「K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ」 山崎「中に入ってドン!」で因縁決着へ

2017.04.09 Vol.688
 新生K-1は好カードの出し惜しみをしない。今回もスーパーファイトも豪華なカードが並んだ。  中でもそのドラマ性とタイトルマッチということから最も注目を浴びるのが王者ゲーオ・ウィラサクレックに山崎秀晃が挑む「K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ」だろう。  両者は2014年11月の新生K-1旗揚げ戦で行われた「?65kg初代王座決定トーナメント」の1回戦で対戦し、ゲーオがハイキックで山崎の額を破壊し、勝利を収めると、勢いそのままに優勝。一方、山崎は額の陥没骨折などで長期欠場と明暗を分ける。  復帰し?65kgに階級を上げ、Krushのベルトも獲り、K-1に戻ってきた山崎は昨年3月の「?65kg日本代表決定トーナメント」に出場し戦前の予想を覆し優勝。6月の「世界最強決定トーナメント」への出場権を獲得しついに打倒ゲーオに王手をかける。しかし準決勝でイリアス・ブライドに不覚を喫し、リベンジの機会を逃してしまう。  しかしその敗戦が延長の末スプリットの判定であり、トーナメントで日本人の有力選手が軒並みゲーオに敗れてしまったことから、最後の砦として山崎に9月大会での王座挑戦のチャンスが巡ってくる。  しかし戦いの神様は山崎にとことん冷たい。今度はゲーオがおたふくかぜで欠場というよもやの展開。しかもゲーオの代役で出場したゴンナパー・ウィラサクレックに敗れてしまうという失態を犯した山崎。その試合で左ヒザに深いダメージを負い、またも長期欠場。今回はもう何度目かの仕切り直しの一番なのだ。  山崎の打倒ゲーオの作戦は「中に入ってドン!」。2年半ぶりの因縁の対決は果たしてどう転ぶのか…。

K-1の風景が変わった? 中国人初の王者誕生 大雅が新王者

2017.03.10 Vol.686
『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ?初代ライト級王座決定トーナメント?』(2月25日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で中国のウェイ・ルイが優勝。中国人としては初めてのK-1王者に輝いた。1回戦でKrush?63kg王者の佐々木大蔵にKO勝ち。準決勝はクリスチャン・スベトゥク相手に決勝を見据えたような省エネファイトで3?0の判定勝ち。決勝では平本蓮と対戦し、手数で上回り2?1の判定勝ちを収めた。1回戦では変幻自在な攻撃を見せたかと思うと、準決勝では高いディフェンス力で相手の攻撃をほとんどもらわず、決勝では真っ向打ち合うファイトとすべて違う戦い方で勝利を収め、懐の深さを感じさせた。  一夜明け会見では今後について「早い時期に防衛戦をやりたいと思うし、相手は強い選手なら誰でも構いません」と語った。  決勝で敗れた平本は「左のローが効いていたので勝てたかと思った」と決勝を振り返った。そして今後については階級を上げる可能性を示唆した。  優勝候補の筆頭とみられていた卜部功也は1回戦のゴンナパー・ウィラサクレック戦で2Rに左ハイキックでダウンを取られ、まさかの判定負け。しかしすぐにセコンドと敗因を分析、次回への対策を練り始めるなどリベンジに前向きな姿勢を見せた。  王者・卜部弘嵩に大雅が挑戦した「K-1 WORLD GP スーパー・フェザー級タイトルマッチ」は大雅が3Rに2度のダウンを奪い、3?0の判定勝ち。第3代王者となった。  新生K-1初登場となった日菜太はスーパー・ウェルター級のスーパーファイトで松倉信太郎と対戦し、得意の左の蹴りを主体に圧倒。判定ながら地力の違いを見せつけた。一夜明け会見では6月に行われる「第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」で城戸康裕、ジョーダン・ピケオー、サニー・ダルベックの3人を破っての優勝を誓った。

