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クルーザー級王座決定戦で急きょ対戦のサッタリとターザンがともに絶好調宣言【K-1】

2025.05.30 Vol.Web Original

「K-1 BEYOND」(5月31日、神奈川・横浜BUNTAI)の前日計量が5月30日、都内で開催された。

 今大会では三大タイトルマッチが行われ、メインでは「第5代K-1 WORLD GPクルーザー級王座決定戦」でマハムード・サッタリ(イラン/TEAM大和魂)とティアン・ターザン(オランダ/Luc Verheije Fight Club)が対戦する。

 当初は王者リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)にターザンが挑むタイトル戦が予定されていたのだが、ツァーが大会1週間前の24日の練習中に鼻骨骨折のケガを負い、ドクターストップ。これに伴い、運営が協議した結果、昨年9月にツァーに挑戦し1-2の判定で敗れているサッタリを代替選手にすることと、その際に不可抗力ではあるがタイトル戦にスタンバイできないということでツァーに王座返上を提案。ターザン側とも折衝を続け、ツァーが王座返上し、サッタリとターザンで第5代王座の決定戦を行うことで合意し、このカードが26日に発表された。

 計量ではサッタリは87.0kg、ターザンは89.4kgでともに規定体重(-90kg)をクリアした。

 その後に行われた会見でサッタリは「試合に関してはもう準備万端という感じです。全てうまくいっています。明日、私たちは皆さんに最高の勝負を見せられる、最高のパフォーマンスを見せられるように戦いたいと思います」、ターザンは「明日、KOする準備はもう十分にできています。今回は減量も5kgだったので、とても簡単にすることができました。明日、最高の試合を皆さんにお見せしたいと思います」とそれぞれ自信のコメントを口にした。

王者ヨードクンポンが100gオーバーで王座はく奪。挑戦者の稲垣柊「日本人最後の砦として僕が王者になる」【K-1】

2025.05.30 Vol.Web Original

「K-1 BEYOND」(5月31日、神奈川・横浜BUNTAI)の前日計量が5月30日、都内で開催された。

 今大会では三大タイトルマッチが行われる。K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチではKrushスーパー・ライト級王者の稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)がヨードクンポン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)に挑戦する予定だったのだが、ヨードクンポンが65.1kgで規定体重の-65kgをクリアできず。稲垣は64.9kgでクリアしたことから試合はヨードクンポンから王座をはく奪したうえで、1R、ヨードクンポンは減点1からスタート、ファイトマネーの20%を没収し、その金額は稲垣に支払われたうえで試合を行うこととなった。試合自体は公式記録として残るものの、ヨードクンポンが勝っても王者とは認めず、稲垣が勝った場合のみ王者として認定される。なおグローブハンディについては稲垣側が希望しなかったため、当初の予定通り両者8オンスで行われる。

 ヨードクンポンは昨年9月に開催された「第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント」でカン・ピナール、イオヌット・ポパから連続KO勝ち。決勝は稲垣柊を破り、新王者となった。今年2月には鈴木勇人をKOし、初防衛に成功した。

不起訴の金子晃大が反省のヘアスタイル“反省襟足”で登場。池田幸司は「どういう勝ち方でもいいから勝つ」【K-1】

2025.05.30 Vol.Web Original

「K-1 BEYOND」(5月31日、神奈川・横浜BUNTAI)の前日計量が5月30日、都内で開催された。

 今大会ではK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)が-56kg契約のスーパーファイトで元Krushバンタム級王者の池田幸司(ReBORN経堂)と対戦する。

 金子は練習相手にケガを負わせたとして、千葉県警が傷害容疑で千葉地検に書類送検したことが2月27日に一部メディアで報道された。K-1側は当初、今大会への出場については慎重な姿勢を見せていたが、3月27日には嫌疑不十分で不起訴処分となったことから晴れて出場となった。

 池田は2度防衛したKrush王座を返上し、昨年7月からスーパー・バンタム級に階級を上げ、ここまで4戦2勝(1KO)2敗。

 計量では金子が55.9kg、池田が56.0kgで契約体重をクリアした。

 その後に行われた会見で金子は「明日はしっかりリングに立てるということで、周りのサポートしている方々、応援してくれているファンの方々、関わっている皆さんに感謝しながら明日やっていこうと思っています」とまずは感謝の言葉。

永坂吏羅が計量時間に間に合わず失格。大久保琉唯「試合がなくなってしまうのは悲しい」 永坂の引退宣言には「しないでほしい」【K-1】

2025.05.30 Vol.Web Original

「K-1 BEYOND」(5月31日、神奈川・横浜BUNTAI)の前日計量が5月30日、都内で開催された。

 カード発表会見前からSNSなどでやりあっていた大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)と永坂吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の注目の一戦は永坂が規定時間までに計量に現れず失格となり、試合が中止となった。

 試合は-56kg契約で行われる予定で、計量は11時にスタート。1回目の計量でクリアできなかった場合、2時間後までに再計量を行うことができるのだが、永坂は再計量の時間から30分遅れの13時30分に会場に到着し、はかりには乗ったものの100gオーバーだったという。

