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昨年覇者のコプリヴレンスキーがタプを破り11月の決勝ラウンドに進出。フェルドンクは今年も1回戦でKO勝ち【K-1】

2025.09.08 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX 2025」(9月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で「K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント」が開幕し、1回戦8試合が行われた。

 昨年の「K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント」王者のストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike’s Gym)が1回戦第7試合でデニス・タプ(モルドバ/MSGYM FIGHT CLUB)を3-0の判定で破り、11月に行われる決勝ラウンドに進出した。

 1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかけるコプリヴレンスキーにタプは前蹴り。タプは左ボディー、左フック。コプリヴレンスキーは詰めて右ハイ。タプはスイッチを繰り返し機をうかがう。コプリヴレンスキーは蹴りが冴える。そして飛びヒザも。タプはワンツー。コプリヴレンスキーは右ハイ。コプリヴレンスキーは前蹴り。コプリヴレンスキーはワンツーから左インロー。タプのパンチはしっかりガードのコプリヴレンスキー。コプリヴレンスキーは左ハイ、右ミドル。タプが圧をかけ返すがコプリヴレンスキーは前蹴り。タプも前蹴り、左ミドル。コプリヴレンスキーは前蹴り、右ハイ。タプの強烈なパンチはコプリヴレンスキーがかわす。コプリヴレンスキーはバックブロー。

須藤元気新プロデューサー「僕は各団体、仲間だと思っている。業界全体で盛り上げていくことは大切」【K-1】

2025.09.03 Vol.Web Original

 K-1の新プロデューサーに就任した元格闘家で元参議院議員の須藤元気氏が今後目指すK-1の在り方として初期のK-1を挙げた。

 K-1は9月3日、都内で緊急記者会見を開き、宮田充プロデューサーの退任と須藤氏が新たにプロデューサーに就任することを発表した。

 須藤氏は会見で昨今話題になっているK-1の選手契約について「契約はワンマッチでいいんじゃないかなと思っている。基本的にはワンマッチ契約でもいいですし“出たい奴、出てこいや”みたいな形を作りたい」と改革案を示したうえで、団体の壁を越えた日本人によるトーナメントの開催を目標に掲げた。

 かつてのK-1の選手契約については「ドメスティックでしっかり固める、競技化としてやっていくためにしっかりと囲わなきゃいけないフェーズがあったと思う。その方針は決して間違えているとは思わない。その内向きだったK-1というものがそろそろ次のフェーズに行かなきゃいけないというところがあるから僕にも声がかかったと思う。忖度していたら本当にダメ。選手だって恋愛と一緒で束縛してもうまくいかない。束縛しちゃダメですよ。相手が“出たいです”というような魅力あるリングにすればK-1だけじゃなく日本格闘技界全体が底上げできる。K-1というブランドがあるので、K-1だったらそれができると思う。無形資産があるので、そのK-1という名前を使って各団体が盛り上がって、みんなが喜んでもらえればいいなって。ちょっと綺麗ごとに聞こえるかもしれないですけど、ファンの人たちにも喜んでもらえるような、選手たちも自由に出られる。出られるけど、ちゃんといい試合しないと出られないというような形を作ればK-1自体、絶対盛り上がると思います」などと語った。

須藤元気新K-1プロデューサーが「今あるK-1をぶち壊し、新しい風を吹き込む」と数々の改革案を提案【K-1】

2025.09.03 Vol.Web Original

 K-1が9月3日、都内で緊急記者会見を開き、元格闘家で元参議院議員の須藤元気氏が新たにプロデューサーに就任することを発表した。これまでプロデューサーを務めていた宮田充氏は兼任していたKrushプロデューサーをそのまま続け、須藤氏をサポートしていくことも合わせて発表された。

 須藤氏は会見で「今あるK-1をぶち壊し、新しい風を吹き込む。今のK-1に必要なのはワクワク感や高揚感。そして格闘技に対する幻想だと思っている」と宣言すると数々の改革案を提案した。

 須藤氏は昨年、K-1 MAXのアンバサダーとして会場で試合を観戦したのだが「楽しかったが見終わった後にちょっと疲れた。なぜかと思ったら試合数が多い。僕の現役時代は10~12試合くらい。映画を見終わった後に食事とか一杯飲みながら感想を話したりするように、格闘技やK-1も試合後に“あの選手、強かったよね”といった会話を一つのパッケージとして作りたい。試合で終わらせるのではなく終わった後にその余韻に浸ってもらう。
そのためには試合数を少なくして、より選手に対してもフォーカスできるような仕組みにしたい」と1大会の試合数を10試合程度にすることを掲げた。