同じ相手に2回続けては負けられない!男の面子をかけた戦い 

2016.09.09 Vol.674
 今回も早々にチケットが完売してしまった『K-1 WORLD GP IN JAPAN 2016 ~スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント~』(9月19日、東京・代々木競技場第二体育館)。  純粋に強さを追求する競技としての面白さはもちろんなのだが、戦う選手たちのキャラクターやそこから生まれる戦いのテーマといったサイドストーリーもファンの心をつかんでやまないひとつのファクターとなっている。  これまでもカードが発表され、試合が近づくにつれ自然と大会のテーマが生まれ、大きなうねりとなってリング内外で熱を巻き起こしてきた。  そういう視点でみると今大会のテーマは「男の面子」といったところ。  世界王者・卜部弘嵩は今年に入って2連敗。そして自らのケガで小宮山工介との試合を流してしまった。  その敗れた相手が2人ともトーナメントに名を連ねる。会見でも「1回戦でウルフに勝って、決勝はもちろんテバウで」と言うように、一気に借りを返すチャンスでもあり、同時にどん底に叩き落とされるピンチでもある。  その旺盛な反骨心で窮地に陥れば陥るほど力を発揮するのがこの男。そんな場面を何度も目撃してきた。しかし今回ばかりはピンチの大きさが半端なものではない。  ハビエル・エルナンデスは2015年の「-60kg初代王座決定トーナメント」準決勝で弘嵩をあと一歩まで追い詰めた。延長でダウンを奪われ、惜しくも敗れたが、それまではエルナンデスが試合を優勢に進めていた。この試合の結果、決勝の卜部兄弟対決が大きく盛り上がったこともあり、結果的には“噛ませ犬”な存在になってしまったが、その実力が認められ、スーパーファイトで昨年4月に当時の王者・卜部功也と対戦。最後まで手数が出し続け、功也を追い込んだものの判定負けを喫してしまった。  時の流れは恐ろしいもので、今回、大雅vsエルナンデス戦はK-1の公式サイトで行われている勝敗予想で圧倒的に大雅の勝利という結果となっている。  功也は1回戦で戦うカリム・ベノーイとは2014年にフランスで対戦し、スプリットの判定で敗れている。しかし功也にとって本当のターゲットは4月の日本代表決定トーナメントの決勝で敗れた大雅。前回はカード発表会見から皇治と舌戦を繰り広げるなど、リング上の戦いに集中できなかったところもある。今回は他の選手の話題が多いためか功也を取り巻く環境は意外に穏やか? 伸び伸びとしたファイトで一気に勝ち進むか…。  小宮山はK-1参戦初戦で中国のユン・チーに敗れた。直前に相手が弘嵩から変わり、モチベーションの維持などさまざまな困難があったにしても許されない大失態。  実際、会見でもリザーブファイトに出場する皇治に「チャイニーズに負けた小宮山ちゃんの代わりに本戦に出たかった」と言われてしまった。大雅の「日本人の多さにムカついている」という発言に「それは俺のこと言ってるのかな? 決勝で見とけ」と返す場面もあり、ここは男の面子をかけた大一番。対戦するパウロ・テバウは4月の大会で弘嵩をKO寸前まで追い込んだ強豪。テバウを破ればチー戦の敗戦を取り返せるどころかお釣りがくるくらいの相手だけに、小宮山にとっては今後のK-1でのポジションを左右しかねない試合となる。  ここまで「男の面子」といったある種の精神論的な側面からトーナメントを見てきたが、階級を上げてきたばかりでほとんどが初対戦ということもあってか、「リベンジ」といった言葉からは距離があるのが大雅。いらんことに気を使って疲弊することもなく、日本トーナメントを勝った勢いそのままにクールに優勝を遂げてしまうのか、それとも歴戦の強者どもがその前にたちはだかるのか…。  誰が優勝するのか…の前に誰が決勝のリングに立つのかの予想もつかないトーナメントとなっている。