 規定時間内に計量を行った場合は2kgまでのオーバーの際には対戦に向けての交渉を行うことができるのだが、今回は規定時間に計量を行わなかったため、失格となった。大久保は55.8kgで規定体重をクリアしたため大久保の不戦勝に。大久保は明日はエキシビションマッチを行うことになった。

リュウ・ツァーがケガで欠場も思わぬ好カードが実現。サッタリvsターザンで王座決定戦。互いにKO決着を約束【K-1】

2025.05.26 Vol.Web Original

 K-1が5月26日、都内で「K-1 BEYOND」(5月31日、神奈川・横浜BUNTAI)に関する緊急会見を開催した。

 会見ではメインで行われる「K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ」で2度目の防衛戦に臨む予定だったリュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)がケガのため欠場することが発表された。そしてツァーが王座を返上し、挑戦者だったティアン・ターザン(オランダ/Luc Verheije Fight Club)と元Krushクルーザー級王者のマハムード・サッタリ(イラン/TEAM 大和魂)による「第5代K-1 WORLD GPクルーザー級王座決定戦」が行われることが合わせて発表された。この試合はそのままメインで行われる。

 サッタリはもともとレダ・ゼイディ(モロッコ/ARJ Trainingen)とクルーザー級で対戦の予定だった。ゼイディについては対戦相手をこれから見つけるのは困難なことから今大会は欠場。7月の福岡大会か9月の代々木大会への参戦を打診中とのこと。

 この日の会見には宮田充K-1プロデューサー、ターザン、サッタリが出席した。

 宮田氏は24日の土曜の正午に中国側の窓口となっているCFPの岩熊宏幸氏を通じて、ツァーが金曜の夜の練習中に鼻骨骨折のケガを負ったという報告を受けたことを明かした。その後、診断書とレントゲン写真が送られ、ドクターストップでの欠場が決まった。

 その後、運営で協議を行い、昨年9月にツァーに挑戦し1-2の判定で敗れているサッタリを代替選手にすることと、その際に不可抗力ではあるがタイトル戦にスタンバイできないということでツァーに王座返上を提案。ターザン側とも折衝を続け、ツァーが王座返上し、サッタリとターザンで第5代王座の決定戦を行うことで合意。またツァーには負傷が癒えた後に早い段階で新王者に挑戦する権利を与えることも提案したという。

谷川聖哉が山口翔大を延長の末に判定で破り初の王座獲得。クルーザー級日本最強を証明【Krush】

2025.05.26 Vol.Web Original

「Krush.176」(5月25日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「第3代Krushクルーザー級王座決定戦」で谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が山口翔大(GENESIS/TEAM3K)に延長の末、判定勝ちを収め、自身初の王座戴冠を果たした。

 谷川は空手で輝かしい実績を残し、2017年5月にプロデビュー。2020年3月にK-1のさいたまスーパーアリーナ大会に参戦以降、K-1グループのクルーザー級戦線で活躍。「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」(2021年)、「K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント」(2022年)では決勝に進出もともにマハムード・サッタリに敗れた。昨年3月にはミドル級に階級を下げ「初代Krushミドル級王座決定トーナメント」に参戦も初戦でブハリ亜輝留に敗れ、次戦からクルーザー級に復帰した。

 これまでクルーザー級では日本人選手に10戦9勝1分も外国人ファイターには6戦6敗と歯が立たない状況が続いている。

4月から連戦の塚本拓真がヴィトー・トファネリのローで右足を破壊され無念のKO負け【Krush】

2025.05.26 Vol.Web Original

「Krush.176」(5月25日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで4月大会に続き連続参戦の塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)がヴィトー・トファネリ(ブラジル/Brazilian Thai / 闘英館)と対戦した。試合はトファネリの奥足への左ローで右足を破壊された塚本がKO負けを喫した。

 塚本は昨年4月のゴンナパー・ウィラサクレック戦から不可思、佐々木大蔵と国内の団体で王座戴冠歴のある格上の選手たちとの対戦が続き、勝利こそ不可思からの1勝に終わるがゴンナパー、佐々木との対戦ではダウンを奪われながらも最後まで相手を苦しめた。そして今年の初戦となった4月の後楽園大会では岩﨑悠斗にKO勝ちを収め、着実に成長していることを証明した。

 その岩﨑戦後に「すぐに試合がしたい」とアピール。これを受け組まれたのがトファネリ戦だった。

白幡裕星が長野翔と延長にもつれる接戦の末、2-1の判定勝ち。黒川瑛斗へのリベンジに一歩前進【Krush】

2025.05.26 Vol.Web Original

「Krush.176」(5月25日、東京・後楽園ホール)で行われたバンタム級戦で白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス)と長野翔(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が対戦し、延長にもつれ込む激闘の末、白幡が2-1で判定勝ちを収めた。

