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「THE MATCH 2」から「RIZIN男祭り」へ。榊原CEO「いろいろ封印してきたものを全部やる。プロモーター人生をかけて勝負に出る」【RIZIN男祭り】

2025.03.07 Vol.Web Original

 RIZINが3月7日、都内で会見を開き、5月4日に東京ドームで「RIZIN男祭り」という名称で大会を開催することを発表した。

 当初、この日は平本蓮(剛毅會)と朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)の再戦をメインとする「THE MATCH 2」の名称で開催の予定だったのだが、3日に平本が右肩の「外傷性肩関節不安定症」で全治6カ月との診断が下ったため欠場することが発表されていた。RIZINでは平本の欠場を受け、大会のコンセプトを「最高の格闘技の祭り」に切り替え、それに伴い大会名も「RIZIN男祭り」に変更しての開催となった。

 会見の冒頭、榊原信行CEOは「1回、THE MATCHは忘れてください。ガラっとコンセプトを変えて、最高の格闘技の祭りを5月4日に東京ドームで作り出したい」と語った。

 その決断の大きな理由の一つとなったのが朝倉の参戦決定。榊原氏は「2カ月前の段階で相手が変わったが、東京ドームのリングに立つと決めてくれた。でかい祭りにしたい。未来の復活祭でもあり、RIZINの10周年の記念のお祭り。タイトルを何にしようかと思ったが『THE MATCH 2』という次元を超えて新しいタイトルをぶち上げる。『RIZIN男祭り』でいく。いろいろ封印してきたものを全部やる。タイトルマッチもやるし、久しぶりのグランプリも5月4日からやる。この祭りに俺も乗りたいと言ってくれるファンと選手の力を使って東京ドームで熱狂を作る」と熱を込めた。

平本蓮が右肩を手術し欠場。朝倉未来の出場は未確定も榊原CEOは「チャンスはピンチの形をして現れる」と開催に向けて前向き【THE MATCH 2】

2025.03.03 Vol.Web Original

 RIZINが3月3日、オンラインで会見を開き「THE MATCH 2」(5月4日、東京・東京ドーム)で行われる予定だった平本蓮(剛毅會)と朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)の再戦が中止となったことを発表した。この日の会見は当初は2月27日に開く予定だったのだが、直前になって中止となっていた。

 同大会については昨年大晦日に開催を発表。昨年7月28日の「超RIZIN.3」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で戦った2人の再戦を行う予定だった。

 会見の冒頭、榊原信行CEOは「朝倉未来vs平本蓮の再戦は中止とさせていただく。平本蓮選手のケガによって、5月4日に朝倉未来との試合に臨むのは不可能という結論に達した」と平本がケガにより欠場することを報告。その症状は右肩の「外傷性肩関節不安定症」で2月下旬に手術を行い全治6カ月という重傷。

 平本から連絡を受けたRIZINがオフィシャルドクターで日本における肩とヒジの権威である菅谷啓之医師に診断してもらった結果「とてもではないがこの状態はすぐに手術すべき」という診断が下ったという。

 榊原氏は「5月4日に平本蓮との再戦ということで復活すると決めた朝倉未来にもこの状況を伝えた。未来ともいろいろな話をここまでもしてきたし、これからもしていきたい。平本がケガで戦えないという状況の中で、朝倉未来が相手が変わって、この日を復活の日として気持ちを作って、RIZINのリングに戻って来るかどうか。その思いをこの数日の中で未来としっかり向き合って、相談して決めてもらいたいと思っている」と朝倉の出場については現段階で確定していないことを明かしたうえで「僕としては何が何でも未来に東京ドームのリングに上がってほしい、上げたいと思う。そんな簡単な話ではないと思うが、未来の鬼気迫る、殺気だった戦いを待ちわびている多くのファンもいると思うので、僕は一人のプロモーターとして5月4日に朝倉未来の復活祭をプロデュースさせてほしいと思っている。未来にもその思いは伝えるが、最後は朝倉未来がどう決めるか」と続けた。

技能賞の金子晃大に石井和義氏がRIZIN、RISEへの出撃指令「K-1の強さを見せつけてほしい」【K-1 AWARDS】

2025.02.27 Vol. Web Original

 K-1グループの年間表彰式「K-1 AWARDS 2024」が2月26日、都内で開催され、K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)とスーパー・ライト級王者のヨードクンポン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)が技能賞を獲得した。

