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ONEデビュー戦の与座優貴「どの展開になっても負けることはない。いつも通り倒したい。心を折りたい」【ONE】

2025.05.22 Vol.Web Original

 ONE Championshipの「ONE Friday Fights 109」(5月23日、タイ・ルンピニースタジアム)に出場する元K-1 WORLD GPライト級王者の与座優貴(team VASILEUS)の試合を前にした公式インタビューがONEを通じて届いた。与座はONEデビュー戦でエルブルース・オスマノフ(ロシア)と対戦する。

 なお前日計量は与座は144.6lbs(65.58kg)、ハイドレーション1.0132、オスマノフは144.4lbs(65.49kg)、ハイドレーション1.0241でそれぞれクリアしている。

吉成名高がONEと独占複数試合契約を締結「ONEムエタイ初の日本人チャンピオンに必ず輝きます」【ONE】

2025.05.19 Vol.Web Original

「ONE Championship」が5月19日、ラジャダムナンスタジアム認定3階級覇者王者の吉成名高(エイワスポーツジム)と独占複数試合契約を締結したことを発表した。

 吉成はミニフライ級で2018年12月にラジャダムナンスタジアム認定王座、2019年4月にルンピニースタジアム認定王座を獲得し、日本人初のムエタイ2大殿堂統一王者に。2023年7月にはラジャダムナンスタジアム認定フライ級王座を獲得し、タイ人以外では史上初となるラジャダムナン王座の2階級制覇とういう偉業を成し遂げた。同年12月にはラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級暫定王座を獲得し、タイ人以外では史上初となる3階級制覇を達成。昨年2月には正規王者プレーオプラーオ・ペップラオファーを破り正規王者となり、真の3階級制覇を成し遂げた。

 主戦場のBOM、RWSの他にもRIZIN、KICK BOXING WORLD CUP、TOP BRIGHTSなどさまざまな団体で戦い、今年3月の日本大会でONE初参戦。ラック・エラワンにKO勝ちを収めている。5月の「SPACE ONE×BOM」でもチョークディー・ペッセーントーンにKO勝ちを収め、現在37連勝中。また昨年12月の「SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT GROUND ZERO TOKYO 2024」でオープンフィンガーグローブ(OFG)マッチに初挑戦しKO勝ち。以降、エラワン、チョークディーとOFGMで3連勝とONEムエタイへの準備は抜かりなし。

 吉成はONEを通じて「今回、新しいチャレンジとしてONEの舞台に参戦することが決まりました。中川会長をはじめエイワスポーツジムの先生、仲間、先輩方と追求してきた、美しさのあるムエタイが世界の舞台でもトップに立てること証明したいと思います。ONEムエタイ初の日本人チャンピオンに必ず輝きますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします」とコメントしている。

前K-1王者の軍司泰斗が元ラジャ王者を相手にOFG戦に初挑戦。将来的なONEムエタイへの参戦もアピール【KNOCK OUT】

2025.05.13 Vol.Web Original

 前K-1 WORLD GPフェザー級王者の軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)がKNOCK OUTに初参戦し、オープンフィンガーグローブ(OFG)で戦うKNOCK OUT-REDルールでタイのペットルンルアン・ソーチャルワン(ソーチャルワンジム)と対戦することが5月13日に発表された。

 KNOCK OUTはこの日、都内で「THE KNOCK OUT」(6月22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の第2弾対戦カード発表会見を開催。ここで軍司の参戦が発表された。

 軍司は2021年12月に椿原龍矢を破りK-1フェザー級王座を獲得し、2022年に行われた「K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では圧倒的な強さを見せて優勝。その後は海外の強豪相手に4連勝。昨年3月に行われたRISEとの対抗戦ではRISEフェザー級王者の門口佳佑と対戦し、延長の末、判定勝ちを収めたが、9月に寺田匠を相手に防衛戦に臨むも延長の末、敗れ王座陥落。そこからわずか20日間という短いスパンで臨んだ「能登半島地震チャリティ・イベント JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE」でクリスチャン・ボグダン(ルーマニア)を破り、ISKAインターコンチネンタル スーパーフェザー級王座を獲得している。

