINでのラストマッチの相手としてRIZIN側がオファーしたものの、契約体重、ルール面で折り合わずに辞退。その経緯を説明する際に榊原信行CEOが「天心の前に立つ勇気が無かった。それだけだと思います」などと批判的なコメントをし、翌日に「言い過ぎた」と謝罪する騒動となっていた。

 会見では榊原氏が吉成を呼び込むと「決して吉成選手のこととか、ムエタイのこととか、エイワジムさんのことを悪く思って、敵意を持って話したわけではないが、思いが余って私の言葉が強くなってしまったり、表現がひどい形になってファンの方とかムエタイを愛する選手、関係者に不愉快な思いをさせてしまったことをこの場を借りて深くお詫びしたい。すいませんでした」と直接謝罪。続けて「謝っても遅いかもしれないが、本当に名高と天心の試合を組みたかったし、名高選手にチャレンジしてほしいという、選手側とは別の思いの中でその思いが強すぎて言い過ぎた部分がありました。私の発言をきっかけにして吉成選手と我々の間にすきま風が吹いたのも事実ですし“なんだよRIZIN”と名高選手が思ったかもしれません。ただ、ここまで心ある関係者の皆さんにすごく心配していただき、多分、吉成選手のほうにも多くの人たちから、なんとかRIZINと吉成名高、エイワジム含めてムエタイの皆さんとの関係値を改善するべく、心ある人たちがいろいろ間に入っていただいて、関係修復に動いていただけたおかげで、こうして2人して(会見ができている)」と周囲の関係者への感謝の言葉を述べた。

 そして「今まで起きたことは起きたこと。ここからはリセットして、すでにルンピニーとラジャダムナンの2冠を持っている名高ですが、2022年はさらにムエタイで前人未到のチャレンジをするとも聞いていますし、RIZINの中でも新しいキックの世界を作り出していってくれる、それだけの存在だとも思っているので、お互いに過去を清算して、手を携えて未来を築いていこうということになったことを今日、発表させていただきます。仲直りしました」と続けた。

 吉成も「自分は那須川選手と試合をすることを一つの大きな目標としてキャリアを積んできたんですが、天心選手がキックを卒業する大晦日までに自分の準備が整えばと思って日々精進したんですが、ヒジなしのキックボクシング、55kgのルールでは自信を持って天心選手の前に立つ心技体がまだ準備ができていないなと、断腸の思いだったんですが大晦日の試合のオファーをお断りさせていただきました。その試合を楽しみにしてくださっていたファンの皆さんにはこの場を借りて心からお詫び申し上げたいと思います。申し訳ありませんでした」とファンに謝罪した。

 また榊原氏は「しっかりとマッチアップできる前に先走った部分があったかと思います。それがファンに間に変な形で、両選手が試合を受けるとか受けないとかという議論を呼んでしまったことをプロモーターとしても反省しています。大晦日の前の昨年の6月にも天心と名高がやるんじゃないかという話もあった。実際に名高選手にも打診はしました。ただ年末でも55kgでヒジなしのキックボクシングルールがなかなか難しいということで最終結論に至り、その半年前はまだまだ無理だということで、6月に関して言うと天心選手には正式にオファーすることもなく、RIZINサイドでは消えたカードなんですが、一部のファンの中で“名高が逃げた”“天心が逃げた”という議論になった。それくらい期待は高かったんだと思うが、決してそういうことではなくて。天心選手に至っては正式にオファーが来てない状況だったと思う」などと昨年、6月の東京ドーム大会の際にもSNS上で取りざたされた那須川vs吉成戦の裏側も説明し、両選手ともに“逃げた”という議論の俎上に上がる段階ではなかったことを訴えた。

那須川天心のRISEラストマッチは令和版「巨人の星」。父は対戦相手の風音についた!【RISE】

2022.02.10 Vol.Web Original

昨年9月に風音が対戦要求

 那須川天心(TARGET/Cygames)のRISEラストマッチの相手が同門の風音(TEAM TEPPEN)となることが2月9日発表された。

 RISEはこの日「RISE ELDORADO 2022~Tenshin Nasukawa RISE Finalmatch」(4月2日、国立代々木競技場 第一体育館)の第1弾カード発表会見を開催し、両選手同席のもとカードが発表された。