9・19「K-1-60kg世界トーナメント」組み合わせ発表 弘嵩はウルフとリベンジマッチ

2016.07.03 Vol.669
『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg世界最強決定トーナメント~』(9月19日、東京・代々木競技場第二体育館)で行われるトーナメントの出場選手と対戦カードの発表が3日、都内のホテルで行われた。  1回戦は第1試合「大雅vsハビエル・エルナンデス」、第2試合「卜部弘嵩vsヨハネス・ウルフ」、第3試合「卜部功也vsカリム・ベノーイ」、第4試合「小宮山工介vsパウロ・テバウ」という組み合わせ。第1と第2試合、第3と第4試合の勝者がそれぞれ準決勝を戦う。リザーブファイトは「闘士vs皇治」。  主催者推薦で功也と小宮山が出場することについて、日本代表決定トーナメントを制した大雅は「日本人選手の数にムカついている。外国人と試合をしたかったし、世界トーナメントなので、ちょっと違うんじゃないか」と異議を唱えると、K-1初参戦で中国のユン・チーに敗れている小宮山がその後の質疑応答時に「それは俺のことかな?」と聞き返すなど、笑顔の中にも緊張感が漂う場面が見られた。  その小宮山は「前回の試合は負けてしまったが、あとはここから這い上がっていくだけ。準決勝は功也選手。決勝は誰が上がってきてもいい」と話す。一度は流れてしまった弘嵩との対戦については「決勝で戦うことがあれば、それは運命的な試合だと思う」としたが、一方の弘嵩は今年に入ってからウルフとテバウに連敗しているとあって「すべての始まりはウルフ選手だったと思っている。なので1回戦でウルフとリベンジマッチが組まれて、とてもうれしい。そのまま一気に優勝まで行こうと思っている」とし、小宮山との対戦については「僕はテバウにも勝たないといけない」と、今のところはウルフとテバウへのリベンジが最優先のよう。  リベンジといえば功也はベノーイとは2014年にフランスで対戦し判定で敗れていることから「1回戦で戦えることをうれしく思う。必ずリベンジを果たしたい。そしてそのまま、また必ず世界最強の称号を奪い取りたい」と語り、準決勝以降については「準決勝は実績もある強い日本人選手だと思っているので小宮山選手と戦いたい。決勝は大雅選手。決勝で戦わなければ意味のない選手なので」と、こちらも日本代表決定トーナメントの決勝で敗れた大雅を意識した発言。  昨年までだったら60kgのトーナメントといえば真っ先に話題に上がるのが卜部兄弟の兄弟対決だったが、今回は功也が「決勝まで勝ち上がることが大変なトーナメントだと思っている。まず決勝まで上がることが目標。兄がいるからではなく、僕自身がしっかり勝ち上がることに集中していく」、弘嵩は「兄弟対決は僕の中では去年の夏で終わっている。今回のトーナメントは今年3月にやったウルフと4月にやったテバウにしっかりリベンジすることが僕のモチベーションです」とともに新たなるライバルたちとの戦いに集中しているようだ。

6・24K-1 武尊が因縁の小澤に判定勝ち

2016.06.25 Vol.668
『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-65kg世界最強決定トーナメント~』(6月24日、東京・代々木競技場第二体育館)で行われたスーパーファイトで武尊が小澤海斗を判定で破った。  この2人、対戦発表会見で小澤が武尊を挑発したことをきっかけに、2度の乱闘を繰り広げるなど遺恨深まる一戦となった。  実績では武尊が圧倒的に上。下馬評でも武尊有利の声が多い中、小澤は「戦ってもいないのにどうして武尊が勝つといえるのか?」と反発。前日会見でも舌鋒鋭く武尊を挑発した。  試合は立ち上がりこそ静かなものだったが、1R中盤からヒートアップ。小澤が武尊を追い込む場面もあり、遺恨抜きの好勝負が繰り広げられた。  しかし3Rには武尊のボディーフックとヒザによる執拗なボディー打ちで小澤の動きが止まる。なおも攻め続ける武尊だが、意地でもダウンできない小澤は立ち続け、最後までパンチを繰り出すなど意地を見せた。  試合後、武尊は「挑発されめちゃくちゃむかついていたんですけど、いい練習ができて、試合は楽しかった」と試合を振り返り、小澤については「プロとして盛り上げてくれたので、僕も絶対に小澤選手を称えません」と微妙な言い回し。試合後の会見でも「決して弱いとは思っていなかった。小澤選手の気持ちも強かった」と言いながらも「相手のことは認めないですけど」と付け加えた。  無言でリングを降りた小澤の今後の巻き返しはなるのか。