 軍司はその後、試合をしないまま4月30日付でK-1との契約が円満に満了となったことが発表され、その動向が注目されていた。

 軍司は「K-1を辞めて、僕の第2章はオープンフィンガーのムエタイだと思っている。その中でKNOCK OUTさんからオファーをいただいて、出ることになった。しかも現役のムエタイの元王者を当ててくれたことにすごい感謝をしている。8か月ぶりの試合でどうなるか分からないが、しっかり倒して勝つ」と決意を述べた。

吉成名高が3度目のOFGマッチで1RKO勝ち「純ムエタイがONEでも世界でも通用することを見せたい」【SPACE ONE×BOM】

2025.05.12 Vol.Web Original

 ラジャダムナンスタジアム3階級制覇王者の名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム)が「SPACE ONE×BOM」(5月11日、東京・アリーナ立川立飛)で3度目のオープンフィンガーグローブマッチ(OFGM)に臨み、1Rに3つのダウンを奪いKO勝ちを収めた。

 この日の大会は中国の格闘技イベント「SPACE ONE 宇宙栄耀」と日本のムエタイイベント「BOM(Battle Of Muaythai」がタッグを組んでのもの。名高はチョークディー・ペッセーントーン(タイ)と対戦した。チョークディーは2008年生まれの16歳にして60戦48勝10敗2分の戦績を誇るファイター。これまでヤソートーン県アマチュアムエタイ、東北地方青少年アマチュアムエタイ大会の2つのタイトルを獲得している。

元K-1王者の黒田斗真が貫録の1RKO勝ち。「名高選手はムエタイ。僕はキックで」ONE Championship参戦&王座獲得を目標に【SPACE ONE×BOM】

2025.05.12 Vol.Web Original

 前K-1 WORLD GPバンタム級王者の黒田斗真(フリー)が「SPACE ONE×BOM」(5月11日、東京・アリーナ立川立飛)で約1年5カ月ぶりの復帰戦に臨み、1RでKO勝ちを収め、その実力を見せつけた。

 黒田は2023年12月の「K-1 ReBIRTH.2」で行われたバンタム級タイトルマッチで石井一成を破り初防衛に成功するも、この試合を最後に戦線から離れ、4月14日に行われた今大会のカード発表会見にK-1との契約が残っている状態で出席。強行突破という形での大会参戦であることを口にしていた。その後、K-1と黒田側で話し合いが行われ、大会前日の10日にK-1から黒田との契約が双方の合意により満了となったことが発表された。

 晴れて自由の身となった黒田はこの日、シワラット・ウォー リンティダ(タイ)と対戦。シワラットは2024年9月の「BOM 47」で竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉/エイワスポーツジム)とWBCムエタイ世界フライ級王座決定戦を争った選手。

海人が5・23「ONE Friday Fights」に参戦しシッティチャイを破ったシアサラニと対戦。グレゴリアン戦はまとまらず【ONE】

2025.05.09 Vol.Web Original

 シュートボクシング協会が5月8日、SB世界スーパーウェルター級王者の海人(TEAM F.O.D)がONE Championshipの「ONE Friday Fights 109」(5月23日、タイ・ルンピニースタジアム)に参戦することを発表した。海人はモハメド・シアサラニ(イラン/Team Mehdi Zatout)と対戦する。

 シアサラニは2023年1月の「ONE Friday Fights 2」からONEに参戦。ここまで7戦5勝(1KO)2敗の戦績を残し、5勝の中には元GLORY世界ライト級王者のシッティチャイ・シッソンピーノン、元Enfusionスーパーフェザー級王者のモハメド・ブタザ、野杁正明から勝利を収めているリウ・メンヤンからの勝ち星も含まれる強豪だ。

 海人は3月23日にさいたまスーパーアリーナで開催された「ONE.172」でマラット・グレゴリアンと対戦予定だったが、グレゴリアンが公式計量で体重を超過したため試合は中止に。大会後のチャトリ・シットヨートンCEOの発言に対してSB協会が抗議文を提出し、チャトリCEOと海人も同席のもと、和解が成立していた。

 和解後、急きょONEサイドからSB協会に5月初旬での海人vsグレゴリアンについて提案があり、実現に向けて交渉を進めたもののグレゴリアンサイドとの調整がつかなかったため、このタイミングでの両者の対戦は実現には至らず。そこでONEからはグレゴリアンの代替選手としてモハメド・シアサラニの名前が挙がったという。