 那須川は今大会の対戦相手については昨年11月に行われた「RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA」でリングで挨拶した際に「僕の希望としてはロッタンともう1回やりたいと思っています」と2018年6月に対戦し延長にもつれ込む激戦の末、判定勝ちを収めたロッタン・ジットムアンノンとの対戦を希望。ロッタンは現在、ONE Championshipに戦いの場を移し、ONEムエタイフライ級王座に就いているため契約問題はもちろん、RISEの伊藤隆代表が「スケジュールや契約をクリアしたとしても一番の問題は体重。ロッタンは60kg以下には落ちないと言っている」との見解を示すなど、その成り行きが注目を集めていたが、今月6日には那須川が自らのYouTubeチャンネルでロッタン側との交渉が決裂したことを明かしていた。

 風音は昨年9月に行われた「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」では下馬評を覆し、見事優勝を果たし、試合直後のマイクで「那須川天心選手! 認めている志朗選手に勝ったぞ。やる権利はあるんじゃないですかね。どうですか。もう文句言えへんやろ。俺は世界一を目指してやっています。言いたいことは言わせてもらいました。前向きにお願いします」と那須川戦をアピールしていた。

 風音は京都出身でかつては関西のジムに所属していたが、2018年7月の松岡宏宜からTEAM TEPPENに移籍。以降、10戦9勝(2KO)1敗という戦績を残している。

ベストバウト受賞の武尊が「全K-1ファイターとファンの気持ちを背負って臨む」と那須川天心戦への覚悟見せる【K-1】

2022.01.27 Vol.Web Original

 K-1ジャパングループの年間表彰式「K-1 AWARDS 2021」が1月26日、都内で開催され、スーパー・フェザー級王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とレオナ・ぺタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)が最高試合賞を獲得した。

 当該試合は「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.2~」(3月28日、東京・日本武道館)で行われた「K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチ」。試合は3度のダウンを奪った武尊が2R1分4秒でKO勝ちを収めている。試合内容はもとより、レオナが並み居るライバルを一人ずつ退け、執念で武尊戦を実現させたその道のりも合わせ、空前の盛り上がりを見せた。

 レオナは「いい試合に選んでもらったんですが、負けてしまった試合なんで、次は勝って選ばれるように頑張りたい」と悔しさをにじませた。

武尊が「今、それどころじゃないです(笑)」と「婚活」封印。6月の那須川戦の勝利後に本格再開へ【K-1】

2022.01.27 Vol.Web Original

 K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が1月26日、目標に掲げていた「婚活」の一時封印を宣言した。

 武尊はこの日行われた「K-1 AWARDS 2021」で、昨年3月28日に行われたレオナ・ぺタス戦で「最高試合賞(ベストバウト)」を獲得した。

 武尊は昨年の「K-1 AWARDS 2020」では「ベストKO賞」を受賞し、表彰式後に行われた囲み会見で2021年の目標としてリング上では「自分が満足できる格闘技人生だったと思えるような1年にしたい」、プライベートでは「結婚したい(笑)。今年30歳なんで。いい相手を探したい」と語り「婚活、頑張ります」と宣言していた。

 リング上の目標については、新型コロナウイルスの感染拡大による影響や武尊自身のケガなどもあり、那須川戦を2021年中に実現させることはできなかったが、昨年12月24日に、2022年6月にこのビッグマッチを行うことを発表するところまでこぎつけた。

 もう一つの目標の「婚活」についてはこの日の囲み会見では「今、それどころじゃないです(笑)。那須川選手との試合に勝ってから婚活したいと思います」と一時封印。6月の那須川戦の勝利後に本格再開するもようだ。

RIZINの榊原CEOがK-1ファイターへ6月のメガイベントへの参戦を呼び掛け【K-1】

2022.01.27 Vol.Web Original

 K-1ジャパングループの年間表彰式「K-1 AWARDS 2021」が1月26日、都内で開催され、RIZINの榊原信行CEOが特別ゲストとして登壇した。榊原氏が「とても場違いな感じで若干緊張気味です。こういう場に大きな心で呼んでいただいたK-1の矢吹オーナーはじめ、皆さんに感謝したい。改めてこの場に僕がいることが、日本の格闘技界がいろいろ動き出していることの一歩だと思っていただければと思います」と語るように昨年12月24日の武尊vs那須川天心戦の発表会見まではK-1のイベントに榊原氏が足を運ぶということはほとんど考えられなかったこと。