 そうなると出場枠が大きく減るのだが「Krushだったりアマチュアがあったりとヒエラルキーの構造がある中で、K-1というトップの興行は厳選した選手が出られる大会にしていきたい。それによってステータスとK-1というブランディングが形作られるのではないかと思っている」とK-1の再ブランディング化を模索する。

宮田充氏がK-1プロデューサーを退任。Krushプロデューサーとして新プロデューサーの須藤元気氏をサポートへ【K-1】

2025.09.03 Vol.Web Original

 K-1が9月3日、都内で緊急記者会見を開き、宮田充プロデューサーの退任と元格闘家で元参議院議員の須藤元気氏が新たにプロデューサーに就任することを発表した。

 宮田氏は2014年からスタートした新生K-1で2016年9月から2018年12月まで2代目のプロデューサーを務めた。その後、2020年6月にK-1グループを離れ、2020年9月にKNOCK OUTとREBELSのプロデューサーに就任。2023年8月にはK-1グループに復帰し、Krushプロデューサーを務め、2024年12月14日にカルロス菊田プロデューサーの退任に伴い、Krushプロデューサーとの兼務で2度目のK-1プロデューサーに就任していた。

 宮田氏は会見で「K-1実行委員会のメンバーであることには変わりはないので新しいプロデューサーを支える立場で関わっていくことになると思う。Krushのほうはしっかりやらせてもらおうと思っている」と語るように完全にK-1グループから離れるのではなく、Krushプロデューサーは継続して務める。そして「これから新しいプロデューサーが発表されるが、K-1はまたいい方向に変わっていくと思う。ファンの皆さんには楽しみにしてもらえればと思う。僕は今までと変わらず、K-1が良くなっていくようにやっていく」などと続けた。

 宮田氏は宮田体制の打倒を掲げたK-1反乱軍「RibelLion」のレオナ・ペタスとの抗争が続いていたのだが「レオナ・ペタス選手は“やっと俺が引きずり下ろした”“あいつを引きずり下ろすのがテーマだった”というのであれば“ざまあ見ろ”と言うかもしれない。彼が喜ぶのであれば、喜んでもらえればと思います。K-1のメンバーであることには変わりはないので抗争は続いていくのかなと思いますが、奴の出方次第です」と語った。

上遠野寧吾が東虎之介との激闘制しフライ級王座決定トーナメント準決勝進出。対戦相手の海凪は昨年8月のリベンジ誓う【Krush】

2025.08.24 Vol.Web Original

「Krush.179」(8月23日、東京・後楽園ホール)で「第5代Krushフライ級王座決定トーナメント」が開幕した。今回のトーナメントは前王者・大夢の王座返上に伴うもので、この日は1回戦4試合が行われた。

 1回戦第4試合では上遠野寧吾(POWER OF DREAM)と東虎之介(ALONZA ABLAZE)が対戦した。

 上遠野はプロ戦績4戦4勝(3KO)でK-1グループ初参戦となった昨年8月のKrushでは海凪に判定勝ち、10月には大平龍にKO勝ちを収めている。今回はそれ以来の試合となる。

 東はプロ戦績8戦6勝(2KO)2敗。K-1グループには2023年9月から参戦し、3戦1勝2敗。昨年10月には前王者・大夢と対戦し、3RTKO負けを喫した。前戦は今年3月の九州プロキックボクシングでの有馬大翔とのKPKBフライ級王座決定戦で、3RでKO勝ちを収め王座を獲得している。

大久保琉唯の弟・世璃がフライ級王座決定トーナメントで準決勝進出。対戦相手の安尾瑠輝に「全然僕には勝てない」と豪語【Krush】

2025.08.24 Vol.Web Original

「Krush.179」(8月23日、東京・後楽園ホール)で「第5代Krushフライ級王座決定トーナメント」が開幕した。今回のトーナメントは前王者・大夢の王座返上に伴うもので、この日は1回戦4試合が行われた。