ONE参戦発表の与座優貴が「今年、獲りたい」と年内のタイトル獲得を宣言。フライ級の武尊、フェザー級の野杁正明との揃い踏みを目標に【ONE 】

2025.04.25 Vol.Web Original

 前K-1 WORLD GPライト級王者の与座優貴(team VASILEUS)が4月25日、都内にある所属ジムで囲み取材を行った。

 与座は22日にアジア最大級の格闘技団体「ONE Championship」と独占複数試合契約を締結したことが発表されている。

 与座は会見で「今年、獲りたい」と年内のONE世界王座獲得を目標に掲げた。与座はONEではバンタム級(65.7kg契約)に階級を上げて参戦する。同階級はジョナサン・ハガティーが王座に君臨。初代K-1 WORLD GPライト級王者のウェイ・ルイ、秋元皓貴、スーパーレック・キアトモー9といった強豪の名が並ぶ層の厚い階級だ。

 与座は「ようやく念願のONE参戦。本当んワクワクしている。戦いたい選手もたくさんいる。先輩たちの世界で戦う背中を見て来たので、やっと自分もそのリングで戦えるのは楽しみなので、これからいろいろな奴を倒してONEのベルトを獲りたいと思う」と笑顔を見せた。

 ともに取材に臨んだ武尊は「やっと優貴がONEに参戦できることになってチームメイトといsてすごくうれしい。優貴の強さは練習でもK-1での戦いでも分かっているので優貴の強さを世界中に知ら締めてほしいなと思っている」、野杁正明は「純粋にうれしく思う。優貴の強さを。K-1時代はなかなか相手もいなくて、僕の後をたどるではないが、僕も対戦相手がいなくて、優貴もそういう状況だった。胸を張って堂々と世界と戦える舞台を選んでくれたので、優貴の強さを証明してほしいと思っている」と期待をかけた。

野杁正明の王座獲得に「あの姿を見たら辞めるなんて言えない」と武尊が現役続行を明言。ロッタンとのダイレクトリマッチをアピール【ONE】

2025.04.25 Vol.Web Original

 K-1 WORLD GP3階級制覇王者の武尊(team VASILEUS)が4月25日、現役続行を明言し、ロッタンとのダイレクトリマッチをアピールした。

 武尊はこの日、ONE Championship参戦が発表されたばかりの与座優貴、ONE Championshipフェザー級(−70.3kg)キックボクシング暫定世界王者の野杁正明とともに囲み取材を行った。

 会見ではONE参戦が発表されたばかりの与座について「やっと優貴がONEに参戦できることになってチームメイトとしてすごくうれしい」などと語る一方で自身の去就については「この前の試合はふがいない結果になってしまって申し訳ないなという気持ちだったが、一つ前の試合で正明が最高の形でベルトを獲ってくれて、あの姿を見たら辞めるなんて言えないなと思った。正明もONEで2連敗してすごく苦しい時期を過ごしていたのを近くで見ていたので。あそこから復活して一気にベルトまで獲ったあの姿を見せられたら、これくらいで心が折れていたらダメだなと思ったし、また新しく優貴が参戦してくれて。試合は個人競技なので別々ですがONEで戦う仲間がまたチームの中で増えて、ジムの士気も上がっている。2人に負けないように僕もう少しだけ頑張ろうかと思っている」と現役続行を明言。

与座優貴がONEと独占複数試合契約を締結「武尊さん、野杁さんと一緒にONEのベルトを巻くことが僕の目標」【ONE】

2025.04.22 Vol.Web Original

 アジア最大級の格闘技団体「ONE Championship」が4月22日、前K-1 WORLD GPライト級王者の与座優貴(team VASILEUS)と独占複数試合契約を締結したことを発表した。

 与座はONEを通じて「念願のONE参戦、とても嬉しく今までにない位モチベーションが上がっています。世界最高峰の舞台で、武尊さん、野杁さんと一緒にONEのベルトを巻くことが僕の目標です。必ず世界最強を証明するので、ファンの皆さん与座優貴の試合を楽しみにしていてください」とコメントした。