 そして「この6月に武尊選手が天心選手と戦います。本当に簡単には実現できなかった。矢吹オーナーの深い理解と大英断。そしてなによりも、この試合を実現させたいという武尊選手の強い意思、強いこだわりがなかったら実現しなかったカードなんだなと改めて今思っています。これからK-1のみなさんとご相談しながら、制作委員会を作り、日本の格闘技史上最も意味のある意義のある、そして未来に語り継がれるようなイベントをみんなと力を合わせて作っていきたいと思っています。しかしこの1試合だけを見せるわけではない。“俺が武尊vs天心を食ってやる”という選手はぜひ中村プロデューサーに名乗りを挙げてほしい。K-1と我々が一緒に手を組んで動き出すことで、多分日本の格闘技界に新しいムーブが起きると思う。矢吹さんと常々話しているのは、格闘技をメジャースポーツにしたいということ。僕らがやっていることはサッカーとか野球に負けないくらい、そのほかのスポーツに負けないくらいの力がある。僕らがもう一歩上のステージに行く、そんなイベントになればと思っています。みんなの力を借りて、日本中を大熱狂させるものを作りたいと思っています」などと武尊vs那須川戦が行われる6月のメガイベントへのK-1ファイターの参戦を呼びかけた。

 これにはこの日、MVPを獲得した野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)がいち早く反応。ステージ上での挨拶で参戦をアピールすると、表彰式後の囲み会見では対戦相手として、かねてから野杁との対戦を希望していたシュートボクシング(SB)の絶対王者・海人の名前を挙げた。

王者・鈴木真彦は世界進出を、挑戦者・拳剛は那須川天心RISEラストマッチの対戦相手の座を狙う【RISE154】

2022.01.22 Vol.Web Original

「RISE154」(1月23日、東京・後楽園ホール)の前日計量が1月22日、都内で開催された。

 メインイベントで行われる「RISEバンタム級(-55kg)タイトルマッチ」で対戦する王者・鈴木真彦(山口道場)は54.85kg、挑戦者の拳剛(誠剛館)は55.0kgでそれぞれ規定体重をクリア。残る全選手も1回目の計量で規定体重をクリアした。

 その後に前日会見が行われ、RISEの伊藤隆代表は「これぞタイトルマッチ、これぞRISEという試合を見せてほしい。延長無制限でドロー防衛はないので、非常にハードな内容になっているが、これぞRISEという試合を見せていただきたい」と両選手に檄を飛ばした。

 今回が初のタイトルマッチとなる拳剛は「鈴木真彦選手とやっとの思いで試合ができるので、今まで練習でこつこつと積み上げてきたものを全部発揮して勝って、姫路に、誠剛館にベルトを持って帰りたい」と王座奪取を誓った。その「やっとの思い」については「僕がDEEP☆KICKに出だしたときに鈴木選手はすでに55kgのチャンピオンだった。その王者・鈴木真彦を目指し、DEEP☆KICKに参戦して頑張ってきたが、先にRISEという舞台に上がられて、それを追いかける形で僕がDEEP☆KICKの王者になって、やっとRISEという舞台に立て、一戦一戦戦ってきて、やっと追いついたと思うので、ここで追い抜きたいと思っている」などと明かした。

“キックの荒鷲”藤原敏男が天心vs武尊戦を語る。「総合的に言ったら那須川君のほうが上。でも勝負の行方は分からない」

2022.01.15 Vol.Web Original

「帰ってきた藤原祭」の開催発表会見に出席

 外国人として初めてムエタイの頂点・ラジャダムナン王者となり「キックの荒鷲」とも「キックの神様」とも呼ばれる元キックボクサーの藤原敏男氏が1月14日、今年6月に行われる那須川天心vs武尊の一戦についてコメントした。

 藤原氏はこの日、4月27日に行われる「帰ってきた藤原祭」(東京・後楽園ホール)の開催発表会見に出席。その後に囲み取材に応じた。

 藤原氏は「両方とも素晴らしい選手であるし、個性がある。はっきり言って勝負はやってみなければ分からない」と前置きしたうえで「総合的に言ったら那須川君のほうが上かな、という感じはしますね」と語った。そして「武尊選手は攻撃が強い。天心君は打ち合いはまずしないタイプですから、武尊選手の攻撃をさばいて得意な思いもつかないような攻撃をしてくるんではないかと思う。天心君はスピードがある。半端じゃない。とてつもない技も繰り出す。今度はどんな技を出すか楽しみ」などと那須川が想像もつかないような技を繰り出すのではないかと予想。そのうえで「それを武尊選手がどういうふうにさばいて、攻撃を繰り出すか。それは見もの」と武尊の動きにも注目。ただし最後は「でも勝負の行方は分かりません」と結んだ。