 1回戦第1試合では安尾瑠輝(K-1ジム心斎橋チームレパード)と渡部蕾(KNOCK OUTクロスポイント大泉)が対戦した。

 安尾はプロ戦績10戦7勝(4KO)3敗。元DEEP☆KICK -51kg王者で昨年7月には元Krushフライ級王者の悠斗にKO勝ちを収めている。渡部はKNOCK OUTを主戦場にするファイターで、今回はk-1グループに初参戦。プロ戦績は5戦5勝(3KO)で現在、3戦連続KO勝ち中。

 1R、オーソドックスの安尾とサウスポーの渡部。詰める安尾に渡部が右フック。渡部は前蹴り。そして足を使って回る渡部。圧をかけるのは安尾。渡部はカウンターでパンチを当てていく。安尾は左右のフック。渡部はワンツー、左の蹴り。渡部は踏み込んで左ストレート。渡部は足を使って動き、的を絞らせない。そして左フック、ワンツー、飛びヒザと多彩な攻撃。安尾のパンチに渡部がカウンターで左ボディー。

大鹿統毅が難敵・岩尾力に判定勝ち。「1回も出たことがないので、K-1に出してもらいたい」とアピール【Krush】

2025.08.24 Vol.Web Original

「Krush.179」(8月23日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで行われたスーパー・バンタム級戦で元Krushフライ級王者の大鹿統毅(K-1ジム総本部チームペガサス)が難敵・岩尾力(POWER OF DREAM)を激戦の末、判定で破り、K-1出場をアピールした。

 大鹿は2023年5月に行われた「第2代Krushフライ級王座決定トーナメント」で山脇飛翼、大夢を破り王座を獲得。しかし初防衛戦となった10月の悠斗戦でKO負けを喫し、王座陥落。約11カ月ぶりの再起戦となった昨年9月の山浦力也戦から階級をスーパー・バンタム級に上げ、ここまで3戦2勝1敗。

 岩尾は交通事故を乗り越え、2022年に戦線に復帰すると4連勝(3KO)でKrushスーパー・バンタム級王者・璃明武への挑戦を決めるが、自身のケガで欠場。昨年9月の再起戦で鬼山桃太朗に判定負けを喫するも、今年2月には河野直次郎にKO勝ちを収め復活。6月にはオープンフィンガーグローブ(OFG)マッチで鈴木太尊と対戦の予定も、鈴木が減量中に体調を崩してしまい計量を行うことができず、岩尾の不戦勝となっていた。

驚異の19歳ソフィア・ツォラキドゥが池内紀子に延長の末、判定勝ちで王座獲得「必ず戻ってくる。次はK-1のベルトも狙いたい」【Krush】

2025.08.24 Vol. Web Original

「Krush.179」(8月23日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「Krush女子フライ級タイトルマッチ」で王者・池内紀子(POWER OF DREAM)がソフィア・ツォラキドゥ(ギリシャ/PANTHERS SPORTS ACADEMY)を相手に初防衛戦に臨んだ。試合は延長にもつれ込む激戦となり、ツォラキドゥが判定で勝利を収め新王者となった。

 池内は2023年10月からスタートした「第6代Krush女子フライ級王座決定トーナメント」の準決勝で真優、2024年1月に行われた決勝では麻央を破り、プロデビューから無敗で王座を獲得した。ケガから復帰となった昨年11月にはチェ・ウンジにKO勝ち、今年2月のK-1ではベセラ・ロガスカに判定勝ちを収め、プロ戦績を9戦9勝(1KO)とした。

 ツォラキドゥはアマチュアキックで92戦85勝の好成績を収めた後、今年4月12日にギリシャのKOK(リトアニアのキック団体)大会でプロデビュー。かつてKrushのリングでKANAと1勝1敗だった元Krush女子フライ級王者メロニー・ヘウヘスに判定勝ちを収めた。5月18日にはプロ2戦目にしてWAKO-PRO地中海王座を奪取。今月の8日に19歳になったばかりだ。

K-1の玖村修平が2年ぶりの参戦「覚悟を決めてここにやってきた」。雅治を破りタイトル戦線殴り込みに意欲【KNOCK OUT】

2025.08.12 Vol.Web Original

 KNOCK OUTが8月12日、都内で「KNOCK OUT.57」(9月23日、東京・後楽園ホール)の追加カード発表会見を開催した。

 K-1グループの元Krushフェザー級王者・玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)の2年ぶりの参戦が発表された。玖村はKNOCK OUT-BLACKフェザー級で雅治(レンジャージム)と対戦する。