 金子は2024年、まずはRISEに乗り込み、2022年の「THE MATCH 2022」で敗れた鈴木真彦へのリベンジを達成。7月から始まったK-1の「-55kg世界最強決定トーナメント」では1回戦でカン・メンホンにKO勝ちを収め、9月に行われたトーナメントの決勝ラウンドでは準決勝で璃明武、決勝で大久保琉唯を破り優勝。12月の代々木第一体育館大会ではアスランベック・ジクレーブに判定勝ちを収めた。年が明けて今年2月の代々木第二体育館大会にも参戦し、マノリス・カリスティスに判定勝ちを収め、盤石の強さを見せつけた。

 ヨードクンポンは昨年9月に行われた「第7代スーパー・ライト級王座決定トーナメント」でK-1初参戦を果たすとカン・ビナール、イヌオット・ポパ、稲垣柊を破り王座を獲得。今年2月の代々木第二体育館大会では鈴木勇人を破り初防衛に成功している。

元谷友貴を相手に初防衛戦の井上直樹が「しっかり防衛して美味しいうどんを」【RIZIN.50】

2025.01.31 Vol. Web Original
 RIZINが1月31日、都内で「RIZIN.50」(3月30日、香川・あなぶきアリーナ香川)の追加カード発表会見を開催した。会見には昨年大晦日に初防衛戦が発表されているバンタム級王者・井上直樹(Kill Cliff FC)が登壇した。井上は大晦日に行われた「バンタム級王座次期挑戦者決定戦」で秋元強真(JAPAN TOP TEAM)を完封した元谷友貴(アメリカン・トップチーム)と対戦する。
 
 井上は昨年9月に行われた王座決定戦でキム・スーチョルを1RTKOで破り、RIZIN参戦10戦目で王座を獲得した。会見では「今回、元谷選手との試合が決まりました。一度勝ってはいますが気を抜かずにしっかり防衛して美味しいうどんを食べて帰りましょう」といつものようにクールなコメント。
 
 元谷は現在、アメリカで練習中で会見は欠席。RIZINを通じて「DEEPの元谷です。今回会見に出席できずすみません。RIZIN.50で井上直樹選手とタイトルマッチが決まって、今アメリカで練習しています。僕はRIZINでは10年戦ってきて、初のタイトルマッチでベルトへの思いもありますが僕がやってきたことを全部試合で出し切れるように3月30日まで気を抜かず集中したいなと思います。井上選手はとても強く素晴らしい選手だなと思っています。僕にとってすごく厳しい戦いになるのはわかっていますが、ちゃんと自分の弱さと向き合って超えていきたいなと思っています。井上選手、当日は最高の試合をしましょう!」とコメントした。

前王者・鈴木千裕が早くも再始動。YA-MANと激闘展開のダウトベックと対戦【RIZIN.50】

2025.01.31 Vol.Web Original
 RIZINが1月31日、都内で「RIZIN.50」(3月30日、香川・あなぶきアリーナ香川)の追加カード発表会見を開催した。
 
 昨年大晦日にクレベル・コイケに敗れ王座から陥落した前フェザー級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が早くも再起戦に臨む。相手は大晦日にYA-MANを激闘の末、破りRIZINでの戦績を3戦3勝(2KO)としたカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン/Turan Orda/Tiger Muay Thai)。
 
 鈴木は「最短で王者に戻るには強敵を倒さないとなので、今回、強敵との対戦ありがとうございます。KOでぶっ倒します」と力強くコメント。
 
 会見を欠席したダウトベックはRIZINを通じて「ファンの皆様サラームアレイクム! 前回の試合から少し休暇を経て次の試合に向けて準備をしています。元チャンピオンで日本格闘技界の若いスター選手と戦います。この試合は間違いなく素晴らしい内容になると思います。この試合は絶対に見逃さない方が良いです。緊張感溢れるスリリングな試合を約束します。その日まで、みなさんお元気でお過ごし下さい。皆さんと一緒に勝利を祝う事を楽しみにしています!」とコメントした。

