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那須川龍心相手の防衛戦が実現しなかった現スーパーフライ級王者の花岡竜と前バンタム級王者の鈴木真彦の意外な顔合わせが実現【RISE194】

2025.10.23 Vol.Web Original

 RISEが10月22日、都内で会見を開き今年最後の大会となる「RISE194」(12月14日、東京・後楽園ホール)の第1弾カードを発表した。

 現RISEフライ級王者の花岡竜(橋本道場)と前バンタム級王者の鈴木真彦(TEAM 寿)がバンタム級のSuperFight!で対戦するという意外性のあるカードが実現することとなった。

 会見で花岡は「まず12月は本来だったら僕は防衛戦をする予定。挑戦者も散々名前を出していた選手を指名させてもらったんですが、見事に逃げられちゃって。やらないんだったら55kgに挑戦させてくれということで鈴木真彦選手を指名させていただきました」と自身の希望で実現したカードであることを明かした。そして「55kgがやっぱり日本国内での最激戦区だと思っているので、53kgのチャンピオンの僕が55kgを荒らして、もっと面白くしようかなと思っています」と続けた。

 階級を変更するわけではないが「今回、負けても勝ってもしばらくは55kgに集中してやっていこうかなという気持ち」という花岡。そのわけは「対戦相手が豊富ということもあるし、現チャンピオンの大﨑一貴をどう引きずり出そうかなと思った時に、55kgで弟の大﨑孔稀選手を倒せば自ずと出てくると思うし、今回、鈴木真彦選手にもし勝てたとしたらそのまま大﨑選手にいけるかもしれないしっていうことで。まあ、特に何も考えてないんですけど、55kgのほうが面白そうだなと思ったので、ちょっと上げてみました」とかねてから挑戦をアピールしているRISE世界スーパーフライ級王者・大﨑一貴への挑戦を見据えての実績作りの側面も口にした。その一方で「僕の目標は同時2階級制覇。RISEの後楽園大会のバナーに2本、自分のベルト姿を飾ることなので、そこを目標に頑張ります」と2階級制覇にも色気を見せた。

「最後の挑戦」と腹を決めた平岡琴が「勝ちに徹する。プライドを曲げてでも獲りに行く」と王座獲得に並々ならぬ執念【RISE194】

2025.10.23 Vol.Web Original

 RISEが10月22日、都内で会見を開き今年最後の大会となる「RISE194」(12月14日、東京・後楽園ホール)の第1弾カードを発表した。

 前王者・宮﨑小雪の王座返上に伴い、5月からスタートした「第3代RISE QUEENアトム級(−46kg)王座決定トーナメント」の決勝となる王座決定戦で平岡琴(TRY HARD GYM)と島田知佳(team VASILEUS)が対戦する。

 島田は1回戦で奥村琉奈に1RKO勝ち、準決勝では風羽に判定勝ちを収め決勝に進出。平岡は1回戦はシードされ、準決勝では辻井和花と延長にもつれ込む接戦を制し、決勝に駒を進めた。

 会見で島田は「私はデビュー当時、宮崎選手が保持していたRISEアトム級のベルトが世界で一番価値があると思って、RISEでの挑戦を決めました。その宮崎選手へ挑戦して、チャンピオンになるという目標は叶わなかったんですが、ずっとトップ戦線で活躍されている平岡選手とこうやって決勝でベルトをかけて戦えることを本当にうれしく思います。でも、12月14日はチャンピオンを決めるのにふさわしい試合をして、自分が必ず勝ちます」、平岡は 「本当に長い間、もう一度タイトルに挑戦できる日を待ちわびていたので、こうして正式に私がチャンピオンになる日が決まって本当にうれしく思いますし、すごくワクワクしています。島田選手、前回はちょっと微妙だったんですけど、1回戦ですごいインパクトのある勝ち方をしてくれたおかげで、私が今回圧勝しても“弱い新人に勝っただけ”と言われる心配はもうないのかなと思うので、美味しい展開を作ってくれてありがとうという感謝の気持ちを持って、しっかり勝ちに行こうと思っています。12月14日、私がベルトを巻く瞬間をぜひ会場で見届けていただけたらうれしいです」とそれぞれベルト獲得への意気込みを口にした。