K-1前日会見でゲーオが山崎に「決勝で会いましょう」

2016.06.23 Vol.668
『K-1 WORLD GP 2016 ~-65kg世界最強決定トーナメント~』(6月24日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の計量と前日会見が都内で行われた。  計量は全選手が一発でクリアした。  トーナメント参加選手8人による会見ではK-1 WORLD GP -65kg王者ゲーオ・ウィラサクレックが「最後の試合で山崎選手、会いましょう」と-65kg日本代表決定トーナメント優勝者の山崎秀晃に決勝での対戦を呼びかけると山崎も「自分自身、ゲーオに敗戦を喫してからいろいろな想いがありました。仲間に支えられ、こうして日本代表となって今、記者会見でお話をさせていただいています。最終的にはゲーオに勝利してひとつの形として収めたい。そこで終わりではないが、その形が自分の中で一番きっちりと落とし前をつけられる。必ず勝たなければいけない試合だと思います。そのためにも決勝まで上がって、ゲーオと1対1で勝負することをみなさんにお約束します」と呼応した。  しかしこのやりとりに他の選手たちが反発。  1回戦で山崎と対戦するスタニスラブ・レニタが「山崎はまず僕に勝たなければいけない」と口火を切ると、クリス・マセーリは「どうなるかは明日をお楽しみに」、イリアス・ブライド「残りの選手を忘れているな。試合がどうなるかは誰にも分からない」と続く。  勝ち上がれば準決勝でゲーオと対戦する日本代表決定トーナメント準優勝の野杁正明は「2人の言いたいことは分かるが、僕は終わった後に、野杁のトーナメントだったと言われるような試合をするだけ。気にしない」とクールに流したが、マサロ・グランダーは、「山崎とは私が決勝で戦うつもり。他の選手が阻止しようとするだろうが、それはおそらく意味がないことになる」と再びヒート。最後は1回戦でゲーオと対戦するHIROYAが「(ゲーオと山崎が決勝で対戦するのは)無理だと思います。誰もが望む形かもしれないが、そうなったら一番つまらない。1回戦で僕がゲーオにしっかり勝つこともそうだし、痛めつけて試合を楽しみたい」と締めくくった。