RIZINでMMAデビューの大雅がスーパーフェザー級王座を返上。61.5kgトーナメントも出場せず【RISE】

2025.01.21 Vol.Web Original
 RISEが1月21日、都内で会見を開き、スーパーフェザー級王者の大雅(TRY HARD GYM)の王座返上を発表した。
 
 RISEでは3月29日に東京・両国国技館で開催される「RISE WORLD SERIES 2025」から61.5kgのワールドトーナメントを開催予定で、もちろん大雅も出場予定だった。しかし大雅は昨年大晦日の「RIZIN.49」でMMAに初挑戦。RIZINでの会見などでトーナメント出場については明言せず、さらに「MMAに専念したい」といった内容のコメントも口にしていた。
 
 会見でRISEの伊藤隆代表は「スーパーフェザー級王者の大雅についていろいろと憶測やニュースが流れているが、昨年、トーナメント参戦でジムからは了承を得ていた。今年に入り、やり取りをさせていただき、MMAに挑戦したいとなったので、今日付けでスーパーフェザー級のタイトルを返上してもらうこととなった。私自身、RISEとしても結構長いやり取りをさせていただいた。選手とジムサイドとの相違などいろいろなことがあったが、今年に入って急展開があった。そこに関してはトーナメントに参戦せずにMMAに集中という形となった」と大雅の王座返上とトーナメントへの不参加を発表した。
 
 そして「我々としてもタイトルを持っている人間には防衛義務があったり、トーナメントに参戦してもらえるということを了承を得ていた部分もあったが、TRY HARD GYMとはしっかり選手を管理していただくことも話をさせていただいた。本人については陰ながら応援したいと思う」などと続けた。
 
 大雅の王座返上に伴う王座決定戦については「61.5のトーナメントをやっているというトップ選手が不在の状況なので、良きタイミングで行いたい。年内には決めたい」などと語るにとどめた。

壮絶なKO負けの久保優太「とにかく最後まで試合を投げたくなかった」 サラさんは「初めて涙が出そうになった」とねぎらいの言葉【RIZIN.49】

2025.01.01 Vol.Web Original
 RIZINフェザー級王座獲得を目指していた元K-1 WORLD GPウェルター級王者の久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)が「RIZIN DECADE/RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ ※ABEMA PPV等で配信)でラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)と対戦した。試合はシェイドゥラエフのグラウンドでのパウンド、鉄槌、ヒジといった強烈な打撃の前に無念のレフェリーストップによるTKO負けを喫した。
 
 久保は試合後の会見場に弟でセコンドを務めた久保賢司、元妻のサラさんに支えられ現れた。
 
 久保の顔はシェイドゥラエフの打撃で傷だらけ。それでも久保は「まず、あそこでミドルを打ってヒザ蹴り行ってしまって距離が近くなってしまい、簡単に懐に入らせてしまったので距離をしっかり取れなかった。早い時間で自分が効かせる前にテイクダウンされてしまったので、なかなかプラン通りに行かなかったというか、完膚なきまでにやられてしまった感じですね」と1Rに久保がヒザ蹴りを放った際にテイクダウンを許してしまった場面を振り返った。
 
 シェイドゥラエフについては「本当に強いってことは想像はしていた。想像通り強かった。パウンドとかより、サイドを取られたり、ハーフのところからのあのヒジがめちゃくちゃ効きました。ヒジがかなり効いた」とさまざまな局面で放たれたヒジ打ちの威力を挙げた。

死闘を制して王座奪還のクレベル・コイケ「鈴木は弱虫じゃなかった」 敗れた鈴木千裕は「彼に勝つために彼に技を教えてもらう」【RIZIN.49】

2025.01.01 Vol.Web Original
 RIZINの10回目の大晦日大会となる「RIZIN DECADE/RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ ※ABEMA PPV等で配信)のメインイベントで行われた「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)に元王者のクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)が挑戦した。
 
 試合はグラウンドで主導権を握ったクレベルが3-0の判定で勝利を収め、王座奪還に成功した。
 
 2人は昨年6月の「RIZIN.43」で当時RIZINフェザー級王者だったクレベルに鈴木が挑戦する形でタイトル戦が行われる予定だったのだが、前日計量でクレベルが契約体重を超過したため王座はく奪。鈴木が勝てば王者に認定されるという条件のもと試合が行われ、クレベルが勝利を収めている(記録上はノーコンテスト)。
 