前アトム級王者の宮﨑小雪が引退発表「足りないものは歩きながら拾っていくしかない。叶えたい事を叶えるために今から行動しなきゃと思った」【RISE】

2025.10.22 Vol.Web Original

 前RISE QUEENアトム級王者の宮﨑小雪(TRY HARD GYM)が10月22日、引退を発表した。

 宮﨑はこの日、都内で行われた会見に出席し「この度、格闘技を引退する決断を致しました。理由としては留学を通してさまざまな経験や出会いをする中で、もっといろいろな世界を見てみたいと思うようになった事がきっかけです。今後はワーキングホリデーに挑戦して、自分をもっと成長させていきたいと考えています。国や渡航時期などの詳細はこれから決めていくつもりです。9歳で空手を始めて16歳でプロデビューして18歳でチャンピオンになって、人生の半分以上を格闘技とともに歩んできました。だからこそ、この決断をするのもすごく迷って、でもそんな時にかけてもらった言葉だったり小説の1ページが自分の背中を押してくれて、覚悟を持ってこの決断をする事ができました。本当にうれしい事や楽しい事もたくさんありましたし、けど、それだけじゃなくて辛い事や苦しい事もたくさんあって。でも一人じゃ何もできないんですけど、そんな時に手を差し伸べてくれたチームメートだったり、応援してくださる皆様の存在があってここまで来ることができました。“ありがとうございます”というありきたりな言葉でしか感謝の気持ちをお伝えする事ができないんですけど、本当に私は皆様と出会えて、応援してもらう事ができて幸せな格闘技人生でした。第二の人生も格闘技で得た事を胸に、さらにもっと成長していけるように精進していきたいと思います。本当にありがとうございました」と引退の挨拶。

 宮﨑は2021年3月に紅絹を破り、アトム級王座を獲得。その後、RISEの女子のエースとして国内外の強豪相手との対戦が続き、2022年5月には小林愛理奈を相手に初防衛、国際戦で4つのKO勝ち、2024年3月にはK-1との対抗戦でK-1アトム級王者の菅原美優に判定勝ちと印象に残る勝利を重ねた。2021年1月の佐藤レイナ戦から14連勝のまま引退。プロ戦績は18戦16勝(4KO)1敗1分だった。

 昨年12月のタン・スアン・ユン戦が最後の試合。今年3月にフィリピン留学のため王座を返上することが発表されていた。

常陸飛雄馬とパヌワット・TGTがともに判定勝ちで王座決定トーナメント決勝進出。常陸「どんなことがあっても王者になる」、パヌワット「必ずベルトを獲る」【RISE192】

2025.10.20 Vol.Web Original

「RISE192」(10月19日、東京・後楽園ホール)で4選手による「第7代RISEスーパーフェザー級(-60kg)王座決定トーナメント」の1回戦2試合が行われ、常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA)とパヌワット・TGT(タイ/TARGET)が勝利を収め、来年1月の後楽園ホール大会で行われる決勝に駒を進めた。

 今回のトーナメントは前王者・大雅のMMA転向による王座返上に伴い行われるもの。

 常陸はメインイベントでGUMP(TEAM TEPPEN)と対戦した。

 GUMPは前日計量で14時の公式計量では60.15kgで150gオーバー。計量後の会見を欠席し減量に努めたが、2時間後の再計量では60.05kgで50gオーバー。さらに2時間以内に設けられた追加計量で60kgジャストで計量をクリア。RISEの公式計量のルールにより、GUMPは減点1からのスタートとなった。

 1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかけるGUMPが右ロー。常陸は左ボディーストレート。GUMPは右ローを立て続け。常陸は踏み込んで左ボディーストレート。前に出る常陸にGUMPは右ロー、左ハイ。常陸の入り際に左ジャブのGUMP。常陸は前に出て左ジャブ。GUMPは奥足へのロー。圧をかける常陸の動きを見極め的確に蹴りを合わせていくGUMP。

宮本芽依が計量オーバーのコ・ユナに大差の判定勝ちも「KOできず自分が情けなくて、悔しい」と反省【RISE192】

2025.10.20 Vol.Web Original

 RISE QUEENミニフライ級王者・宮本芽依(KRAZY BEE)が「RISE192」(10月19日、東京・後楽園ホール)で王座戴冠後の初戦に臨んだ。宮本はキックボクシングとMMAの二刀流ファイターであるコ・ユナ(韓国/BodyKick GYM)と対戦し、仕留めきれず無念の判定勝ちとなった。