4・24「K-1」武尊インタビュー「格闘技以外のジャンルの人たちにもすごいと思われる試合をしたい」

2016.03.30 Vol.663
 4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」の-55kgスーパーファイトでヨーセンチャイ・ソー.ソーピットと対戦する-55kg王者・武尊のインタビューを公開。 ――いよいよ対戦相手も決まり、武尊選手の希望通りにタイのムエタイファイターとの対戦になりました 「大晦日から約4カ月空いたんですけど、やっと試合だなっていうワクワクな感じです」 ――試合間隔が4カ月空くと試合が待ち遠しくなりますか? 「そうですね。でも逆にこの期間が新鮮で、試合が決まっていると試合のための練習になってしまうのですが、今回は自分の身体のことだったり、新しい技だったり、試合前とは違うことを考えながら練習ができました。今まで出来なかったことができたので、すごく成長できる時間でしたね」 ――早く練習の成果を試合で試したいですか? 「それはすごくあります。大晦日の前から色々と倒す技を練習しているんですけど、今それが形になってきているので、早く試合で見せたいですね」 ――対戦相手はプロムエタイ協会王者の肩書を持つヨーセンチャイ選手です。武尊選手もタイ人の強さは理解していると思いますが、攻略のイメージは出来上がっていますか? 「これは僕の持論なんですけど、ムエタイのペースに入ったらタイ人には敵わないと思うんです。でも僕がやってきたK-1スタイルで戦えば倒すことはできると思います」 ――それだけK-1ルール・スタイルの自分に自信があるということですか? 「僕はK-1に出る前からも出てからも、色んなタイプの選手と戦ってきて、自分はどんな選手にも対応できると思っています。言い方を変えれば誰が相手でも噛み合う試合になって、それは相手の攻撃が当たるかもしれないけど、僕の攻撃も当たるということ。そして僕は自分の攻撃が当たれば倒す自信があります」 ――軽量級のファイターがムエタイに挑んで勝つ姿を見たい格闘技ファンは多いですが、武尊選手もそれをやってみたいという気持ちですか? 「はい。だからずっとタイ人と戦いたいと言ってきたし、タイ人に勝てばもっと多くの人たちに僕の実力が認められると思います。今まで色んな選手が”打倒ムエタイ”にチャレンジしてきたと思いますが、僕はK-1スタイルで”打倒ムエタイ”をやりたいと思います」 ――3・4代々木大会は非常に盛り上がった大会になりました。刺激を受けると同時に自分だったらもっと盛り上げられると思いましたか? 「今年最初のK-1の大会があれだけ盛り上がってくれて、心からうれしいと思いました。でもその反面、僕は目立ちたがり屋なんで(笑)、4月は僕がもっと目立ってやろうという良いモチベーションになりました」 ――昨年はK-1のベルトを獲って初防衛、大晦日RIZINへの出場もありました。変化の多い1年だったと思いますが、今年はどんなものを見せていきたいですか? 「去年一年でファンの方もすごく増えて状況が変わったんですけど、僕の中ではまだまだ山で言ったら一合目。格闘家としての強さも知名度も、もっと上を目指しています。だからこそ今の自分には伸びしろもあるし、やらなきゃいけないことはたくさんあります。他の選手に対してもそうですけど、格闘技以外のジャンルの人たちにもすごいなと思われる試合をしたいですね」 ―― -55kgは今年11月に日本代表決定トーナメント、来年2月に世界最強決定トーナメントが開催されます。そこに向けてどんな試合を見せていきたいですか? 「僕は自分がリングに立って試合を見せれば、それで十分に伝わると思います。だからトーナメントやタイトルマッチは飾り付けのようなものなので、特には意識していません。とにかく自分が誰よりも目立って注目される試合をしたいです」 ――誰も追いつけないような突き抜けた存在になりたいですか? 「そうですね。道歩いていたら誰もが振り向くくらいのK-1ファイターになりたいです」