 その後、王座は朝倉未来とヴガール・ケラモフの間で決定戦が行われ、ケラモフが勝利。ケラモフにアゼルバイジャン大会で挑戦した鈴木が王座を奪取して、今年4月に金原正徳を破り初防衛に成功。今回が2度目の防衛戦だった。

サトシが難敵ケラモフに一本勝ち。4度目の防衛成功でライト級で敵なし状態【RIZIN.49】

2025.01.01 Vol.Web Original
 RIZINの10回目の大晦日大会となる「RIZIN DECADE/RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ ※ABEMA PPV等で配信)で行われた「RIZINライト級タイトルマッチ」で王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)が前フェザー級王者のヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)を相手に防衛戦に臨み、1Rに三角絞めで一本勝ちを収め、4度目の防衛に成功した。
 
 サトシは2021年にトフィック・ムサエフとの王座決定戦で勝利を収めライト級王座を戴冠。これまで矢地祐介、ジョニー・ケース、ルイス・グスタボを相手に3度の防衛を果たしている。
 
 ケラモフは2023年7月に「超RIZIN.2」で行われた王座決定戦で朝倉未来に1Rで一本勝ちを収めフェザー級王座を獲得。11月に自国で開催された「RIZIN LANDMARK 7」で鈴木千裕を相手に初防衛戦に臨むも1RでKO負けを喫し王座陥落。同大会で起きたトラブルが原因で拘留されていたが、嫌疑が晴れ、拘留が解けたことから11月の名古屋大会で約1年ぶりにRIZIN出場を果たし、摩嶋一整に1R28秒で秒殺KO勝ちを収めた。

堀口恭司がズールーと激闘の末、初防衛に成功も判定決着に「大晦日にしょっぱい試合をしてしまってすいません」【RIZIN.49】

2025.01.01 Vol.Web Original
 RIZINの10回目の大晦日大会となる「RIZIN DECADE/RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ ※ABEMA PPV等で配信)で行われた「RIZINフライ級タイトルマッチ」で王者・堀口恭司(アメリカン・トップチーム)がエンカジムーロ・ズールー(南アフリカ/CIT Performance Institute)に3-0の判定勝ちを収め、初防衛に成功した。
 
 堀口は昨年大晦日に神龍誠を破り、初代フェザー級王者となった。6月にはかつてBellatorで敗れているセルジオ・ペティスに終始リードしての完封勝利を収め、リベンジを果たしている。ズールーは南アフリカの格闘技団体EFCのバンタム級とフライ級の元2階級王者。9月にRIZIN初参戦を果たすと修斗2階級制覇王者の新井丈をTKOで破り、今回の王座挑戦にこぎつけた。

元谷友貴が次期挑戦者決定戦で秋元強真を完封。3月30日の香川大会で井上直樹に挑戦【RIZIN.49】

2025.01.01 Vol.Web Original
 RIZINの10回目の大晦日大会となる「RIZIN DECADE/RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ ※ABEMA PPV等で配信)で行われた「バンタム級王座次期挑戦者決定戦」で元谷友貴(アメリカン・トップチーム)が秋元強真(JAPAN TOP TEAM)を完封し、3-0の判定勝ちを収めた。
 
 この勝利で元谷は2025年3月30日に香川県のあなぶきアリーナ香川で開催される「RIZIN.50」でバンタム級王者・井上直樹(Kill Cliff FC)への挑戦が決まった。
 
 1R、オーソドックスの元谷とサウスポーの秋元。秋元が圧をかける。秋元が左インロー。元谷はパンチ、右インロー。秋元は右フック。元谷は右インロー。元谷のミドルをキャッチした秋元がボディーブロー。元谷がパンチを振ってタックル。コーナーに押し込む。そしてテイクダウンに成功しグラウンドでバックを取るが、秋元は立ち上がることに成功。しかし元谷はすぐにまたテイクダウン。上を取る。ハーフで元谷がコツコツとパンチ。秋元がガードに入れる。元谷はコツコツとパンチ。元谷はハーフ。そしてフロントチョークの体勢に。体勢を入れ替え、マウントの体勢で絞め上げる。秋元が首を抜いて脱出。元谷はスリーパーを狙う。

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