 玖村は2019年6月にK-1で行われた「スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」で3位に輝く。その後、網膜剥離での長期欠場などもあったが、復帰後の2020年9月からは階級をフェザー級に上げ、2022年5月には新美貴士を破り、Krush王座を獲得。同年8月には「K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」に参戦し、1回戦はKO勝ちを収めるも、準決勝で優勝した軍司泰斗にKO負けを喫した。2023年3月には森坂陸に敗れKrush王座から陥落。再起を期して9月にKNOCK OUTに参戦するも栗秋祥梧に1RKO負けを喫した。昨年6月にKrushで桝本翔也にKO勝ちを収め再起を果たすと10月には元K-1王者の椿原龍矢に判定勝ちを収め、完全復活を感じさせたが、今年2月のK-1代々木大会で兼田将暉にKO負けを喫し、今回はそれ以来の試合となる。

 雅治は2022年12月にKNOCK OUTに初参戦し2連続TKO勝ちを収めるも、以降3連敗。今年5月の後楽園大会で11か月ぶりのリングに上がり、森本直哉に判定勝ちを収め、再起を果たした。ここまでプロ戦績9戦5勝(4KO)4敗の21歳(試合時は22歳)。

 現在、KNOCK OUT-BLACKのフェザー級は王座が空位で、この9月大会で古木誠也とチュームーシーフーの間で王座決定戦が行われる。

−70kgトーナメントの最後の1枠に木村“フィリップ”ミノル「ぶっちぎりの優勝をして自分の復活の舞台としたい」【K-1】

2025.07.30 Vol.Web Original

 K-1が7月30日、都内で「K-1 WORLD MAX~−70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦~」(9月7日、東京・代々木第二体育館)の追加カード発表会見を開催した。

 これまで15選手の参戦が発表されていた「−70kg世界最強決定トーナメント」の残り1枠に木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box)が入ることが発表された。

 木村はこの階級の元K-1王者。2022年11月に契約終了でK-1を離脱。その後、プロボクシングへの転身を図るが諸々の事情で断念すると、2022年12月の「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」で戦線に復帰。その後、KNOCK OUTを経てRIZINにも参戦するが、その初戦であったロクク・ダリ戦での検査でドーピングが発覚。半年の出場停止となった。RIZINで復帰後、巌流島を経て昨年10月に「FIGHT CLUB.2」でYA-MANとのオープンフィンガーグローブマッチ(OFGM)での対戦が決まるが、大会2日前に大麻取締法違反容疑(所持)で逮捕され、試合は中止となった。

 今年2月にはK-1の会見に突如現れ「K-1で強い姿を見せて復活の一歩目にしたい」と語っていた。試合自体は2021年12月のK-1大阪大会以来、3年9カ月ぶりの参戦となる。

 宮田充プロデューサーは「非常に輝かしい活躍もある反面、残念なこともあって今はちょっと試合から遠ざかっている状況にある。そんな中で−70kgのトーナメントの参加選手を発表した中で“日本人選手に出てほしい”と発信させていただいた。そうした呼び掛けに対し、いくつかのリアクションをいただいた。その中で木村選手から強い参戦希望がありました」とその参戦の経緯を明かした。

松谷綺がトーナメント決勝で破った末松晄を相手に初防衛戦。「叩き潰して二度と名前を出せないようにしたい」【K-1】

2025.07.30 Vol.Web Original

 K-1が7月30日、都内で「K-1 WORLD MAX~−70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦~」(9月7日、東京・代々木第二体育館)の追加カード発表会見を開催した。

 K-1 WORLD GP 女子アトム級王者の松谷綺(ALONZA ABLAZE)が末松晄(K.I.K team BLADE)を相手に初防衛戦に臨むことが発表された。

 松谷は前王者・菅原美優の王座返上に伴う王座決定トーナメントを制し、今年2月に戴冠。今回はそれ以来の試合となる。2人はトーナメントの決勝で対戦し、松谷が2-0の判定で勝利を収めた。その後、末松は5月のKrush大阪大会で紗依茄にKOで、7月のK-1福岡大会では大西日和に判定で勝利を収め2連勝し、今回の王座挑戦にこぎつけた。

 会見で「今回はしっかり勝ってベルトを巻くので応援してください」という末松に松谷は「2月にトーナメントをやったばっかで、年内にK-1のベルトを獲るっていう、なめたことを言ってるんで、簡単にリベンジできるほど甘くないんだよっていうことを分からせたいと思います」とぴしゃり。

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