4・24「K-1」秋元和也インタビュー「松倉選手には舐められている。下馬評なんて関係ないよって感じでぶっ倒します」

2016.03.30 Vol.663
 4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」の-70kgスーパーファイトで松倉信太郎と対戦する秋元和也のインタビューを公開。 ――昨年9月以来のK-1参戦となりました。試合が決まった時はどんな心境でしたか? 「『来たな、松倉!』って感じですね」 ――K-1に出ること以上松倉選手と戦うという部分で燃えたわけですね。 「はい。これで自分が燃え尽きるか、さらに燃えていくか。それはこの試合の結果次第です。ここで松倉選手に勝てば一気にバーン!と行ける気がするし、逆に負けると燃え尽きかねない。そのくらい“かかっている”試合です」 ――松倉選手とは2012年にKrushで対戦して敗れていますが、この時はキャリア3戦目でキックボクシングを始めて3年ほどだったんですよね。 「そのくらいですね。当時のキャリアにしてはまあまあやり合えたと思うんですけど、やっぱり力の差は感じました」 ――当時はどこに差を感じたのですか? 「細かい技術面ですね。あの時は技術も何もなくてどんどん前に出て打ち合う練習しかしてなかったんです。だから荒いファイトの僕vs強くて上手さがある松倉選手という試合だったと思います」 ――秋元選手もそれからキャリアを積んで、昨年の-70kg初代王座決定トーナメントではリザーブファイトにも抜擢され、強豪セルゲイ・アダムチャックと接戦を繰り広げました。その後も2連勝と勢いに乗っていますが、どこに成長の手応えは感じていますか? 「自分のファイトスタイルを確立したことですね。だからこそここで松倉選手に勝たないと、この3年半が無駄になってしまう。今の完成した自分で松倉選手に勝てなかったら…もうダメですね」 ――対戦カード発表会見では松倉選手から「強いとは思うけど俺がやりたい相手じゃない」と相手にしていないと言わんばかりのコメントもありました。 「松倉選手はもっとレベルの高い相手を想定して練習していたんだと思うし、それだけの実力もあると思います。でも若干なめられてますよね」 ――秋元選手は秋元選手で自分がやってきたことは松倉選手に負けていないという自信を持っていますよね? 「向こうは僕のことを相手にしていないかもしれないですけど、松倉選手が僕に勝ってトップ選手たちと戦っていったように、僕も松倉選手に負けてから成長してきたと思います。その中で『今なら勝てる』と『まだ勝てない』の起伏があって、まさに今は『今なら勝てる』と思っている時期なんですよね。だからいいタイミングでこの試合を組んでもらえたと思います」 ――下馬評では松倉選手有利だと思います。それを覆して回りを驚かせたいですか? 「そうですね。下馬評なんて関係ないよって感じでぶっ倒します。だって今の松倉選手の試合は上手く戦って…みたいな感じで、試合が面白くないじゃないですか。でも僕とやれば面白い試合になると思うんで、それをK-1の舞台で魅せますよ」 ――その上で2016年の目標を聞かせていただけますか? 「今年は(K-1・Krushで)タイトルを獲ると決めているんで、強い選手に勝って自分の実力を証明して、年内にはタイトルに絡んでいきたいです」

4・24「K-1」卜部弘嵩インタビュー「名誉挽回のために連続参戦を直訴した。危険な相手の方が自分の力を出せる」

2016.03.28 Vol.663
 4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」のスーパーファイトでパウロ・テバウと対戦する-60kg王者・卜部弘嵩のインタビューを公開。 ――前回のヨハネス・ウルフ戦は判定負けという残念な結果に終わってしまいました。あの試合を振り返っていただけますか? 「そうですね…まぁ、チャンピオンとして不甲斐ない試合をしてしまったという感じですね(苦笑)」 ――K-1王者としての初の試合という部分で気持ち的に空回りしてしまった部分はあったのでしょうか? 「空回りというか、試合に臨む心構えがよくなかったかな、と思いましたね。今回は調整や練習もそうですけど、ちょっと色々ガラリと変えすぎて、自分に合ってない部分が結構あったかもしれないなと感じました」 ――対戦したウルフにはどんな印象を持ちましたか? 「トリッキーで、思っていた以上にスピードはあったのかなって感じですね。ただ、んー…自分の気持ちも良くなかったですし、まぁちょっと不甲斐ない試合をしてしまったという感じですね、実際」 ――そして今回は2カ月弱というインターバルで、4月大会への出場が決まりました。ここで試合決めた理由は何だったのですか? 「やはりK-1チャンピオンとして、あんな試合をしてしまったので、名誉挽回したいという気持ちで連戦を直訴しました」 ――ウルフ戦が終わったあとは、すぐに負けを払拭したいと思って、モヤモヤしていましたか? 「していましたね。すごいモヤモヤ感があって。これはもう試合をするしかないなって。立ち止まっている場合じゃないと思いました」 ――今回はブラジルのパウロ・テバウと対戦することになりました。テバウにはどんな印象を持っていますか? 「相手は誰でもよかったんですけど、今回の相手はサウスポーで身体も強い。攻撃的なファイターで良い選手だと思いましたね」 ――ウルフとは好対照で直線的で、ガツガツくるタイプだと思います。 「そうですね。でもガンガン来るので、この前のような気の抜けた試合ではなくて、僕もチャンピオンとして行かなきゃいけないかなって感じですね」 ――前回は王者としての初戦で星を落とし、次の相手がアグレッシブな相手というのは非常にリスクのある試合だと思います。そこを弘嵩選手はどう感じていますか? 「逆にこのくらいの緊張感を待っていたいなって感じですね。危険な相手のほうが自分も燃えるし、やられるリスクもありますけど、それよりも緊張感がある中でやったほうが自分の力も出ると思うので楽しみです」 ――また今回は-60㎏の日本代表決定トーナメントと同じ日に試合をすることになりました。功也選手をはじめトーナメントの他の選手と比較される場面が出てくると思います。 「僕の場合はあまり気にしないですね。復帰戦なんでまずは勝つこと。相手を倒すことに必死なのであまり気にしないでやろうかなって感じですね」 ――少し意地悪な言い方すると、前回ああいった負け方してしまい。トーナメントの選手から『なんだよ!』と思われている部分もあると思いますが。 「確かにそう思いますけど…トーナメントの選手は僕のことなんか気にしないで、目の前の試合に集中すればいいんじゃないですかね」 ――弘嵩選手は弘嵩選手で自分のやるべきことをやる、結果を出す、と。 「もちろん。僕は目の前の試合に全力を出すことですね」 ――前回は倒すチャンピオンという目標を掲げた中での敗戦でした。今回こそは倒す姿を見せたいですか? 「そうですね。前回は倒すって言っておきながらいけなかった…というか気持ちが乗っていない感じだったんで(苦笑)。自分の力を出してないところが悔しいので、今回はしっかり倒しに行きます」 ――弘嵩選手の強い姿や倒す姿を見たいファンの方はたくさんいると思います。そういった方たちにメッセージをいただけますか? 「今回は僕もかなり気合が入っているんで、もちろん結果としてKOで勝ちたいという気持ちはあるのですが、復帰戦なんでしっかり勝ちを取りたいと思います」