 ユナは前日計量で50.20kgで規定体重の−49.0kgを1.2kgオーバー。2時間以内に設けられた追加計量でもオーバーし、結局、計量をパスすることができなかった。RISEの公式計量のルールでは試合当日に計量を実施し、前日計量をオーバーした選手の大幅な体重戻しを禁止するため、契約体重の5%以内の体重に留めることとする、となっている。ユナは当日計量では51.10kgでこの規定の51.45kgをパス。減点2とファイトマネー30%没収、そして宮本が勝利した場合のみ公式記録となり、それ以外の結果の場合はノーコンテストとなるルールのもと試合が行われた。

安本晴翔への挑戦権をかけたトーナメントで大森隆之介と梅井泰成が決勝進出。バッティングによる負傷判定で勝利の梅井は脳震とう【RISE192】

2025.10.20 Vol.Web Original

「RISE192」(10月19日、東京・後楽園ホール)でフェザー級王者・安本晴翔(橋本道場)への次期挑戦者の座をかけた4選手によるトーナメントが開幕した。1回戦2試合が行われ、大森隆之介(EX ARES)と梅井泰成(Mouton)が勝利を収め、決勝に進出した。

 1回戦第1試合で大森は翔(REVOLT)と対戦した。

 1R、ともにオーソドックスの構え。ともにローで探り合い。大森はチェンジを繰り返し機をうかがう。ともにジャブから大森が右ストレート、左右のミドル。翔は右ロー、左ボディー。大森はワンツー、前に出て右ボディー。大森は左ジャブが伸びる。翔は左インロー。大森は前蹴りからサウスポーにチェンジして左ボディー。圧をかけた大森が左ミドル、左ハイ。オーソに戻してワンツー、サウスポーにチェンジして右ジャブと変幻自在の攻めを見せる。翔はガードを固め我慢の時間が続いた。

王座決定トーナメント出場のGUMPが追加計量で規定体重をクリア。対戦相手の常陸飛雄馬は「自分の戦いをすれば自ずと最高の試合になる」【RISE192】

2025.10.18 Vol.Web Original

「RISE192」(10月19日、東京・後楽園ホール)の前日計量が10月18日、都内で開催された。

 前王者・大雅のMMA転向による王座返上に伴い行われる「第7代RISEスーパーフェザー級(-60kg)王座決定トーナメント」一回戦の第1試合に出場するパヌワット・TGT(タイ/TARGET)は59.85kg、細越竜之介(日本/team AKATSUKI)は59.95kg、第2試合に出場する常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA)は59.90kgで規定体重をクリアした。

 常陸の対戦相手であるGUMP(TEAM TEPPEN)は14時の公式計量では60.15kgで150gオーバー。計量後の会見を欠席し減量に努めた。2時間後の再計量では60.05kgで50gオーバー。さらに2時間以内に設けられた追加計量で60kgジャストで計量をクリアした。

 RISEの公式計量のルールでは公式計量をオーバーし、2時間後の再計量をパスできなかった場合は追加計量を2時間後に実施。ただし公式計量の時点で2kgオーバーは失格となる。追加計量を通過できた場合は減点1、ファイトマネーの一部没収となる。GUMPの場合は明日は減点1からのスタートとなる。

宮本芽依が戴冠後の初戦に「ワクワク」も対戦相手が計量オーバーで試合消滅の危機【RISE192】

2025.10.18 Vol.Web Original

「RISE192」(10月19日、東京・後楽園ホール)の前日計量が10月18日、都内で開催された。

 王者としての初戦に臨むRISE QUEENミニフライ級王者・宮本芽依(KRAZY BEE)は48.85kgで規定体重の-49kgをクリアしたものの、対戦相手のコ・ユナ(韓国/BodyKick GYM)は50.20kgでクリアできなかった。

 ユナは2時間以内に設けられた追加計量もオーバーし、この日は計量をパスすることができなかった。ユナは明日14時に当日計量を実施して戻し体重(51.45kg)を確認したうえで試合を行うかどうかを判断することとなった。

 RISEの公式計量のルールでは公式計量をオーバーし、2時間後の再計量をパスできなかった場合は追加計量を2時間後に実施する。ただし公式計量の時点で2kgオーバーは失格となる。追加計量を通過できた場合は減点1、ファイトマネーの一部没収での試合開催となる。

 今回のユナは追加計量を通過できなかったため、減点2、ファイトマネーの30%没収、グローブハンデ(クリアしている選手が実施の決定権を持つ)、当日計量を大会開始3時間前に実施し、前日計量をオーバーした選手の大幅な体重戻しを禁止するため、契約体重の5%以内の体重に留めることとする――といったルールを適用したうえでの試合開催となる。試合が行われた際は計量をパスした選手が勝った場合のみ、その結果を公式記録とし、それ以外の結果についてはノーコンテストとなる。

