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井上尚弥 4団体統一へ王手のはずが…WBCとWBO王座統一戦がまさかの消滅

2021.07.09 Vol.743

 世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)バンタム級統一王者の井上尚弥(28=大橋)が 6月19日にボクシングの聖地、米ネバダ州ラスベガスで行われた防衛戦でマイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)に3R2分45秒でTKO勝ちを収めた。

 目標とする4団体統一へ王手をかけた…と思われたが、そうは簡単に事は進まなかった。

 ボクシングにはWBA、IBFの他に、世界ボクシング評議会(WBC)、世界ボクシング機構(WBO)の主要4団体があり、それぞれがチャンピオンを認定している。その全てのベルトを併せ持つ統一王者は過去6人しかいない。強さが必要なのはもちろん、統一戦を望んでも興行面も含めてさまざまな思惑が絡んでくるからだ。

 今回、井上がダスマリナスを倒した6月19日にWBC王者のノニト・ドネア(38)とWBO王者のジョンリール・カシメロ(31)=ともにフィリピン=が、8月14日に統一戦を行うと発表された。井上としては、その勝者との一戦を制すれば4団体統一となる。プロモート契約を結ぶ米興行大手トップランク社のボブ・アラム氏も「(ドネア−カシメロ戦の勝者と)来年の早い時期に日本でビッグファイトを行う」と明言し、4団体統一への道が一気に開けたかに思えた。

 ところが6月29日、ドネアがドーピング検査に対するカシメロ陣営の消極的な対応などを理由に、2団体統一戦の中止を自身のツイッターで表明。2団体統一王者同士が対戦して雌雄を決する戦略は、修正を迫られることになった。

 それでも井上はツイッターに「(チャンピオンベルトを)一本ずつ取りに行くか」と記し、ドネア、カシメロと1人ずつ戦い、あくまで4団体統一を目指す意志を示している。

 トップランク社は7月6日にはインスタグラムで井上の次戦について「誰がいい?」とフォロワーに呼び掛けた。果たして井上の望むカードは実現するのだろうか。

“戦うシングルマザー”WBO世界王者の吉田実代が「JCI JAPAN TOYP」で会頭特別賞受賞

2021.07.03 Vol.Web Original

405名の中から20名のファイナリストに選出

 プロボクシングのWBO女子世界スーパーフライ級王者の吉田実代(三迫)が7月3日、東京都内で行われた日本青年会議所(JCI JAPAN)の「第35回青年版国民栄誉賞 TOYP(The Outstanding Young Persons)2021」の授与式に出席し、「会頭特別賞」を受賞した。

 吉田は総合格闘技、キックボクシング、シュートボクシング(SB)を経てボクシングに転向。2017年にJBCが新たに創設した日本女子王座の第1号となるバンタム級王座を獲得。2018年にはOPBF東洋太平洋バンタム級王座も獲得。そして2019年にはWBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦で勝利を収め世界王者となった。

 しかし昨年12月に奥田朋子に敗れ、王座から陥落。今回の表彰式の4日前となる6月29日に奥田とのダイレクトリマッチに臨み、2-1の判定で勝利を収め王座奪還に成功したばかりだった。

 今回の「JCI JAPAN TOYP」というのは環境、医療、経済、政治、科学技術、文化、芸術、スポーツなどのあらゆる分野において、社会に持続的なインパクトを与えることができる可能性を秘めた若者、地域に好循環を起こす傑出した若者を発掘し、応援する機運を高めていくもの。

 吉田は出身地である鹿児島の青年会議所(JCI鹿児島)の推薦でエントリーし、405名の中から20名のファイナリストに選ばれていた。

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