4・24「K-1」郷州征宜インタビュー「可能性が低いことが起きると盛り上がる。リザーブファイトから優勝します」

2016.03.28 Vol.663
 4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」のトーナメント・リザーブファイトで島野浩太朗と対戦する郷州征宜のインタビューを公開。 ――K-1出場が決まって、今どんな心境ですか? 「ずっとあこがれていた舞台だったので、K-1出場が決まって、すごくうれしいです。ここまでいろんな方々に協力してもらったので、みなさんに感謝しています」 ――K-1にはどんな思い出がありますか? 「僕は中学の時に野球をやっていて、中学3年生の時には全米選手権の日本代表にも選ばれたことがあります。当時、K-1がものすごく盛り上がっていて、魔裟斗さんがとても活躍されていた時期で、僕も格闘技に興味があったのですが、野球に夢中だったので高校でも野球を続けて甲子園にも出場しました」 ――そこから格闘技を始めたきっかけは何だったのですか? 「最初は先輩に誘われて地元(神奈川)のジム=谷山ジムに通っていたのですが、ジムを辞めてしまったんですね。そのあと東京に引っ越してきた時にジムの先輩の城戸康裕選手がK-1MAXの日本代表決定トーナメントで優勝した姿を見て、もう一度、格闘技をやろうと思いました」 ――K-1が格闘技の道へ進むきっかけだったんですね。 「はい。格闘技に興味を持ったのも、本気で格闘技をやろうと思ったのもK-1がきっかけです。だからこうしてK-1に出ることが決まって、本当に興奮しています」 ――対戦相手の島野選手にはどんな印象を持っていますか? 「島野選手は勝った試合はほとんどKOでパンチが強いと思います。でもしっかり対策して、負けない自信もあるのでぜひ見に来てください」 ――今回はリザーブファイトでの出場ですが、リザーブファイトからでも優勝を目指していますか? 「可能性が低いことが起きると見ている人たちも盛り上がると思うので、リザーブファイトでしっかり勝ってトーナメントを盛り上げたい。リザーブファイトから優勝するのが一番盛り上がると思うので、絶対に実現させたいです」 ――郷州選手は生まれつき難聴を患いながら、ファイターとして試合を続けています。記者会見では「同じ境遇の方々に夢や希望を与えたい」というコメントがありました。 「僕は小さい時に耳が聞こえないことで『どうせ聞こえないから、何をやっても無理なんだろうな』と考えていた一人です。でもそういうことで悩むのはすごく時間がもったいないことです。僕のように耳が聞こえない人間がK-1に出ることで、同じ境遇にいる人たちに『耳が聞こえなくてもここまでできるんだ!』と思ってもらえると思います。僕は耳が聞こえないからK-1で活躍するのは無理だと思う方々もたくさんいると思いますが、耳が聞こえなくてもできるという姿を見せたいと思います」 ――ファイターとして自分のどんなところをアピールしたいと思っていますか? 「自分の持ち味は常に前に出るスタイルなので、K-1でもそのスタイルを崩さないで、お客さんを楽しませる試合をします」 ――ずばり自分のファイトスタイルだったら楽しませる自信はありますか? 「あります。なので4月24日の試合は楽しみにしていただければと思います」