会見をかき回した大森隆之介が「自分が安本に挑まなければならない」と最後は決意のコメント。元王者の梅井泰成は王座返り咲きに執念【RISE192】

2025.10.18 Vol.Web Original

「RISE192」(10月19日、東京・後楽園ホール)の前日計量が10月18日、都内で開催された。

 今大会ではフェザー級王者・安本晴翔(橋本道場)への次期挑戦者の座をかけた4選手によるトーナメントを開催。トーナメント第1試合で対戦する大森隆之介(EX ARES)は57.45kg、翔(REVOLT)は57.4kg、第2試合で対戦する梅井泰成(Mouton)は57.50kg、吉田晄成(TEAM TEPPEN)は57.25kgで全選手が規定体重の-57.5kgをクリアした。ここで勝ち上がった2選手は早ければ年内、遅くとも年始には行われる決勝に駒を進める。

 計量後に行われた会見では大森が対戦相手の翔ばかりか梅井をも翻弄した。

 翔が「明日は自分のキャリアの中で最強の選手である大森選手と試合をするんですけど、今までのキャリアを全部出して、全力でぶつかって絶対に勝ちたいと思います」と語ると大森は「翔選手の対戦相手の中では、僕が過去最強と思ってもらってるみたいなんですけど。俺が過去最強らしいよ(笑)」と昨年6月に翔と対戦している梅井に振ったうえで「最強らしい戦い方を見せようと思います」と続けた。その試合では梅井が翔に判定勝ちを収めている。

キックボクシングの新イベント「GOAT」が10月30日に開催。RISEの那須川龍心、KNOCK OUTの龍聖、元K-1の松倉信太郎の各団体の元王者が参戦

2025.09.29 Vol.Web Original

 キックボクシングの新しいイベント「キックボクシングフェス『GOAT』」の開催発表会見が9月29日、都内で開催された。

 この「GOAT」というのはスポーツ界において史上最高の選手にのみ贈られる称号である「Greatest Of All Time」の略語。そして「GOAT」は“団体”ではなく、あくまで“イベント”という位置づけで、各団体やジムと協力関係を築いたうえで選手を招聘し大会を開催する。特定の主催者や代表者、プロデューサーと言った役職を設けず実行委員会形式でイベントを主催。また「キックボクシングフェス」という冠は所属事務所の枠を超えてアーティストが一堂に会して行われる音楽フェスをイメージしたもの。

 大会は10月30日に東京・後楽園ホールで開催。2日後の11月1日にはテレビ東京系全国6局ネットにて地上波放送される。放送時間は16時~17時45分。TVerでも1カ月間、無料で見逃し配信もされるという。

 この日は出場3選手が発表されたのだが、その3人というのは前RISEフライ級王者の那須川龍心(TEAM TEPPEN)、元KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者の龍聖(BRAID)、前K-1 WORLD GPミドル級、元KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王者の松倉信太郎(TEAM VASILEUS)という国内メジャー団体でベルトを巻いたトップ選手たち。

世界王者・志朗への挑戦狙う大﨑孔稀が判定勝ちに「言動と行動が伴うように結果で見せていく」と反省の弁【RISE191】

2025.08.31 Vol.Web Original

「RISE191」(8月30日、東京・後楽園ホール)のメインイベントでRISEバンタム級王者の大﨑孔稀(OISHI GYM)がSuperFight!でISKAフリースタイル世界フェザー級王者のジラリー・キャルービー(フランス/CARCHARIAS GYM)と対戦した。試合は大﨑が内容では圧倒するも、仕留めきれず判定勝ちに終わった。

 キャルービーは昨年3月にRISEに初参戦し、孔稀の兄・一貴とISKAオリエンタルルール世界フライ級タイトルマッチで対戦するも、ジャッジ3者とも50-45の大差で敗れている。しかしその後は10戦10勝(5KO)と覚醒しての再来日。

 大﨑はここまで45戦のキャリアがあるものの、ヨーロッパ系の選手との対戦はこの日が初めて。現在8連勝中で、最後に敗れた試合は2022年10月の志朗戦までさかのぼる。RISE世界バンタム級王座に君臨する志朗への挑戦をアピールしている大﨑にとっては落とせない試合だった。

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