 与座は幼少期から極真空手に打ち込み、2017年に「第6回極真会館全世界ウエイト制空手道選手権大会」軽量級で最年少優勝という快挙を達成。2019年にキックボクシングに転向し、INNOVATIONのリングでプロデビュー。REBELS、KNOCK OUTにも参戦し、デビューから7連勝を飾るも、2020年2月に行われた「KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1」の「無法島GP 64kg級トーナメント」1回戦で鈴木千裕に敗れ、プロ初黒星。2021年12月にK-1グループに戦場を移すと、その初戦で蓮實光にKO勝ちを収めると参戦2戦目で当時の王者・朝久泰央との対戦のチャンスを得る。そこで延長にもつれる接戦を制し判定勝ちを収め、一気にタイトル挑戦の最右翼に名乗りを挙げる。その後も白星を重ね、1年後の王座をかけての再戦でも判定勝ちを収め、K-1王座を獲得した。昨年3月にはRISEに参戦し、対抗戦でRISEライト級王者の中村寛と対戦し、負傷判定ながら勝利を収めた。K-1参戦以降は昨年9月まで10戦10勝(5KO)の戦績。プロ戦績は21戦19勝(9KO)2敗。昨年9月のペッダム・ペッティンディーアカデミー戦以降、リングを離れ、今月17日付でK-1王座を返上し、契約も満了となったことがK-1から発表された。

 与座は今後は「ONE Friday Fights」「ONE Fight Night」ONEのナンバー大会などに出場予定。ONEではジョナサン・ハガティーが王座に君臨するバンタム級(65.7kg契約)に参戦する。同級では現在、1位には初代K-1 WORLD GPライト級王者のウェイ・ルイ、4位に秋元皓貴、5位には昨年のONE日本大会で武尊を破ったスーパーレック・キアトモー9が名を連ねている。

海人vsマラット・グレゴリアン戦における一連の騒動についてSB協会とONE Championshipが和解。ともに声明を発表

2025.04.14 Vol.Web Original

 シュートボクシング協会とONE Championshipが4月14日、ともに声明を発表し「ONE 172」(3月23日、東京・両国国技館)での海人vsマラット・グレゴリアン戦に関する一連の出来事において両者間で和解が成立したことを発表した。

 ONEは「ONE Championshipとシュートボクシング協会の和解成立に関する声明」と題した声明で、大会開催後の会見でのチャトリ・シットヨートン会長兼CEOの海人に対する不適切な発言について、シュートボクシング協会と海人と直接会談の場を設け謝罪したことを報告した。

 今回の事象の原因として「計量および試合実施に関するプロセスにおいて、当事者間で認識の相違が生じており、結果として不本意な誤解を招くこととなりました。今回の対話を通じて、両者の立場と見解を共有し、相互理解を深めることができました。今後はこのような認識の齟齬が生じないよう、大会前のルールやプロセスの確認をより徹底し、明確なコミュニケーション体制を構築していくことで合意いたしました」と説明している。

 そして「ONE Championshipは、シュートボクシング協会との建設的な関係を大切にしております。今後も格闘技の国際的発展と、優れた日本人選手の世界的活躍の機会創出という目標に向け努力を続けて参ります」とSBとの今後の関係についても言及。

「ONE Championshipは、すべての選手が公正な環境で競い合えるよう、一貫したルール適用と透明性のある大会運営を堅持して参ります。今回の対話から得た知見を活かし、格闘技の国際的発展と選手の安全確保の両立に向け、より一層の努力を重ねて参ります。 今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」と結んでいる。

SB協会とONEの間で和解が成立。グレゴリアンの体重オーバー→試合中止→チャトリ氏の海人への侮辱的発言……一連の流れを振り返る

2025.04.14 Vol.Web Original

 シュートボクシング協会とONE Championshipが4月14日、ともに声明を発表し「ONE 172」(3月23日、東京・両国国技館)での海人vsマラット・グレゴリアン戦に関する一連の出来事において両者間で和解が成立したことを発表した。

 両者は話し合いの中で、計量および試合実施に関するプロセスにおいて、当事者間で認識の相違が生じたことで誤解が生まれ、今回の結果を招いてしまったことを確認。声明ではその旨とチャトリ・シットヨートン会長兼CEOの海人に対する不適切な発言について、チャトリ氏がSB協会と海人に直接会談の場を設け謝罪したことなどを報告した。

 今回の騒動はグレゴリアンがハイドレーションテストに必要な尿を提出することができず、規定時間内に計量を行うことができなかったことが発端。結局、グレゴリアンは規定時間後に計量を行い、350グラムのオーバーとなった。

 日本の団体では交通事情などで規定時間内に計量を行うことができなかった場合や再計量の際には、ルールに明文化こそされていないものの対戦相手陣営の前で秤に乗ることが慣習となっている。

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