4・24「K-1」島野浩太朗インタビュー「郷州選手とは真っ向勝負、果たし合いになる」

2016.03.28 Vol.663
 4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」のトーナメント・リザーブファイトで郷州征宜と対戦する島野浩太朗のインタビューを公開。 ――今回のトーナメントにはリザーブファイトでの出場になりました。本戦から漏れたという部分で悔しさもありましたか? 「いえ、今の自分の状況を考えれば自然にリザーブファイトが最高のチャンスなのかな、と。少し冷静になって考えた時、ベストなチャンスをいただいたと思いました」 ――現在、島野選手はK-1・Krushで連敗が続いてます。結果が出ていない理由はどこだと自己分析していますか? 「今まではがむしゃらというか腕っぷしだけというか、自分のスタイルでいけるところまでいこうと思って戦いました。でもそれでは結果が出せなくて、今のスタイルの底が分かった連敗だったかなと思います。自分のスタイルを捨てるつもりはないですけど、いい意味でモデルチェンジが必要なことに気付かされた連敗でした」 ――攻撃力や勢いだけで勝ち続けるのは難しいと痛感していますか? 「厳しいと思います。もちろん原点はそこにあるし、そこにプラスアルファして引き出しを増やして、自分の新しい部分を一つ二つ表現できるように意識していいます」 ――それがカード発表会見での「こいつ化けるんじゃないかな?と思われる試合をしたい」という発言につながっているのでしょうか? 「はい。ここ最近の戦績と今回のリザーブファイトのチャンスもすべて含めて、これから取り組んでいくことへの準備にしたいし、その上で『こいつは化けるんじゃないか?』や『こいつはいい意味で危ないんじゃないか?』というのを感じてもらえればと思います」 ――そして対戦相手が郷州選手に決まりました。これまで戦う機会がなかった相手だと思うのですが、試合が決まった時はどんな心境でしたか? 「対戦を予想することはなかったのですが、郷州選手の名前を聞いてシンプルに頭に浮かんだのは“真っ向勝負”と“果たし合い”ですね」 ――お互いに逃げないタイプなので、気持ちのいい試合ができそうですか? 「もちろんそこに向けて準備したいですね。郷州選手の試合は過去に見たことがあって、気持ちも攻撃力も心もある選手なんで、そういう意味でも真っ向勝負になると思います」 ――その上でこれからの自分への期待感やインパクトを残したいですか? 「もちろんインパクトは残したいです。でもそれはこうなるんだろうなっていうインパクトじゃなくて、こいつどうなっちゃうんだろう?というインパクトです。客観的に自分を見て“島野浩太朗”は確実性がない選手だと思うんですね。でもそういうネガティブなところも含めて、予測不能なインパクトを残したい。それがいいか悪いかは分かりませんが、僕はそういうインパクトを残せる試合をしたいです」

Copyrighted Image