 白幡は昨年10月に行われた「第9代Krushバンタム級王座決定トーナメント」決勝戦で黒川瑛斗と対戦し、判定負けを喫し王座戴冠はならず。再起戦となった今年1月の後楽園大会ではトーナメント準決勝で黒川に敗れた林佑哉と対戦。判定で退け黒川へのリベンジとK-1王座獲得へ向けて再スタートを切った。

 長野はその1月大会でKrushフライ級王者の大夢に挑戦の予定だったのだが、直前に「カポジ水痘様発疹症」を発症し欠場。今回はバンタム級に階級を上げての再起戦だった。

4月から連戦の塚本拓真「明日、会場に来る人はマジで俺の試合を見ていったほうがいい」と自信満々【Krush】

2025.05.24 Vol.Web Original

「Krush.176」(5月25日、東京・後楽園ホール)の前日計量が5月24日、都内で行われた。セミファイナルで対戦する塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)は66.0kg、ヴィトー・トファネリ(ブラジル/Brazilian Thai / 闘英館)は65.8kgでクリア。試合は-66kg契約で行われる。

 塚本は昨年4月のゴンナパー・ウィラサクレック戦から不可思、佐々木大蔵と国内の団体で王座戴冠歴のある格上の選手たちとの対戦が続き、勝利こそ不可思からの1勝に終わるがゴンナパー、佐々木との対戦ではダウンを奪われながらも最後まで相手を苦しめた。そして今年の初戦となった4月の後楽園大会では岩﨑悠斗にKO勝ちを収め、着実な成長を証明した。

 トファネリは2020年11月のK-1福岡大会からK-1グループに参戦。ここまで7戦して2戦目の鈴木勇人からの勝利にとどまっているが、対戦相手は野杁正明、林健太、佐々木大蔵、稲垣柊ら王座獲得歴のある選手ばかり。塚本にとっては今後の飛躍に向けての試金石となる一戦だ。

 計量後の会見で塚本は「明日は僕の覚悟と殺気を見届けてください」、トファネリは「明日に向けて準備はちゃんと整って、みんなが納得するような素晴らしい試合をするので、よろしくお願い致します」と挨拶。

 塚本は「国際戦はゴンナパー選手とやったことがあるんですけど、今回2回目になるので向かい合ってみてどういう緊張感があるのかとか楽しみだなと思っています」と武者震い。

山口翔大の「こういう奴はベルトを獲ったらよその団体に行きよる」に谷川聖哉「彼は今、思春期みたいな感じ。触れたくもない」【Krush】

2025.05.24 Vol.Web Original

「Krush.176」(5月25日、東京・後楽園ホール)の前日計量が5月24日、都内で行われた。メインイベントで行われる「第3代Krushクルーザー級王座決定戦」で対戦する谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は89.8kg、山口翔大(GENESIS/TEAM3K)は89.6kgでそれぞれ規定体重をクリアした。

 谷川は空手で輝かしい実績を残し、2017年5月にプロデビュー。2020年3月にK-1のさいたまスーパーアリーナ大会に参戦以降、K-1グループのクルーザー級戦線で活躍。「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」(2021年)、「K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント」(2022年)では決勝に進出もともにマハムード・サッタリに敗戦。その後も日本人ファイターには強さを発揮するものの、海外勢には結果を残せない時期が続く。昨年3月にはミドル級に階級を下げ「初代Krushミドル級王座決定トーナメント」に参戦も初戦でブハリ亜輝留にダウンを取られたうえでの判定負けを喫し、次戦からクルーザー級に復帰。クルーザー級ではRUI、実方宏介に勝利も、10月の「K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選」では韓国のクォン・ジャンウォンに敗れるなど、やはり海外勢には勝てず。今回は12月の実方戦以来の試合となる。

 山口は空手の白蓮会館の全日本大会で5度優勝。300超の流派、団体が加盟するJFKO全日本大会では2018年と2019年の重量級を連覇。2019年には新極真会の世界大会の日本代表にも選ばれている。2020年2月にプロデビュー。9月からK-1グループに参戦し4戦4勝(2KO)の戦績が認められ、昨年10月には「K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選」に出場するもエロール・ジマーマンにKO負け。しかし韓国のクォン・ジャンウォンが病気で欠場となったことから12月の本戦に復活出場。クラウディオ・イストラテに反則勝ちを収め、日本人唯一の準決勝進出を果たすもフェン・ルイに接戦の末、敗れた。今回はそれ以来の試合となる。

K-1ファイター大久保琉唯「永坂選手は黙らせる。僕に負けてターゲットを別の人に変えてくれたら応援する」

2025.05.23 Vol.Web Original

 格闘家は普段何を考え、何をしているのか…。記者会見や試合だけでは分からない格闘家の内面に切り込むインタビュー企画「格闘家プロファイリング」。ここまで「教訓とする言葉or生きる上でのモットー」「近い将来と遠い未来」といった4つのテーマでK-1ファイターの大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)に話を聞いた。最終回のテーマは「次戦について」。(全5回/最終回)

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