武尊が2月大会で軍司泰斗とエキシビションマッチも「試合だと思って挑む」とKO決着も視野【K-1】

2022.01.13 Vol.Web Original

2月27日の東京体育館大会に出場

 K-1 WORLD GP スーパー・フェザー級王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が昨年3月の「K’FESTA.4 Day.2」のレオナ・ぺタス戦以来のリングに上がることが1月13日発表された。

 この日、K-1は「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」(2月27日、東京・東京体育館)の第3弾カード発表会見を開催。武尊は同大会でK-1 WORLD GP フェザー級王者の軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)とスペシャルエキシビションマッチで対戦する。

 武尊は昨年末に、今年6月に那須川天心と対戦することが発表されたのだが、その会見で6月までに1試合挟みたい意向を示していた。

 会見でK-1の中村拓己プロデューサーは「武尊選手と話し合いをする中でいろいろなアイデアが出たが2月大会で軍司選手とエキシビションで戦うこととなった。武尊選手は那須川選手とは58kgで戦うことが決まっている。ずっとK-1では60kgで試合をしていて、その体重に向けて、フェザー級王者の軍司選手を相手にどんなパフォーマンスを見せられるのか。そういったところでもこのエキシビションの意味はあるのかと思う。この後、武尊選手は那須川戦へ向けて調整に入る形になると思う。そこに向けた大事なエキシビションになる。那須川戦に向けて準備を続けていく中で、これまでのようにK-1のリングで試合をする機会も限られてくると思う。武尊選手がK-1のリングに上がる姿を2月大会で皆さんに見ていただきたいとも思っている」と武尊にとってのこの試合の意味を語る。そしてそれと同時に「軍司選手は昨年12月にフェザー級王者になった。K-1グループの中では、アマチュア大会で優勝して、K-1甲子園で優勝して、Krushのベルトを獲って、そしてK-1王者になった初めての選手。100年続くK-1のピラミッドを作っていく中で、初めて一番下から頂点に駆け上がった選手が生まれた。そんな軍司選手がこれまでK-1を引っ張ってきた武尊選手と拳をまじえることは意味があることだと思っている。軍司選手はこれからK-1を担っていく一人の選手として、武尊選手と戦うことでいろいろなことを感じてほしいと思っている」などとK-1にとっての武尊vs軍司戦の意味を語った。

武尊「最高の果し合いをしましょう」、天心「僕から始めた物語なので僕がしっかり終わらせたい」【RIZIN.33】

2022.01.01 Vol.Web Original

 2022年6月に対戦することが発表された那須川天心と武尊が「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のリングで改めて顔を合わせ、健闘を誓い合った。

 2人の対戦は2021年12月24日に両者が揃ったうえで会見が行われ、2022年6月にK-1でもRISEでもRIZINでもない中立のリングで行われることが発表された。

 この日、那須川はRIZINファイナルマッチで五味隆典と「RIZINスタンディングバウト特別ルール」で対戦。3分2Rを戦い切った。那須川が会場のファンに挨拶した後に、武尊が登場。

 武尊は「K-1の武尊です。来年の6月に、那須川天心選手と試合ができることになりました。この試合はK-1でもなくRIZINでもなくRISEでもなく、中立な新しいリングを作るという、格闘技界が一つになるきっかけになる試合だと思うので、来年の6月は日本の格闘技界最高の試合にして、必ず勝つので応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。「そして那須川天心選手、たくさん期待してくれたファンを待たせてしまったと思うので、6月は最高の果し合いをしましょう」と那須川に呼びかけ、2人は拳を合わせた。

 これを受け那須川は「しんみりモードからぐっとモードの切替が大変なんですけど。(ファンの声援に)泣かないよ! そうですね、本当に、みなさんが待った試合、僕もワクワクしています。4月でキックを引退するはずだったんですけど、“これをやらないと終われないよね”と皆さん思いますよね? もともとは階級が一緒で、僕が対戦表明した感じなので、僕から始めた物語なので、僕がしっかり終わらせたいと思います」と宣言した。

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